起業をするのは流行の業種がいいの? | 夢を叶える『商い』を応援する税理士のブログ

起業をするのは流行の業種がいいの?

さいたま市浦和区で税理士を営んでいます

松崎哲也です。


今日は「起業をするのは流行の業種がいいの?」です。


起業家(以下:K)

「やっぱり起業するなら、流行の業種がいいと思っています。

その方が成功の確率が高いでしょ。


それになんだかカッコいいし・・・。


その事業をしばらくやって、お金を稼いだら、

次のステップに進もうと思っています」


松崎(以下:M)

「流行の業種ですか・・・。

いいかもしれませんね。


確かにカッコもいいし!


先のステージを考える事はとても大切ですよね。

ちなみに流行の業種って何がありますか?」


K「そりゃ、インターネットビジネスか、環境ビジネスですよ」


M「インターネットビジネスと環境ビジネスではかかるコストも

  仕組みも全く異なると思うのですが、どちらを優先するのですか?」


K「両方ともやってみて、うまく行きそうな方をやろうと思っています」


M「両方ともやるのですか・・・。

  ちなみに両方共の事業に精通されていらっしゃいますか?」


K「インターネット関係は技術系の仕事をしていたし、

  環境関係はボランティアをしていたので、良く知っていますよ」


M「そうですか・・・。

  インターネット関係は技術系、環境関係はボランティアだったのですね。

  そうすると、両方ともKさんの起業する事業には向かないですよ」


K「何でですか?」


M「だって、収益を得るという経験を積んでいないですよね。

  もちろん例外の人はいます。


  ただ経営は仕事をすればいいってものじゃないですよね。

  仕事をして、報酬をいただけて初めて事業として成立するものです。


  まず、収益を得て、お金をいただく経験から始めましょう。


  そしてボランティアはとても素晴らしい経験です。

  でも、残念ながらボランティアだけでは生活はできません。


  どんな形であってもお金をいただく事はとても大切です。


  Kさんが行う事業が良いものであればあるほど、

  継続させる必要があります。


  継続させるには、どうしてもお金が必要なのです。

  お金をいただく事は悪い事ではありません。


  お客様に喜んでいただけるだけのモノを提供できれば、

  喜んでお支払いしていただけます。


  喜んでいただける事がどうして悪い事なのでしょう?


  まずは、どのような事業であれ、お客様に喜んでいただけるものを

  事業として選びましょう。


  流行は「流れ行く」から流行なのです。

  時間の経過とともに過ぎ去っていきます。


  時間の経過とともに過ぎ去らない事業をして行きましょう!!」


K「もう一度、考え直してみますよ」


流行はとても大きな時代の流れです。


逆らう必要はありません。

わざわざ乗る必要もありません。


その流れを横で見ながら、

自分の歩む道を淡々と歩いていく。


それでいいと思います。