三ツ合鍾乳洞の入り口(過去のブログ記事より) | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

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 大岳鍾乳洞や大滝へ行く大岳林道の基点である養沢バス停よりも少し南に、「三ツ合鍾乳洞(みつごうしょうにゅうどう)入り口」というバス停があります。そこから西へ、狭い林道を行くと、三ツ合鍾乳洞に着きます。徒歩だと15分くらいかかります。バス停からの距離ですと、大岳鍾乳洞よりも近いわけですが、坂道はちょっときついです。

 私は小学校5年の時、10月10日でしたが、同級生3人と、同級生の弟と、私との5人で三ツ合鍾乳洞」と大岳鍾乳洞と養沢鍾乳洞(現在は見学できないらしい)の3箇所に行ったことがあります。三ツ合鍾乳洞にはそのとき以来なので、せっかく養沢まで来たのだからと、クルマで行くことにしました。

 鍾乳洞の入り口のすぐ手前に駐車場があります。広くはありませんし、坂の途中なのでクルマが斜めになりますが、クルマで来た以上、そのような場所でも停めなくてはなりません。

 駐車場と鍾乳洞の入り口との間には小屋があり、鍾乳洞の見学の受付所になっています。「すいませーん」と声を掛けると、中から老婦人が(大岳鍾乳洞の管理人のおばあさん程の年齢ではないですが)現れ、もう夕方なので鍾乳洞の入り口を閉めようかと思っていたところなんですよ、と言いましたが、私も来たうえに、私が声を掛けた直後にも若いカップルらしき(?)男女が来て、さらにもう一人、若い男性が姿を現したので、管理人の老婦人は鍾乳洞の入り口へ行き、閉めかけていた扉を開けました。

 この鍾乳洞の見学料金は、大人で400円。大岳鍾乳洞よりも100円安いですが、規模は小さいです。ただし、洞内の鍾乳石等の保存状態は大岳鍾乳洞よりも良いです。

 なぜ保存状態に違いが出来たかというと、大岳鍾乳洞が発見された当時は、夜間に扉を破って侵入する「鍾乳石どろぼう」があとをたたない状態で、大岳鍾乳洞発見者田中夫妻を悩ませたようで、大岳鍾乳洞よりも後に発見された三ツ合鍾乳洞はそのことを教訓として扉や柵を厳重にしたようです。

 

(2011年5月19日の「石川鏡介のブログ」より転載)

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