Marc のぷーたろー日記 -4ページ目

「波乱」('23)

 

亡き父親が死の直前に殺して死体を遺棄したとされる男性の娘と出会ったクレー射撃選手の男性を描いた社会派のクライムサスペンスです。主演はイ・スヒョクさん、共演はハ・ユンギョンさん、キム・ハクスンさん他。

 

「深い人間ドラマ」のように見えるし、そう思って観るべきなんでしょうが、メインの2人のキャラクターの言動がことごとく、「ありえない」とまでは言わないまでも、ぎこちなくて作り物っぽい。ストーリーに沿って動かされてる感じ。

 

とにかく、最後まで共感も感情移入も出来ず、これっぽっちも心を動かされることはありませんでした。

「ベルサイユのばら」('25)

 

池田理代子さんの同名漫画を原作としたミュージカルアニメーション映画です。声の出演は沢城みゆきさん、平野綾さん、豊永利行さん、加藤和樹さん、武内駿輔さん、江口拓也さん、入野自由さん、黒木瞳さん他。

 

Wikipedia「ベルサイユのばら」

 

原作も読んだことがあるし、1979年放送のテレビアニメも観ています。

 

テレビアニメの方はもはや原作とは別の「出崎統監督のベルばら」になっていて、これはこれで劇画調の骨太な歴史大河ドラマになっていて大好きなのだけれど、原作に強い思い入れがある人たちが拒否反応を示すのは理解できます。

 

その点で言えば、この劇場アニメは原作をかなり尊重しているイメージ。絵柄は現代風にアレンジしてはいるものの、池田理代子さんの絵のイメージをかなり残していますし、演出も1970年代の少女漫画の世界観をミュージカルで表現することでかなり再現しています。

 

ただ、そもそも2時間程度の尺に収まる話ではないので、ダイジェストや総集編を観たような物足りなさは否めず。

 

それでも、オスカルのラブストーリーを中心に彼女の生き方にフォーカスした脚本のまとめ方は「なるほど」と感心。

 

「ベルばら」初心者向けの入門編としてはちょうどいいのかなと思います。

「ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン」('24)

 

これまでも何度も映像化されているアメコミ「ヘルボーイ」をさらにダークなテイストで映画化したダークホラーアクションです。主演はジャック・ケシー、共演はジャック・ケシー、アデライン・ルドルフ、リア・マクナマラ、スザンヌ・バーティッシュ、ジョセフ・マーセル、マーティン・ベイシンデイル、ハンナ・マーゲットソン他。

 

原作者がスタッフに加わっていることもあり、作品へのこだわりは強く感じます。

 

が、こだわりが強すぎるあまり、観る人のことを考えていない、自己満足でしかない出来に。

 

暗いシーンが多いのは仕方ないとは言え、何がどうなってるのかほとんど分からない映像の連続は観ていてしんどい。

 

説明調のセリフが延々と続くだけで物語がなかなか進まないのも退屈。

 

要は「これっぽっちも面白くない」映画でした。

 

関連記事

「血戦 ブラッドライン」('24)

 

怪しい会員制「クラブ」を武装した一団が襲い、修羅場と化すさまを描いた、フィンランドのノンストップバイオレンスアクションです。主演はイェレ・サアレラ、共演はアリ・サヴォネン、ヤルモ・プッキラ、カトリーナ・ラヤニエミ他。

 

期待値が低かったこともあってか、予想以上に楽しめました (^^)v

 

ストーリーはあってないようなもので、よくあるアクション映画。

 

が、そのアクション、というよりも暴力描写が過剰なまでにグロテスクで残酷で、完全にスプラッターホラーのノリ。

 

これが独特の雰囲気を生んでいてちょっと新鮮。

 

これだけで充分に楽しめました (^^)

「モブ・ランド 絶望の街」('23)

 

暴力が支配する田舎町を舞台に、現代アメリカの地方に蔓延する薬物汚染や貧困がもたらす悲劇を描いたクライムアクションです。主演はシャイロ・フェルナンデス、ジョン・トラヴォルタ、スティーヴン・ドーフ、共演はアシュリー・ベンソン、ケヴィン・ディロン他。

 

俳優でもあるB級映画のプロデューサー、コーリー・ラージのプロデュース作品なので、お世辞にも「傑作」とは言えませんが、これまでの彼のプロデュース作品と比べると、かなりまともな出来。ちょっと見直しました。今までは中学生男子が脚本を書いたとしか思えない稚拙なものばかりで観るに堪えなかったので。

 

3人の目線から描かれる物語の構成、実際の描写自体は控えめながらも、残酷で非情なストーリーと結末。いずれも悪くない。

 

が、それでも「傑作」と言えないのは、必要な描写が圧倒的に不足していること。そのため、観終わった後に「悪くないけど物足りない」としか思えないのです。

 

それでも、コーリー・ラージがこれくらいのレベルの映画を作れるようになったのなら、今後はもうちょっと期待してもいいのかもと思えるくらいには「悪くない」出来でした。

「ダブル・ゲーム~心を読むスパイ~」('25)

 

人の心を読む才能を買われ諜報機関に協力することになったポーカープレーヤーの女性を描いたスパイサスペンスシリーズ全8話です。主演はアレッサンドラ・マストロナルディ、共演はシモーネ・リベラティ、マックス・トルトラ、ディエゴ・リボン、カイシャン・ウィルソン他。

 

予想以上に楽しめました (^^)v

 

主人公が特異な能力を買われて「素人スパイ」として活躍することになる話は定番だし、恋愛要素をはじめ、親子の愛憎劇、嘘と裏切りの連続など、個々の要素は既視感ありまくり。

 

が、それらをうまく組み合わせるとともに、登場人物たちのキャラクターとしての魅力で最後まで飽きさせないのはグッド!

 

リアリティは皆無ですが、娯楽スパイサスペンスとしては充分な出来。

 

物語としては一応完結していますが、続編があってもおかしくない、それどころか、シリーズ化も可能な終わり方で、もしシーズン2があれば是非とも観たいです。

 

とにかく、それくらい楽しめました (^^)v

「ブラックバッグ」('25)

 

国家機密のソフトウェアを盗み出した裏切り者を捜す極秘任務「ブラックバッグ」に乗り出した英国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)のベテラン職員を描いたスパイサスペンスです。主演はマイケル・ファスベンダー、共演はケイト・ブランシェット、マリサ・アベラ、トム・バーク、ナオミ・ハリス、ピアース・ブロスナン他。

 

Wikipedia「ブラックバッグ」

 

スパイサスペンスとして良く出来ていて面白かった (^^)v

 

けれど、「あっと驚く展開」も新鮮味や際立った魅力を感じる部分も特になかったので、明日にも内容は忘れちゃいそう (^^;;;

「探偵マーロウ」('22)

 

私立探偵フィリップ・マーロウを主人公としたレイモンド・チャンドラーの長編シリーズ第6作「長いお別れ」の公認の続編として、アイルランドの作家ジョン・バンヴィルがベンジャミン・ブラック名義で2014年に発表した「黒い瞳のブロンド」を、リーアム・ニーソン主演でニール・ジョーダン監督が映画化したハードボイルド・ミステリーです。共演はダイアン・クルーガー、ジェシカ・ラング、イアン・ハート、コルム・ミーニイ他。

 

Wikipedia「探偵マーロウ」

 

主演のリーアム・ニーソンをはじめ、キャストは充実しているし、監督は実績のあるベテランのニール・ジョーダン。当然ながら期待値は高まります。

 

が、これが驚くほど面白くない。

 

ストーリー全体としてはそんなに悪くないのに、これっぽっちも面白くない。ここまで面白くないのが不思議なくらい。

 

脚本というよりも、演出や編集の問題のような気がします。

 

とりあえず、かねてよりダイアン・クルーガーはジェシカ・ラングの若い頃に似ていると思っていたので、2人が母娘役で共演したことだけはグッド!

「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」('25)

 

1950年代、冷酷非情なやり方で巨万の富を築いた武器商人で実業家の男が、ある一大プロジェクトを実現するために、後継者に指名した一人娘とともに繰り広げる珍道中を描いた、ウェス・アンダーソン監督による群像喜劇です。主演はベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、共演はマイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ他。

 

Wikipedia「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」

 

「いかにも」なウェス・アンダーソン監督作品。

 

絵本のような色調と世界観。

 

面白いんだか面白くないんだか分からない変なストーリー。

 

そして無駄に豪華なキャスティング。

 

彼の作品は、自分にとっては「あり」と「なし」に大きく分かれてしまうのだけれど、これは「なし」の方だったな…。

 

好きや役者が多く出演しているし、いつもながら映像は好み。

 

でも、あまりに話がつまらなかった…。苦痛なレベルで。

「侵蝕」('25)

 

幼稚園児の娘の異常な言動に振り回されて恐怖を募らせる母親と、その20年後を舞台に幼い頃の記憶をなくしている特殊清掃員の女性を描いた、2部構成のサスペンス映画です。主演はクァク・ソニョンさん、クォン・ユリさん、共演はイ・ソルさん、キ・ソユさん、ホ・ジョンドさん他。

 

輝国山人の韓国映画「侵蝕」

 

これは面白かった。

 

「面白かった」という表現は内容からするとちょっと不謹慎な気もしますが、非常に好みの題材を、これまた非常に好みの形で描いてくれたと感じています。

 

2部構成なのも効果的で、特に第2部の序盤で観る者をミスリードする見せ方は、すぐに「これはミスリードを狙ってるな」と分かるほどあざといですが、その後の展開にしっかり活きていますし、「なるほど」と感心。

 

生まれながらのサイコパスを、分かりやすい「共感力の全くない悪魔」として描くのではなく、感情も愛情も共感力も「それなりに」ある生身の人間として描いているのもちょっと新鮮でした。