Marc のぷーたろー日記 -62ページ目

「ブラック・ウィドウ〜危険な妻たち〜」('16-'17)

 

 

夫たちをまとめて爆殺した親友同士の3人の妻たちに迫る危機を描いたサスペンス・スリラーの第1、第2シーズン全16話です。主演はセシリア・フォルス、シヌーヴ・マコディ・ルンド、ビアテ・ビッレ、共演はキッレ・ヘルム、ピーター・ストーメア、ケン・ヴィセゴー、モンス・ナターネルソン、ヨーナス・カールソン、ダニロ・ベヤラノ他。

 

全16話を完走できたということは、それなりに楽しめたってことではあるのだけれど、いくらコメディテイストとは言え、ツッコミどころしかなかったなぁ…。

 

主人公3人は犯罪のプロじゃないので完璧でないのは当然だけれど、呆れるようなドジばかり踏み、そのたびに窮地に陥るものの、全てが「運良く」難を逃れるという展開ばかりなのには「脚本、手抜きすぎだろ!!」と文句を言いたくなります。

 

また、第1シーズンで重要だったはずのキャラクターが、第2シーズンでは初めから存在しなかったかのような扱いで完全スルーなのも雑。

 

それに、やってることの鬼畜ぶりに対して、ほとんど罪悪感を抱いていないノーテンキな主人公たちのサイコパスなキャラクターのせいで、コメディ部分は全く笑えないし。

 

娯楽作品として出来が悪いとまでは思いませんが、気になることばかりで最後まで入り込めませんでした。

「クレオパトラ」('70)

 

「千夜一夜物語」('69) に続き、大人向けのアニメーション映画として手塚治虫さんが古代エジプト最後の女王「クレオパトラ」の物語を独自の解釈でエロティックに描いた歴史映画です。声の出演は中山千夏さん、ハナ肇さん、なべおさみさん、吉村実子さん、野沢那智さん、初井言栄さん他。

 

Wikipedia「クレオパトラ (1970年の映画)」

 

前作の「千夜一夜物語」と同様、話は全然面白くない。ところどころに挟み込まれるギャグがつまらな過ぎてしらけちゃう。

 

それでも、やはり前作同様に独特の映像には興味深いものがあります。

 

ただ、前作とは異なる新しい試みは見られるものの、「二番煎じ」感は否めず、前作ほどの魅力を感じられなかったのは残念。

 

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「千夜一夜物語」('69)

 

虫プロダクションが製作、手塚治虫さんが原案・総指揮を務め、「千夜一夜物語」を独自に翻案してエロティックに描いた大人向けの冒険ファンタジーアニメ映画です。声の出演は青島幸男さん、岸田今日子さん、芥川比呂志さん、伊藤幸子さん、小池朝雄さん、橋爪功さん、三谷昇さん他。

 

Wikipedia「千夜一夜物語 (1969年の映画)」

 

美術とキャラクターデザインを「アンパンマン」で知られるやなせたかしさんが担当しているのをはじめ、とにかく映像が印象的。

 

はっきり言ってしまうと、ストーリーは支離滅裂で大して面白くない。

 

それでも、当時としては画期的なアニメーションによる濃厚な性描写、模型を撮影した映像や実写にアニメーションを組み合わせるなど「実験映画」のような試みが実に興味深い。

 

映像が面白いだけの映画で2時間を超える長尺は、視聴するには少々しんどいものがありますが、不思議な映像体験をしたい時には良いかもしれません。

「今日から俺は!!劇場版」('20)

 

1980年代末に人気を博した西森博之さんの同名ツッパリ漫画を原作とした2018年のテレビシリーズのその後を描いた劇場版です。主演は賀来賢人さん、伊藤健太郎さん、共演は清野菜名さん、橋本環奈さん、仲野太賀さん、矢本悠馬さん、若月佑美さん、柳楽優弥さん、山本舞香さん、泉澤祐希さん他。

 

Wikipedia「今日から俺は!! (テレビドラマ)」

 

原作は未読ながら、テレビシリーズが面白かったので観てみました。

 

テレビシリーズ同様、頭を空っぽにして気楽に観られるし、福田雄一監督独特の作風がぴたりとはまっていてグッド!

 

ただ、わざわざ映画館に足を運んで金を払ってまでして観る映画かと言われると微妙 (^^;;;

 

ドラマスペシャルで充分かな…。

 

それは福田雄一監督の映画全般に言えることだけど (^^)

「大名倒産」('23)

 

浅田次郎さんの同名小説を原作とし、莫大な借金を抱える小藩の藩主になった鮭売りの青年が、大名倒産を阻止するために財政再建を始める姿を描いた時代劇コメディです。主演は神木隆之介さん、共演は杉咲花さん、松山ケンイチさん、小日向文世さん、小手伸也さん、浅野忠信さん、佐藤浩市さん他。

 

Wikipedia「大名倒産」

 

「時代劇」と思って観ると「何じゃこりゃ?!」としかなりませんが、最初から「時代劇風の長尺のコント」と割り切れば楽しめなくもないと思います。

 

基本的には「志村けんのバカ殿様」みたいなもんです。

「オペレーション・ゴールド」('22)

 

麻薬王と彼を追う賞金稼ぎの対決を描いたくクライムアクションです。主演はブレイク・ジェナー、共演はジョン・トラヴォルタ、ブルース・ウィリス、スティーヴン・ドーフ、プラヤ・ランドバーグ他。

 

「パルプ・フィクション」('94) 以来28年ぶりとなるジョン・トラヴォルタとブルース・ウィリスの夢の再共演を謳ってはいますが、コーリー・ラージが製作・脚本を務めている時点で出来はわかっていますし、その「期待」通りの出来。

 

2大スターの共演と言いながら、2人のシーンはわずかだし、そのほとんどが恐らく別撮り。

 

低予算でとてもとても頑張ったんだなぁということだけはよくわかりました。

 

とにかく、北米の中学生男子が好きそうな、それこそ中学生男子が書いたよう内容ですが、想定したターゲット層の期待には充分に応えているでしょう。

 

それにしても「外からやって来た白人男性が救世主となって原住民たちを救う」話ってのは大昔から定番ではあるけれど、本当に鼻につく。

「ハンガー・ゲーム0」('23)

 

人気シリーズ「ハンガー・ゲーム」第1作の数十年前を舞台にした前日譚で、独裁者スノー大統領の若き日を描いたアクション映画です。主演はトム・ブライス、共演はレイチェル・ゼグラー、ピーター・ディンクレイジ、ハンター・シェーファー、ジョシュ・アンドレス・リベラ、ジェイソン・シュワルツマン、ヴィオラ・デイヴィス他。

 

Wikipedia「ハンガー・ゲーム0」

 

「ハンガー・ゲーム」シリーズに思い入れはない。

 

このシリーズは「物語」としては確かに面白いけれど、基本的に不快な話でそんなに好きというわけではない。

 

この前日譚も「物語」としては充分に面白いけれど、やっぱり不快な話。主人公をはじめ、不快なキャラクターが多いので、作品全体としての不快度も一段とアップ。

 

一度観れば充分。二度と観ることはないと思います。

 

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「Mr.&Mrs.ウォンテッド」('23)

 

大富豪の孫を過失で死なせてしまい、賞金を懸けられて殺し屋たちから命を狙われるはめになった一般人の夫婦を描いたアクション映画です。主演はダニエル・カルタジローン、ロイス・ブレイビン=プラット、共演はエリック・ロバーツ、ルーカス・アウレリオ、マルコ・レオナルディ、ジョルジュ・サン=ピエール、ベントレー・カルー他。

 

ハリウッド映画ならドタバタアクションコメディにするところを、すっとぼけたコメディとして描くとか、ハリウッド映画なら絶対にありえないエンディングとか、イギリス映画らしさは徹底していて、そのセンス自体は嫌いじゃない。

 

が、単純に面白くない。

 

主人公夫婦が徹頭徹尾「不快なクズ」なので、この2人がどうなろうとどうでもいいとしか思えないし、そのキャラクターあってこそのエンディングなんでしょうが、そもそものこの物語の趣旨として、それはアリなのかという疑問が。

 

それに、凄腕の殺し屋たちという設定にもかかわらず、ことごとく雑でずさんで間抜けなのも、それが作り手の意図だとしても、面白いのは最初だけ。同じパターンをただ繰り返すだけってのは「観る側をバカにしてるのか?!」としか思えず。

 

全てにおいて不愉快なだけの映画でしたが、それ自体が作り手の意図通りなのかもと思ったりもします。

連続ドラマW「ゲームの名は誘拐」('24)

 

東野圭吾さんの2002年の同名ベストセラー小説を原作とし、敏腕広告プランナーが仕掛けた狂言誘拐ゲームとその顛末を描いたテレビシリーズ全4話です。主演は亀梨和也さん、共演は見上愛さん、渡部篤郎さん、武田航平さん、飯田基祐さん、小林隆さん他。

 

Wikipedia「ゲームの名は誘拐」

 

原作も読んでいるし、映画化作品の「g@me.」('03) も観ていますが、どちらも昔のことなので完全に忘れていて、このドラマを観終わって原作について調べたところでようやく気づいたくらい (^^;;;

 

そんなわけで自分としては完全に「初見」の感覚で観ました (^^)v

 

主人公のキャラクター設定があまりに幼稚なので初めは冷めた目でしか観られなかったのですが、終盤の「最初のどんでん返し」以降はかなり入り込めましたし、原作や映画版よりも楽しめましたグッド!

 

ただ、最後のメロドラマ調の部分はちょっとしらけちゃったかなぁ…。映画版は主演の2人の配役からも明らかなように「ラブストーリー」として描く意図が最初から明白なのでいいんですけど、少なくともこのドラマの配役なら、主人公もヒロインもクソ野郎のままで終わった方が合っているように思えてならないんですよ…。もちろん、原作が出版されてから20年以上過ぎた今の時代に映像化するなら、こういう味付けをせざるをえないというのも理解はできますけど。

 

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「クーダ 殺し屋の流儀」('22)

 

長年マイアミの犯罪組織のために働いてきた殺し屋が組織に反旗を翻し、誘拐された少女たちを救うために闘う姿を描いたB級サスペンスアクションです。主演はアントニオ・バンデラス、共演はケイト・ボスワース、モージャン・アリア、アレクシス・レン、ゾリー・グリッグス他。

 

裏社会に生きる男が、見ず知らずの少女を救うために命をかけて戦うなんていうのは、アクション映画の定番ネタ。

 

そこに新鮮味を加えようと、裏社会に足を踏み入れかけている青年を登場させ、もう1人の主人公として描くというアイデアは悪くない。しかも、その青年が観客から共感を得やすいキャラクターに設定されているのもいい。

 

が、1本の映画にまとめるには無理がある…。

 

かと言って、数本のテレビミニシリーズにするほどの話でもないし…。

 

結果的に長めのダイジェスト版のようなうっす〜い仕上がりになってしまったのは残念。