Marc のぷーたろー日記 -65ページ目

「グランツーリスモ」('23)

 

日本生まれのカーレースゲーム「グランツーリスモ」のユーザからプロのレーサーとなったヤン・マーデンボローの実話を映画化したカーレース映画です。主演はアーチー・マデクウィ、共演はデヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム、ダレン・バーネット、ジェリ・ハリウェル・ホーナー、ジャイモン・フンスー他。日本から平岳大さんがゲームを考案した山内一典さんの役で出演しています。

 

Wikipedia「グランツーリスモ (映画)」

 

王道の少年漫画の世界。

 

ゲームにもカーレースにも全く興味がないのですが、それでも充分に心震わされました (^^)

 

そして何より、人情味のあるキャラクターをデヴィッド・ハーバーが持ち味を活かして魅力的に演じていてグッド!

「ガンズ&バレッツ CODE:White」('22)

 

ともに追われる身となった女性刑事と殺し屋が犯罪組織に戦いを挑むさまを描いたアクション映画です。主演はマイケル・ルーカー、オルガ・キュリレンコ、共演はブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、バディル・デルベス、マイケル・ローズ他。

 

観る前はオルガ・キュリレンコ演じる女性刑事を中心に話が展開するのかと思っていたら、完全にマイケル・ルーカー演じるベテランの殺し屋がメインだったのにはちょっとビックリ。オルガ・キュリレンコを前面に出したポスターは完全に詐欺。

 

それはともかく、ストーリーもアクションも酷かったなぁ…。

 

ストーリーが酷いのは観る前からわかっていましたが、肝心のアクションは輪をかけてダメ。殺される役があまりに無防備でいかにも「撃ってください」と言わんばかりの立ちんぼ。そのせいで全然スリルがない。

 

この手の「C級」映画に出まくっているブルース・ウィリスはともかく、オルガ・キュリレンコとジョン・マルコヴィッチが何故出演をOKしたのか本当に謎。

「ハイ・ヒート その女 諜報員」('22)

 

元KGB工作員の最強女性シェフが、店を襲うギャングたちに銃弾のフルコースを振る舞っていくさまを描いたリベンジアクションです。主演はオルガ・キュリレンコ、共演はドン・ジョンソン、ダイアモンド・ダラス・ペイジ、ケイトリン・ダブルデイ、ジャッキー・ロング、アイヴァン・マーティン他。

 

「B級アクション映画としては」充分にアイデアもキャストもいいんだけれど、それらが全く活かされていない orz

 

とにかくテンポが悪すぎ。

 

コメディ部分にこだわりがあることは分かるのですが、それがダラダラと長く、しかもこれっぽっちも面白くない…。

 

しかも肝心のアクションの見せ方が凡庸で退屈…。

 

おそらく演出を変えるだけで「面白いB級アクション映画」にできたはずで、それが本当に残念。

「地球へ…」('80)

 

竹宮惠子さんの同名漫画を原作とし、はるか未来のコンピューターに完全に管理された世界を舞台に、新人類ミュウと人類との戦いを描いたSFアニメーション映画です。声の出演は井上純一さん、沖雅也さん、秋吉久美子さん、志垣太郎さん、薬師丸ひろ子さん、古谷徹さん、神谷明さん、岸田今日子さん、増山江威子さん、池田昌子さん、小山茉美さん他。

 

Wikipedia「地球へ…」

 

とてもとても思い入れの強い作品で、これまでに何度も数えきれないほど観てきましたが、久しぶりに全編を通しで観てみました。

 

映画公開当時も感じましたが、原作に対して尺があまりに足りず、駆け足になってしまっているのは残念ですし、作画レベルの低さはとても気になります。特に、実写映画の監督である恩地日出夫さんらしい、カット割が極端に少なく、長回しを多用するというアニメーションとしては極めて珍しい演出に耐えられる作画でなかったのは本当に残念。そもそも竹宮惠子さんの絵ではないですしね。

 

それでも、佐藤勝さんの(古臭さはありますが)格調高い音楽や、海洋生物をイメージしたミュウの宇宙船の斬新なデザインなど、好きなところは山のようにあり、今なお自分にとって特別な作品であることを再確認しました。

 

また、映画公開当時はあまり評判の良くなかった、プロの声優ではない、人気俳優をメインキャストに起用した点についても、自分としてはさほど悪いとは思わず、むしろ、キース役の沖雅也さんやフィシス役の秋吉久美子さんは雰囲気や台詞回しがとても気に入っているのです。ただ、薬師丸ひろ子さんだけはもうちょっと何とかならなかったのかと (^^;;;

 

そんなわけで久しぶりに観た今回も、とてもとても楽しめました (^^)v

「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」('19)

 

クエンティン・タランティーノ監督の映画作りに懸ける情熱と製作秘話を関係者が語るドキュメンタリー映画です。出演はマイケル・マドセン、ティム・ロス、サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、クリストフ・ヴァルツ、ダイアン・クルーガー、ジェイミー・フォックス他。

 

Wikipedia「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」

 

タランティーノ監督の熱心なファンというわけではないものの、ほとんどの作品を観ており、観るたびに「うまいなぁ」「タランティーノ監督は本当に映画が好きなんだなぁ」と思うのですが、その思いを確認するようなドキュメンタリー映画でした。

 

存命中で、しかも現役の人物のドキュメンタリー映画であれば、一般的には本人のインタビュー映像も多少はあるものですが、それが一切ないのはちょっと新鮮。出演した俳優をはじめとする関係者たちのインタビューに、映画の一部やそれらのメイキング映像を合わせ、再現映像はアニメーションで表現しています。

 

また、タランティーノ監督のキャリアを語るにあたって外すことのできない「悪名高きハーヴェイ・ワインスタイン」との関係もしっかり描き、タランティーノ監督を単に褒め称えまくって聖人化するような内容にしていないのはグッド!

「The Son/息子」('22)

 

フロリアン・ゼレール監督が自作の戯曲を原作とし、息子と父親の苦悩を描いた人間ドラマです。主演はヒュー・ジャックマン、ゼン・マクグラス、共演はローラ・ダーン、ヴァネッサ・カービー、アンソニー・ホプキンス他。

 

Wikipedia「The Son/息子」

 

ただただ切なかったなぁ…。

 

主人公のキャラクター造形は実にわかりやすい。

 

自分の父親が仕事第一で家族を全く顧みなかったことに反発し、「良い父親」であろうとするものの、結局は自分も父親と大して変わらなかったことに気づいて愕然とするなんてのは、物語としては陳腐とも言えます。

 

しかし、それでもなお、観る者に深く突き刺さる物語として描き切っているのは見事。

 

僕には子供はいませんが、それでも、この主人公と同年代ということもあり、もし自分に息子がいて、その息子がこの物語の息子のように心を病んでしまったらどうするだろうかと自問しながら観てしまいました。

 

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「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」('84)

 

高橋留美子さん原作のテレビアニメシリーズ「うる星やつら」の劇場版第2弾です。声の出演は古川登志夫さん、平野文さん、神谷明さん、杉山佳寿子さん、島津冴子さん、鷲尾真知子さん、永井一郎さん、藤岡琢也さん他。

 

Wikipedia「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」

 

40年前の劇場公開時にも観て、その後も何度も観ているのですが、よく考えてみると、ちゃんと最初から最後まで観たのは十数年前かも…と思い出し、久しぶりに全編を観てみました。

 

やはり名作。

 

「うる星やつら」という作品を知っていることが前提の作品なので、映画単独としての完成度には難がないとは言えませんし、その割に高橋留美子さんの原作とは異なる世界観となっているなど、マイナスポイントがないわけではありません。

 

それでも、後に「巨匠」となる押井守監督の「作家性」を決定づけたとも言える作品で、観応えは充分。

 

そして、年を重ねた今になって観ると、このストーリーはまた一段と胸に迫るものがあります。

 

「この何気ない、平凡だけれど幸せな日常が永遠に続けばいいのに…」と願う気持ちを一度でも抱いたことがある人なら、きっと共感してもらえるんじゃないかと思います。

「ジョン・ウィック:コンセクエンス」('23)

 

伝説の元殺し屋ジョン・ウィックの活躍を描いた人気アクションシリーズの第4作です。主演はキアヌ・リーヴス、共演は真田広之、ドニー・イェン、リナ・サワヤマ、ローレンス・フィッシュバーン、ビル・スカルスガルド、ランス・レディック、スコット・アドキンス他。

 

Wikipedia「ジョン・ウィック:コンセクエンス」

 

このシリーズはアクション「だけ」を見せる映画で、ストーリーはないに等しいんですが、この第4作も全く同じ。ファンが期待するものは充分に見せています。

 

でも、全く同じコンセプトで4作も続くと、流石にちょっと飽きたかなぁ…。しかも、ストーリーらしいストーリーがないのに170分もの長尺ってのもね…。

 

そのあたりは完結編としてのファンサービスってことなんでしょうけど。

 

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「こいつで、今夜もイート・イット 〜アル・ヤンコビック物語〜」('22)

 

マイケル・ジャクソンの「今夜もビート・イット」のパロディ「今夜もイート・イット」などで知られる人気パロディ歌手アル・ヤンコビックの伝記映画です。主演はダニエル・ラドクリフ、共演はエヴァン・レイチェル・ウッド、リン=マニュエル・ミランダ、ジャック・ブラック、レイン・ウィルソン他。アル・ヤンコビック本人がトニー・スコッティ役で出演しています。

 

Wikipedia「アル・ヤンコビック」

 

アル・ヤンコビックの伝記映画が作られるとの報道は、主演がダニエル・ラドクリフであることもあって、日本でもかなりありました。でも結局、日本では劇場公開されず。確かに日本では今の50代以上の人でないとアル・ヤンコビックのことなんて知らないだろうし、日本ではそこまでの人気ではないですしね…。

 

と思っていたのですが、実際に観てみて、日本で劇場公開されなかったのも納得 (^^;;;

 

確かにアル・ヤンコビックの伝記映画ではありますが、本人が脚本に加わっていることもあって、この映画自体が、彼お得意の「パロディ」だということ。つまり、実話も含まれてはいるのでしょうけれど、基本的には過剰な誇張とデタラメばかりだということ (^^;;;

 

アメリカでは彼のそういうノリが充分に知れ渡っているので、この内容で成立するんだと思いますが、そこまでの知名度のない日本では「何じゃこりゃ?!」としかならないでしょう (^^;;;

 

ただ、そのノリを知った上で観ても「面白いか?」と訊かれると「好みが分かれる」としか言えないかな (^^;;;

「しあわせの雨傘」('10)

 

1977年のフランスを舞台に、病気で倒れた夫に代わって雨傘工場の運営に乗り出したブルジョワ主婦が次第に自立した女性へと変身していく姿を描いた、フランソワ・オゾン監督によるドラマコメディ映画です。主演はカトリーヌ・ドヌーヴ、共演はジェラール・ドパルデュー、ファブリス・ルキーニ、カリン・ヴィアール、ジュディット・ゴドレーシュ、ジェレミー・レニエ他。

 

この映画が、舞台となっている1970年代末に公開されたのであれば、社会的な意味のある内容ですが、実際には21世紀に作られた映画。

 

主人公に都合が良すぎる話ですが、ドロドロしそうな内容を徹底して軽やかに爽やかに描いていて、あくまで「コメディ」として気軽に楽しむには充分な出来。

 

が、あまりに「軽い」ので観終わった後に本当に何も残らない。

 

「娯楽映画とはそういうもの」ですし、この映画に関してはそれでいいんだとは思います。