Marc のぷーたろー日記 -3ページ目

「ヒックとドラゴン」('25)

 

少年とドラゴンの種族を越えた友情と大冒険を描いた同名のCGアニメーション映画を実写映画化した冒険ファンタジーです。主演はメイソン・テムズ、共演はニコ・パーカー、ガブリエル・ハウエル、ニック・フロスト、ジュリアン・デニソン、ジェラルド・バトラー他。

 

Wikipedia「ヒックとドラゴン (2025年の映画)」

 

元のアニメーション映画は未見。

 

それでも充分に楽しめましたし、児童文学が原作だけあって、子供と安心して観られるし、子供と一緒に観たら楽しいだろうなと思える映画でした。

 

ただ、ドラゴンとの友情と謳いながら、原題「How to Train Your Dragon」が示すように、結局はドラゴンをペットとして「飼い慣らす」だけとも見えてしまい、このあたりの人間の傲慢さはいかにも西洋文化らしいなと思いながら観ていました。

「アビス 罪の代償」('22)

 

強盗犯一味と人質の女性が車の故障で辿り着いた寂れた農場を舞台に巻き起こる恐怖の連鎖を描いた、北村龍平監督によるサスペンススリラーです。主演はジジ・スンバド、共演はスティーヴン・ドーフ、タイラー・サンダース、エミール・ハーシュ、タナー・サガリーノ、ヴァーノン・ウェルズ、ヒース・ヘンズリー、エリカ・アーヴィン他。

 

90分に満たない短い尺で、さくっと観られる娯楽映画として大変楽しませてもらいました (^^)v

 

この手の映画らしく、「そんなうまく行くわけないだろ」と突っ込みながら楽しめるのもグッド!

 

また、主人公たちに襲いかかる「モンスター」が今までにあまりないタイプなのも新鮮で面白かったです (^^)

「ハイパーボリア人」('24)

 

南米チリの異才監督コンビ、クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャが、実写とストップモーション・アニメ、影絵、人形など、多彩な手法を組み合わせて描いたファンタジックなドラマ映画です。主演はアントーニア・ギーセン、共演はフランシスコ・ビセラル・リベラ、ハイメ・バデル、マルセロ・リアピス、アルバロ・モラレス他。

 

この監督コンビの出世作(?)である「オオカミの家」('18) と基本的に感想は同じ。

 

自分のような凡人では到底思い付かないような映像をイメージできるセンスは本当に素晴らしいと思います。

 

が、あまりに凝りまくった映像を1時間以上も見せられ続けるのは視覚的にもキツいものがありますし、映像のインパクトが強すぎてストーリーが全く頭に入って来ない…。

 

ただ、「オオカミの家」に比べると映像のバリエーションが多い分、こちらの方が飽きにくかったことは確かです。

 

とにかく、この監督コンビの「才能」は認めますし、作品も嫌いではないのですが、あまり積極的に観たいとは思わないです。

 

関連記事

「フレンドシップ」('24)

 

妻子持ちの冴えない中年男性が、魅力的な隣人との友情を執拗に追求する中で、冷えかけている妻との関係を維持しようと奮闘する姿を描いたブラックコメディです。主演はティム・ロビンソン、共演はポール・ラッド、ケイト・マーラ、ジャック・ディラン・グレイザー、ダニエル・ロンドン、リック・ワーシー、ジョシュ・セガーラ、ラファエル・スバージ、ジョン・グレイザー他。

 

Wikipedia「フレンドシップ (映画)」

 

本国米国ではかなりの高評価。それは何となく分かるのですが、主人公のキャラクター造形にしろ、ストーリーにしろ、全てが自分の生理合わず、ただただ視聴が苦痛でしかありませんでした。

 

ここまで徹底して「not for me」な映画に出会うのはなかなかないです。

 

「犬の裁判」('24)

 

フランスで実際にあった裁判から着想を得た作品で、3人の見知らぬ人間にかみついたために殺処分となる運命にある犬の命を救って欲しいと依頼された弁護士を描いたスイスのコメディ映画です。主演はレティシア・ドッシュ、共演はフランソワ・ダミアン、ジャン=パスカル・ザディ、アンヌ・ドルヴァル、マチュー・ドゥミ他。

 

コメディなので「当然こうなるだろう」と思っていた結末とは違っていてちょっと驚きましたが、この結末だからこそ伝わるものは確かにありました。

 

突き詰めて言えば、人が犬(に限らず生き物)をペットにすること自体が身勝手で傲慢なことであり、「罪」なんですよ。

「刑事エデン/追跡者」('92)

 

ニューヨークのユダヤ教コミュニティで発生したダイヤモンド強奪殺人事件の捜査のために、厳格な戒律があるコミュニティに潜入した女性刑事を描いた、シドニー・ルメット監督によるサスペンス映画です。主演はメラニー・グリフィス、共演はエリック・タール、ジョン・パンコウ、ミア・サラ、トレイシー・ポラン、ジェームズ・ガンドルフィーニ他。

 

Wikipedia「刑事エデン/追跡者」

 

名匠シドニー・ルメット監督でも、こんなどーしょーもない駄作を撮るんだなぁ…。

 

そもそも、メラニー・グリフィスの声と喋り方で「タフな女刑事」役ってのが無理がありすぎ。役者が違えばもうちょっとマシな出来になったかも知れないけれど、それでも、ミステリサスペンスとしても、ラブストーリーとしても、超正統派ユダヤ教コミュニティという特異な世界を舞台にした物語としても、全てが中途半端なのは救いようがない…。

 

褒められるところが本当に何もありませんでした。

「FOG OF WAR 見えざる真実」('25)

 

スパイの正体を探れとの密命を受け、婚約者の伯父夫婦の屋敷を訪れた米空軍兵を描いたスパイサスペンスドラマ映画です。主演はジェイク・アベル、共演はブリアナ・ヒルデブランド、ジョン・キューザック、ミラ・ソルヴィノ、ルーリグ・ゲーザ他。

 

難しいことを考えなければ、娯楽映画としてはこれでも充分なのかも知れませんが、ストーリーがありきたりなのはまだしも、配役でオチが簡単に想像できてしまうのにはダウン

 

数多くの映画を観ているような映画好きの方なら、時間の無駄なので観なくていいです。

「ネイキッド・タンゴ」('91)

 

1920年代のアルゼンチンを舞台に、老富豪との新婚生活に飽きた若妻が自殺した女性になりすましたことで辿る数奇な運命をタンゴのリズムに乗せて描いたサスペンス映画です。主演はマチルダ・メイ、共演はヴィンセント・ドノフリオ、イーサイ・モラレス、フェルナンド・レイ、パトリシオ・ビッソ他。

 

不思議な世界観の映画。

 

舞台劇っぽいとも言えますが、色彩にしろ、ライティングにしろ、「悪夢」を見ているような気持ちに。

 

また、マチルダ・メイの美しさも印象的でしたが、何と言っても、いまや個性派俳優の代表格とも言えるヴィンセント・ドノフリオが悪魔的な魅力を持った二枚目役を違和感なく演じているのには心底驚きました (@o@)

 

とにかく、世界観にしろ、ストーリーにしろ、デカダンな空気を味わわせてくれるアート作品を充分に堪能させてもらいました (^^)v

「突然、君がいなくなって」('24)

 

訳あって周囲に秘密にしていた恋人が不慮の爆発事故で急死して取り残された美大生の女性を描いたアイスランドのドラマ映画です。主演はエリーン・ハットル、共演はミカエル・コーバー、カトラ・ニャルスドッティル、バルドゥル・エイナルソン、グンナル・フラプン・クリスチャンソン他。

 

ストーリーそのものよりも、映像の印象が強い映画でした。

 

特に、ある建物を下から眺めるシーンの浮遊感は見事としか言いようがなく、短いシーンですが、このシーンを観られただけで、この映画を観た甲斐はありました。

「ルックバック」('24)

 

藤本タツキさんの同名読み切り漫画を原作とし、2人の少女の漫画へのひたむきな思いを描いたアニメーション映画です。声の出演は河合優実さん、吉田美月喜さん、森川智之さん、坂本真綾さん、斉藤陽一郎さん他。

 

Wikipedia「ルックバック」

 

原作が公開された当時、SNSで話題となっていたので読んだのですが、正直なことを言うと、初見の時にはちょっとピンと来なかったのです。ただ、心に引っかかるところはあり、改めて読み返してみたところ、そこで初めて腑に落ち、心が強く動かされたのでした。

 

そんな原作をどんな風に映像化したのかと思っていたら、予想以上に「そのまま」映像化されていてビックリ。原作に対してそのまま色、音声、音楽をつけて動かしたようなイメージ。原作への敬意を強く感じます。とても良いアニメ化。

 

その一方で、原作は「漫画を題材にした漫画」であることに意味があるとも思えるので、原作未読の方にはまず原作を読んでから、この映画を観て欲しいです。