40歳目前で恋を知った男の話【5】 | 食べて飲んだら今日も楽しい

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小さい時の夢はコックさんだった、美味しい賄いが食べ放題だと思っていたからだけど。

『冴えない男が手の届かない憧れの美女とデートにこぎつけるまで。』



こんにちは、
イケてないほうのメンズ代表
濱谷マサヒロです。




いいか、よく聞け俺。

出会いはいつも突然!



月に一度の心のお稽古Beトレの会場が
五反田の会議室から
有楽町のよみうりホールに変わった
5月の出来事。

心屋塾マスターコースの卒業合宿を
6月に控えていて
軽井沢で行われる合宿に
車でいこうと思っていた。

マスターコース同期と
キャッキャ、うふふしながら
途中サービスエリアとか寄って
ソフトクリーム食べながら
新緑の軽井沢へ。



そうだ〜
車で行くの報告しないといけないから
アシスタントのミコちゃん(合宿の連絡担当になっていたんです)探そっと!


と思ってロビーをフラフラしていた。

ミコちゃん発見!

長身で美脚のミコちゃんはすぐに見つかった。

近づいていったその時。




うん?
あれ?
なんか見たことある人とお話しているな?



あ!
あれは!!!!!!!!!!!!!!!



え!



マジで!



うぉーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
いたーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!


念願の!



生!フェラーリちゃん!


まさか本当に実在していたとは!!



ナマすげーーーーーーーーーーー!!!!
かわいいーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
天使じゃーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!



チャンス!
話しかけるチャンス!
ようやくチャンスが巡って来た!


ウキウキ、ドキドキしながら近づいて行った俺。

たぶんそうとうキモい。
でもそんなことはどうでもいい。

その時の脳内はこんな会話が繰り広げられていた。



濱谷A(以後A)「フェラーリちゃんだ!フェラーリちゃんだ!フェラーリちゃんだ!」



濱谷B(以後B)「待て俺!静まれ俺!いったん鏡で現実みろ俺!」



A「なんだよ邪魔すんなよ、素敵な出合いは挨拶からだろ!」



B「フェラーリさまはミコちゃんとお話しなさっているのが分からないのか!」



A「は?お前マスターコースで何勉強してきたんだよ!迷惑かけてもいい!!じゃねーのかよ!」



B「いや、ダメだろ、フェラーリさまにだけは迷惑かけちゃダメだろ。タイミングってものがあるだろ。」



A「俺は行くぞ!!こんなチャンス二度とないかもしれないぞ!お前どんだけビビりなんだよ!」



B「あぁビビリで結構!マスターコース行ったってこんなもんだよ!」




ここでも草食系の血が騒ぎ出す。

俺のとった選択は


C「ミコちゃん、車で行きますね~」


THE 業務連絡!! 


横目でフェラーリちゃんを見ながら
スゴスゴと引き返したのでした。


バカ!おれのバカ!


後で話を聞いたら
この時俺が話しかけたの
覚えていたんだって。


まさにバカ!
もしあの時 勇気を出して話しかけていれば、今ごろフェラーリちゃんと幸せな新婚生活が送れたかもしれないのに!!



あーーーーーーーーーーーー!!!!




続く!




 


40歳目前で恋を知った男の話【1】


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40歳目前で恋を知った男の話【4】