Marc のぷーたろー日記 -2ページ目

「Mr.ノーバディ2」('25)

 

戦闘のスペシャリストだった過去を隠し、平凡で何者でもない存在「ノーバディ」として生活してきた中年男の活躍を描いた「Mr.ノーバディ」('21) の続編となるアクション映画です。主演はボブ・オデンカーク、共演はコニー・ニールセン、RZA、クリストファー・ロイド、シャロン・ストーン他。

 

Wikipedia「Mr.ノーバディ2」

 

前作と同様、内容なんてあってないようなものだし、設定自体も新鮮味は全くないのだけれど、そのあたりは完全に開き直っているのが清々しいし、何と言ってもボブ・オデンカークの個性と魅力だけで充分に楽しめるのがグッド!

 

ただ、好みで言えば、ラスボスの倒され方はもっとド派手でも良かったかなという気も (^^)

 

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「ChaO」('25)

 

近未来を舞台に、人魚の姫と結婚した人間の青年の困惑と、やがて育まれる種族を超えた愛を描いたアニメーション映画です。声の出演は鈴鹿央士さん、山田杏奈さん、シシド・カフカさん、梅原裕一郎さん、三宅健太さん、太田駿静さん、土屋アンナさん、くっきー!さん、山里亮太さん他。

 

Wikipedia「ChaO」

 

個性的すぎる絵柄は生理的に全く受け付けないし、独特の色彩も目がチカチカして本当に疲れる…。

 

それでも、1枚絵のイラストや、20分程度の短編作品なら、アート作品として素直に「素晴らしい!!」と言えたと思います。

 

が、延々と90分も見せられるのは流石に無理…。

 

アニメーションとしての技術自体は本当に凄いと思いましたが、ストーリーも微妙にツボを外していて、しっくり来なかったですし、要は「not for me」な作品でした。

 

二度と観ることはないと思います。

「無名の人生」('25)

 

名もなき主人公の100年に及ぶ生涯を、鈴木竜也監督が全カットを1人で描き上げて綴ったアニメーション映画です。声の出演はACE COOLさん、田中偉登さん、宇野祥平さん、猫背椿さん、鄭玲美さん、鎌滝恵利さん、西野諒太郎さん、津田寛治さん他。

 

ストーリーを含め、独特の世界観は悪くないのですが、個性的すぎる抽象画のような映像を延々と90分も見せられるのはしんどい…。

 

20分程度の短編なら「面白かった」と言えたかも…。

 

とにかく、生理的に「無理」でした。

「日の名残り」('93)

 

2017年にノーベル文学賞を受賞した日系イギリス人の作家カズオ・イシグロの同名小説を原作とし、貴族の館に仕える執事が自身の過去を回想しながらかつての秘めた恋に思いをはせるさまを描いたドラマ映画です。主演はアンソニー・ホプキンス、共演はエマ・トンプソン、ジェームズ・フォックス、クリストファー・リーヴ、ピーター・ヴォーン、ヒュー・グラント他。

 

Wikipedia「日の名残り (映画)」

 

日本での劇場公開時に観て、とても感動したにもかかわらず、その後、何度も観る機会がありながら、何故かきちんと観返すことがなかった作品。30数年ぶりに全編をしっかり観ました。

 

30数年ぶりに観ても、初見の時と、その感動は変わらず。

 

とにかく、アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの演技が完璧すぎて文句のつけようがない。この2人の演技だけでも充分に満足できますが、年を重ねて観ると、改めて主人公の「生き方」にいろいろと想いを巡らせてしまうのです。

 

30年後はもう生きていないと思いますが、20年後くらいに、もし生きていたら観返したい作品です。

「入国審査」('23)

 

移住のためにスペインからアメリカにやって来た1組の男女を待ち受ける意外な運命を描いたサスペンス映画です。主演はアルベルト・アンマン、ブルーナ・クシ、共演はローラ・ゴメス、ベン・テンプル他。

 

脚本も担当した監督の実体験から着想を得たと聞いていたので、ある程度は予想していましたが、これは心理サスペンスではありますが、ラストシーンで実は「思いっきり底意地の悪いブラックコメディだった」ことが分かる作り。

 

ただ、この結末で作り手の意図はよく分かったものの、それまでのストーリーの不快さを払拭するような爽快感があるわけではないので、後味はかなり悪い。

 

確かに、アメリカという国の現状を赤裸々に描いていますし、この映画のヒロインのような海外移住を安易に考えている人たちに対する警鐘にはなると思いますが、二度三度と観たいとは思えない不快極まりない内容ですし、自分はもう二度と観たくないです。

「プロット 殺人設計者」('24)

 

香港映画「アクシデント/意外」('09) の韓国版リメイクで、事故を「設計」して完璧な殺人を行なう暗殺請負人チームによる緻密な暗殺計画に予期せぬ狂いが生じていくさまを描いた犯罪スリラーです。主演はカン・ドンウォンさん、共演はイ・ミスクさん、イ・ヒョヌクさん、チョン・ウンチェさん、タン・ジュンサンさん、イ・ジョンソクさん他。

 

輝国山人の韓国映画「プロット 殺人設計者」

 

アイデアは面白いし、主人公が疑心暗鬼になって何が現実で何が妄想か分からなくなっていく展開は特に好み。オチも好み。

 

というわけで、要素要素で観れば、好みのものばかりなのですが、何故かこの映画に対しては素直に「面白かった!!」とは言えないんですよね…。

 

好みの要素が満載なのに、それぞれが微妙にツボを外していて、それが積み重なった結果、映画全体としては「好み」とは言えないものになってしまったのかなという感じ。

 

このあたりは本当に微妙な感覚なので、この映画の出来が悪いというわけではないのですが、好みの要素が多いだけに、ただただ「残念」という気分。

「パディントン 消えた黄金郷の秘密」('24)

 

南米ペルーからやって来た人の言葉を話すクマを描いた児童小説「くまのパディントン」を実写映画化したファミリー映画シリーズの第3弾です。出演はヒュー・ボネヴィル、エミリー・モーティマー、マデリン・ハリス、サミュエル・ジョスリン、カルラ・トウス、オリヴィア・コールマン、アントニオ・バンデラス他、パディントンの声はベン・ウィショー。

 

Wikipedia「パディントン 消えた黄金郷の秘密」

 

いつもながら、たわいない話ではありますが、幼いお子さんがいる家族で観るにはちょうど良い理想的なファミリー映画。

 

今回から「ブラウン夫人」役がエミリー・モーティマーに変わったのはちょっと残念でしたが、予想よりは違和感なく観ることができました (^^)v

 

ただ、パディントンの最後の選択は「続編を作れるようにするため」の大人の事情がちょっと透けて見えちゃいましたけど、悪くはないです (^^)

 

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「カリートス 地中海の犯罪辞典」('24)

 

ギリシャのアテネを舞台に、昔かたぎな殺人課の警視コスタス・カリートスが辞書を片手に事件捜査に臨む姿を描いたイタリアのミステリドラマシリーズ全8話です。主演はステファノ・フレージ、共演はフランチェスカ・イナウディ、ブル・ヨシミ、マルコ・パルヴェッティ他。

 

ミステリとしては複雑すぎて現実味がないので、真相が明らかになっても納得感がないし、主人公はクセが強すぎるキャラクターでイマイチ共感しにくい。

 

それでも、そんなマイナス面を補って余りあるのが主演のステファノ・フレージの個性と魅力。

 

ゆるキャラのような見た目のおかげで、主人公の性格の悪さがかなりマイルドに見えるし、存在自体がユーモラス。

 

この主人公の活躍を今後も観続けたいと思える程度には魅力的に見えます。

 

今のところシーズン2が制作されるのかは分かりませんが、期待して待つことにします (^^)v

 

それにしても、ギリシャを舞台にして登場人物も全員ギリシャ人という設定なのに、イタリア人の俳優が堂々とイタリア語で演じている鷹揚さには、地中海沿岸地域らしい大らかさを感じます (^^)

「何も知らない夜」('21)

 

パヤル・カパーリヤー監督が自身の体験をもとに撮った作品で、学生寮の片隅で発見された、匿名の学生が恋人に宛てて書いたラブレターという体裁の下、フィクションを織り交ぜながら、インドのカースト制度や強権的な政治体制を浮き彫りにしたドキュメンタリー映画です。

 

Wikipedia「何も知らない夜」

 

ドキュメンタリー映画でありつつも、劇映画的な要素を盛り込んでおり、その「見せ方」は興味深いものがありました。

 

また、2010年代当時の学生運動を当事者からの視点で描いた作品で、日本で暮らす者からすると、とても21世紀とは思えない時代錯誤的なインド社会の問題とそれに伴う悲劇を赤裸々に描くなど、観応えはありました。

 

ただ、あまりに視点が偏り過ぎていて、この映画の内容だけをもって全てを理解した気になってしまうのはあまりに危険。作り手側がその危険性をこれっぽっちも意識していない、悪い意味での「無邪気さ」が映画全体から強く感じられてしまい、パヤル・カパーリヤー監督の作品は注意して観ないといけないなと思わされました。

 

この作品も二度と観ることはないと思います。

 

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「私たちが光と想うすべて」('24)

 

インド第2の大都市ムンバイを舞台に、世代や境遇、性格の異なる女性3人が織り成す悲喜こもごもを描いたドラマ映画です。主演はカニ・クスルティ、ディヴィヤ・プラバ、共演はチャヤ・カダム、リドゥ・ハールーン、アジーズ・ネドゥマンガード他。

 

Wikipedia「私たちが光と想うすべて」

 

「いい映画」なんだとは思います。

 

大都市ムンバイで暮らす、地方出身の女性たちの姿を通じて、現在のインド社会の現実をリアルにドキュメンタリータッチで描いており、「興味深い」ものは多々ありました。

 

が、「物語」としては最後までピンと来なかったのです。

 

特に中堅の看護師女性である主人公の最後の言動が、分かるような分からないような、否定的な意味で「微妙」なもので、そのため、映画全体に対してもあまり良い印象が持てなかったのです。

 

たぶん、二度と観ることはないと思います。