松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。 -15ページ目

0781 tender

Fender (フェンダー) / Standard Stratocaster (Rosewoo...

近所のリサイクルショップでテンダーのストラトが数千円で売っていた。試奏させてもらったらほとんどジャンク品だったので買わなかったのだが、コンディションが良かったら買ってたと思う。


ストラトには憧れた。Disの頃の花田さんとかストップ・メイキング・センスの時のデビッド・バーンとか。でも、フェンダーとなるとお高いんでしょう?と思ってしまって最初からあきらめてしまうのだ。


だって60年代のやつとか軽く50万とかするじゃないですか。いやいや国産フェンダーでええやん。5,6万とかで余裕で買えるやん。ノーノー!そこはUSAにこだわるとこやろう、せめて現行モデルで10万ちょっとでええやつあるやん。そんなに国産が嫌ならメキシコでええやん。嫌やわ!本物のフェンダーじゃなきゃ意味ないやん。いやいや同じフェンダーやんか。国産でも嘘ちゃうでフェンダー書いてあるやん。あんた何言うとるんじゃ全然ちゃうで笑てまうで。あれやで国産フェンダーなんてな、テンダーみたいなもんやで。テンダーなんかまだフェンダー名乗ってないだけ潔いもんやで。


・・・というのが私の持論である。要するにテンダーでOK。これがなかなか売っていないんですけども。

0780 フラニーとゾーイーと滝沢乃南

フラニーとゾーイー (新潮文庫)/サリンジャー

滝沢さんのブログについてはこの頃から 私は注目していたのだが、とにかく見た感じのキャラとは結構なギャップがある内容であって、当時はなかなか強烈な印象があったものだった(今はもう見れない)。

しかし今時は超個性的なアイドルなんていくらでもいる中で、この人の場合は「へえ本当はこういう人なんだ」程度のインパクトではあり、それを前面に出すほど強い個性ではなかったのがポイントで、落としどころとしてはちょっと難しいものがあったのかもしれない。たまにテレビのバラエティ番組に出ることがあっても、自然体で喋ることすら苦手そうだったこの人がグラビアをメインに活躍してきたのは変に納得してしまう。

そしてグラビアというのは見たままの世界が拡張されていくわけなので、実際の自分とのギャップにますます距離が生じる事だってあったかもしれない。時々滝沢さんのブログからはそういった葛藤みたいなものが読み取れて興味深かった。タイトルからして
そのあたりは十分に自覚があったと思われるのだが、なんていうかこう見るからに性格は良い人なので、だからこその毒というか闇みたいなものが時々ほんのちょっとだけ見えてしまう。それが非常にリアルに思えて、勝手ながら親近感を持ったわけである。

いや違う。そんな重いものではなく、もっと軽い気持ちで「ほんとは面白い人なんですよね?」なんて思いながら
私はウォッチしていた わけである。

で滝沢乃南は去年でグラビア引退を表明して、今年になってからすっかり表に出てこなくなってしまった。はっきりと芸能活動を引退ということではないみたいだが、実質的に活動を休止して1年が経とうとしている。

そんな中、ちょっと前に
こんなスレッド がたって、この人は滝沢乃南なのではないか?と物議を醸した。

確かにこのスレッド主、不思議なくらい私が知る限りで想像する滝沢乃南像から一時もぶれることが無い。なかなかに愛すべき人柄であって、379でのボケ方とか寝起で稲川淳二入れるあたりのセンスは特に絶妙だ。最後の方に出てくる「作らなかったら人前には出られません」というのは全ての核心な気がする。この人、「灰色プリン」をカバーして歌ったらものすごくいいんじゃないかと私は思うんだ。


灰色プリン/LOU’S PALE HORSE


いや実際、この手のスレッド主の正体は常にどっかのおっさんだったりするからこのアイドルが誰なのかを特定するのはあまり意味が無いし、追求するつもりも無い。なかなか興味深いおとぎ話をありがとう。ということにする。ただね、グダグダながらも心温まるやりとりが私にはとっても面白くて、ちょっとだけ勇気みたいなのが沸いたんだ。

0779 Smile Sessions

スマイル(デラックス・エディション)/ビーチ・ボーイズ

「スマイル」については2004年に出たブライアン・ウィルソンのやつで終着したと言う認識でOK。そりゃ確かにビーチボーイズの当時の音源で聴きたかったですけど、完成してなかったものはそれはしょうがない。


このアルバムはその2004年版ブライアン・ウィルソンズ「スマイル」を完成モデルと見立てて、当事の断片的な音源から近代テクノロジーを駆使してエディットされたものであるという。なのでみんなわかってるね、あの幻のアルバムが遂に!という話ではなくあくまでビーチボーイズの67年作「スマイル」が完成してたとすればおそらくこんな感じだったと思うんだけどね、というアルバムなのである。


なので今更このリリースに関しては幾分冷めていた私なのですが、まあせっかくの機会なのでさわりだけ聴かせてもらいますかてな感じで2枚組盤を購入。いやせっかくなら5枚組+αのスペシャル盤を買おうかと思っていたのだが、店頭では早々に売り切てたみたいなので、まあいいだろこれで十分だろと思って購入したのが実際のところである。


しかしいざ聴いてみると、これはさすがに盛り上がる。伊達に「スマイル」なだけはある。「おおお、こうなりますか!」とか「今の音なに??そんなだったっけ?」とか、既視感の隙間からまだ見ぬキラキラした世界が繰り広げられる。いわれているほど奇妙な音でないと感じるのは、すでに耳が慣れているからか。ただただ美しく暗い旋律がじわじわと次々に飛び出してくる。これはちょっとさすがに感動する。どちらかというと内容そのものにではなくその仕事ぶりに、そこに背負わされていたものに、ここまでにいたる数十年の重みに泣けてくるのだ。精巧なハリポテの「スマイル」と歪に美しいセッション集。

0778 She&Himのクリスマスアルバム

彼女と彼のクリスマス/シー&ヒム

実はクリスマスってそれほど嫌いではないんです。ただなんていうか要するに私の事は放っておいてくださいと言いたいだけなんです。例えば時々私はなぜかケーキが食べたくなってコンビニとかで売ってる小さいやつを買ってきたりするんですけど、その日がたまたまクリスマス・イブだったりすると「なんだこの人さびしいわねえ」とかいちいち言われる筋合いは無いんですよ。クリスマス・イブに一人でコンビニのケーキ食べたっていいじゃないですか。しかしそう思う反面、いやどう考えてもこれはさびしい状況だぞ?という客観的視点もないわけではないので、そういうのがもうとにかくうざったいわけです。その事と無関係ではないと思うのだが、クリスマスソングの類はなんていうかどれもこれも全然グっと来ない。ただし例外はあって、例えばチャック・ブラウン&ソウルサーチャーズがやってたヴァージョンの「クリスマス・ソング」とかNRBQの「クリスマス・ウィッシュ」とかビーチ・ボーイズ・ヴァージョンの「リトル・セイント・ニック」とかは音楽ファンとして純粋にいい曲だと思います。スクルージだってこれらの曲ならばちょっとくらいは心が弾む。このアルバムはその3曲が入ってるクリスマス・アルバムなので私は許すことにする(ユルシタ状態 )。しかもドラムがジム・ケルトナーである。そういうわけでこれは静かでラフで手短な感じがあって親密な、稀に見るいい塩梅のクリスマスアルバムということができます。

0777 財テクのラリーズ

Cable Hogue/Les Rallizes Denudes

レコードは見つけたその時に買えと人は言う。いつの間にかそれは市場から消えて高いプレミアが付いてることなんてざらにあるからである。例えば裸のラリーズ。CDが普通に売ってるのを過去何度も見てきたが数年後になるとそれが店頭から消えていて、忘れた頃になって一万円超えで中古市場に出回ってるなんて事態を私は過去何度も見てきたものである。ラリーズについては大昔に友達からテープを借りて聴いた事がある程度なのだがそういえばオレCDとかは1枚も持ってない。まあ別に今聴かなくても別にいいかなと思って常に見送ってきたわけである。でも聴くのは後でもできるわけだからとりあえず目の前においてあるそのCDは買っておいても良かったんじゃないかと今となっては思うわけである。


で、今年の初頭にリリースされたこのCDを遂に買っていた。内容がなかなか良いみたいなのだ。でも実はまだ封を切ってない。いつか聴きたい時が来ればゆっくり聴けば良いのである。ちなみにアマゾンでは現時点ですでに在庫切れ。しかしマーケットプレイスでの最安値は1.491円也。なんやそれ定価割れしてますがな。やはりこういった局面においても不況の動きが伺えるというものである。今後の動向に注目したい。

0776 「モテキ」(テレビ版)

モテキDVD-BOX (5枚組)/森山未來,野波麻帆,満島ひかり

「モテキ」がすげえ面白いらしいというのは何人かから聞いて来たのだが、映画版はドラマの1年後の主人公を描いた内容になっているという。となるとまずはドラマ版を見ておかなきゃならんのかと思って、DVDでざーっと見てみた。

結論から言うと、なるほど面白かったです。ですけど、でもさあ・・・と言いたい内容ではある。おそらくそのあたりも狙いとして作られてると思われる。主人公が織り成す明確な不正解に対して、「志村うしろー!」ていうのではなく、見る人それぞれに正解があるのであって、設定に親近感がありながら私は主人公に対して全く感情移入ができないのだった。しかし出てくる女子はどの子もリアルというか、かわいくていい子達であって、ものすごく丁寧に描かれている印象がある。対してこの主人公にはなんていうか、そんなこと絶対しないだろと思ってしまうのだ。あるいはこれはオレじゃねえよ、なのかもしれないけど、そんなんで中に入っていくことができない。オザケンとか「サマーヌード」とかに別段思い入れは無いので、やたら細かいディティールもただただ上滑りしていく。ある種、少女マンガ的な世界観なのかな。

しかしそういうのを一切、切り離して見るとこれはなかなか面白いです。見た後に驚くほど何も頭に残らないけど、画期的なまでに枝葉なドラマという感じ。あははーと笑いながら客観的に楽しめた。あとこの主人公は洋楽もちょっとくらいは聴いた方がいいと思ったぞ。

さて映画は観たほうが良いのだろうか?

0775 ファンサイト

浅草キッド (新潮文庫)/ビートたけし
「確かこの本だったと思うけど『自分のファンは自分、という考え方をすると良い』みたいな事を言ってて。それは芸人としての考え方かなとも思うわけだけど、でもものすごく感銘を受けてね。そう思うと何事にもえらい前向きになれる気がするだろ。でどうせだったら今度オレ自分のファンサイトを作ろうかなと思ってさ、なかなかいいアイデアだろ?」

「ていうかもうやってんじゃん」

「えっ」

「えっ」

0774 1:2

亀田の柿の種 100g×10袋/亀田製菓

もともと不眠症気味なので一人旅のホテルなんかで眠れるわけがなく、ましてやハイシーズンに予約無しで入れる部屋なんてのはおばけが出るに決まってるから、必ず部屋には缶ビールの長いのを3本くらい持ち込む。要するに酔って眠る。一緒に買ってくる適当なつまみの大抵は柿ピーである。

柿ピーの割合は1:2くらいがオレ的には黄金比なのだが、残念なことに市販されているのはほとんどが逆の比率で柿の種2:ピー1である。かといって私はこれに甘んじることは決してしない。要するに最初に柿の種だけガーっつ食べてしまって、程よく1:2のオレ的な黄金比にメイクしていくわけである。先に柿の種だけ食べてる間はオレの
中では「試練の時」だと思ってる。

しかし程よくオレ的な黄金比を作った上で食べ始めると、あれれ?柿の種もうちょっと残しても良かったんでないのもしかして?とか思うわけである。でもまあいいやなんつっていつもそのまま寝ちゃうので、最終的におばけも見ることがない。よっぽど一人旅っぽいドラマだって起こらない。

0773 新録バズコックス

ア・ディファレント・コンピレーション~ベスト・オブ・バズコックス/バズコックス

バズコックスはかなり好きで、10代後半の頃にわりとはまったものでした。なんていうかこう、はまるべく時にはまった感じがします。んでわりとその直後くらいに再結成して来日したので勇んで見に行ったりもしました。川崎チッタ。ドラムは元スミスのマイク・ジョイスだった。マンチェスターつながりだ。メンバーはすでに結構いいおじさんになっていたのだが、なかなか楽しいライブだったと記憶している。


で今もなんやかやでおんなじようにやってるんですねこのバンド。その後はアルバムとかは全然チェックしなくなっちゃいました。やはりなんていうか、昔の曲が好きだったし今だって昔の曲が聴きたいのだ。悪いけどもうほんとそれだけでいい。すみませんけど新曲とかどうでもいいです。そんなバズコックスですが、このたび過去のレパートリーを新録したベスト盤をリリースした。田原総一朗風にちょっと待った!なんて私は思ってしまって、それは買った。選曲も妙に私好みなのであった。


ピート・シェリー曰く当時のアルバムはデモに聴こえるとかなんとかで、最近ライブでやってるような現在進行形のファットな音で録り直したというのがこのアルバム。アレンジとかは全然変えてない。声とかも妙に太くなってる。妙にギターの音がでかすぎるのだがリズム隊もまあまあ安定しているようだ。要するにちゃんとうまくなってる感じがある。でもそれでいいのだろうか。こういうのはやっぱりやっちゃいけないと私は思うのだ。買ったからこそ言える意見である。大げさに言うならばこれはオリジナル・バズコックス全否定であり、ひいてはパンクの全否定でもあるといえる。しかし気持ちはよくわかる。本当によくわかる。私も悪いことをした。でも誰に何を謝っていいのかわからない。

0772 Camper Van Beethovenについて語る(4)

Palace Guards/David Lowery

んでですね、前ふり長すぎなのはいつもの悪い癖なのだが、私が一番言いたかったのはこのアルバムの事なんです。そう、キャンパー・ヴァン・ベートーベンのフロントマンであるデビッド・ロワリーが今年になって初めてソロアルバムをリリースしたのだ。そう、意外ながらソロとしてはこれが1枚目なのだという。聴いてみるとこれが思いのほか良かったのでね。


特にアルバム前半はボブ・ディラン風・激シブなカントリーブルーズで迫ってくる。いや、凡百のディラン・ワナビーにはケツバットを食らわしたい私なのだが、こういうのは許す。この人のキャリアを知っていていれば全然OKである。ていうかオレは泣いたぜ、なんだかね、沁みたよね。マジでこれはかっこいい。ジャケットもいい。要するにあれだろ、スイートハート・オブ・ロデオだろ?私は満足だ。いやね、こういうアルバムが聴きたかったとかいうとちょっと違うのだが、今さらデビッド・ロワリーがソロアルバムを出したとして、まさかこういうのが出てくるとは思わなかったのだ。しかし思いのほかシブくて、でもまあ考えてみればこういう内容にはなるだろねという感じでもあって、ちょっとうれしかったアルバムだったんだな。オレ達はもうね、すっかり大人なんだぜと思った。それはなかなか悪くないものである。