40歳目前で恋を知った男の話【7】 | 食べて飲んだら今日も楽しい

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小さい時の夢はコックさんだった、美味しい賄いが食べ放題だと思っていたからだけど。

『冴えない男が手の届かない憧れの美女とデートにこぎつけるまで。』


7月14日。
月に一度の心のお稽古Beトレの日。


いつも事件は現場でおこる!


Beトレは前半セミナー形式で
師匠のありがたいお話を聞き
長い長い休憩時間を挟み
後半は質疑応答があるんです。

今回、心屋塾マスターコース39期の同期と一緒に行ってたんだ。


前半戦は同期と最前列で仲良く聞いていたのに
休憩中にウロウロしてたら同期とはぐれて一人ぼっちに。
休憩って、30分近くあるんだけどな。



誰にも相手してもらえなくてイジけて席に戻って後半戦を待つ俺。

そしたら戻ってきた恋キューピットマミリンが

「フェラーリちゃん来てるよ?
誕生日おめでとうコメント動画のお礼言ったの?」



なんですと!

なんで俺は見つけられないんだ…
とっとと席に戻った自分のソウロウさを恨む。


そして無情にも開始される後半戦。
この会場の中にフェラーリちゃんがいる!
同じ空気を吸っている!
どこだ!どこだ!どこなんだー!!!



やっとこさ後半戦の質疑応答も終わり
さて、みんなでご飯でも行きましょうってなったけど


まだだ、まだ早い!
今はかえれない!



やはりご挨拶はしっかりとせねば!


このままご挨拶無しで帰ったら
フェラーリちゃんの記憶から
濱谷は消し去られ忘却の彼方へ。

そう、ただの全裸待機してる変態さんにもなれません。


ギラギラしつつもなすすべもない俺のところに
恋キューピットマミリン再び!


「フェラーリちゃんあそこにいるよ!ご挨拶に行ってこい!」

しかし進歩の欠片もないビビりの俺は一言。

「マミリン一緒に来て♡」


俺、ムリっす。
一人じゃムリっす。


フェラーリちゃんの側まで行ってもマミリン様に全てを委ねた。


「あ、フェラーリちゃん!」


マミリンが呼び止める。


「すげー可愛い…」
俺の口から心の声が漏れる。
それが聞こえて笑うフェラーリちゃん。

おい他人事だと思うなよモテない男ども!
憧れの人の前ではお口にチャック忘れんなよ!



「この前は動画をありがとうございました。これが同期のはまちゃんです」


マミリンが俺を紹介してくれた。
(後から聞いたら、この紹介してもらうって行為も良かったらしい。彼女はバンバン声かけられる人だからね。)


やっべ。
俺の話す番だ( ´;゚;ё;゚;)
俺の話す番だ( ´;゚;ё;゚;)
俺の話す番だ( ´;゚;ё;゚;)


「はじめまして濱谷ですいつもブログ読んでますニコ生の配信見てました誕生日の動画もありがとうございました!」
句読点無し、早口、油ギッシュフェイス!
ってただの変態さんじゃん(笑)
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汗だくで顔真っ赤でホントただの変態さん!


会話なんて成り立ってなくて
何話したのかなんてあんまり覚えてない!


あの時の素敵な記憶達!帰ってこーい!



そして俺にはもうひとつなさねばならないミッションがある。
厚かましくもフェラーリちゃんとのツーショット写真の撮影だ。


だってだって

家宝の1つにしたいじゃないか!
孫子の代まで自慢したいじゃないか!


ここで撮らなきゃ男がすたる!


だがしかし、生まれながらにすたっている男はナチュラルに男がすたる選択を取ろうとする。

ありがとうございました!と言ってその場を離れようとしたその時!


「写真一緒に取らなくていいの?」


マミリンさま降臨!!
俺の心読んでいるのかマミリン!
魔法使いかマミリン!
ありがとう一生ついて行きますマミリン!

そして憧れのフェラーリちゃんとのツーショット!

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誕生日おめでとうコメント動画に続き家宝がまた1つ増えました。



棺に入れるんだー♡


続く!

 


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