
先月だったか、CD屋さんの試聴コーナーにてチェックしたら、えらく良かったので、これは後日絶対に買いにこようと決めていたのです。
(その時は財布の中身が乏しかった)
僕はベックはそれほど熱心なファンじゃないのですが、なんだかんだデビュー作『メロウ・ゴールド』から『グエロ』まではCDで持っている。気になる存在ではあるのです。
その『グエロ』から10年ぶりくらいか。ご無沙汰してました。
『グエロ』にハマっていた頃、周りの音楽好きのお兄さんに、《ベックの新譜良いですよ》と勧めても、《ケッ、ベックと言えばジェフだ!》と秒殺された思い出があります。
そもそも僕がベックに興味を持ったのは、その昔、某雑誌でフォーク&カントリーの特集を読んだ際、【次世代のフォークの名盤】と謳ったコーナーで、なんとベックの『メロウ・ゴールド』と『オディレイ』が筆頭に選ばれていたからでした。
え、ベックってフォーク&カントリー?と、まずビックリした。いまだに僕は『オディレイ』からカントリーを感じることはできません。分かる人には分かるのでしょう。
実際にベックを聴いてみると、その歌声にビックリ。童顔なのに、マァなんてオッサン臭い、若さのない歌声だろう、と少し引いてしまいました。
あまり印象が良くなかったので、新譜は出てもすぐには買わず、レンタルで借りて聴いてみて、様子を伺う、という聴き方をしてました。無条件で信用して新作に飛びつけるほど、分かり易い音楽ではなかった。
でも『オディレイ』が徐々に好きになってきてからは、結構BECK何でも来い、って感じになった。この人はきっと毎度、間違いなく凄いことやってくれるだろう、という、汲めど尽きぬ才能に信を置いたのです。
今作『カラーズ』は僕はとても気に入っています。ポップなメロディーが満載でご機嫌です。
ネットとかにあげられた他の人の感想を読むと、《新譜ピンと来なかった》《もっと尖ったベックらしい音を期待していたのに》という声もチラホラ。確かに、ここまで分かり易くポップだと、ベックじゃないみたい。でも僕はポップな曲大好物ですので、こういう音楽は嬉しい。むしろ大歓迎。
若い頃のように手当たり次第に欲しいCDを買わなくなったのは、おこずかいの事情もあれば、慎重になったとも言えます。それでも時々は衝動買いをしたくなる。衝動買いほど楽しい買い物はないのです
マシス



















