松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。 -16ページ目

0771 Camper Van Beethovenについて語る(3)

Popular Songs of Great Enduring Strength & Beauty/Camper Van Beethoven

では早速ビギナーにとってキャンパー・ヴァン・ベートーベンは何から聴くべきか問題に触れていくと、ズバリ!このベスト盤ということになるでしょう。というのはウソで、ていうかベスト盤て(笑)そんなん出てたんか的な驚きを私は隠せない。最近知ったんですが。しかしこのジャケットはなかなか味があってよろしい。宇宙と草原と異国情緒と犬。まさにキャンパー・ヴァン・ベートーベンそのものといえる。


しかし内容的にはこれでベストなの?という選曲であって苦笑いを禁じえないのだが、それはまあ好みの問題なので仕方ないとして、問題はヴァージン期の音源が権利関係のせいか全てきっちり新録で収録されている点である。まあ大人の事情とはいえいわば全盛期の音源が全部、別バージョンになっているわけで、なかなか大胆なトラップであるといえる。いや私はむしろその新録が聴いてみたくて買ったのだが、聴いてみて脱力した。これがアレンジや構成はもちろん、細かいBPMなんかも忠実に再現しているのだ。これ、よっぽどオリジナルを聴き込んでた人でないと新録とは気がつかないんじゃないのか。しいて挙げるならば80年代特有のスネアの音がナチュラルな音になってるのと、なんとなく圧が緩くなってる気がするくらいの違いである。こういうのを聴いてオリジナルのが好きだとか言うのは野暮なのではないだろうか。でもやっぱりこれ聴いちゃうとどうしてもオリジナルのを聴きなおしたくなってしまうのだ。オレもなかなか正直者である。


で、まじめに考えると最初に聞くべきアルバムはどれだと私はこのバンドに関しては言い切れない感じがある。最高傑作はやはり解散前の「キー・ライム・パイ」という事で異論はないのだけれども、キャンパー・ヴァン・ベートーベンをより堪能するためには最初にそれを聴いちゃダメだと思うのだ。そう考えると私はこのバンドとはものすごく良い出会い方をしたものだなあと改めて思ったわけなのです。


Key Lime Pie/Camper Van Beethoven

0770 Camper Van Beethovenについて語る(2)

First Annual Camp Out Live [DVD] [Import]/出演者不明

このまえR.E.M.が解散したとかいってたじゃないすか。R.E.M.て私は「アウト・オブ・タイム」あたりまでは結構ちゃんと聴いてたんだけど、ここ数年も一応は視聴機で聴いてみたりはするんだけどなんだかなーと思ってしまって結局買わなかったりしてね。もちろんがっかりしたわけでもあったんだけど、それよりもなんでこんなふうになってしまっただろう?という事をわりとまじめに考えてしまったりしたわけです。結局「オウトマチック・フォーザ・ピープル」って私はあまり好きなアルバムじゃなかったのだけど、世の中的にはやはりあれは評価が高くて何しろグラミー賞を獲ったりしたくらいなものだったので、それなりにバンドとしては充実期ということが言えるのだけど、となるとやっぱりドラマーが脱退したあたりからおかしくなっちゃったと考えるのが普通だろうか。R.E.M.はあの4人でこそR.E.M.であってほかのメンバーではありえないとかなんとかで後任メンバーを入れなかったと記憶するのだが、だとしたらあの時こそ解散のタイミングだったんじゃないかと強く思うわけです。っていうか今さら解散ってなんか変な話なのであって、要するにもうメンバーシップなんか一切チャラにして例えばウィルコみたいに有機的な音を構築しきれるところまでメンバーをとっかえひっかえしながら完成度を追求する方向が正解なんじゃないのか?というのはオレみたいな薄情なリスナーはとっくに気がついてたわけなので、解散って何?要するに友達やめますとかそういう話?とか思ったりしたわけです。


でほぼ同時期といえるのだがオレ的にはどうしても後輩格に見えているこのキャンパー・ヴァン・ベートーベンは90年代が始まる頃にとっとと解散していて、新しいバンドでブイブイいわしたりもしたのだが、今またしれっと再結成していて、しかもこれが結構な力作を残したりもしていて、いやそういうので全然いいんじゃないのと思うわけです。このDVDはキャンパー・ヴァン・ベートーベンおよび周辺のメンバーがかかわるアーチストを集めたイベントを収録したものなのだが、なんていうかキャンパー・ヴァン・ベートーベンを求めて見始めると、それほど好きじゃなかったクラッカーや知らない人たちが続々登場してくるので、妙に置いてけぼりにされたような気分になる内容なのだが、でもいいんじゃないの、なんかみんな元気みたいだし、適当で全然いいんじゃないの、という気になってきます。しかしさすがに老けましたねえ。昔西新宿で買った89年頃のブートビデオはこれに比べたら元気いっぱいに弾けた演奏で、あの頃ライブを観れたらどんなに良かっただろうと思う内容だったんですけどね。

0769 Camper Van Beethovenについて語る(1)

New Roman Times/Camper Van Beethoven

全曲空で歌えるぜとかいうんでは全然ないけど、キャンパー・バン・ベートーベンは何気にアルバムはほぼコンプリートだったりするんだ。それこそラフトレードから国内盤が出てた頃からちゅんとチェックしてたのだ。そう、あの頃はREMのまさかの大ヒット(ってThe One I Loveの事ね)があったりして、いやこれからはキミね、カレッジチャートの時代だよなんつって訳のわからん名前のバンドがどさくさに紛れて国内盤で続々リリースされたりしたんです。まあデッド・ミルクメンとかレッド・ホット・チリ・ペッパーズとかだな。そんな中でキャンパー・バン・ベートーベンを私は手にしたのは出会いっつうかだな、何かの運だったと思うことにしている。もちろんその後もクラッカーとかは当然フォローしてたんだけど、なんか違うな普通だななんて思ってしまってね、やっぱりキャンパー・バン・ベートーベンはもっと全然変だったよなとか思っててもやもやしたものだった。


で2000年にキャンパー・バン・ベートーベンは知らぬ間に再結成していてフリートウッドマックの丸ごとカバーアルバム なんかもリリースしたんだけど、これがなんともがっかりな内容でね。やっぱりそれはもう過去の話だったのかと思うことにしたんです。んで時は経ち2011年、このアルバムを中古で見つけたので、性懲りなく買ってみたのだけど、なんと!これがすげえよくってさあ!なにこの力作って感じで、下手したらこれ最高傑作なんじゃないかっつうくらいの内容なのだ。んでなんだかうれしくなってしまってDVDとかも買ってしまったりしたんだけどね。


(つづく)

0768 安い靴のブルース

[アディダス] シューズグルー 接着剤 OG R1942 759979/adidas(アディダス)

普段だといつも素通りしてしまう近所の靴屋さんに入ってみたら、なんか知らないけどよりどり2足5000円とかいって革靴がえらい安い。私はこう見えて革靴はわりとちゃんとしたものを履くんですけど、大抵1年くらいで履きつぶしてしまうんです。なのでできるだけ靴なんて安い方がいいかもしれないなんて思ってたところであって、出来心で買ってみることにした。

するとそのうちの1足は履いてわずか1週間くらいで靴底がべろーんと裂けてきたので、私はびっくりしてしまった。そんな経験は初めてだったのでさすがに笑ってしまった。まあ安いやつだからしょうがないのかと思うことにした。

でももう1足の方はわりと平気だったのだ。まあいくらなんでも安いからって靴底が剥れるなんてありえないだろう。しかし3ヶ月くらい履いていたら、やはりこっちも同じように靴底が剥れてきた。そうか安い靴はこうなるのか。私は学習した。

でも靴の表面はまだまだしっかりしているのだ。私に言わせれば全然履けそうな感じなのだ。で思った。これ修理とかってできるんじゃないのか。

さっそく買った店に行って、なんかそういう靴専門のセメダインみたいなのってあるんですか?て聞いてみた。ここで買った靴が2足ともすぐにダメになっちゃったので、とは言わなかった。ここは大人になることにしたのだ。

するとオッサン得意気に「ありますよ~」なんて言うのだな。やっぱり世の中にはあるのだそういうのが。

でお金払う時にそのオッサンがまくしたてた。「これね、塗るでしょ、そしたら一回乾かさないとね、だめ。すぐ圧着してもくっつかないから」なんつってえらい嬉しそうに言うのだ。気付いてないだろうけど今のアンタ、ものすげえ光ってるぜ。そう思いながら店を出た。

0767 Tokyo Idol Festival 2011(7)

ジャンプ!(通常盤)/DOROTHY LITTLE HAPPY

最後におぼえ書き。


・このフェス、お酒が売ってなかったのだ。なのでテレコムセンター駅前のファミリーマートまで何度か戻って調達した。結果的に安上がりで済んだけどまさかこの規模で酒が売ってないとは思わなんだ。


・しかし最後のセクシー☆オールシスターズの時とか、こいつらに酒を与えたらえらいことになると思った。危機管理か(笑)。っていうかシラフでああまでなれるオタってつくづくすげえや。ロックのリスナーよりもはるかにロクデナシだ。ある意味敬服した。


・でフードコートも19時ころには早々と売り切れてたし、集客の読みを舐めてるのがバレバレ。帰りにおにぎりでも買うかと寄った駅前のファミリーマートの冷ケースは見事に空になってた。


・各ステージはメインステージであってもなんだか緩かった。カラオケで成り立つステージってのも良く考えたらすごいがそれに誰一人疑問を抱かない感じもすごい。それでまったく問題無いんだなあ。


・でも演奏がたまに音とびするんだぜ。ラフ過ぎやしないか。ていうかあれ歌う方はえらいパニくるのではないかと思うのだが。


・で音量はなんでだかとても小さい。隣同士で普通の声で会話できるくらいの音量。ああいうものなのか。で声援が起こると完全に音がかき消される。ていうかオタ共はとにかく声でかい。


・それでも音楽にあわせて体を揺らしながら見てたら「スペースが狭いのであまり動かないでくれますか」と後ろにいたオタに怒られたでござる。しかし手振りや大声で騒ぐのはOKらしい。これぞ異文化であった。


・でオタ共はなんか知らないが、でかいバッグを持ちこんでるやつが多い。いったい何が入ってるんだあれには。


・このフェスはフジテレビ主催なのだが、昨今騒がれているような韓流偏向は見られなかった。いろんな意味で野放し感が否めず。


・Smile Gardenはチケットが無くても観れるフリーステージなのだが、社会科見学レベルであればここだけでも十分世界が垣間見れる充実のラインナップであった。


・来年も行くかと言われれば、いやさすがに行かないかなと思う。とかいって「メンツによるかな」とか言ってたら嫌だな。


・ああでもこの先、ドロシーリトルハッピーとかテクプリの皆さんがテレビに出てるのを見ながら「ああがんばってるなあ」なんて言ってみたいです。


・いやマジな話、夢中になれるアイドルがいるというのはある意味うらやましいと思った。そんなアイドルと身近に会うことができるこのフェスはさぞかし楽しいだろうと思った。なんていうかもう、それがすべてでした。


(おわり)



0766 Tokyo Idol Festival 2011(6)

この話題で2週間引っ張るつもりなど全くなかったのだが(笑)一応続けます。


セクシー☆甲子園/セクシー☆オールシスターズ



KNU23 セクシー☆オールシスターズ   (会場:Hot Stage)

「夜の部」といわれるこの時間帯はいわば延長戦といった趣で、いわゆる巨乳を売りにしたタレント軍団の皆さんが次から次へとおっぱいをぶるんぶるさせながら歌い踊る枠であるらしい。たとえばこういうやつ だ。んでオタはオタでハイテンションになっていておっぱい!おっぱい!うるさい。この流れは昨年のを踏襲したものらしくオタ共のリアクションも手慣れたものであったが、私にしてみれば思わぬ展開であって脱力しまくりであった。いや本来の私はどちらかというと間違いなくこっちの側にいる人間のはずだが(笑)、朝方からずっとさくら学院とかの清純なる雛形を見てきてるわけなので、ここで一気に胸焼けを起こしてしまったわけである。なので図太い声によるおっぱいコールを背に会場を出て帰ることにした。歳をとるとね、お金では絶対に買えないものがあるのよ。思えばそういうのをこの日はたくさん見させてもらったような気がする。儚くていいよなーなんて思いながら。関係ないけど先ごろ事務所問題でゴタゴタがあった小倉優子の移籍先にはこのセクシー☆オールスターズが在籍してるのだが、果たして新たな展開はあるのか。

0765 Tokyo Idol Festival 2011(5)

もうちょっと続きます。


My Days for You (初回生産限定盤B)/真野恵里菜


Super☆Girls バニラビーンズ 真野恵理菜  (会場:Hot Stage)

18時にメインステージに戻る。スパガと真野恵理菜は初日のこの時間のみに出演ということで言うならばヘッドライナー扱いである。この両者にバニラビーンズが挟まっているのが集客コントロール的になんとも絶妙に思える。しかしさすがに入場規制中なのであった。メインステージとはいってもおそらく1000人くらいしか入らないハコとなると十分想定内なのであったが列に並ぶこと約30分、結局スパガは最後の2曲だけステージがほとんど見えてない状態で見た。なのでコメントは控える。


次、2度目のバニラビーンズを見る。このHot Stageというのはあくまでハレの舞台ということになってるなのだなと。要するに顔とか表情とか見えないことは大前提で、とにかく大きな会場でやるとこんな感じになるんだぜというシミュレーションのステージをさほど大きいわけでもないハコで繰り広げてるというのが実態なのだと。んでここでも真野恵理菜オタを相手に「真野さんはもうすぐ出ますからちょっと待っててください。私達も『マノフレ』なので楽しみにしてます」とか言って専門用語ひとつで殺伐とした場を一気に支配するレナ子おそるべしであった。スカイステージよりもやや長い持ち時間の中、ピチカート・ファイブのカバーを間をあけて2曲もやったのだが、ん~やっぱり肝心の曲についてはもっとちゃんと練ってあげないと、と思ってしまった。


で真野恵理菜登場。ほかのアーティストが全部グループでの出演なので、明らかに異質、というのはグループだとコンセプトが明確というかそれがすべてみたいなところがあるのに対して、ソロだとその人の素質を味わえなくてはつらいわけで、いかにも地味な印象のこの人はある種、正統派ともいえるわけだが根本的にこの人に思い入れが無く、そもそもよく知らないわけなので、勉強不足ですみませんとか思いながら3曲目くらいで出てきてしまいました。すみません。


(つづく)

0764 Tokyo Idol Festival 2011(4)

昨夜は10年来の知り合いのバンドのライブに行き、いろいろ深い話を聞いたりもしたのだが、ここはあくまでアイドルフェスの続きを書く。


バニラビーンズ II/バニラビーンズ


バニラビーンズ  (会場:Sky Stage)
この人達のことはわりと知ってる。音源も聴いたことがある。MGMTのカバー とかやってた人達だ。バニラビーンズは確かにアイドルなのかもしれないけれど、こういうところに出てくるような人か?というとちょっと違うような気もしたのだ。例えば最近出たアルバムのジャケットにしてみても、アイドルのそれとは明らかに違う。でも本人達もそんなことはもちろんわかっていて、好き好んでこの場に出てきてる感じがちょっと面白かった。でスカイステージは結構な集客ぶりなのだけど、その実はバニラビーンズの次の次に東京女子流が控えていて、そのオタ共が早速最前列にへばりついて出番を待まってたたりもしていたわけである。彼らが着ているTシャツの背中に「東京女子流」と書いてあるのでわかる。そんな状況だと殺伐とした空気になりがちだが、すげえなあと思ったのはバニラビーンズの二人にはそんな空気が正確に読めているのだ。特にアイドルオタクを自称するレナ子がMCで女子流リスペクトなコメントをして、目の前にいる女子流目当てのオタ共を一瞬にして共感の渦に巻き込みつつ味方にしてしまったのはすごいと思ってしまった。あの空間の支配ぷり。そして
この事件 (笑)。まさにフリーダムである。そのコンセプトを軽くはみ出して思わぬ「才能」が見えてしまった印象。やや偏差値高めで校則もかなり自由な学校の生徒がぐれることなく自然に社会性を身につけていくあまり、同世代なのにえらい大人びて見えるみたいな感じに近いような。バニラビーンズ、おもしろい。ただ肝心の曲はなんだか妙に保守的でイマイチなのが残念だ。個人的にはもっと80年代ニューウェイブな精神で突き抜けてもらいたい。いやなんとなくそういうのが得意そうなブレーンがいっぱいいそうですし。でもそうなるとそれこそアイドルではなくなっていくのかもしれないな。なかなか微妙な立ち居地かもしれないけど、少なくとも語り継がれがちなポップスの名盤を1枚くらいは残してもらいたいところです。

0763 Tokyo Idol Festival 2011(3)

続きます。

テディベアとパスワード /テクプリ

テクプリ  (会場:Sky Stage)
メインステージがどうにも煮え切らないので、屋上のスカイステージへ移動、予備知識一切無しでテクプリを見る。この人たちもまた東北を拠点に活動する4人組(元は5人組だったらしい)なのだそう。最初にメンバー紹介があり「皆さん名前だけでも覚えて帰ってください」という健気なMCにぐっと来る。まずそこからやってる人達なのである。コスチュームは黒地に水玉模様のワンピースに各メンバーがそれぞれ赤、オレンジ、青、黄色をアクセントにしていて、キャラを色で見せるという手法は古典的ながら今も十分に有効である事を実感する。ちなみに私は青レンジャーのゆきのちゃんがタイプでした。で今調べてみてちょっとおどろいてしまったのだがこの人達、オリジナルのレパートリーをそれなりに持ってはいるのだけど、CDは出してないみたいなのだ。つまり配信のみのリリースでここまでやってきたと。なんとも今時ではないか。ていうかそうなると猛烈なオタどもが複数枚のCDを無理くり購入してみんなの力で1週間だけでもチャートに送ろうみたいな空虚なムーブメントとも一切無関係なのであって、なかなかマニアックな立ち位置であるけれど、あり方としてはごく健全な形であるといえる。で私は思ったのだ。そもそもアイドル全般に疎いのでAKBにしてもももクロにしても、その市場価値が今ひとつピンとこない私にしてみれば、このテクプリもAKBとかと同じ「アイドル」として、フラットな視点で見れているわけである。そうは言っても楽曲はパヒュームをもっとベタな歌モノにしてみましたみたいな間違った渋谷系みたいな感じであったりもするのだが、見たところ素材としてはなかなか良いわけなので、あとはプロダクションの力量がすべてではないかなーなんて思ったのでした。いやはやなんとも世知辛い話ではある。がんばっていただきたいと思う。ひそかに応援したい。

(つづく)

0762 Tokyo Idol Festival 2011(2)

では実際に見たギグの印象などを順にさくっと記していきます。


YGA BEST 1~電撃!グイグイ少女~/YGA

YGA  (会場:Smile Garden)

よしもと初のアイドルユニットという9人組(数えた)。なんかモーニング娘からAKBへの流れを客観的にもう一度検証してみないですか的なコンセプトなんですかね。アイドルとか全然詳しくないんですけど楽曲であったり衣装のセンスであったりに微妙な古さを感じてしまった。いやなんていうかね、こういう場に来てるわけだからオレのカチカチな先入観もそれなりに崩してもらいたいわけなのだが、これではそうはいかない。しかし通路側、ステージを左側から見てたのだけど、その一番左側にいる子が正面客席でなく近場である私らに向かって懸命にグリーティングする様には私はもろくも撃たれた。調べてみたら日向紗代って子らしい。よし覚えておこう。っていうかよしもとっていかにも過酷なイメージがあるじゃないすか。そう考えるとなんだかいたいけな気持ちになるのだが、それがプラス要素に働くのは正しいのだろうか。知らんがな。


デモサヨナラ/Dorothy Little Happy

ドロシーリトルハッピー  (会場:Smile Garden)

仙台在住の東北復興アイドルという5人組。あらやだ5人とも非常にかわいいですマジで。曲もわりとちゃんとしている。直感的にこれはすばらしいと思った。AVEXなのかーなんとなくなるほど将来的にはそこそこ伸びる連中と見た。サビが「好きよ!」って歌があってオタどもが図太い声で「オレも~!」と合いの手を入れるのがあって、すげえおもしろくなってしまったんですけど、いいんじゃないですかねこれは。


1st Album 「さくら学院 2010年度 ~message~」初回盤「さ」盤/さくら学院

さくら学院  (会場:Smile Garden)

なんか制服を着た子が10人以上ぞろぞろ出てきたんですが、資料によると「さくら学院とは、2010年4月に開校した学校生活とクラブ活動をテーマに色々な分野で個性を表現していく「成長期限定!!」のアイドルユニットです」とのこと。それはともかくずば抜けて身長が高い人が二人いて、それが半端なく目を引く。実際は皆さん年齢が近いのかわからないけど、どうしてもその二人がリーダー格に見えてしまうのだが、しばらく様子を見てるとどうやらそうでもないらしいというのがわかってきて、なんか知らないが不安になってきたオレの気持ちはなんなのか。それにしてもこう堂々と成長期限定とか言い切ってしまうとさぞかし引き際が難しいですよなあ。


エコロジーモンキーズ/AeLL.

Aell.  (会場:Hot Stage)

篠崎愛ほか3名による「エコ」をコンセプトにしてるらしいユニット。ブログによると「富士山クラブさん主催の9月定期清掃に参加致します!イベントではなくガチ清掃になります!」だそうで、それなりにまじめに取り組んでいることが伺える。フラットに見ると人気グラドルを中心に構成された企画ユニットであるわけで、ほかの出演者とはその立ち位置が明確に異なる。一般的な知名度は一番高い人かもしれないのに、この日集まったオタ共が求めるベクトルともおそらく異なるのであろうか、オーディエンスが妙に少ないのがやや意外であった。フジロックにジュリエット・ルイスが出てもオレ興味ないし、みたいなのと似てるのかもれない。1曲アップリフティングな曲があってそれはなかなかいい感じでしたけど、でも本来エコを謳うならばもっとオーセンティックにアコースティックな歌モノでいくべきなんじゃないだろうか。どうなのよ。

ViVi夏(初回限定盤)/ぱすぽ☆

ぱすぽ☆  (会場:Hot Stage)

メインステージであるHot Stageの集客密度がなにやら高くなってきて、結構な注目度であることが伺われるユニットである。ステージングにはコンセプトがあって、要するに飛行機に搭乗するイメージで通しているらしくショー自体がひとつの旅であるということになってるようなのだが、初心者には非常に独特すぎてちょっとついていけなかった。ロックファンの人にわかりやすく例えるとクリエイションでいうならマイブラって感じかな(異論は認める)。というかここはステージが遠くてサイドにあるモニターがえらい小さくて一人ひとりの顔つきとか表情とかも全然見えないせいか、その世界観の中に入っていくことができなかった。よって印象がえらい薄い。もっと狭いところで見ると印象が全然違ったかな。そういうのもどうなのよ。

Limited addiction / We Will Win! -ココロのバトンでポ・ポンの.../東京女子流

東京女子流  (会場:Hot Stage)

ぱすぽ☆が終わっても客はあまり掃けない。そうかこの人たち目当てだったか。オーディエンスの熱狂度はなかなかに高い。なんていうかみなさんかわいくて曲も普通にポップスとしてクオリティが高い感じが私のような人間でもわかる。オタとかじゃない普通の人が「曲がいいしかわいいし歌も上手いし」とか言いながらカジュアルにCDを買っていくシーンが容易にイメージできるのだ。クリエイションでいうならオアシスって感じか(異論は認める)。フリーソウル的なアレンジの曲があったりもするのだけどメロディや歌詞が昔のスピードぽかったりして、好きかというと私はそうでもないかなみたいな感じで距離を感じてしまったのは、この人たちももっと近いステージで見たら全然イメージ違ったかもしれないと思ったのだ。っていうかメインステージ、中途半端に大きいだけで全然いいところがないじゃないすか。

(つづく)