社労士のたまご  -18ページ目

人事評価の基本原則

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以前に人事評価の目的を書いてから、かなり間が空いてしまいました。


今回は、人事評価における基本原則に触れてみたいと思います。


基本原則には、次の4つがあります。


(1) 期間の原則

(2) 範囲の原則

(3) 事実の原則

(4) 方法の原則


では、期間の原則とは。


簡単に言うと、評価期間内の出来事に対して評価をするということです。


馬鹿にするな、とお叱りを受けそうです。


原則というものは、理屈は簡単で、当たり前のものばかりです。しかし、その当たり前な事項を、当たり前に実践することが難しいのです。


やってはいけないこととして、次のような要件が挙げられます。


・過去のことを取り上げない。(思い出評価)


前期以前の業績や能力発揮度、姿勢の良し悪しを、今期に引きずり込まないということです。マネージャーはどうしても、「優秀な奴」「役に立たん奴」などとレッテルを貼りがちです。そうではなく、今期の内容について、ゼロベースで見ていくということです。


・一部の目立ったことだけで評価しない。(ハロー効果)


何か一つ大きなプラス(マイナス)項目を捉えることによって、全体をプラス(マイナス)に評価してしまう、というハロー効果の典型です。どこがプラスで、どこがマイナスかをしっかり把握することが必要です。


・期末のことだけで評価しない。(期末評価)


期初の頃の出来事は記録もされておらず、記憶が曖昧なため、つい直近の出来事にのみ目を向けて評価をしてしまいがちです。考課表が人事から回ってくると、ああ、面倒な時期が来たと受け止めてしまいます。これでは、マネジメントツールにはなり得ません。


・やってもいないことで評価しない。(成長期待論)


潜在能力がありそうだからと、できてもいないのに、きっとやってくれるだろうと今後を期待して、プラス評価をしてしまいがちです。顕在化された事柄に対して、評価することです。


ここには、前回触れたように、評価期間を通して筋道を追って根拠を示す、説明責任 が重要なキーファクターになってきます。



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高松の熱燗と京の茶漬

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西日本では、古くから「高松の熱燗、京の茶漬け」という、お客様への挨拶というか、客あしらいがあります。最近はあまり聞きませんが。


高松の熱燗というのは、来客といろいろ話をして、その人が帰りかけると、「まあ、まあ、熱燗で」と声をかけます。


お客の方は、なにか熱燗でも出るのかと思って座り直しても、何も出ないのですね。


これが、その地方の挨拶で、「ほんとになんにもお構いできませんで・・まあ、あつかわんで」という意味だそうです。


一方の、京の茶漬です。これは結構、有名ですのでご存じの方も多いのではないかと思います。


京都の家に訪問しても、めったにお茶なんか出ません。


そこで早々に、お暇しようとすると・・その、帰りかけた人の背中に向かって、


「ま、お茶漬でもどうどす。」


「それでは」と、また戻ってお茶漬でも頂こうものなら、いやな顔をされるというお話です。


こうした社交辞令や面従腹背の対応も、長きに亘って、支配者が目まぐるしく交代する土地柄での、生き永らえていくための生活の知恵だったのでしょう。


そうしたDNAが脈々と受け継がれている土地で、私は生まれ育ちました。


閉鎖的であり、革新的であり、自由であり、不自由である土地柄を、また、折に触れご紹介したいと思います。


「お茶漬」にまつわる話というのは、京都だけかと思ったら、東京にもこんな話がありました。


最近は、中学校や高校が併設される大学が多くなりました。お茶の水女子大学には、なんと、お茶幼、お茶小、お茶中、お茶高が併設されています。


幼稚園から大学までずっと一貫してお茶の水で過ごした人を、「お茶漬け」と呼ぶそうです。



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丁褒感微名

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丁褒感微名(テイホウカンビメイ)


これは、新将命氏の言葉です。


その昔、この方の講演を聞きにいったことがあります。


「私の話は面白くないぞ、と、私に向けて指をさしてごらん。」


「その指をじっくり見るとね、人差し指は私の方を向いているけど、あとの3本はあなたの方を向いているでしょ。私の話が面白くないのは、聞き手のあなたにも3倍責任があるのですよ。」


この話が印象的でした。



新氏は、経営者とは人間関係の達人である、という信念のもと、実践されたキーワードが、前述の言葉だそうです。


丁・・・居丈高になることなく、丁寧に接すること。

褒・・・いいところを認めて、褒め惜しみをしないこと。

感・・・ありがとうの言葉を忘れないこと。

微・・・微笑、常にスマイルを意識すること。

名・・・会話に相手の名前を盛り込むこと。


並べてみると、それほど目新しいものはありません。人間関係には欠かせない基本的なものばかりです。


同時に、やらなきゃいけない、とはわかっているけど、なかなかできない、というものばかりでもあります。


特に、最後の「名」は、外資系企業の社長を務められただけあって、なかなかアメリカンチックです。


ある実験で、「人間の耳に一番心地よく響く音は何か」を調べたそうです。


それは、鈴虫の音でもなく、オーケストラの壮大な旋律でもなく、「自分の名前」だったといいます。


ここまで聞くと、実践したいとは思うのですが。


「えーと」、「あの」、「ほら」、喉元まで出かかっていて、なかなか相手の名前が思い出せないことが多い、今日この頃です。


まずは、こちらから矯正しないことには、相成りません。



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月とすっぽん

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今日になって、黄砂による霞も薄れ、大分遠くを見通せるようになりました。


ゴビ砂漠では、黄砂が300メートル積もっており、毎年表面の1ミリずつが飛来するとしても、30万年は続くという代物だそうです。


ただ、悪いことばかりではなくて、酸性雨を中和化したり、ミネラルを含んでいるので海に栄養をもたらすという利点もあるようです。


気象庁のホームページでは、GW中と重なったこと、今年は特に酷い状況であること、東北の被災地にも届く、との理由から、黄砂予測図を載せたという話を聞きました。


暇なので、早速覗いてみました。


非常にカラフルで、動画で3日先まで、黄砂がどのように流れてくるか一目瞭然です。


さすが、気象情報を扱う省庁です。


ついでに、最近になって漸く毎日載せるようになったと言われる、放射能影響予測のページも覗いてみました。SPEEDIという、世界に冠たる素晴らしいシステムのようです。


いやはや、月とすっぽん、雲泥の差、雪と墨、提灯に釣り鐘、でした。


まず、白黒でどういう状況だかさっぱりわかりません。静止画像なので、3日先にどのようになるのかもわかりません。最悪なことに、英語で書かれています。勘弁してください。


英語である理由として、IAEAからの要請に基づき資料を作成しています、と注記されていました。


なるほど、国民には目が向いていないのですね。


基本的には、積極的に情報提供している訳ではなく、要請に基づいて出したのがよくわかります。


私たちは、新入社員の頃、悪い情報ほどタイミングを逃さずしっかりと報告するように学びました。


都合の悪い情報から出さないと、信頼は醸成されないと思うのですが。



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失礼しましたは、お詫びの言葉?

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生肉の問題で波紋が広がっています。以前、ユッケや生レバーなどは平気で食べていたので、ぞっとします。

ただ、食中毒が今日のテーマではありません。

昨日、ジムでウオーキングしている最中に、例の焼き肉チェーン店の社長が謝罪会見をしている画面が映し出されました。

結構声高にムキになった語り口で、「・・・お詫び申し上げます。大変失礼しました。」と言い放って会見場を立ち去る場面を見ました。

ずっと画面を見ていたわけではありませんし、TVのことですから、全会見を見せたわけではないでしょうから、見えていない場面でちゃんと謝罪をしていたのかも知れません。

でも、最後の場面で深々と頭を下げたものの、僕ちゃんは悪くないよ、だから本当は謝りたくないよ、という空気が流れていました。

そこで、ちょっと気になりました。

最近、我社の営業の人たちも、同様に「失礼しました」を多用するのです。

礼儀を失し、非礼を詫びるのならわかります。しかし、資料の手配を忘れたり、失態を犯したりしているにも関わらず、我々に対してこの言葉を使うのです。

本人達は、これで謝罪しているつもりなのか、本音は謝りたくないのでこの言葉で代用しているのか、言葉の区別がついていないのか、わかりません。

微妙な利害関係のある我々が注意すると面倒なことになるので、彼らの上司の指導を待つことにしています。

ところが、ラインの上司も最近この言葉を使っていました。

社内と社外とで上手に使い分けできるとも思われませんので、クライアントに対して、ちゃんと対応できているのか心配になります。お恥ずかしい話ですが。

これは、我社の特異体質による現象かと思っていました。しかし、例の若い社長も使うことを見ると、特異体質のせいではないのかもという気がしてきました。

日本語もどんどん変化していくので、「申し訳ありませんでした」と「失礼しました」の境目がなくなる日も近いのかも知れません。


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