今こそ動かない時間を作りましょう
さいたま市浦和区で税理士を営んでいます
松崎哲也です。
今日は「今こそ動かない時間を作りましょう」です。
「年末は忘年会も入っているし、納期も迫っているし
大変だよ」
「そうですよね~。
お付き合いもしないといけないけど、
仕事も終わらせないといけない
辛いところですよね。
でも、社長さんはじっとしている時はあるのですか?」
「いや、起業してから、じっとしていないね。
サラリーマンの時はやる仕事があったけど、
自営業の場合は全く仕事がなくなる事が
あるからね。
仕事のない辛さを思ったら、動いている方がすごくいいよ」
「おっしゃる通りです。
仕事がなくて、ボーっとしている時は
すごくつらいですよね。
良くわかります」
「へぇー。先生でもそんな事があるんだ。
いつも忙しくしているように見えるけど」
「私も社長さんと同じで経営者の一人ですから、
分かりますよ。
ただ、最近思うのは、けっこう長期的な視点が
かけていたり、本来時間を費やすべきところに
時間を使えていなかったりすると思っています」
「それはどんなこと?」
「確かに、経営をするのであれば、食べていく事を
考えていく必要があります。
その中でずっといると、自分自身の方向性がズレたり
事業としての見通しをみようとしなくなったりします。
目の前のことだけに着目してしまうと、
あまりに慌ただしすぎて、それだけで消耗してしまう
事もあると思います。
そこで、とても忙しい時だからこそ、一度立ち止まる時
を作る必要があると思います」
「でも、時間的に無理だよな~」
「ただ、忘年会に出る前の10分間だけでも、
携帯をドライブモードにして、車の中で、今の仕事の事や
将来の事業プランを考えてみてはいかがでしょう。
もしそこでいいアイディアが生まれれば、
忘年会でお会いする人達とお会いする意味がもう一つ
増えるのかもしれません。
前を向いて走っているのを立ち止って、
公園の花をみるというような感じです」
「確かに慌ただしく過ごしていて、
あっという間に時間が過ぎて、
何ができたか考える事もなかったからな。
とれるかどうかわからないけど、やってみますよ」
「本当はその時にぼんやりと社長さんの直近の
月次試算表をみていただけるとよりいいと思います。
その中で『これは何だ?』と思ったら、何かの改善の
ヒントになりますから。
そして、経営計画を作って行きましょう!
想いにしっかりとした数字がついてくれば、
目標を達成する可能性は上がると思いますから」
いい経営判断はいつも仕事場だけで浮かぶとは限りません。
場所を変え、環境を変え、仕事から離れた時に
出る事もあります。
忙しい時だからこそ、
自分自身を見失わずに、経営に取り組んでいきましょう!