40歳目前で恋を知った男の話【16】 | 食べて飲んだら今日も楽しい

食べて飲んだら今日も楽しい

小さい時の夢はコックさんだった、美味しい賄いが食べ放題だと思っていたからだけど。

『冴えない男が手の届かない憧れの美女とデートにこぎつけるまで。』

 

 

 

軋むベッドの上でひとり悶絶していたら

いつの間にか寝落ちしていて気がついたら朝。

 

 

ん、ちょっと待てよ。

メッセージ送ったのは良いけど

今日のフェラーリちゃんの予定聞いてないじゃん!

 

 

恐る恐る携帯を確認したら一通のメッセージが!

 

 

「お腹がすきました」

 

 

以上!

 

 

どっちだ!

予定あるのか無いのか?

 

さぁどっち!

 

検討つきません!

 

 

「では、フロントで待ち合わせて何か食べに行きませんか?」

 

「はーい」

 

 

よし!まだだ、まだ終わってない!

俺のターンは残されている!

 

 

身支度を素早く済ませてフロントへ

そこに凛とした佇まいで現れたフェラーリちゃん。

 

 

昨夜のゆるまった感じも好きだけど

凛としたフェラーリちゃんも大好きだ~

 

 

そして近くのコーヒーショップに入ります

フェラーリちゃんが好きなものがありますようにと願いながら。

 

 

「わたしアップルパイ好きなの~アップルパイ食べよう」

 

 

よし!運は俺に向いている!

 

 

美味しそうにアップルパイを食べながら笑顔のフェラーリちゃん。

 

 

「このアップルパイはいいアップルパイだ!」

なんて言ってる。

 

 

あ~夢のようだ~

モーニングコーヒーを一緒にいただけるなんて

そしてアップルパイを美味しそうに食べるフェラーリちゃんを見られるなんて

 

俺は最高に幸せものだ!

そしてやっぱりフェラーリちゃんは天使だ!

 

 

コーヒーも残り少なくなって来た頃

勇気をだしてフェラーリちゃんの予定を聞きます。

 

 

「今日のご予定はいかがですか?」

 

 

「今日は一日ヒマですよ」

 

 

よし!心のなかでガッツポーズ!

 

 

「じゃあ映画を見に行きませんか?」

 

 

「スーツケースあるから歩きまわるのはイヤだな。どうせはまちゃんが持つんだけど」

 

 

「…それはもちろんなんですが、なら1回解散してまた会うのはどうですか?」

 

 

「それは面倒くさいなぁ」

 

 

まだ諦めません。

 

 

「じゃあドライブしませんか?箱根とかどうでしょう?涼しいですよ。

車にスーツケース置いておけばいいし

帰りも家の前まで送っていけますよ~」

 

 

「お家を知られちゃう」

 

 

「じゃあお家がわからないけど

歩いて帰れるぐらいの所で降ろしますよ~」

 

 

「うん、いいよ。ドライブ行こう!」

 

 

やったーーー!!!!

 

俺の得意なドライブ!

ハマヤ家まで車を取りに行きます。

 

 

「スーツケースに大切なモノが入っているから慎重に持ってね」

っと前日から言われ続けていたハマヤ

ここで中身がわかります。

 

メロンでした!

 

「ひとりでは食べきれないからはまちゃんにあげるよ~

これからドライブなら冷蔵庫に入れないと悪くなっちゃう」

 

 

初めてのプレゼントです!

狂喜乱舞です!

 

 

メロンいただきました~

(メロンは後日、母と美味しく頂きました)

 

代わりと言ってはなんですが

母が旅行で買ってきたカステラをあげました。

 

 

旅行に行った母上様!ありがとう!

 

 

そして箱根に向かいます。

 

ハマヤのドライブといえば箱根!

ぐらい行きまくっているので

渋滞する場所も脳みそに入っています。

所要時間もだいたい把握しています。

 

 

この先はハマヤのホームグラウンドです!

ハマヤのターン!ボーナスステージの幕開けです!

 

 

 

続く

 

 

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