
昨日、仕事帰りに近所のイオンモールへ立ち寄り、村上春樹の新作『騎士団長殺し』を買ってきました。
人気のある作家の何がありがたいかって、どこの本屋でも置いてあることです。いつも自分の欲しい本を浜松や静岡の本屋へ遠征して探す手間を思うだに、近所のスーパーのブックコーナーでお目当ての本があるなんてつくづく楽だ。
(探すのが楽しい、ってのもある。書店の本棚を眺める至福感は予約や取り寄せ、Amazonでは味わえないですから)
さっそく第1部“顕れるイデア編”を読み始めました。初っ端の序章からいきなりカマシてくれて、なかなか手ごわそうな本?。早く読み終えるのを競うようなアホには構わず、ゆっくりジワジワ楽しもうと思います。
店頭のポスターで、あなたにぴったりの村上春樹作品は?という表があった

やってみたら、僕は『ねじ巻き鳥クロニクル』でした。えー?って感じです。『ダンス・ダンス・ダンス』とか『羊をめぐる冒険』が良かった。(表に『ダンス~』も『羊』もない!)
村上春樹の本は、僕はどうしても手が出せない『アンダーグラウンド』と『約束の地』以外は読んでると思う。でも、『ねじ巻き鳥クロニクル』は読み応えはあったけど、読み返したいとは(まだ)思わないかな。
ちなみに一番読み返してるのは『国境の南 太陽の西』。これ、ケチョンケチョンにクサす人もいますが、ちょっと何か読む物が欲しい時についつい手に取ってしまう。好きなのですね。短くて読みやすいし。
出版社が村上春樹新刊本の宣伝にやたら凝り出したのは『海辺のカフカ』あたりからでしょうか。『1Q84』では世間がお祭り騒ぎみたいに盛り上がりだして、村上春樹ファンを“ハルキスト”と称して、その狂信する姿を嘲笑する風潮も出てきました。
村上春樹を追いかけるのがステイタスのように発言するファンの中には、確かに鼻につく態度を取る人がいたりします。僕も一度、村上春樹のコミュニティーで攻撃的なファンに絡まれたことがあります。
あなたの意に添う深い読者でなくてスミマセンねー、とその時は交わしましたが、バッカじゃねぇのと心では舌を出してました。本をどう楽しもうが個人の自由、と村上さんも言ってるのですから。
作家の森博嗣が以前に、《こんなくだらない本は読む価値ない、と言いたいだけのために本を買う人が、世の中には少なからず存在する》と書いてましたが、ネットのコメントとかを読むと、確かにそういう性質の人はいるようです。《村上春樹なんて読んだことないこれからも読むことはない》とわざわざ公に宣言する人もいる。やれやれって感じです。
村上春樹さんはハルキストという名称は好きじゃないらしく、“村上主義者がいいな”と自身で提案されてましたが、世間にはイマイチ定着してないみたい。マァそうでしょうね。
Mステでの小沢健二の新曲「流動体について」演奏、聴きました。とてもオザケンらしい歌で、心躍りました。小沢君の選んだ流動体がカルピスってのが、とても興味深いです。カルピスは日本オリジナルの飲み物なのです。
マシス
名倉光子さんより、とうもんの里10周年の歌イベントにお声かけを頂いた、とのことです。Facebookやラインを通したライブのお話は、連れ合いを経由して頂いてます。

来月の3月18日(土)、19日(日)の2日間開催だそうで、僕は“どちらの日でも出演可です”と返事を送りました。
とうもんの里は地元農家のお野菜、果物の直売をしている掛川市の施設です。名物おにぎり定食は素材をいかしたシンプルな味で、とても美味しい。行くと必ず食べてます。名倉さんにはとうもんのイベントで何度もお世話になってます。
マシスとラフレシアは18日(土)に出演することになったみたい。

↑これは昨年九月にとうもんの里で歌わせて頂いた時の写真。名倉光子さんとのツーショット。
こうしてまたマシスとラフレシアに声をかけて頂けたってのはありがたいことです。一生懸命演らせてもらいます。
それと、前回来た時に娘はタケトンボを売店で買ったのですが、これがなかなか丈夫で、ガンガンぶつけながら飛ばしても未だ壊れない。今度とうもんへ行く際にはこのタケトンボの仲間を買いましょう、と娘と話してました。売ってるとよいな。
18日は奇数月第三土曜日ですから、夜には袋井市のジャズ喫茶マムゼルにてフリーダムフォーク集会があります。この日はダブルヘッダー。朝から晩までお出かけとなりそうです。
日曜日は連れ合いが大東町の図書館コンサートにお呼ばれしていて、どちらにしてもダブルヘッダーだったね、と話してました
マシス
作ってる時はつい夢中になってたけど、娘に頼まれたからといって、学校の授業の課題にたいして、CDまで作っちゃったのは出過ぎた真似だったか?、との考えが後からよぎった。
世の中の家庭、みな全てが家で歌を録音出来るワケではないよな、と。
あまり特殊なことでクラスで目立つと、娘がお友達の中で浮いてしまうかもしれない。親に手伝ってもらってズルいとか言われるかもしれない。
あの子調子にのってるんじゃなーい、とか揶揄されたら可哀想だな。
などなど、ネガティブに考え出したらキリがなくなった。
娘が嬉々としてCDを携えて登校した後、お父さんは仕事しながらちょっと悶々としていたのです。考え過ぎかとも思いましたけどね。
月曜日の夜、作ったCDにたいして学校での反応はどうだったかね、と、娘に聞いてみると
“超ーウケた。大好評だった”
“すげー”“どうやって作った?”と同級生や先生にウケたらしい。
そうか。ひょっとして父さんはCDなんて目立ったことして、友達からヤなこと言われてないかなーとちょっと心配してたよ、と娘に言うと、
“うちのクラスみんないいヤツばかりだから大丈夫。クラスにそんなヤな奴がいたら最初からCD作るの拒否ってたよ”
なるほど。娘は娘なりに考えてます。
心配は杞憂に終わりそうだけど、好きなことだけに暴走気味にコトを進めたのは自覚してます。そこは反省。
本来“調子にのってる”とは絶好調を現す言葉のはずが、空気を読まず一人で浮かれてる、って意味で通ってます。自分のやることに絶対なんてないのだから、目立つことをやるなら謙虚な目を常に周囲に配ることが大切です。
うちの梅

うちのお雛様

ライブ予定
↓
2月27日(月)
「Monday チャレンジ ライブ」
LIVEHOUSE【UHU】
開場18:00
開演19:00
出演者¥1080/1人(CD録音付)
お客さんノーチャージ!
【出演者】
おんぞうし
マシス
シラフ
落合真士
安兵衛
涼夏彩
マシス

準備のため、前日から離れの二階の部屋に機材を運び込びました。娘も張り切って運搬を手伝ってくれました。
機材の電源を確保して、その場で“録れるかなー”と試しに娘と少し録音をしてみたのです。
まず歌伴奏のためのギターをサッと録って、次にリズムのガイドとなるパーカッション(ウッドブロック)をチャカポコと録音。そして、娘と僕で仮歌を歌ってみた。
なんだかんだで僕も、こういう企画の録音は初めてですから、《どんな感じで録れるものか》ってシュミレーションをしてみたのですが、聴き返してみたら結構良く録れていた。なのでこれをそのまま歌入れ本番のカラオケに決定。
調子に乗ってそこから、娘と僕でパーカッションと木琴を演奏。娘が木琴、僕がタンバリンと太鼓を担当して、一つのマイクに向かって“せーの”で重ね録音しました。
このメロンの歌は1分足らずの短い歌です。けど2、3回の練習だけで譜面もなしに主旋律を木琴で叩いてくれた娘。なかなかやります。

壁に歌詞カードを貼って、これで準備完了。
そして歌入れ本番の日曜日。子供たちを我が家に迎えて、録音開始です。
娘を加えての総勢3名で歌う予定が、1人都合が悪くなり、今日来たのは男の子の同級生1人。でも、男子が来てくれて良かったです。男声と女声が二種類あれば、歌にメリハリと厚みを作れますから。
(子供たちの歌う様子の写真は割愛)
来てくれたチームメイトの坊主はなかなかカンの良いコで、最初は照れもあったけど、すぐ歌を覚えて元気に歌ってくれました。30分ほど声を重ねて、歌入れ終了。そこからの作業は僕の仕事です。
2人がワーワー遊んでいる隣で、ぞんざいに仕上げ作業をして、CD完成!

《ヤ○タカのお味噌のCMみたいに元気な歌を作ろう》の狙い通り、楽しい仕上がりになりました。これできっと良いチーム発表が出来ることでしょう!(そう願います)
マシス
チャラの近年の作品を集めたベストアルバムが、中古CD屋でようやく安値で出た。ラッキーとばかり購入してしまいました。
チャラの音楽に詳しくはないのですけど、とにかく僕は「FANTASY」が好きで聴きたくて聴きたくて、これでいつでも聴けるようになりました。280円でこのお得感、嬉しい。
「FANTASY」
チャラは、「スワロウテイル・バタフライ~愛のうた」「やさしい気持ち」「ミルク」あたりが人気曲で、僕もとても好きだけど、結局のところ僕はチャラはアルバム『VIOLET BLUE』が一番好き。『VIOLET BLUE』こそがチャラの音楽に触れたきっかけで、思い入れもあるし、良く出来たアルバムだなぁって今でも思うのです。
奥田民生がずいぶん昔のインタビューで、チャラの才能は怖い、ってことを言ってました。他のミュージシャンの作品は、聴けば影響された音楽とかなんとなく理解できるけど、チャラの歌は訳がわかんない。自分の中には絶対にない発想で作ってて、得体が知れないんですって。その民生のチャラ評はよーくわかる気がします。
チャラは歌詞やメロディっていうより、その歌い方の個性が圧倒的です。誰が聴いても"チャラだ"と分かる。チャラの音楽がフェイヴァリットで影響を受けたって人がいたとしても、あの歌い方まで真似してるコっていない。
YUIちゃんやジュディマリのYUKIが出てきた時、二人の歌い方ソックリな女の子がカラオケ屋にゴソッと出没しましたよね。でもチャラを歌ってもみんな、歌い方は普通なんですよね。そう思うと、チャラの歌い方こそがチャラ最大の発明なのかも
マシス

連れ合いにバレンタインに頂いたクッキーが激ウマです。磐田市の【いもねこカフェ】の商品です。
“いもねこは何食っても美味い”は連れ合いの言。激しく同意。絶妙な甘さでいくらでも食えちゃう。なので大事に食ってます。
先日のこと、娘より、“メロンの歌を作って”と頼まれました。何事かと思ったら、学校の社会科の授業で、《静岡の特産品をアピールしよう》という趣旨のグループ発表をやるとか。
で、娘のチームがメロン担当になったらしいのです。
どうしたらメロン農家さんが喜ぶか、メンバーで検討していて、案の一つとして、メロンの歌を作ったらどうかというのが挙がったらしい。
“うちの父さんなら作れるかも”
と、そこで娘がポロッともらしてきたみたいなのです。
ん?学校の授業でやることに親が手をだしてよいのかしら。何よりチームの他の子達はよそんちのオジサンがしゃしゃり出てきて、ヤじゃないのか?と思ったけど、その場の空気はよくわからない。
マァ、こんな風にやってみたらどうか、というアドバイスなら出来るよ、と、娘と歌作りをすることになりました。
どんなことを歌いたいのよ?、と、歌詞のキーワードを娘から聞き取って、タブレットで静岡メロンを検索したりして、速攻で完成したのが以下の歌詞
↓
「静岡メロン(仮)」
静岡の
温室メロンの収穫量
年間7920トン
全国一位
温室メロンの作付け面積
年間285ヘクタール
全国一位
どうです
素晴らしいでしょう
温室メロンは静岡県の
特産品!
↑作った、というよりは検索結果を並べただけ。もっと真面目にも作れるよ、と一応聞いたけど、“これでいいじゃなーい”と娘。他愛のない歌ですが、子供が授業で静岡のメロンをアピールするヤツだから、まぁいいか。《ぜんこくいちーい》のフレーズはなかなかチャーミングだと思います。
で、これを今週日曜日にうちで子供たちと録音することになった。急な話ですが、どうなることやら。
今日はまた有休消化のためのお休みです。再来週も1日休みを取らなきゃならないので、そこに歌の予定を入れました。
2月27(月)「Monday チャレンジ ライブ」
ライブハウス【UHU】
おんぞうし、マシス、シラフ、落合真士、安兵衛 ほか
開場18:00
開演19:00
出演者¥1080/1人(CD録音付)
お客さんノーチャージ!
久々のUHU!楽しみです
マシス
「Bitter Sweet Memories」と題されたそのインスト曲は、まるで古い映画に流れてきそうな、チャーミングなワルツの曲でした。
“マシスさんが歌うとピッタリだと思う”なんておっしゃってくれましたが、とても雰囲気のある曲で、歌うにはなかなか難しいメロディーです。コリャーかなり練習しないと作曲者の意に添う歌は歌えないゾと思いました
それから二週間、パソコンつけると毎度聴いてしまって、聴くほどに素敵なメロディーなので、ジワジワ耳に馴染んできた。よし今なら、と歌詞作りにトライしてみました(僕はそらでメロディーを歌えないと詞が書けません)。前の日記で歌詞を書いている、と言ったのはこのことです。
もともと野村さんご自身が付けた歌詞があるとのことで、参考にと一節教えてもらいました。“潮風”“寄せる波”といった言葉は、僕が音源を聴いた時に浮かんだイメージ“海”にまんま通じるものでした。なので仮タイトルは“潮風”。
僕が普段使わない言葉だったり、描写だったりが入ってます。マシスの引き出しから出した言葉ではあるけど、歌謡曲を強く意識してます。野村さんのオリジナルフレーズより“潮風”“寄せる波”“あなたと私”を引用させてもらいました。
まだ手直しするかもしれないけど、歌詞を取り急ぎ公開です。野村荘六さん、素敵な曲に関わらせて頂きありがとうございます

「潮風(仮)」
夢見て
忘れて
何度も
時計は
同じ針を回す
死ぬまで
私は私であるから
楽しむだけの
価値ある人生
波間をカモメが
かすめて
遠く晴れた空と
防波堤を結ぶ
あなたの
後ろから
放り投げた愛を
波がさらえば
足跡さえも
残せないわ
夢見て
忘れて
小舟の中
ゆらり
ゆれて
岸へ戻る
あなたと私
ふざけて
遊んだ
あの日々を
通り過ぎて今も
燃え残る夢と
あなたの
手を取って
情熱は途絶えず
砂にワルツを踏む
古い映画を
気取るように
潮風
夕闇
寄せる波に
息を飲んで
たたずんでる
あなたと私
2017/2/11 5:38
~2/14 12:26
マシス
買い物帰りに信号待ちをしていたら、赤信号と歩道の青い標識と、月の黄色が偶然にもコントラストになって並んでた

丸が三つ、同じ大きさに見えて、ちょっと面白かったです。一番左の丸がお月様です。
いま、一つ、歌詞を書こうとしています。自分のメロディーにではなく、僕以外の方の作ったメロディーに、です。
これまでに、誰かの書いた詞に僕が曲をつけるってのはよくやってきましたが、今回はメロディーが先。誰かの作ってきた曲に僕が後から詞を書くという、とても珍しいケースです。過去に遊びで何回かやったことあるけど、公での頼まれモノは初めてに近いかも。
歌作りの中でも、作詞は僕の苦手としている作業でして、ない文才を絞って僕なりに好きなモノ(納得のいくもの)をこしらえようとするから、果てしなく時間を使うのです。
自分以外の方のメロディーとなると、その方のイメージもあるでしょうし、なかなか難しい。大変チャーミングな曲なので、やりがいも責任も感じます。
苦手ジャンルの作業だからこそ、出来ないのでヤーメタとならないよう結果を出したい。なるべく早く発表出来るよう頑張ってみます。
風邪を引いて以来、にわかに落語づいている僕ですが、昨夜は寝る前にWOWOWで以前放送した立川談志の口座を見てました

「木乃伊取り」“ミイラとり”と読みます。前半は声が張れず威勢が弱く感じて入り込めない。
噺の中盤、ここぞと張り上げる権助の啖呵、
“てめぇ人の情はねぇのか。人じゃねぇんだな。なら若旦那でもなんでもねぇ。オラ、人と扱わねぇ、首に縄括ってでも連れて帰る”
このあたりから俄然良くなって、引き込まれます。
“人情噺は好きじゃない。しかし俺はやらせると滅法上手い”、と言う談志の「文七元結」。最後にお久が帰って来るところ、話の筋は知ってるのにホロリとくる。同じ噺を何度でも聞きたい、と思わせる芸です。
《舞台に立つ以上、チケット代を払ったお客に満足していただく芸を見せなきゃいけない。それが出来ないならステージに立つべきではない》、と山下達郎は常から言ってます。本来、芸能人とはそういうモノだと思います。歌も踊りも下手だけど頑張るので応援して下さーい、なんてシャアシャアとステージで芸能人たるもの、言ってはいけないはずなのです
マシス
風邪を引いて、日曜月曜と倒れておりました。でも、どうやら今日は仕事に行けそうな具合です。
もともと、ここ5日ほど風邪気味でしたが、土曜日のオーディションが終わって一気に来た。終わったヤレヤレ、と気が抜けてしまったのかもしれません。
先に歌の予定が入ってると、“歌の前に風邪を引く訳にいかない!”というプレッシャーがのしかかってきます。毎度のことではあるのですけど、夜更かしは控えなきゃ、うがい手洗いしなきゃ、と、不摂生できない気分になる。
自分の楽しみ(音楽)のためとはいえ、不摂生できない日常というのは堅苦しい。つまんないモノです。試合前のボクサーと比べてはおこがましいけど、歌い終わると“ああ不摂生できる”と開放感があります。
まぁ、僕の不摂生と言ってもせいぜい夜更かしくらいですから、我慢なんてタカが知れてますけど、絶対に我慢しなきゃって意識しちゃうと、かえって我慢がきかなくなるのが常です。
昨日は仕事を休んで、一日中寝てました。時折目覚めて水分を取り、枕元に積んだ落語のCDを聴いて、うつらうつらしていたのです

僕が六代目三遊亭圓生のファンだと以前も書きましたが、中でも好きな演目を上げるなら「淀五郎」と「中村仲蔵」に尽きます。どちらも歌舞伎役者の物語です。
落語家さん自体、舞台で様々な人物を一人で演じ分ける、いわば舞台役者なワケですが、その落語家が歌舞伎役者を演じる。これが様になる人はそうはいません。僕は歌舞伎に関しては不調法で全く知りませんが、こと演芸モノを演じることにかけて、踊り、芝居に通じた六代目三遊亭圓生の右に出る人はいないと思うのです。
「中村仲蔵」は当然のことながら、「淀五郎」にも話の重要なキーパーソンとして仲蔵が出てきます。芸に困って悩む淀五郎が中村仲蔵に相談に行くところ、ここの仲蔵が実に良いんです。
“三河屋さんを恨んじゃいけないよ。あれは皮肉を言うが、お前さんに見込みがあるから言ってくれてンだ”
「中村仲蔵」では市川團十郎に可愛がられた仲蔵が、歳を経て同じように淀五郎に慈愛の意見を与える。悪戦苦闘する淀五郎が愛らしくあり、仲蔵の大きな優しさ、まるで自分のことを諭してくれるように心を打つのです。
“上手いことを鼻にかけた気障な芸だ”と、圓生のアンチは多いようですが、僕は圓生が落語の入り口でしたので、志ン朝や談志も大好きですけど、結局は圓生に戻ってきてしまう。圓生は滑稽噺も楽しいのだけれど、やはり人情噺がいい。「淀五郎」と「中村仲蔵」は何度でも聴いてしまいます。
日記のタイトルは「中村仲蔵」にしましたけど、どちらかといえば僕は、大人の余裕たっぷりな仲蔵が聴ける「淀五郎」が好き。お涙頂戴ではない人情噺ってェのが、なんとも耳に心地好いのです。
動画、みつけました。お時間のある方はぜひ
↓
淀五郎/三遊亭圓生
マシス

K-MIXのザ・オーディションです。神谷ゆきえさんにも会えました。
楽屋で本番前の僕

予選会場の様子

ステージから見た客席

今までトンと縁がなかったコンテスト、オーディションなるものに、今回初めて参加しました。ライブハウス【窓枠】の四階スタジオに来たのも初めて。本戦にこそ行けませんでしたが、出て良かったと心から思いましたよ。
“音楽は順位をつけるものではない・・”との審査員の方の言もありましたが、実際に参加してみて、演奏で何かやり残したような後悔は特になく、いつも通り歌ってこれた。そして歌い終わった後に、何人もの方からお声掛けを頂けました。それはすごく嬉しい感想をもらえたりして。それもこれもオーディションに来たからこそです。知ってもらえて、来た甲斐あったってものです。
“歌声が個性的”
“独特の世界観がある”
“若干、怖い(笑)”
“シャンソンに通じる声の表情”
”憂いを帯びた表現力”
どれも身に余る過分なお言葉です。こんな感想を面とむかって頂けるのもコンテストならでは。その声を活かした表現の探求を、との意見、勉強になりました。
ラジオパーソナリティの神谷ゆきえさんからは“マシスさんは演劇の経験があるのでは?”とのお言葉。ないデス。けど、たった一曲歌っただけで芝居の経験があるかに言ってもらえたってのも、もったいない話で。とても面白い意見でした。
この日、ソロ部門の一番手に登場した野村荘六さんが、予選終了後にお茶に誘ってくださったのです。珈琲店で、またそこでも過分な励ましのお言葉を頂き、一緒に何かやりたいねとのお誘いまで飛び出してビックリしました。
僕はこと音楽に関してはエゴが強い人間で、自分以外の誰かと和気あいあい音楽をやる自信がないのですが、この年にもなると頑なに引っ込み思案でいるより、こういうのもご縁と思うようになりました。頭から可能性は潰すのはいけない。タイミングがあったら楽しんで挑戦するのもありですよね。
参加者の皆さん、審査員の皆さん、神谷ゆきえさん、ありがとうございました。3月12日の本戦出場の皆さん、頑張ってきて下さいね
マシス
