今、とても観たい音楽映画があるんです。静岡では上映がないかも、と思っていたスパークスの映画が、もうすぐ浜松のcinemaイーラで観れるそうです。いよいよです。凄く嬉しい。


映画『スパークス・ブラザーズ』は今週の木曜日、6月17日から浜松cinemaイーラにて上映開始だそうです。ですが、30日までって、たった二週間しか上映してくれないってのはちょっと焦りますね。
まぁ確かに、浜松でスパークスの映画って言っても、スパークスって誰?って感じか。ボヘミアンラプソディーとは比べられないけど、二週間でもお客さん入らなくて打ち切られるんじゃないかと心配。僕もなんとしても時間を作って、どの日に観れるかはわからないけど、是非ともこれだけは劇場で観ておきたい。よくぞスパークスの映画を作ってくださいました。
cinemaイーラに僕が行ったのって、『シュガーマン』を観た時以来か。cinemaイーラはこういうちょっと珍しい映画やってくれるのがいいですね。
僕がスパークスを知ったのは、実はまだここ数年のことでして、確か4~5年前の来日の時に、誰かがブログでコンサートレポートを記事に書いてて、それを読んで興味を持ったのですね。で、アルバム『キモノ・マイ・ハウス』を聴いたらぶっ飛んで、こんなに面白い音楽があったか!ってドはまりしたのです。
スパークスはお兄ちゃんのロン・メイルが作曲とキーボード担当、弟のラッセル・メイルがボーカルという兄弟バンドです。
デビュー前にモデルをやってたというハンサムなラッセルがステージの華なら、ちょび髭で表情を変えないロンは、さながらバスター・キートンのように、無表情で笑いを誘うコメディアンといった風情。ステージで二人並ぶと対照的で面白いです。
ロンの作る摩訶不思議な変態ポップメロディを、ラッセルはファルセット(裏声)を駆使したオペラチックな歌唱で歌いこなす。一度聴いたくらいじゃ鼻歌も歌えない。聴くほどにクセになるのです。
オペラチックな、という部分だけで、最初に聴いた瞬間はちょっとクイーンっぽいなって思った。クイーンにはぜんぜん似てないんだけど、じゃあ何に似てるって考えても、他に例えようがない。よくもマァこんな変な曲を作ろうと発想できますよ。歌うのも演奏するにも大変でしょうにね。ある意味、近年溢れるボーカロイド曲より時代を先取りしてる。好き嫌いは人それぞれ、こんなにもメロディが大暴れしてるポップスって聴いてて楽しいですよ。
そう、逆に、いま若手バンドのレモン・ツィッグスの1stを聴いた時、このバンドすごくスパークスっぽい!と思ったのを覚えてます。レモン・ツィッグスも兄弟バンドなんですよね。レモン・ツィッグスも大好き。
兄弟とか従兄弟とかでバンド組むって、昔からけっこうある話です。オアシスのギャラガー兄弟しかり、キンクスのディヴィス兄弟しかり、ビーチ・ボーイズ、ヴァン・ヘイレン、AC / DC、ハート、CCR、ハンソン、、、日本だと何があったっけ。カッツェしかパッと思いつかない。イエローモンキーもそうか。イエローモンキーってちょっとスパークスっぽい要素ありますよね。
兄弟バンドは何かと便利そう。練習するにも、飯食ったらお前の部屋で演ろうぜ、と、すぐ集まれる。メンバー探す手間も、身内兄弟に《お前ちょっとベース覚えろや》とかで始められたら手っ取り早いって話ですね。
兄弟でバンドやってて、スパークスほど長く現役活動してるのって、ちょっと珍しい気がします。身内って遠慮がない分、言いたいことは言えるけども、ド喧嘩したらトコトン顔も見たくなくなるってパターンも多そう。スパークスはどうなんでしょう。いろいろあるでしょうけど、爆発的にバカ売れしてこなかったからこそ仲良くやってこれたのかも。
そんなわけで、映画が楽しみなのです。僕はまだYouTubeでしかスパークスのライブを観ていないし、二人の人柄もよく知らない。無口に見えたロンが実はすごいお喋りだったりして?僕がスパークスにハマったタイミングで、大画面でスパークスを思いっきり楽しめるなんて願ったり叶ったり。
実は今年、この夏にスパークスは来日して大阪と東京で公演やるらしい。ひとつはサマソニだったかな。フェス、いいなぁ。この映画をきっかけにスパークスにハマる人が増えたら嬉しいですね。
来週の土曜日は久しぶりにマムゼル以外のイベントにお呼ばれしています。歌いますよ。

夜は音楽食堂Mでのオリジナルイベントです。たくさんの共演者の自作曲が聴けそうで、こちらもすごく楽しみです。僕も自分の歌をいっぱい歌います。皆さん良かったらお運びくださいね。
マシス
