Marc のぷーたろー日記 -3ページ目

「悪魔の涙」('10)

 

米国の首都ワシントンで発生した無差別連続殺人事件の捜査に協力することになった元FBIの文字鑑定士を描いたサスペンスです。主演はトム・エヴェレット・スコット、共演はナターシャ・ヘンストリッジ、レナ・ソファー、ガブリエル・ホーガン、ジョナサン・ヒギンズ他。

 

所詮はテレビ映画なので日本の2時間サスペンスみたいなもんだろうと思っていたら、予想を遥かに下回るしょぼい出来。

 

扱っている事件の大きさに全く見合っていない、しょぼい絵面の連続。

 

そして、あまりにあっさりと首謀者が判明しちゃうし、その決着のつけ方もあっさりしていて、観ている方は「ぽか〜ん」とするばかり。

 

とにかく、最初から最後まで全てがしょぼく、時間潰しに観たとしても「時間を無駄にした」感しか残りませんでした。

「殺人の啓示〜死を誘う男〜」('14)

 

カナダの静かな田舎町で起きた凄惨な殺人事件を捜査する警部補の女性を描いたサスペンス映画です。主演はスーザン・サランドン、共演はギル・ベローズ、エレン・バースティン、クリストファー・ハイアーダール、トファー・グレイス、ドナルド・サザーランド他。

 

日本のよくある2時間サスペンスよりはマシかな、くらいのレベル。

 

キャストが充実しているので、それだけで充分に「観るに耐える」ものにはなっていますし、クリストファー・ハイアーダールの不気味さは印象的ですが、それだけ。

 

いい役者の無駄遣い。

「50回目のファースト・キス イン・トルコ」('17)

 

短期記憶障害の女性と彼女を献身的に愛する男性の恋を描いたハリウッドのコメディ映画「50回目のファースト・キス」('04) をトルコでリメイクしたラブコメディです。主演はムラット・ユルドゥルム、オズゲ・ガレル、共演はジェズミ・バスクン、ベイティ・エンギン、ハイレッティン・カラオウス、サディ・ジェリル・ジェンギス他。

 

主演のムラット・ユルドゥルムがアダム・サンドラーをイケメンにした感じで雰囲気が似ているのが印象的。

 

現実に存在する短期記憶障害の描き方としてはあまりにキレイごと過ぎるのが気にならないと言えば嘘になりますが、一種の「ファンタジー」と割り切れば、充分に心動かされるラブストーリーではあります。

 

リメイクとして違和感はなく、何より、ヒロインを演じたオズゲ・ガレルの美しさと可愛さは、それだけで充分に観る価値がありました (^^)v

 

関連記事

「フランケンシュタイン」('31)

 

メアリー・シェリーの同名怪奇小説を原作とし、生命創造の研究に異常な執念を燃やすフランケンシュタイン博士が誕生させた合成人間が、モンスターとなって人々を恐怖に突き落とすさまを描いたホラー映画です。主演はコリン・クライブ、ボリス・カーロフ、共演はメイ・クラーク、ジョン・ボールズ、エドワード・ヴァン・スローン、ドワイト・フライ他。

 

Wikipedia「フランケンシュタイン (1931年の映画)」

 

「フランケンシュタインの怪物」の独自のビジュアルイメージを世の中に定着させてしまうなど、映画史やホラー史における価値、というよりも「意味」や「位置付け」は確かにありますし、映像としては悪くないのですが、物語としては全く面白くない。

 

メアリー・シェリーの原作小説は未読ですが、原作に比較的近い形で映像化された作品を観た後では、怪物のキャラクター造形の安易さをはじめ、全てがあまりに薄っぺらいものにしか見えず、原作を冒涜しているだけの駄作です。

 

歴史的な「価値」と作品としての出来は分けて考えるべきであることを示す典型例でしょう。

 

関連記事

「あの頃、ティファニーで」('10)

 

人気俳優との結婚を間近に控えた女性の前に、幼い頃のイマジナリーフレンドが実体のある人間として現れたことから、自分の人生を見直すことになる姿を描いたロマンティックコメディです。主演はアリッサ・ミラノ、共演はエリック・ウィンター、アイヴァン・セルゲイ、ストッカード・チャニング、クリスティン・ブース、エミリー・アリン・リンド他。

 

軽いロマコメとしてはこれで充分なのでしょう。

 

でも、主人公の婚約者があからさまに「いけすかない奴」で、いくら人気俳優だからと言って、こんなくだらない男と婚約すること自体が謎だし、あまりに愚か。

 

また、イマジナリーフレンドは幼馴染や兄弟姉妹のような存在のはず。そんな「近すぎる」相手との恋愛は、ロマコメでは定番とは言え、冷静に考えると、ちょっと気持ち悪い…。もっとさらっと描いてくれていれば気にならなかったのかもしれませんが、描写が生々しくて、ドン引きしちゃったんですよ…。

 

さらに、大人の男として戻ってきたイマジナリーフレンドを演じるエリック・ウィンターが、確かにハンサムな好青年風ではあるのだけれど、ちょっと貧相で、しかも微妙にキモいのもマイナスポイント。

 

文句しか言ってませんが、テレビ映画としては「こんなもんかな」とは思います。

「RED SILK 血塗られた暗号」('25)

 

1927年の疾走するシベリア鉄道を舞台に、中国とソ連の運命を握る極秘文書を巡る激しい争奪戦を描いたノンストップサスペンスアクションです。主演はミロシュ・ビコヴィッチ、共演はグレブ・カリウジニー、チェン・ハンイ、エレナ・ポドカミンスカヤ他。

 

冒険スパイアクションに「オリエント急行殺人事件」風のミステリを加えるなど娯楽映画に徹しているのもいいし、「インディ・ジョーンズ」シリーズ風のご都合主義なアクションがコミカルに見えて、いいアクセントにもなっています。

 

また、登場人物たちの正体が次々と明らかになっていくなど、二転三転するストーリーも最後まで飽きさせません。

 

ただ、オチはご都合主義が行き過ぎていて、「すっかり騙されたよ」という爽快感よりも、「それはいくらなんでも…」という気分に。この辺の感覚は観る人によって大きく異なるでしょうけどね。

 

関連記事

「陪審員2番」('24)

 

ある裁判の陪審員に選ばれた男性が、自分自身がその事件に大きな関わりを持っていることに気付き、深く苦悩するさまを描いた法廷サスペンスです。主演はニコラス・ホルト、共演はトニ・コレット、J・K・シモンズ、クリス・メッシーナ、ゾーイ・ドゥイッチ他。

 

Wikipedia「陪審員2番」

 

終盤にもうちょっとしっかり描いて欲しかったところを敢えて描かない演出の意図は分かるものの、ちょっと物足りなさも。

 

それでも、予想以上に観応えがありました。

 

比較的地味な内容ながら、クリント・イーストウッド監督作品だけあって、キャストは、派手さはないものの、充実していてグッド!

 

また、序盤では上昇志向の強い俗物のように見えていた検事の描き方が印象的で、まさに儲け役。トニ・コレットよりも合っている女優は山のようにいると思うのですが、もちろん彼女もいい (^^)

 

「自分が主人公の立場ならどうするか」「陪審員の1人ならどうするか」など、いろいろと考えさせられ、最後まで目が離せませんでした。

「白夜の連続殺人」('25)

 

アイスランドの作家イルサ・シグルザルドッティルの小説を原作とし、レイキャビク郊外で起きた惨殺事件の謎に挑む刑事を描いたクライムサスペンス全6話です。主演はコルベイン・アルンビョルンソン、共演はソルステイン・バフマン、ヴィヴィアン・オラフスドッティル他。

 

主人公をはじめとする登場人物たちのほとんどが、クズだったり、ダメ人間だったりして、リアルと言えばリアル。警察の無能ぶりはともかく、主人公が刑事として特に優秀というわけではないのもリアル。

 

が、最後の最後で強引に決着させようという意図が見え見えで、突然別の作品になったかのようなご都合主義展開。

 

終盤の展開はもうちょっと丁寧に描いて欲しかったなぁ。

「YOUR HONOR〜許されざる判事〜」('24)

 

轢き逃げ事件を起こした息子を守ろうとして追い詰められていく裁判官を描き、アメリカでは「Your Honor/追い詰められた判事」('20-'21) としてリメイクされるなど、世界各国でリメイクされているイスラエルのクライムサスペンスドラマ「Kvodo」の韓国版リメイク全10話です。主演はソン・ヒョンジュさん、共演はキム・ミョンミンさん、キム・ドフンさん、ホ・ナムジュンさん、チョン・ウンチェさん他。

 

オリジナルのイスラエル版も、そのリメイクのアメリカ版も観ておらず、フランス版リメイク「Your Honor〜堕ちた裁判官〜」('21) しか観たことがないので適切な評価はできないのですが、少なくとも脚本が雑すぎたフランス版よりは遥かに楽しめました。

 

そもそも無理のある話で、ご都合主義の連続なのですが、そんなツッコミどころも含めて「韓国ドラマ」らしく感じられたのが良かったのでしょう、

 

ただ、終盤の展開は「何故そこにいる?」の連続な上、思わせぶりなセリフばかりでスッキリしないのはダウン

 

関連記事

「DREAMS」('24)

 

ノルウェーの才人ダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督による3部作の最終第3作で、女性教師に初めて恋心を抱いた17歳の少女が自分の気持ちを手記に綴ったことから周囲に波紋が広がるさまを描いた恋愛映画です。主演はエラ・オーヴァービー、共演はセロメ・エムネトゥ、アーネ・ダール・トルプ、アンネ・マリット・ヤコブセン他。

 

自意識過剰な10代の初恋を、観ている方が恥ずかしくなるほどリアルに描いていて実に見事。

 

その一方で、その後の「夢から覚めた現実」も同様にリアルに描いていてグッド!

 

主人公の少女の初恋の相手が年上の女性だからと言って、必ずしも主人公が同性愛者とは限らないと明言していることに戸惑う人も少なくないと思うのですが、これもまた性というものをリアルに描いていると感じました。

 

関連記事