クルーレス (字幕版)
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ジェーン・オースティンの小説「エマ」をもとに、ビバリーヒルズに暮らす16歳のおしゃれ大好き女子高生を描いた青春コメディです。主演はアリシア・シルヴァーストーン、共演はステイシー・ダッシュ、ブリタニー・マーフィ、ポール・ラッド、ダン・ヘダヤ、ブレッキン・メイヤー他。
ジェーン・オースティンの世界を1990年代のビバリーヒルズに再現するアイデアは面白いし、原作のテイストをうまく残していると思います。
でも、この映画が公開された1995年はもう30年近くも前なんだなぁということを思い知らされた気分。
1995年当時に観ていれば、おそらく素直に楽しめたと思うんですが、今となって観ると、全てが古臭い…。しかも、古臭いだけじゃなく、不快感すら抱いてしまいます。
とりあえず、主演のアリシア・シルヴァーストーンの可愛さだけで何とか最後まで観ることができました。
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元警察官ヨルン・リーエル・ホルストによる小説「ヴィスティング」シリーズを原作とし、ノルウェーの田舎町を舞台に繰り返される猟奇殺人事件に挑む刑事ヴィスティングを描いたサスペンスドラマシリーズ全8話です。主演はスヴェーン・ノルディン、共演はキャリー=アン・モス、テア・グリーン・ルンドバーグ、マッツ・オウスダル、キッレ・ヘルム、ハルヴァルド・ホルメン、ラーシュ・バルゲ、ヒャシュティ・サンダル、エヴリン・ラスムッセン・オサズワ、マッツ・ショーゴード・ペテルセン他。
「刑事ヴィスティング〜殺人鬼の足跡〜」('19) の続編となるシーズン2(全4話、2021年)とシーズン3(全4話、2022年)にあたる本作。基本的な構成はシーズン1と同じ。
扱う殺人事件は猟奇的で陰惨。そんな「派手」な事件だが、捜査自体はとても地味。しかし、その分リアル。
そして今回も主人公は特に際立って秀でた能力を見せるわけではないけれど、地道な捜査の積み重ねで事件解決に。
「傑作!!」というほどの出来ではなく、雑なところも目に付くのですが、北欧サスペンス好きなら充分に楽しめると思います。
とにかく、シリーズはまだ続きそうなので期待しています (^^)v
ところで、シーズン1では主人公を含めた登場人物たちにあまり魅力を感じなかったのですが、ここまで観続けていくうちに何となく親しみを感じるように。特に主人公の部下で親友でもある粗野な中年刑事ハンメルが今ではすっかりお気に入りに (^^)
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超高速で移動できるDCコミックのヒーロー「フラッシュ」の活躍を描いた冒険アクション映画です。主演はエズラ・ミラー、共演はサッシャ・カジェ、マイケル・キートン、ベン・アフレック、マイケル・シャノン、ジェレミー・アイアンズ、ロン・リヴィングストン他。
タイムトラベルにしろ、タイムパラドックスにしろ、描き方が雑すぎて全く筋は通っておらず、一貫して無茶苦茶なんだけれど、「そんなことどーでもいい!!」で突っ走っているあたりは流石アメコミという感じ。
古くからのDCコミック原作映画のファンにとっては、マイケル・キートンの活躍をはじめ、「お祭り映画」として楽しめるのが![]()
それだけで、この映画はOKなんですよ (^^)
ところで、どうでもいいことなんですけど、過去のシーンで父親役のロン・リヴィングストンが、若く見せるためか、変な髪型というか、あからさまに「かつら」なのが強烈なインパクト。笑わせるつもりなんでしょうけど、あまりの不自然さに目が釘付けになっちゃいました (^^;;;
「アラビアンナイト」をモチーフに、ビンに封印されていた魔人が、ビンを開けてくれたナラトロジー(物語論)の専門家である女性に、3000年にも及ぶ自身の物語を語って聞かせるさまを描いた、ジョージ・ミラー監督による大人向けのファンタジーです。主演はイドリス・エルバ、ティルダ・スウィントン、共演はアーミト・ラグム、ニコラス・ムアワード、エチェ・ユクセル、マッテオ・ボチェッリ、ラッキー・ヒューム他。
魔神が自分の物語を語っているところまでは良かったのですが、なかなか「叶えて欲しい願い」を言わずにいたヒロインが、その願いを口にしてしまって以降は…。
その展開も悪くはないんです。
少なくとも1990年代の映画ならアリだし、むしろウケたんじゃないかと思います。
が、21世紀の今の女性の描き方としては微妙…。
最後の最後の捻りに21世紀らしさを感じなくもないですが…。
とにかく、華やかな映像で描かれる過去の物語たちの強烈なインパクトに比べて、終盤のぬるい展開にガッカリしてしまったのが本音。
脱北し、韓国で素性を隠して警備員として働く天才数学者と、成績不振で挫折寸前の男子高校生との交流を描いたドラマ映画です。主演はチェ・ミンシクさん、キム・ドンフィさん、共演はパク・ビョンウンさん、パク・ヘジュンさん、チョ・ユンソさん、キム・ウォネさん他。
とてもとても「いい話」だと思います。
主演のキム・ドンフィさんの「普通っぽさ」も役に合っているし、何と言ってもチェ・ミンシクさんの演技が![]()
が、主人公の高校生に一方的に迫ってくる女子高生の「わざとらしいウザさ」をはじめ、個々のエピソードがことごとく嘘っぽい。「ありえない」とは思いませんが、「感動させよう」という意図が見え見えで作為的。それをチェ・ミンシクさんの演技で強引に押し切って誤魔化しているように見えちゃう。
このあたりは単なる趣味の問題で、気にならない人も多いとは思いますが、自分は気になって仕方なく、最後までイマイチ乗り切れませんでした。
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宇宙から小惑星が接近するとともに、流星群が宇宙ステーションと地上の都市を破壊する中、宇宙と地上で父娘が決死のサバイバルに挑む姿を描いたロシアのSFパニックサスペンスです。主演はアナトリー・ビェリー、ヴェロニカ・ウスティモワ、共演はアレクサンドル・ペトロフ、イェフゲニ・イェゴロフ他。
ハラハラもドキドキもしない、ただただイライラする映画でした。
1分1秒を争う状況でお涙ちょうだいシーンがいちいち挟み込まれるテンポの悪さ、主人公の父娘の言動の無茶苦茶さなど、ダメなところを挙げればキリがない。
ただ、娘が自宅から避難する8分ほどのシーンをワンカットで撮っていたのは見事。技術的に相当に難しいことをやっているはずで、このシーンだけでも観る価値は間違いなくあります。
ところで、宇宙ステーションからあらゆるネットワーク接続機器や監視カメラ、信号などが自由に制御できちゃうなんて、普通の国なら「ファンタジー」でしかないけれど、「ロシアならアリかも」と思わせるものはありますし、ロシア国民に向けては「こういうことができた方が便利でしょ?」と洗脳したい映画のように見えちゃう (^^)
ピアニストを目指していた女性が歩んだ現実の人生とありえた別の人生を交錯させながら描いたファンタジードラマ映画です。主演はルー・ドゥ・ラージュ、共演はラファエル・ペルソナ、イザベル・カレ、グレゴリー・ガドゥボワ、エステール・ガレル他。
パラレルワールドの世界を同じ時空間で描くので映像としてはとても分かりにくい。主人公の髪型や表情、主演のルー・ドゥ・ラージュの演じ分けで何とか分かるけれど、脚本に緻密さがなくて雑なのも一段と分かりにくくしてる。
それでも、フランス人の気質を表すのによく使われる「c’est la vie(セラヴィ=それが人生さ)」をそのまま表現したような様々な人生をストレートに見せられると、それがベタなものであっても、やはり心は動かされます。
手垢のついた題材なのでさほど期待していなかったのですが、予想外に楽しめました (^^)v
ひょんなことからアダルトグッズショップの仕事を手伝うことになった女子大生を描いた、モンゴルの青春映画です。主演はバヤルツェツェグ・バヤルジャルガル、共演はエンフトール・オィドブジャムツ他。
何となく1970年代の日本の青春映画を観ているような気分に。
主演のバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルが昭和の清純派女優みたいなルックスで大胆なシーンを演じているところがそう感じさせるのかも。
ストーリー自体は王道の青春映画で新鮮味は特に感じないのだけれど、とにかく、あまり馴染みのない現代のモンゴルの都市部を舞台にしていること、そして主演のバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルの魅力、これだけで充分に楽しめちゃう (^O^)
特に、ダサくて見るからに鈍臭そうな主人公が後半にはすっかり垢抜けて可愛くなっていくのは定番だけれど![]()
ところどころで挟み込まれるミュージカルシーンはちょっとダサかったけれど、これもまた世界観には合ってる (^^)v
そんなわけで、予想よりはかなり楽しめました (^^)
第2次世界大戦下のウクライナ(当時はポーランド領)を舞台に、同じ屋根の下に暮らす互いに民族や文化の異なる3家族が離散の運命をたどるさまを描いたドラマ映画です。出演はヤナ・コロリョーヴァ、アンドレイ・モストレンコ、ポリナ・グロモヴァ、ヨアンナ・オポズダ、ミロスワフ・ハニシェフスキ他。
ウクライナ人の「ロシア憎し」の気持ちの表現がストレートすぎるのはちょっと気になりましたが、実際にこういうこともあったんだろうなと思える説得力はありました。
ただ、尺があまりに足りない…。
終盤は駆け足で、様々なことが放置されたまま、ぶつ切りのように終了…。
もうちょっと丁寧に描いて欲しかったなぁ…。
最も過酷で残酷な部分を敢えて描かない意図は分かりますけど…。
好みの題材だっただけに生煮え感でいっぱい。
重度の肥満症の引きこもり男性の魂の再生を描いたドラマ映画です。主演はブレンダン・フレイザー、共演はホン・チャウ、セイディー・シンク、サマンサ・モートン、タイ・シンプキンス他。主演のブレンダン・フレイザーが第95回アカデミー賞で主演男優賞を受賞しています。
複雑な気分になる映画でした。
いくらでも「御涙頂戴の感動ドラマ」にできる題材を敢えてそうせず、むしろ自己中心的で不愉快な登場人物たちが繰り広げる醜い物語として描きながら、それでも最後にはちょっとした感動があるという不思議な作品。
が、その感動はわかりやすものではないし、スッキリはしないので、もやもやした不快感は残ります。
また、主人公のキャラクター造形としても、そのダメなところも含めて理解はできるし、共感できるところもあるのですが、結局は自己満足でしかないので、この点でも観終わった後にはしこりが残ります。
とにかく、自分にとって観て良かったと素直に思えたのは、キリスト教徒の傲慢さを醜く描き、キリスト教を全否定しているところくらいでしょうか…。ここは本当に痛快でした![]()