





昨年の12月1日、RED WOODの奈加さんより《来年の4月16日に音楽イベントをやろうと思ってます》との連絡を頂きました。マシスへの参加のお誘いは、僕がちょうどその時期に人前でぜんぜん歌ってなかったこともあり、とてもありがたく嬉しかったです。
3月以降、娘の受験さえ終わればきっと参加できると思います、とお返事させて頂きました。
そこからおよそ半年近く、僕よりずっとお兄さんの大人たちが一生懸命に準備をすすめてきて、2022年4月16日(土)、福田ふれあいセンターという施設で、音楽イベント【MILE STONES】が開催されました。



僕、マシスの写真も頂きました。高田さん、YUKAさん写真ありがとうございます。マシスは13時半より歌わせてもらいました。初めてマスク着用で歌って、歌い慣れないけど、ご機嫌に演らせてもらいました。でかいホールで歌うの気持ちいいわ。楽しかった。

両曲、この日に歌いました!
帰り道、家までの帰路で道に迷ったのは内緒。
マシス



佐野元春が今年、春と夏に二枚アルバムを出すとのことで、まずは4月8日に第一弾、配信のみのアルバム『ENTERTAINMENT!』が出ました。やったやった。
これが配信シングルだったら、おそらく(これまで通り)買わなかったでしょう。待っていればきっとアルバムに入れてくれるだろうし、実際、前作の『或る秋の日』(素晴らしいアルバム)はそれまでの配信シングルを入れてくれましたから。
でもやはり、僕はディスクで聴きたい派ですので、パソコンからCDに焼いて、部屋のCDコンポで一日聴いてました。せっかくなので、手持ちの空のCDケースで、CDジャケット作った。
01 エンターテイメント!
正しくシングル向けのシングルって印象。元春の40周年イベントはこの曲から始まった!冒頭歌詞の四行、《手のひらの中/どうしようもない呟き/胸が痛むのはなぜ/もう涙もないよ》この歌詞とメロディの絡みこそ、ああ元春だって思う。⭐⭐⭐⭐
02 愛が分母
こんなタイトルで歌を作ったのは世界中見渡してもたった一人でしょう。最初これ聴いた時は、能天気な明るさに腰が砕けましたが、聴けば聴くほど好きになって、今ではすっかりお気に入り。浜松のライブで演奏してくれて盛り上がったのも忘れられない。スカパラホーンズのご機嫌なイントロ最高。⭐⭐⭐⭐
03 この道
コロナで緊急事態宣言の最中、コヨーテバンドとリモートによるレコーディングで録られ、急遽発表されたこの歌。911の時の「光」同様、世界が元気のない時に即座にアクションを起こしてくれる元春が好き。ちょっとチープな宅録感が悪くない。レゲエ調のリズムが軽快な佳曲。⭐⭐
04 街ノ空ハ高く晴れて
ドライブソング。ご機嫌なイントロのリフは「僕にできること」の併用か。目に写る情景、心象風景のカットを畳み掛ける歌詞は元春のお手前です。かつて「情けない週末」で街を描いた手法と同じように、東京の地名、建物、情景をパシパシと歌うことで、元春の観ている視点を僕らも共有して、あたかも自分でドライブしているかの臨場感。《連休だァ》の口調が可愛い。⭐⭐⭐
05 合言葉 - SAVE IT FOR A SUNNY DAY
どこを切っても爽やかな美メロディ。これも実に元春らしい、シングル向けのシングル。コロナ禍においてのメッセージ色を強く感じますが、元気をだそう!って誰に言われるよりも、ポジティブを押し付けないこの歌の励ましは心地好い。メジャーセブンスのコードが美しい《ゆっくりと世界は息を吹き返す》のメロディが堪らない。⭐⭐⭐⭐⭐
で、ここから5曲が新曲。
06 新天地
ライブで盛り上がること間違いなし。序盤からがーっと引き込まれて、あれよあれよと思ってるうちに、終盤には地球の外にまで運ばれてしまう。二人は人工衛星さ、の歌詞に鳥肌爆発。でも、新天地って、こうして聞くと不思議な響きの言葉ですね。しんてんち。⭐⭐⭐⭐
07 東京に雨が降っている
《昨日までの自分~》《濡れた街を歩いてゆこう》のリフレインを一緒に歌いたくなる。聴けば聴くほどクセになる。最近の元春のミディアムテンポのナンバーでは一番好きかも。⭐⭐⭐⭐⭐
08 悲しい話
最高最高。元春が怒ってます。「俺は最低」「君のせいじゃない」系統のブラック元春が降臨した短かめのブルース。やはりアルバムに一曲はこういうのをやってくれないと元春じゃない。こういう強い口調の歌詞を吐き出すのはさぞ痛快でしょう。⭐⭐⭐
09 少年は知っている
少年讃歌です。BOYSにJUMPさせるのはちょっとスライダースっぽいけど、エイトビートの疾走感がご機嫌なロック。この街のジャズに紛れて、のフレーズはアルバム『ザ・サークル』の「欲望」からの引用。《この夜の息の根を止めてやれ》はお見事なキラーラインです。⭐⭐
10 いばらの道
これは優しい。シンプルで地味な曲だけど、ただただ優しい。全ての市井の人へ捧ぐ、ねぎらいの歌に聴こえる。《ここは / いつかきた道》は北原白秋の引用っぽい。ちなみに僕はこれを聴いた時、いばらの道、が桜の道に感じました。音が桜並木を連想させてくれたのです。⭐
ファンの欲目込みですが、良いアルバムです。シングル多めなので寄せ集めに感じる人もいそうですが、曲が充実しています。なにより、前々作『マニジュ』では、メロディの起伏がどの曲もわりとおとなしいなーと思ったけど、嬉しいことに今作はメロディが復活、爆発してます。『或る秋の日』もそうだったけど、どの歌も美メロばかりで、これは嬉しい。
でも、こうなると、7月に出るという14曲入りの第二弾アルバムはかなりヤバそうですよ。大傑作の予感しかない。楽しみです。
しかししかし、です。この春アルバムが前菜、前置きで、夏アルバムこそ本命メインディッシュ、って考える人もいそうですが、それはこの『ENTERTAINMENT!』にちょっと失礼。これはこれで良いですよ。シングルしか聴いてない人、残り5曲の新曲を含めてアルバムで通して聴いて、絶対損はないです。
昨日がツアー初日だった元春、今回のツアーはまだ行けそうにないですが、第二弾アルバム聴いたら、もう我慢できない気がする。そしたら、元春に会いに行きたい。
こういう音楽を聴くと、元気をもらえます。来週は久しぶりに僕、マシスも人前で歌います。気合い倍増頑張ります。
マシス


ヤマハの歌、ってのが僕の幼少期の記憶に強く残ってます。
僕の両親が二人ともずっとヤマハに勤めていたもので、毎年ヤマハの運動会ってのがあって、その際には一家でつま恋へ出かけてたのです。
(僕は【つま恋】の地名を吉田拓郎でもポプコンでもなく、まずヤマハで知ったのでした)
その運動会の会場で、ヤマハの歌のレコード(四曲入り。CD化されていません)が繰り返し流れてきて、当時小学生だった僕と妹はテントで退屈してんですけど、スピーカーから流れる歌をなんとなく一緒に口ずさんでいました。
「ヤマハ発動機社歌」は谷山浩子さんの作曲で、本人のセルフカバーもある、なかなか良い曲です。浜松にコンサートに来るとよく歌ってくれますので、僕も記憶が上書きされてるし、わりと世間でも知られてる印象があります。そして、ヤマハの応援歌「東海の暴れん坊」。この歌がなかなか勇ましくて好きでした。
森田公一作曲なので、広く知られていると思いきや、検索しても音源が見つからない。このレコードがCD化されていないせいでしょうか。オリジナルでなくても、誰か弾き語りでカバーしてても良さそうなものの、検索に引っかからない。
気になるととことん気になってしまい、あちこち検索してみると、オークションでレコードがちょこちょこ出てた。
よーく見てると、レコードジャケットに歌詞と譜面が付いてるのが写真で上がってました。

でも、お昼の休憩時間には歌手を呼んでコンサートを見せてくれて、それは楽しみでしたね。ヤマハすげぇ。森田公一とトップギャランも来たっけ。ささきいさおの時は嬉しくてかぶり付きで観たな。宇宙戦艦ヤマトの生歌唱を目の前で聴けて嬉しかった。
ジャンボマックスも観ましたよ。


マシス
実は、僕のご近所のお医者さん(個人院)が、今月いっぱいで廃院となるそうです。先生がもう高齢なので、ずいぶん前から後継者を探していたそうですが、見つからなかったと、入り口に貼られた廃院お知らせに書いてありました。
僕はずっとこちらで薬を処方してもらっていて、今月始めにいつも通り、お薬もらいに行ったらいきなりこのお知らせです。ここが無くなったらどこへ行こう?場合によっては紹介状を書いてもらわなければならない。
そしたら先生いわく、
アマノさん(僕)はもう薬、いらんかもしれん
とのこと。(?)
僕が飲んでるのは血液の数値を抑える薬の中でも、最も弱いやつだそうで、近年の採血の数値を見る限り、こんなに数値がいいなら薬を止めても良いんじゃないか、と仰る。
試しに今月、飲むの止めてみて、月末に血を採って様子を見ましょ。それ次第で、紹介状いらんかもしらん。そういう話になったのです。
で、先ほど、採血の結果を聞いて来ました。薬、卒業です。嬉しいけど、本当に大丈夫なのか?毎月1600円の薬をもらって一日一粒飲む生活は、これにて突然終了です。
治ったと言われて喜ばしいのですけど、薬をもらってたこの数年、お医者さんに定期的に行って健康のチェックをしてもらってたことは、気持ちとしては安心感がありましたね。ちょっと不安に思う時は、今度の薬のついでに相談してみよ、と気軽に思えたから。
ここの先生に相談して、大きな病院を紹介してもらったこともありましたし、とてもお世話になったのです。家から車で5分で着けるということもあり、家族で長年お世話になりました。
僕は今日は最後となり、先生お疲れ様でした、お世話になりました、と、お礼を言ってきました。看護師の皆さんにもご挨拶できて良かった。
検査の採血の二日前、町の施設で三回目のワクチンを受けまして、この週末は家でおとなしくしておりました。そちらは微熱こそ出たけど、まぁ特に大ごともなく復活。
テレビの放送で使われなかった会話も載っていたのは貴重で楽しかった。でも、聴講生からの質問に答えるコーナーが載ってなかったのは残念。あの質問コーナーは名言の宝庫だったから、文章で手元に欲しかった。
元春は今年は販売ラッシュですね。3月は書籍『ザ・ソングライターズ』が出て、4月は配信のみのフルアルバム『エンターテイメント!』が出て、全国ツアーも始まる。そして5月に『サムデイ』名盤ライヴのBlu-rayも発売されて、さらに7月にはもう一枚フルアルバムがCDで出るらしい。これは本気でお小遣いを貯めとかなきゃ。元春散財必至です。元春破産?
来月、4月は一つ、有観客のライヴイベントにお呼ばれしてます。にゃんず倶楽部主宰の【マイルストーンライヴ】です。

マシス











先日、娘の卒業式がありまして、仕事をお休みして参列してきました。コロナ禍の状況で、夫婦二人での参列はできるものか、学校側からは特にアナウンスもなくって、とりあえずは行ってみようということになったのでした。
もし、父兄の参列はお一人で、と言われたら、それは仕方ない。そうなれば参列は連れ合いに任せ、僕は送り迎えで、終わって学校から出てきたら写真くらい撮らせてもらおう、くらいに思ってたけど、聞けば、お二人でどうぞー、と、無事二人での参列となりました。良かった良かった。
式は体育館で行われ、在校生はそれぞれの教室からモニターで参加するという形でした。ハイテクです。体育館にいるこちらからも、教室で拍手してくれてる在校生の様子が画面越しに伺えて、リモート卒業式、という言葉がふと頭に浮かびました。いろいろ工夫してくれてたけど、とても不思議な感じでしたね。
校長先生のお話で、《人生は選択の積み重ねです》、と仰ってたのが印象的だった。ホントそうですね。どんな選択をしても、楽しさも辛さもきっとある。たとえ遠回りしたとしても、人生に無駄はひとつもない。きっとない。
コロナだって、もちろん経験しないに越したことなかったけども、こんな世界規模の災害を体験して、みんなで一緒に苦しんだって経験値は、人を強くしてくれたと思いたい。いつか《あれは大変だったよね》としみじみ振り返れる日が来るといい。
式が終わって、教室で最後のホームルーム。感動と笑いのスライドを観て、お別れです。ここでようやく生徒たち、自分のスマホを受け取り、パシャパシャと撮影が始まりまった。
