回収できていない売掛先はどうしますか？

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。

今日は「回収できていない売掛先はどうしますか？」です。

「先生さ、うちも今月給与の源泉税を払うだろ、

　　　賞与も払うだろ、給与も払うだろ、年末調整の還付もするだろ、

　　　資金繰りがかなり厳しい。どうにかならないものかね」

「毎年、この時期は辛いですよね。

　　返してもらえる方は嬉しい時期ですが、払う方は辛い時期ですね。

　　賞与のための短期資金を借りる事も検討しながら、

　　別の方法も考えましょう。

　　前回もお話ししましたが、売掛金の回収が進んでいないように

　　見受けられます」

「請求書は出しているのだが、なかなか支払がないのが現状なんだ」

「そうですか・・・。それじゃ、請求先に行きましょう！

　　　面と向かって払えないといわれるかもしれませんが、

　　　行くことで相手の事情も分かるし、今後の取引の方針も

　　　検討できますよ」

「ただ、年末は忙しくてな・・・」

「社長さんだから、いろいろな人脈がおありになると思います。

　　　でも、もしどうしてもというものでなければ、お休みする事も

　　　検討する必要があると思います。

　　　本業が維持できてこそ、初めて人脈は活きると思います」

「そうだな。面と向かって請求するのが言いにくいという事の

　　　言い訳をしていたのかもしれない。

　　　そもそも、見積もりを出して、しっかりとした仕事をしているのだから

　　　正々堂々と請求に行けるよな。

　　　それにうちの社員がやった仕事の価値を下げることにもなる。

　　　ちょっと行ってみるわ！」

「おっしゃる通りです。

　　　節約する事もとても大切ですが、しっかりお金をもらう事も

　　　とても大切ですし、その方が社員の皆様の士氣も上がるはずです。

　　　行く時間がもったいないかもしれませんが、

　　　この時間を使う事で御社にとっていい効果が出ると思います。

　　　大変とは思いますが、是非、社長さんご自身が動いて、

　　　社員の皆様に見せてあげてください」

「ゴルフのスコアを見せるだけではまずいってことか（笑）」

「これからは仕事の方でも社長さんの存在を見せて行きましょう！」

人はメールより手紙、

手紙より電話、

電話より面談

の方がより相手の事を知る事ができると思います。

年末の慌ただしさが最高になる前に、

年末の資金繰りを検討する前に、

回収できていない売掛金があれば、

その回収を検討しましょう。

きっと社長さんの出番だと思います。

会社の数字とゴルフのスコアは関係あるの？

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。

今日は「会社の数字とゴルフのスコアは関係あるの？」です。

社長さん（以下：Ｓ）

「先生さ、最近コレステロール値が高いって言われるんだよね。

　かみさんからも痩せろ！痩せろ！って言われるんだけど、

　付き合いとかでどうしてもねぇ・・・。

　なんかいい方法ないかね？」

松崎（以下：Ｍ）

「うーん、それでは現場で社員さん達と一緒に

　荷物運びをしますか？

　体も動かせて、現場にも出れて、コミュニケーションもとれて

　いいことづくめかもしれませんよ」

Ｓ「おいおい、この歳じゃ邪魔になっちゃうよ。

　　ゴルフとかに行っているから運動していると思うんだけどな」

Ｍ「ゴルフって、カートとかに乗るのですよね。

　　社長さんはゴルフが達者だから、フェアウェイに乗るし、

　　それほど歩かないでしょ」

Ｓ「まぁ、そう言われてみればそうだな・・・」

Ｍ「社長さんのコレステロール値もそうですが、

　　会社の方もちょっと在庫が多くなってないですか？

　　その確認も含めて、現場に出てみられては？

　　とお話ししているつもりではいます。

　　また、ちょっと売掛金の回収も少し遅れがちになってきて

　　います。

　　支払の方は現段階ではスムーズに行われているので、

　　支障は出ていませんが、いずれ問題になるかもしれません。

　　今のうちにちょっと手を打った方がいいかもしれません」

Ｓ「そうだな～。

　　もしかしたら、ドンドン仕事をしていた方が痩せるかもしれないな。

　　昔はもっとドンドン仕事をしていたからな。

　　それじゃ、一つやってみるか！」

Ｍ「でも、無理は禁物です。

　　社長さんは一人しかいらっしゃいませんから。

　　まず数字を把握して、分析して、それからポイントになるところを

　　中心に動いていきましょう。

　　ゴルフのスコアよりいいアベレージがでるように、

　　私もお手伝いします」

Ｓ「先生はゴルフしないからなぁ～」

Ｍ「そうですね。性格が出るといわれるので、

　　やめています（笑）」

すぐに動けるのはいつも氣にして数字を把握しているからです。

ゴルフのスコアが良くなるのも、常にゴルフに接しようとしているからです。

ゴルフのスコアをよくするように

会社の数字も楽しみながら良くしていきたいですね。

年末が差し迫った今だからこそ、

毎月の数字に触れてみてください。

必要なものと必要でないものが

少しずつ見えてくるようになってきます。

もしかしたら、ゴルフコースの攻略と

経営判断はおなじようなものかもしれませんよ。

社長さんのこだわりが結果を引き寄せる

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。

今日は富士山がきれいに観れました！！

あれだけ雄大で、美しい存在はそうそうないと

思います。

さすが日本一！！

私自身は一隅を照らしながら、

富士山の頂へ向けて淡々と歩んでいきます。

今日は「社長さんのこだわりが結果を引き寄せる」です。

社長さん（以下：Ｓ）

「先生は仕事上でこれは譲れない！ってものはあるの？」

松崎（以下：Ｍ）

「そうですね。やはり社長さんに喜んでもらう事ですかね」

Ｓ「それじゃ、喜ぶから顧問料いらない？」

Ｍ「それは勘弁して下さいよ（笑）。

　　社長さんのこだわりは何ですか？」

Ｓ「やはり会社がしっかり儲けて、みんなにきちっと分配できる

　　事かな。

　　あ～、先生も入っているから、安心して(笑）

　　そのためには、いいものを提供して、いいやり方でアピールして

　　いかないとな」

Ｍ「安心しました（笑）

　　でも、おっしゃる通りです。

　　しっかりと利益を稼ぐ事が必要です。

　　みなさん『それは分かっているんだ！でも無理だろ！』と言います。

　　確かにそうかもしれません。

　　しかし、無理と決めつける前に、できる事はありませんか？

　　精神論ではなく、まだまだやれる事はあるはずです。

　　今の自分の視点から見ているから、他の景色が見えないのです。

　　富士山もふもとと頂上では全く違います。

　　少し視点を変えて考えてみるのもいいと思いますよ」

Ｓ「なるほどね。

　　で、先生はどうなの？できてるの？」

Ｍ「まだまだですね。

　　でも、意識があれば、常に考えていれば、

　　答えはきっと出てくると思っています。

　　そう思わないと、この不透明な時代は乗り切れないですよ。

　　誰かを信じる前に自分を信じていかないとと思います」

Ｓ「考えだけで現実がうまく行ったら、世話がないよね」

Ｍ「そうです。すぐには現実は変わりません。

　　だからこそ、こだわっていこうと思います。

　　社長さんが起業した理由にこだわって、事業を堅実にされている

　　ように、自分自身でのこだわりをしっかりと持っていく事が大切

　　だと思います」

Ｓ「まぁ、考えるだけならタダだしな（笑）」

Ｍ「おっしゃる通りです。

　　お金がかからずにできる事はまだあります。

　　まだまだこれからです。

　　一緒に進んでいきましょう」

Ｓ「熱くならなくていいからさ（笑）

　　これからも頼むよ」

方法に固執するのは良くないですが、

根本に固執するのは自分を支えます。

諦めず、うつむかず、前だけ見て

淡々と進んでいきましょう！

これからが本番です

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます松崎哲也です。

「これからが本番です」

目の前の仕事で報われなくても、諦めてはいけない。

報われないのは、価値がないから。

価値がないから報われず、喜ばれない。

だから、自分はダメなんだ・・・ではありません。

価値は存在するものだけではなく、作り出すものでもあるのです。

喜ばれる価値を作り出しましょう。

売れるものを目指すより、喜ばれるものを目指す。

もしかしたら、価値があって、喜ばれるものは目の前にあるのかも知れません。

まだまだこれからです。

そう、これからが本番なのですから。

あとはたゆまず歩むだけです。

起業をするのは流行の業種がいいの？

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。

今日は「起業をするのは流行の業種がいいの？」です。

起業家（以下：Ｋ）

「やっぱり起業するなら、流行の業種がいいと思っています。

その方が成功の確率が高いでしょ。

それになんだかカッコいいし・・・。

その事業をしばらくやって、お金を稼いだら、

次のステップに進もうと思っています」

松崎（以下：Ｍ）

「流行の業種ですか・・・。

いいかもしれませんね。

確かにカッコもいいし！

先のステージを考える事はとても大切ですよね。

ちなみに流行の業種って何がありますか？」

Ｋ「そりゃ、インターネットビジネスか、環境ビジネスですよ」

Ｍ「インターネットビジネスと環境ビジネスではかかるコストも

　　仕組みも全く異なると思うのですが、どちらを優先するのですか？」

Ｋ「両方ともやってみて、うまく行きそうな方をやろうと思っています」

Ｍ「両方ともやるのですか・・・。

　　ちなみに両方共の事業に精通されていらっしゃいますか？」

Ｋ「インターネット関係は技術系の仕事をしていたし、

　　環境関係はボランティアをしていたので、良く知っていますよ」

Ｍ「そうですか・・・。

　　インターネット関係は技術系、環境関係はボランティアだったのですね。

　　そうすると、両方ともＫさんの起業する事業には向かないですよ」

Ｋ「何でですか？」

Ｍ「だって、収益を得るという経験を積んでいないですよね。

　　もちろん例外の人はいます。

　　ただ経営は仕事をすればいいってものじゃないですよね。

　　仕事をして、報酬をいただけて初めて事業として成立するものです。

　　まず、収益を得て、お金をいただく経験から始めましょう。

　　そしてボランティアはとても素晴らしい経験です。

　　でも、残念ながらボランティアだけでは生活はできません。

　　どんな形であってもお金をいただく事はとても大切です。

　　Ｋさんが行う事業が良いものであればあるほど、

　　継続させる必要があります。

　　継続させるには、どうしてもお金が必要なのです。

　　お金をいただく事は悪い事ではありません。

　　お客様に喜んでいただけるだけのモノを提供できれば、

　　喜んでお支払いしていただけます。

　　喜んでいただける事がどうして悪い事なのでしょう？

　　まずは、どのような事業であれ、お客様に喜んでいただけるものを

　　事業として選びましょう。

　　流行は「流れ行く」から流行なのです。

　　時間の経過とともに過ぎ去っていきます。

　　時間の経過とともに過ぎ去らない事業をして行きましょう！！」

Ｋ「もう一度、考え直してみますよ」

流行はとても大きな時代の流れです。

逆らう必要はありません。

わざわざ乗る必要もありません。

その流れを横で見ながら、

自分の歩む道を淡々と歩いていく。

それでいいと思います。