夢を叶える『商い』を応援する税理士のブログ -6ページ目

やっぱり売上アップが一番大事だよね!でいいの?

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「やっぱり売上アップが一番大事だよね!でいいの?」です。


社長さん(以下:S)

「先生さ、やっぱりこの時代売上が上がらないとまずいでしょ!

確かにお金の問題はあるけど、分母が増えなきゃ、お金も

入らないからね」


松崎(以下:M)

「確かにそうかもしれません。

でも同じくらいお金に目を向けませんか?」


S「いや、向けてるって。

  だからこそ、売上をアップするんでしょ」


M「おっしゃる事は充分に分かるのです。

  ただ、御社の売掛債権の回収度合いを見ますと・・・」


S「それはこれから回収するから、いいの!」


M「では、いつまでに回収しきれるかを

  約束してもらっていいですか?」


S「おっ、いいよ!さ来月までに全額回収しますよ!」


M「加えて、なぜ回収度合いが下がったかを考えてみませんか?

  いろいろな事情があると思いますが、接触回数が減っている

  のかもしれません。または少し待ってといわれているのかも

  しれませんね」


S「先生のところはどうなの?

  うちはちゃんと払っているでしょ」


M「はい、おかげさまでちゃんといただいています。

  ただ、うちも社長さんの事が言えないところもありますよ」


S「じゃ、お互いに回収を進めないとな!」


M「そうですね。

  自分自身で納得のいく志事をしているのであれば、

  やはりきちんと請求して回収しないといけません。


  やるだけやって未回収では自分の価値を下げている事に

  なりかねませんから」


S「同病相哀れむではないが、

  何となく分かるような氣がするよ。

  ただ、それではいけない。

  従業員を守るためにも、しっかりと回収しないといけないな」


M「自分がパーフェクトにできないと人に伝えてはいけないのでは

  誰にも何も伝えられません。


  いい事であれば、自分ができているかいないかを問わず

  伝えないといけないと思っています。


  それは伝えることで早く氣づいていただければ、

  それだけ早くいい方向に向かっていただけるからです」


S「まぁ、お互い人間だからな」


M「おっしゃる通りです」


売上を上げる事はとても大切です。

利益を獲得する事も大切です。

しかし、一番大切な事はお金を途切れさせない事です。


売上の前に、利益を考えましょう。

利益と同時に回収を考えましょう。


商売とはやり方や手法は難しくなっても

根本は変わらないと思います。



  

オンリーワンにはなるのではなく、なっていく

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


誰かのオンリーワンの存在になりたい!!

って思っている方はたくさんいらっしゃると思います。


私もそうです。


でも、オンリーワンの存在になるのは簡単でしょうか?

いろいろな手法があり、いろいろな表現もあるのでしょうが、

かなり難しいのではないかなと思います。


それは、オンリーワンの存在に「なる」のではなく、

「なっていく」からです。


時の経過と行動の積み重ねが必要ということになります。


それは人間関係が関わっている全て同じ事だと思います。

※「一目ぼれ」などありますから、例外はあります。


営業も、人事も、経営も同じだと思います。


そして、それは会計でも同じなのです。

時の経過に応じて適切に整理し、会計処理していくからこそ

そのものに価値があり、使えるデータになると思います。


それは「だからどうした?」という話もあります。


でも、どうでしょう?


バレンタインデー(ホワイトデーでもいいのですが)

の日に一生懸命時間をかけて作ってきたものを

もらうのと、ありきたりのものをもらうのとでは

印象が違いますよね。


融資の時に、これは毎日、毎月しっかりとつけた帳簿から

算出した試算表やデータを出せば、話す言葉に力が

入って伝わりやすいと思います。

(結果はそれだけでは決まりませんが)


だからこそ、将来の計画の信ぴょう性が出てくると思うのです。

その場だけではなく、見えない所でもしっかりと

やれるという姿勢が示せると思います。


まずは地道なところから始めてみましょう!


その地道さがバックボーンになって、

社長さんを支え、会社を支えていくのだと

思います。


オンリーワンになるのではなく、

なっていきましょう。


まだまだ過程ですので、

これからチャレンジしていくことが大切です。



今のサービスのままでいいのですか?

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


昨日の税理士会の研修を受けて、

「これから変わらないといけない」

と思いました。


統計の手法を学ばせていただいたのですが、

社長さんの判断をいかにサポートできるか?

をよくよく考えて、対応して行かないといけない

と思います。


勘や経験は社長さんがお持ちです。

その勘や経験は今までのさまざまなデータから

成り立っている事が多いはずです。


社長さんの勘も外れる時があります。

データも外れる事があります。


いい意味の外れであれば、結果オーライですが、

そうでない場合にはダメージが痛いです。


そのズレをいかに小さくしていくのか

そのためにはどんなお役にたてるのか、

などいろいろ考えさせていただきました。


全てを一氣に変える事は容易ではありません。

しかし、私達を待たずに時代は変わっています。


とどまるのか、進むのか、

走るのか、歩くのか。


時代に対応できるものだけが生き残れるのであれば、

社長さんも私達も時代に対応していく必要があると思います。


ただ、時代には流される前に乗る!


そう言うつもりでいようと思います。

経営には勘と度胸と・・・

経営に必要なのは勘と度胸と社長さんの人間性と経営センスと忍耐力と・・・といろいろあります。

ただ、個人的には「判断力」と「行動力」と「明るさ」だと思います。

判断力があれば迷わず動けます。行動力があれば結果がでます。明るさがあれば結果に振り回されません。

もっと根本的な事もありますが、起業する際にはいい判断基準になります。

必要な資質はすでに自分の中にあるのかもしれません。

現実を見据えて、自分の資質に氣づき、培い、大切に育てて行きましょう!


社長さんが決算書を読みたくないのはなぜ?

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「社長さんが決算書を読みたくないのはなぜ?」です。


社長さん(以下:S)

「先生、私は昔っから数字が得意じゃないんだよね!

だから言われている事が良くわからないんだ」


松崎(以下:M)

「そうですか。私の説明が良くないのですね・・・。

もっと分かりやすくお伝えしないといけないですね。


ただ、社長さんは昔っから数字が得意じゃないという

お話でしたが、いつ頃氣づきましたか?」


S「そうだな。小学生くらいかな?」


M「なるほど。本当に昔っからなのですね。

  でもどうして得意じゃないと分かったのですか?」


S「何か見ているだけで、悩ましくなるというか

  つまらないというか・・・」


M「数字をみていてもつまらないって皆さん言われます。

  でもその数字に意味があったらどうでしょうか?」


S「意味?」


M「そうです。決算書に出ている数字にも意味があります。


  例えば、仮に売掛金が前期200万で当期が400万だとします。

  それだけで、売上が上がった?、回収が遅れている?など

  が考えられます。


  それに付随して、売上が上がったのに売掛金が増えているのは

  当社の回収方法や回収サイトに問題がないのか?


  また回収が遅れているとすれば、どのお得意様の回収が遅れて

  いるのか?そのお得意様との今後の取引条件をどうすればいいのか?


  また、買掛金との比較はどうなっているのか?

  粗利は変動しているか?


  などたくさんの考える事があります。


  しいて言えば、答えが見えていない推理小説のようなものでしょうか。

  ただ、全てノンフィクションではなく、フィクションです。


  そして、社長さん自身の事です。


  数字を避ける前に、数字がどうできてきたのかを知ると

  親しみがわいてきます。


  何より社長さんが決めて、会社が動いた結果ですから、

  読み解いてあげてください」


S「そう言われればそうだな。

  読めないと避ける前に、自分から近付かないとな」


M「そうです。私も昔、算数や数学は苦手でしたから。

  人間やればできる!のかもしれませんね」


決算書もハリーポッターや宇宙戦艦ヤマトと同じように

物語があります。


それがダイナミックかつドラマティックに表示されているか

数字として無機質に並べられているのかの違いです。


数字を読む力をつけて行きましょう。