Marc のぷーたろー日記 -4ページ目

「レッド・アーミー 〜氷上の熱き冷戦〜」('14)

 

世界最強を誇ったアイスホッケーのソ連代表チーム「レッドアーミー」の栄光と苦悩の軌跡を元キャプテンのスラヴァ・フェティソフがインタビュー形式で回顧するとともに、選手たちの証言を通して冷戦下のソ連の実情を浮き彫りにしたドキュメンタリー映画です。出演はスラヴァ・フェティソフ、アレクセイ・カサトノフ、ウラジーミル・クルトフ、ウラディスラフ・トレチャク、スコッティ・ボウマン他。

 

ソ連という国の異常性をリアルタイムで知っている世代の人間としては内容に驚きは全くないのですが、今の若い世代にかつてこんな異常な国が大国面して存在していた事実を知ってもらう教材の1つにはちょうど良いと思います。

 

そして、ここまで酷い仕打ちを受けてもなお、祖国を愛する気持ちを捨てることがなかったスラヴァ・フェティソフの姿に、何とも言えない複雑な気持ちを抱きました。

 

「ラスベガスをぶっつぶせ」('08)

 

中国系アメリカ人の実業家ジェフ・マーのマサチューセッツ工科大学在学中の実話をもとに、天才的な数学力を駆使してカジノで荒稼ぎする学生グループを描いた青春ドラマ映画です。主演はジム・スタージェス、共演はケイト・ボスワース、ローレンス・フィッシュバーン、ケヴィン・スペイシー、ジェイコブ・ピッツ、ジョシュ・ギャッド他。

 

Wikipedia「ラスベガスをぶっつぶせ」

 

難しいことを考えなければ、これはこれで娯楽映画としては悪くないんだけれど、実話通りなのは主人公たちが金を稼ぐ手口くらいで、それ以外は映画として本当にありきたりで、既視感ありまくり。

 

そもそもオチの全くない実話を「物語」としてまとめる上で、ある程度は仕方ないとは言え、あまりに陳腐で、手抜きとしか言いようがない。

 

この題材なら、もっと面白くできたはずで、本当に残念。

「ゴッドマザー コシノアヤコの生涯」('25)

 

世界的ファッションデザイナー「コシノ3姉妹」の母であり、自身も昭和初期から日本の洋装の世界で活躍したコシノアヤコさんの生涯を描いた伝記映画です。主演は大地真央さん、共演は黒谷友香さん、鈴木砂羽さん、水上京香さん、浅田芭路さん、永尾柚乃さん、江原璃莉さん、木村祐一さん、温水洋一さん、市川右團次さん他。

 

Wikipedia「小篠綾子」

 

NHK連続テレビ小説「カーネーション」('11-'12) の主人公のモデルにもなった人物ですが、さほど興味もなかったので全く観ていませんでした。

 

そんなわけで、どんな人生を歩んだ人物かは全く知りませんでしたが、それでも、予想していた通りの人生を歩んだ人物だったので、この映画のストーリーそのものには驚きも何も全くありませんでした。

 

ただ、映画としての描き方はとても「興味深い」ものがありました。

 

彼女の奔放な生き方を、基本的には肯定的に描きつつも、100%完全に肯定するのではなく、ダメな部分も毒親な部分もしっかり描き、観る人に判断を委ねる一方で、それでも「こういう生き方もアリだし、本人が幸せだったんだからいいんじゃね?」と、意識的に「軽く」描いているのは悪くないです。

 

また、主人公を大地真央さんに演じさせる時点で現実離れした「ファンタジー」なのですが、そのどう考えても無理があるキャスティグの「可笑しさ」を開き直って活かし切るためか、彼女に15歳から92歳までを演じさせるトンチキぶりも、ここまでぶっ飛んでると痛快。ミュージカルっぽい演出もあるなど、実話に基づいた伝記映画なのにファンタジーという奇妙奇天烈な世界観自体が「コシノアヤコ」という人物そのものを表しているようで印象的でした。

「ヒットマン リサージェンス」('25)

 

韓国国家情報院の最強ヒットマンだった過去を持つ売れない漫画家を描いたスパイアクションコメディ「ヒットマン エージェント:ジュン」('20) の続編です。主演はクォン・サンウさん、共演はチョン・ジュノさん、チェ・ジウさん、ファンウ・スルヘさん、イ・イギョンさん他。

 

輝国山人の韓国映画「ヒットマン リサージェンス」

 

前作以上にキャストの個性や魅力を活かしており、その点では充分に楽しめました (^^)v

 

ただ、ストーリーはあまりにご都合主義で陳腐だし、アクションも悪くはないけど、これといって目を奪われるほどの新鮮味や迫力は感じられず。

 

ちょっと手抜きじゃないかなぁ。続編があるなら、もうちょっと工夫して欲しい。

 

関連記事

「スカーレット 復讐のダイヤモンド」('24)

 

最愛の恋人を殺された女性が「公爵夫人」の異名を持つ非情なレディに変貌して復讐を始めるさまを描いたリベンジアクションです。主演はシャーロット・カーク、共演はフィリップ・ウィンチェスター、ショーン・パートウィー、ホジ・フォルトゥナ、コリン・エッグレスフィールド、ステファニー・ビーチャム、コルム・ミーニイ他。

 

これから始まるシリーズの「エピソード0」って感じ。

 

予想通り、中身なんて何もないし、まさに「B級映画」なんだけど、主人公とその仲間たちが魅力的なので、同じキャストでシリーズ化して欲しい (^^)

 

でも、評価は低いし、大してヒットもしてないので、これで打ち止めだろうな…。

 

それがちょっと残念。

「東京暗黒街・竹の家」('55)

 

日本を舞台にしたサミュエル・フラー監督によるフィルムノワールです。主演はロバート・スタック、共演はロバート・ライアン、キャメロン・ミッチェル、ブラッド・デクスター、デフォレスト・ケリー他。日本人キャストとして山口淑子さん、早川雪洲さんが出演しています。

 

Wikipedia「東京暗黒街・竹の家」

 

この時代の日本を舞台にしたハリウッド映画はことごとく酷い出来なので全く期待しないで観たのですが、その期待値をさらに大きく下回る酷い出来ダウン

 

単に日本を舞台に日本の景色を映したかっただけで、その点では確かに日本を美しく色鮮やかに映していますが、本当にそれだけ。

 

特に、日本人の描き方は本当に酷い。

 

出演している日本人役の役者でまともに演技をしているのは山口淑子さんと早川雪洲さんくらい。他の役者の演技の不自然さは日本人をアンドロイドか不気味な人形のように描きたいとしか思えないほど。

 

そして極め付けは、悪玉のボスの終盤の言動。もはや笑わせようとしているとしか思えないバカバカしさ。

 

とにかく、何故この出来で一般劇場公開できると思ったのか、当時の20世紀フォックスの関係者を正座させて説教したくなるほどでした。

「教皇選挙」('24)

 

次期ローマ教皇を選ぶ選挙戦「コンクラーベ」の舞台裏を描いたサスペンス映画です。主演はレイフ・ファインズ、共演はスタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、セルジオ・カステリット、イザベラ・ロッセリーニ他。

 

Wikipedia「教皇選挙 (映画)」

 

面白かった (^O^)

 

かねてより「コンクラーベ」が実際にどのように行なわれるのか興味がありましたし、予想外の結末にビックリ (@o@)

 

実際にはここまで殺伐としたものではなく、もっと穏やかだそうなので、ストーリー自体は完全に「フィクション」と思って観るべきだとは思いますが、とにかく、映像も美しく印象的で記録映画としての価値もあり、一見の価値は間違いなくあるでしょう。

 

お勧め (^^)v

 

「スタートアップ・ラブ」('19)

 

叔父の遺したロッジを売却したい都会のキャリアウーマンと、そのロッジでB&Bを経営したい共同所有者の男性を描いたロマンティックコメディです。 主演はアンナ・ハッチソン、ロッキー・マイヤーズ、共演はコディ・ロンゴ、シャーリーン・ティルトン、スティーヴ・コールター他。

 

最初から最後まで予想通りにしか展開しない「王道のロマコメ」で、休日の暇つぶしにはちょうどいい軽さですが、本当に軽くて中身がスカスカなので、観終わった直後の今ですら、内容を忘れちゃいそうなほど (^^;;;

 

主演の2人にもうちょっと華があれば良かったんでしょうけど、とにかく地味。

「マルプラクティス~罪深き病棟~」('25)

 

ある患者の死に揺れる大学病院の精神科と産科を舞台に、医師たちが病院の政治的圧力と使命感の間で苦悩する姿を描いた英国の社会派医療サスペンスシリーズ全5話です。主演はトム・ヒューズ、共演はヘレン・ビーハン、ジョーダン・クアメ、セリーン・ヒズリー、ゾーイ・テルフォード他。

 

前作の「マルプラクティス~陰謀の処方箋~」('23) が、物語としては一応完結しつつも、事件の全貌が明らかになったわけではなく、続きがあることを匂わせる終わり方だったので、てっきり「続編」かと思っていたら、事件を調査するMIU(医療調査ユニット)のコンビ、ノーマとジョージが続投するだけで、別の病院を舞台にした完全に別の話でちょっとビックリ。

 

でも、こちらの方が面白かったです (^^)v

 

決着のつけ方は前作と同様に安易な気もしますが、それでも前作よりは説得力がありますし、登場人物に感情移入しやすかったのは大きいです。

 

「陰謀」的な部分は大仰で、ちょっとフィクション感が強すぎましたが、医師という仕事の心身ともに過酷な部分を「医療過誤」の観点からリアルに描いているのはグッド!

 

むしろリアルすぎて、医師を志す人が減ってしまうんじゃないかと心配になってしまうほどでした (^^;;;

 

関連記事

「アンティル・ドーン[R15+指定版]」('25)

 

世界的人気ホラーゲームを原作とし、人里離れた山荘に来た若者5人のグループが、謎の殺人鬼に殺されてはすぐに生き返って殺されるという地獄のループに陥るさまを描いたホラー映画です。主演はエラ・ルービン、共演はマイケル・チミノ、オデッサ・アザイオン、ユ・ジヨン、ベルモント・カメリ、マイア・ミッチェル、ピーター・ストーメア他。

 

Wikipedia「アンティル・ドーン 惨劇の山荘」

 

期待値ほぼゼロで観たおかげか、意外に楽しめました (^^)v

 

ただ、「何度も殺され続ける」というタイムループの設定が充分に活かされているとは思えず、決着のつけ方も安易。もっと面白くできたんじゃないかなぁとは思います。