「蛇に濡れる女」('22) | Marc のぷーたろー日記

「蛇に濡れる女」('22)

 

性的に奔放なバイセクシャルの女性監察医が、自分が肉体関係を結んだ男女が次々と惨殺される事件の真相に迫る姿を描いたロシア製のエロティックサスペンスです。主演はルケリヤ・イリヤシェンコ、共演はアナスタシア・クフシノヴァ、オレグ・ヴァシリコフ他。

 

もったいないなぁ…。

 

題材やオチは陳腐だけれど好みだし、意図的に合成とわかる映像をはじめ、現実と妄想が混濁している世界を表現している映像も印象的だし。

 

が、細かいところがあまりに雑。雑過ぎて突っ込む気力もなくすレベル orz

 

もうちょっと丁寧に描いてくれたらなぁ…。残念。

 

それにしても、バイセクシャルの主人公を単に性的に奔放な人物として描くだけでなく、邪悪な存在として描くあたり、さすが性的少数者への差別を堂々と大っぴらに行なっているロシアらしい映画。とても21世紀と思えないセンスの悪さ。