「華麗な彼女」('23)
詐欺や金庫破りなどの犯罪のプロの女性が最後の大仕事に挑む姿を描いた犯罪コメディです。主演はオム・ジョンファさん、共演はパン・ミナさん、ソン・セビョクさん、パク・ホサンさん他。
う〜ん…。
この手の映画って、緻密で痛快な犯罪計画が肝だと思うのだけれど、あえてそうせず、杜撰な犯罪計画と韓国映画的御涙頂戴で強引に乗り切っちゃうってのはどうなんですかね…。
それにしても、オム・ジョンファさんの「不自然なルックス」は歳を重ねて一段と「不自然」になり、それが気になって仕方ありませんでした (^^;;;
「それいけ!ゲートボールさくら組」('23)
学生時代のラグビー部のマネジャーが経営するデイハウスが存続の危機に直面し、元キャプテンや仲間たちがゲートボール大会で奮闘する姿を描いたスポーツコメディです。主演は藤竜也さん、共演は石倉三郎さん、大門正明さん、森次晃嗣さん、小倉一郎さん、田中美里さん、本田望結さん、山口果林さん他。
全てが予想通りにしか展開しないし、あまりにも都合良く簡単に上手く行きすぎる上に、現実の厳しさや残酷さを一切直視しない綺麗事の世界に「ちょっとなぁ」とは思います。
それでも、漫画的なキャラクター造形や演技が示すように、これは「ファンタジー」なのです。
それを受け入れられない人は観てはいけない映画なのでしょう。
「四月の魚」('86)
ジェームス三木さんの小説「危険なパーティー」を原作とし、落ち目の映画監督が訳あってスター女優である妻の代役として若い新人女優を雇ったことから起きるエイプリルフールの騒動を描いた、大林宣彦監督によるコメディ映画です。主演は高橋幸宏さん、共演は今日かの子さん、赤座美代子さん、丹波哲郎さん、入江若葉さん、三宅裕司さん、泉谷しげるさん他。
YMOの高橋幸宏さんがいくつかの映画に「ゲスト出演」していたのは覚えていますが、唯一ではあるものの主演映画があることは知りませんでした (^^;;;
で、これがかなりヘンテコな映画 (^^)
支離滅裂だし、ノリが完全にマンガなので実写だとかなりの違和感。
が、その変なところが何だか面白い (^^)
現実味の全くない世界に、高橋幸宏さんの浮世離れした雰囲気が合っているおかげで、違和感を含めて何となく納得しちゃう (^O^)
いい意味でも悪い意味でも1980年代らしい映画でした (^^)v
「キル・ショット ネイビーシールズ&FSB特殊部隊」('23)
米モンタナ州のベアトゥース山脈を舞台に、大金が入ったトランクを巡る武装組織とFSB(ロシア連邦保安庁)の争いに巻き込まれてしまった、シカ狩り中の男女を描いたアクション映画です。主演はリブ・ヒリス、レイチェル・クック、共演はボビー・マキシマス、マーラ・オハラ、マーク・マーフィ、アリ・ノヴァク他。
いくらB級映画とは言え、あまりに捻りのない退屈なストーリーに、これはきっと最後にどんでん返しがあるんだろうと思ったら、予想を悪い方向に裏切るどんでん返し![]()
これはいくらなんでも娯楽映画としてはナシ。
娯楽映画ならもうちょっと面白い方向に捻らなきゃ。
撮影、演出、編集、どれをとっても素人感丸出しでしたが、それ以上に、このあまりにダメすぎるエンディングに視聴に費やした時間を返せと言いたくなる人はきっと多いはず。
「蛇に濡れる女」('22)
性的に奔放なバイセクシャルの女性監察医が、自分が肉体関係を結んだ男女が次々と惨殺される事件の真相に迫る姿を描いたロシア製のエロティックサスペンスです。主演はルケリヤ・イリヤシェンコ、共演はアナスタシア・クフシノヴァ、オレグ・ヴァシリコフ他。
もったいないなぁ…。
題材やオチは陳腐だけれど好みだし、意図的に合成とわかる映像をはじめ、現実と妄想が混濁している世界を表現している映像も印象的だし。
が、細かいところがあまりに雑。雑過ぎて突っ込む気力もなくすレベル orz
もうちょっと丁寧に描いてくれたらなぁ…。残念。
それにしても、バイセクシャルの主人公を単に性的に奔放な人物として描くだけでなく、邪悪な存在として描くあたり、さすが性的少数者への差別を堂々と大っぴらに行なっているロシアらしい映画。とても21世紀と思えないセンスの悪さ。
「トランスフォーマー/ロストエイジ」('14)
地球を守る機械生命体軍団の活躍を描いたSFアクションシリーズの第4作です。主演はマーク・ウォールバーグ、共演はニコラ・ペルツ、スタンリー・トゥッチ、ジャック・レイナー、リー・ビンビン他。渡辺謙さんがトランスフォーマーの1体の声を担当しています。
「トランスフォーマー」シリーズは1作も観たことがなく、興味も全くなかったのですが、たまたま機会があったので、前作から5年後を舞台に、キャストが一新された作品ということで観てみました。
確かに前作までを一切知らなくても充分に楽しめる内容 (^O^)
メカのデザインは好みではないし、いろいろ突っ込みたくなるところはあったけれど、これを小学生ぐらいの時に観ていたら、相当にハマっただろうなぁと思えるほどには面白かったです (^^)v
「夕陽に立つ保安官」('69)
無法地帯となっている西部の小さな町を舞台に、流れ者の凄腕ガンマンが保安官となって町を治める姿を描いたコメディ西部劇です。主演はジェームズ・ガーナー、共演はジョーン・ハケット、ウォルター・ブレナン、ブルース・ダーン、ジャック・イーラム他。
西部劇の定番のネタを使ったパロディ映画。
一瞬たりともシリアスなシーンがなく、徹底してバカバカしいのが潔くていいし、何と言っても、ジェームズ・ガーナーの一貫してすっとぼけたキャラクターの魅力だけで充分に楽しめました (^^)v
「イコライザー THE FINAL」('23)
元CIAエージェントの活躍を描き、1980年代に全米で人気を博したTVドラマ「ザ・シークレット・ハンター」の映画版「イコライザー」('14) から始まるシリーズ第3弾です。主演はデンゼル・ワシントン、共演はダコタ・ファニング、デヴィッド・デンマン、エウジェニオ・マストランドレア他。
このままイタリアの美しい田舎町でのんびり余生を過ごしそうな終わり方で、シリーズとしては一旦終了、次に作るとしたら前日譚になるとのことですが、これは普通に続編がありそうだし、出来ればそうして欲しい (^O^)
マッコールおじさんが世界中のあちこちに現れて、地元の悪党たちを倒していく、水戸黄門の世直し旅のバイオレンス版みたいな感じで続けてもいいんじゃないかなぁと思ったり (^^)
とは言っても、デンゼル・ワシントンも今年で70歳だし、流石に無理かな (^^;;;
とにかく、そんな期待を抱いちゃうくらい楽しめたということです (^^)v
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「ドロステのはてで僕ら」('20)
カフェオーナーの部屋と店のTVが2分間の時差でつながったことから起こる騒動を、長回し撮影で撮ったSF群像コメディです。主演は土佐和成さん、共演は朝倉あきさん、藤谷理子さん、石田剛太さん、諏訪雅さん、酒井善史さん、中川晴樹さん他。
実際に描かれている「物語」自体は大して面白くないし、そもそも「何でそんなに電源ケーブルが長いの?」とかどうでもいいことに突っ込みたくなるし。
が、この映画に関してはそんなことは本当にどうでもいい。
これだけややこしい話をよく長回しで撮れたなぁと、その技術的な面に感心するばかり。どれだけ入念に準備し、何度もリハーサルをしたのか、その苦労を想像するだけで「うわぁ!!」となっちゃう。
とにかく、撮影技術そのものの見事さだけで充分に楽しめる映画でしたが、できれば映画本編よりもメイキング映像の方をもっとじっくり観たいです (^^)
「ザ・フォーギブン 襲撃地帯」('22)
2007年にニュージーランド東部の先住民マオリ系住人が暮らすルアトキ集落で、警察特殊部隊による行き過ぎた強制捜査が行なわれた事件を再現したアクション映画です。主演はクリフ・カーティス、共演はジェイ・ライアン、マヌー・ベネット、タメ・イティ、シモーヌ・ケッセル、リア・パキ他。
この映画を観るにあたって注意しなければならないのは、2007年に実際に起きた事件を再現していると謳いつつも、映画の中で以下のように明言している点です。
この作品は警察による襲撃を再現したものではない
This film is not a recreation of the police raids against the people of Tūhoe.
被害者側の認識である
It is a response.
そして、被害を受け、逮捕された活動家タメ・イティ氏が本作のプロデューサーの1人となり、本人役で出演していることにも注意が必要です。
実際には怪我人も死傷者も出ていないにもかかわらず、必要以上に事件を大きく見せるために暴力描写を「捏造」していることには大いに疑問を感じます。
確かに、この事件は警察の大失態で、責められて然るべきものではありますが、この事件のきっかけとなったイティ氏による銃器の不法使用については最終的に有罪判決が確定し、収監もされており、一方的に警察だけが悪いとは言えないのです。
だからと言って、この映画が無意味かと言われると、それは「No」です。
この映画で描かれているように、思い込みや勘違いが取り返しのつかない悲劇につながる可能性があることは間違いなく、そんな悲劇を生まないようにするための啓発としての意味はあると思います。ただ、それならばきちんと「実話から着想を得たフィクションである」と明言すべきであり、敢えてそうは明言しないところには映画製作者の不誠実さを強く感じます。








