性教育でプライベートゾーンのお話を、子どもたちにする機会が多いのですが、

そんなこととつながり、最近よく思うのがマタニティフォトをSNSに掲載することの是非についてです。

 

妊婦さんの大きなお腹は本当に愛おしく素敵だと思っています。

記念に残すのはいい思い出にもなるでしょう。

私自身は、マメに写真を撮る方ではないため

もっと妊娠中の写真を残しておけばよかったなあと思うこともあります。

 

最近はお腹にペイントをしたり、比較的薄着や裸に近い姿での撮影も多くて

SNSで拝見すると少しびっくりしてしまうこともあります。

みんなに見てもらいたい気持ちもわかるのですが、あくまでSNSというのは公共の場。 

赤ちゃんが欲しくても授からない方、美しいと思う人もいれば不快に感じる人もいますし、妊婦への性的嗜好を持つ人が目にすることもあるかもしれません。そう思うと妊婦さんの安全を守るという意味合いからも大丈夫かなと感じることがあります。デジタルタトゥー。インターネット上に書き込まれた言葉や写真は、一度アップされたらなかなか完全に消すことができません。


 

妊婦だからどうこうということではなく、

「プライベートゾーン=自分だけの大切な場所」

ということはやはり大切な気がしています。

 

色々なことがイベント化、商業化すると何となく麻痺してしまうことがあるかもしれません。

みんながしていると、なんとなく良さそうだって

思うかもしれません。みんながやってるからやらなきゃって気持ちに駆られるかもしれません。

 

SNSにアップすることが絶対にダメだと断定したいわけではありません。何事も「自由意志」ですから。

ひとつひとつ物事をよく考えて自分がどうしたいのかを考えること、これからの時代は大切かもしれません。

 

 

新生児から使える抱っこひも選び、赤ちゃんにとって安全で心地良い抱っこひもや、自分にとっても快適な抱っこひもをどのように見つけたら良いか、選び方の基準についてお伝えしたいと思います。

 

●産褥期の過ごし方とベビーウェアリング

産褥期とは、妊娠・分娩によって変化した母体が非妊時の状態に戻るまでの期間をいい、分娩後から6~8週間までのことを指します。この期間は、ママはなるべく赤ちゃんのお世話以外はゆっくりと横になって体と心の休養をとることが大切です。ただ、上のお子さんのお世話や核家族で頼る人がいないなど、横になっていられない状況もあると思います。コロナ禍では、里帰り出産を控え、夫婦だけで産後を乗り切るという方も多いのではないでしょうか。

 

また、多くのパパママが、赤ちゃんをお布団に寝かせると泣くという俗にいう「背中スイッチ」に、悩まされ、ずっと抱っこをしているというお話もよく聞きます。産後はホルモンの影響もあり、通常のときよりも腱鞘炎になりやすいため長時間の素手抱っこは体に負担がかかります。首すわり前の低月齢の赤ちゃんを、素手で長時間抱っこするのは難しいことも多いため、赤ちゃんにも抱っこする大人にも安全で快適な、ベビーウェアリングは、負担軽減の一つの方法となるかもしれません。

抱っこひも=お出かけの時のアイテムというイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、赤ちゃんが泣き止まないときなどお家の中で赤ちゃんの抱っこが必要なときに、抱っこひもを上手に活用することで、手や腕の負担が軽くなり、楽になります。また、赤ちゃんとのふれあいを、暮らしの中で自然と持つことができ、親子の絆がより深まることもベビーウェアリングのメリットのひとつです。赤ちゃんがご機嫌でいる時間が増えると、親としての自信もつくでしょう。

 

●抱っこ紐での横抱きと縦抱き

横抱きは背中と首を支えやすいため、新生児期~首すわり前には横抱きをする機会が多いかもしれません。しかしながら抱っこひもでの横抱きは、開脚の姿勢がとれず、両脚が伸ばされるМ字開脚を保持することが難しいことが示唆されており、日本整形外科学会, 日本小児整形外科学会は股関節の健全な発達のために、首すわり前からの、縦抱き「コアラ抱き」を推奨しています。

http://www.jpoa.org/wp-content/uploads/2013/07/pediatric180222.pdf

また、過去に国内外で横抱きのスリング内での赤ちゃんの死亡事故が数件おきています。横抱きのスリングでは、背中が丸まりすぎて首と胸がくっついてしまい窒息のリスクが高まることから、注意が必要です。

快適かどうかの観点から考察すると、抱く人との接地面が狭いため体重分散しにくく、長時間の横抱きは体に負担がかかること、また手でずっと支えておく必要があるため、生活する上での不便さがあるかもしれません。

 

●首すわり前の赤ちゃんを縦抱きするポイント

 

①    背中の「し字」カーブをしっかり支える。

新生児の重心は頭部にあります。赤ちゃんの首から腰までをしっかりサポートしてあげることで安定します。素手抱っこの場合は肩甲骨の間の位置を特にしっかりと支えることで、丸まりすぎを防ぐことができます、顎と首の間は、指2本くらいの間隔をあけ、気道を確保しましょう。

②足は、抱きあげたときの自然なМ字開脚を保つ

足は赤ちゃんが自然にとるМ字開脚を保ちます。生後2週目くらいまではあまり膝が開かないように感じることも多いと思いますが、少しずつ膝が外にひらいていきます。赤ちゃんの股関節は軟骨でできており非常にデリケートです。無理に開かないように赤ちゃんが取る自然な姿勢を保ってあげましょう。生後1か月を過ぎるころには大人の身体にしがみつくようなМ字開脚の姿勢がとれるようになります。膝がお尻より高い位置にある、М字開脚をとることで発育性股関節形成不全の予防になります。

 

③おでこにキスができるくらいの高い位置で密着して抱っこする

おでこにキスができるくらいの高い位置で抱っこすると、赤ちゃんの体重が大人の胸の上でしっかりと体重分散します。腕だけでなく身体全体を使って抱っこできているとお互いに安定します。また赤ちゃんの様子も観察しやすく、アイコンタクトもとりやすいでしょう。出生直後に行われる母子の皮膚接触のように、赤ちゃんは体重を大人に預け、大人は赤ちゃんがグラグラしないよう背中を手や腕でしっかりと支えることで安定します。お互いにリラックスしたふれあいの時間は、愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌を促し、親子の絆をより強くします。

 

 

新生児から使える抱っこひもの条件

赤ちゃんの自然な姿勢である『М字開脚姿勢』を保ち、なおかつ高い位置で密着できる赤ちゃんにピッタリとフィットするものを選ぶことが大切です。赤ちゃんは、生まれてから生後半年頃までは特に急成長します。そのため新生児期から使用する場合は特に、抱っこひもに赤ちゃんを合わせるのではなく、赤ちゃんの身体に抱っこひもを合わせられるような、きめ細やかな調整ができるものがおすすめです。

1:赤ちゃんの脚の開きに合わせてシート幅(膝~膝の幅)を調整できるもの

日に日に成長する赤ちゃんの膝がお尻よりも高くなるM字開脚を保つためには、赤ちゃんの脚の開きに合わせて、シート幅(膝から膝の幅)調整できることが大切です。抱っこ紐のシートが膝裏ぴったりに届くようにシート幅を調整できることが大切です。赤ちゃんの成長にあわせて幅が足りないと、赤ちゃんの脚がまっすくにぶら下がった抱っこ姿勢になり、M字開脚が保てません。逆に、シート幅が広すぎる場合は開脚しすぎとなり、自然な股関節の動きとは逆の内旋(内側にねじれる)という動きが起きるため、まだやわらかい関節に負荷がかかってしまいます。

 

2:抱っこひもの背当て布で赤ちゃんの背中全体をサポートできるもの

背中全体をしっかりと支えるためには、抱っこ紐の背あて布がぴったりと赤ちゃんに沿い背中全体をサポートできることが大切です。そのためには成長する赤ちゃんに合わせ「背当ての高さや幅」を調節できることが大切です。

 

3:赤ちゃんのお尻を立体設計でしっかり包み込むもの

シート幅や背あての高さがぴったりでも、立体構造でなければ理想的なM字開脚が保てないことがあります。立体的シート構造の抱っこ紐なら、抱っこに不慣れな新米ママやパパにも新生児からの股関節の開脚や「し」カーブ背中に整えやすくなります。

4:ウエストベルトや肩ベルトが、抱っこする人にぴったり調整できるもの

抱っこ紐のウエストベルトや肩紐(肩ベルト)と身体との隙間がなく、ぴったり調整できるかどうか必ず確認しましょう。流行や口コミのよい抱っこ紐が必ず自分に合うかどうかはわかりません。国内外を問わず抱っこ紐メーカーによって規格が様々であり、一概にどの抱っこ紐がいいということは言えません。必ず購入前に試着をしましょう。

 

 

●ベビーウェアリングコンサルタントに相談しよう

抱っこひもにはさまざまな種類があります。どの種類が自分に合うのか分からない場合は、抱っこひもの専門家ベビーウェアリングコンサルタントへ相談することをお勧めいたします。

 


 

知人友人からのおさがりや、リサイクルショップやフリマアプリ等で抱っこひもを購入使用する方もいらっしゃるかもしれません。このような、抱っこ紐の二次利用については、注意点があります。

 

①     製品の経年劣化:抱っこ紐のメーカーの示している耐用年数は平均3年程度です。3年以上使用すると、全体的な型崩れ、生地やバックルの強度の低下が生じるため、適切に使用しても安全の保証が難しいケースがあります。

②     リサイクルショップやフリマアプリ等での購入の場合、製品の使用状況がわかりづらい

③     取り扱い説明書の添付がない場合、適切な使い方が把握できない

 

基本的には、上記の懸念点より多くのメーカーが、二次利用について推奨はしていません。しかしながら現状として、多くの「中古抱っこひも」が流通していることから、使用する人それぞれが安全に使えるように注意する必要があります。取り扱い説明書については、サイトでの閲覧、印刷ができる、メーカーがたくさんありますので、検索をしてみるといいかもしれません。抱っこ紐安全協議会のホームページで、様々なメーカーの抱っこ紐の取扱説明書が閲覧できるページもあります。

 

 

 

基本的に、私自身も抱っこ紐の二次利用については安全性を考慮すると推奨していません。

ただそれぞれのご事情もありますし、おさがりでもらった抱っこ紐が実際に使えるものかどうかの見極めや、フリマアプリ等で購入する際に気を付けることなどについて、ポイントをおさえながらご一緒に考えることが可能です。

お気軽にご相談ください。

 

●適切で快適な抱っこ紐の使用と事故予防 

適切で快適に抱っこ紐を使うことは、事故の予防にもつながります。

 

抱っこ紐安全協議会が毎年調査しているアンケートで

「抱っこ紐やおんぶ紐使用時における安全関する調査データ」があります。

2020年をみると、アンケートに回答した3,726件のうちの20%、736名の方が事故やヒヤリハットを体験していたことが分かりました。

その中でも、一番多いのは、「落下」で、573件です。

次に多いのは「手足への強い圧迫」で84件です。

 

2枚の写真を比べて見てみましょう。

 

親子が密着して抱っこをした場合には大人が前屈みになっても体が離れることはありません。

密着していない場合には、隙間が大きくなり、落下の危険性が高くなります。

また、密着していない時には、抱っこ紐の中に赤ちゃんが埋もれて窒息のリスクが高くなります。低月齢の赤ちゃんや寝ている赤ちゃんに起こりやすく、抱っこ紐での窒息による事故死も、過去発生しています。

 

日本国内での窒息死

2009年10月/2ヶ月女児

2019年3月/1ヶ月女児

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0019_example2.pdf

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0019.pdf

 

素手抱っこのときにも抱っこ紐をつかったときにも、赤ちゃんの背中は、まんべんなく支え、抱っこする人と赤ちゃんが密着するように抱く!

それが、落下や窒息の事故の予防につながります。

また赤ちゃんの顔や全身が観察できるようにすることも大切。口や鼻の周りに呼吸を妨げるものはないか、手足が自由に動くか、圧迫されていないかどうかなどを気にかけることも、事故予防につながります。

購入する際に、皆さんが気にかけることのひとつに、「人間工学に基づいて作成されたかどうか」とか「SGマーク」等の安全に対する保証があるかもしれません。

しかしながら、大切なのは「使い方」です。

どんなに良い保証のついている抱っこ紐でも、使い方を誤れば親子の健康を阻害しかねないものとなります。基本の抱っこのポイントを押さえておくことと、製品の取扱説明書をよく読み、使い方を理解することが大切です。

また、その製品が使用する赤ちゃんの日・月齢、発達段階や体重等に合っているかというところも確認しましょう。 

取扱説明書を読んだだけでは、なかなか理解しづらい部分があるのも現実です。実際に落下は、落下しそうになった、を含めて、お子さまの動きによるものが9件、おんぶの時と、おんぶにしようと抱き方を変えようとした時と合わせて5件、前かがみの姿勢で4件あったという結果がでており、これらは説明書を熟読していても起こりうることだと思います。

赤ちゃんの発達段階に応じて気を付けるポイントや、自分の赤ちゃんと自分の傾向を知り実際に使い方を習得するには、ベビーウェアリングコンサルタントによる個別性を考慮したレクチャーも役立つかもしれません。

 

コロナウイルスが猛威を振るっており、高知県は県のレベルが非常事態となりました。

助産院の集団クラスは、しばらくお休みとさせていただいています。

4月からなんとか毎月実施してきた、ベビーウェアリングクラスも8月は中止。今までできてきたことも奇跡だったなあと思います。9月も開催できるか微妙なところです。

そこで親子が快適な抱っこと抱っこ紐の選び方のポイントについて、ブログでギュッとまとめて

お伝えしようと思います。

 

抱っこ紐は、多くの方が一つは持っている子育て用品ではないかと思います。皆さんは何を基準に抱っこ紐を選ばれるでしょうか?平成26年に東京都商品等安全対策協議会 抱っこ紐等の安全対策報告(平成26年報告)

 

 

にて、1歳から3歳の子供のいる抱っこひも等の使用経験者(約1,000人)に対し商品の使用実態や事故事例等を調査した結果によると

●購入は「赤ちゃん用品専門店」が5割、ネット通販の利用が4割

●参考にする情報は「友人・知人などの話」や「インターネットの口コミサイト」が多い

●優先した項目

「子どもの安定性」「保護者の体への負担の小ささ」が多い

との結果でした。コロナ禍の現在では、ネット通販やフリマアプリでの購入割合も増えているかもしれません。

 

他の子育て用品と抱っこ紐の異なるところ。それは

「赤ちゃんと抱っこする大人の両方の身につける道具」だということ。

流行の抱っこ紐が全ての方に合うわけではありません。赤ちゃんの生まれた週数、体重、抱く人の体格や性格、生活様式、いつどんなシーンで抱っこ紐を使いたいのか、それによってニーズを満たす抱っこ紐はそれぞれです。

どんなに優れた抱っこ紐でも誤った使い方をすれば事故につながったり、赤ちゃんや抱っこする人の身体に負担がかかったりすることもあります。

自分に合った抱っこ紐を選び、安全で快適に使うためにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか。

~自分に合った抱っこ紐を選び、安全で快適に使用するポイント~

●快適な素手抱っこが、再現できる使い方のできるものを選ぼう

 

素手の抱っこのポイントをおさえましょう。

 

①  赤ちゃんのお尻は、大人のおへそより高い位置で抱っこしましょう。高い位置で抱っこすることで、重心があがるため大人の負担が減ります。赤ちゃんの視界も広がります。

②  赤ちゃんの膝がお尻より高いМ字開脚の姿勢を心掛けましょう。М字開脚を保つことで、発育性股関節形成不全の予防になります。

③  赤ちゃんの背中は、まんべんなく支え、抱っこする人と赤ちゃんが密着するようにしましょう。背中が丸まりすぎると、呼吸がしづらくなります。背中のカーブは顎と胸が2本分ずつ離れる程度にしましょう。

④  赤ちゃんの手は上にすることで、肺が広がり呼吸がしやすくなります。手と手、手と口がふれあうことで赤ちゃん自身の身体の探求にもつながります。

⑤  赤ちゃんの顔や全身が観察できるようにしましょう。口や鼻の周りに呼吸を妨げるものはないか、手足が自由に動く状態かどうかなどを気にかけましょう。

 

日本ベビーウェアリング協会の快適抱っこのリーフレットは無料ダウンロードもできますので

参考にしてみてくださいね。

 

 

●必ず、試着をしよう。

ネットでの購入は、便利ですが実際に身に着けてみないと使用感はわかりません。レンタルサービスや、試着後の返品交換を行っているメーカーもありますので、そのようなサービスを利用して購入前に試着をしてみましょう。

 

●取扱説明書を必ず読もう

なんとなく自分流に抱っこ紐を使うと、事故につながる可能性もあります。また快適に使えず肩こりや腰痛などの身体不調につながることもあるかもしれません。また誤った使い方で、赤ちゃんに負担がかかり、将来の健康に影響が出ることもあります。

必ず使用するときには取扱説明書を読みましょう。動画で使い方を説明している商品もたくさんあります。正しい方法で装着することが大切です。

 

●ベビーウェアリングコンサルタントのサポートを受けよう

ベビーウェアリングコンサルタントとは、抱っこ紐の使い方等に関連する専門知識と実践方法を一定時間学んだ専門家です。自分に合った抱っこ紐の選び方を具体的に知りたい場合や、お手もちの抱っこ紐の使い方がわからない場合などサポートを受けることで、解決につながるかもしれません。お近くの抱っこ紐の専門家を探すことのできるリンクです。

 

 

 

皆さんの健康が守られますように。お祈りしています。

ご相談はお気軽に公式ラインまでご連絡下さい。