Marc のぷーたろー日記 -5ページ目

「キングスマン:ファースト・エージェント」('21)

 

どの国にも属さない世界最強のスパイ機関「キングスマン」の活躍と亡き父の後を継いでキングスマンのスパイとなった青年の成長を描いたスパイアクションコメディ「キングスマン」('14) シリーズの第3弾で、「キングスマン」の誕生秘話を描いた前日譚となるスパイアクション映画です。主演はレイフ・ファインズ、共演はジェマ・アータートン、ハリス・ディキンソン、リス・エヴァンス、マシュー・グード、トム・ホランダー、ダニエル・ブリュール、ジャイモン・フンスー、チャールズ・ダンス他。

 

Wikipedia「キングスマン:ファースト・エージェント」

 

人気シリーズの作品だけあって、キャストは充実しているし、映像も悪くない。

 

歴史上の事実との絡め方も「興味深い」。

 

が、

 

これのどこが「キングスマン」なんだ?

 

としか思えず。

 

「キングスマン」の面白さは荒唐無稽なコミカルさにあるはずのに、その要素が中途半端。

 

第一次世界大戦を背景にしているので仕方ないとは言え、必要以上にシリアスなので、荒唐無稽なアクションとトーンが合っておらず、一貫してチグハグな印象。コミカルさも全く足りておらず、「キングスマン」シリーズを期待して観ると、「何じゃこりゃ?!」となるのは当然。

 

エピローグ部分にしろ、アーロン・テイラー=ジョンソンやスタンリー・トゥッチの使い方にしろ、明らかに続編を作る気満々だったんでしょうが、興行的にも批評的にも失敗したために続編の計画がなくなったのは(残念ではありますが)仕方ないでしょう。

 

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「ムーンライト・ホテル殺人事件」('24)

 

韓国の人気俳優マ・ドンソクさんが中国映画に初出演した作品で、不倫のために泊まったホテルで死体を見つけてしまった有名弁護士を描いたミステリコメディです。主演はクリス・フィリップス、共演はフー・ジン、ズオ・リンフォン他。

 

CGを使いまくった作り物っぽい映像は、嘘に塗れた物語の世界観に合っているし、衣裳やセットの華やかさなど、実写だからこそ楽しめる部分は確かにあります。

 

でも、このノリとテンションで実写はツラい…。

 

漫画やアニメなら違和感なく観られたと思うんですが、同じことを実写でそのままやられると、ただただ寒い…。おそらく中国ではこの感じで笑えるんでしょうけど…。

 

とりあえず、ちょっとだけのゲスト出演だと思っていたマ・ドンソクさんが予想以上に出番の多いキャラだったのは拾い物感があってグッド!

「型破りな教室」('23)

 

実話をもとに、熱意あふれる新任教師が荒廃した小学校に奇跡をもたらすさまを描いたメキシコのドラマ映画です。主演はエウヘニオ・デルベス、共演はダニエル・ハダッド、ヒルベルト・バラーサ、ジェニファー・トレホ、ミア・フェルナンダ・ソリス他。

 

泣いた (ToT)

 

ストーリーの構成自体はオーソドックスな熱血教師モノですが、子供たちが置かれている状況の過酷さをしっかり描くことで単なる感動的な物語に終わっていないのがグッド!

 

救いの全くないエピソードもあるし、全てが丸くおさまるハッピーエンドではないけれど、それでも希望のある終わり方が心に残り、本国メキシコで大ヒットしたのも大いに納得。

「親友のカミングアウト」('15)

 

長年の親友同士である20代の独身男性4人組のうちの1人がゲイであることをカミングアウトしたことをきっかけに起きる出来事を描いたコメディ映画です。主演はエヴァン・トッド、パーカー・ヤング、共演はコード・オーヴァーストリート、ジョン・ガブラス、ジェニファー・ダミアーノ、ジョーダン・レイン・プライス、ケイト・フラナリー、ブルック・ディルマン他。

 

Wikipedia「4th Man Out」

 

上手く行き過ぎでノーテンキ過ぎる結末だけれど、その分、後味はグッド!

 

カミングアウトを題材にはしていますが、カミングアウトそのものよりも、それをきっかけに、まだ大人になりきれていなかった4人の男たちが、少しだけ成長して大人に一歩近づく物語といった感じ。

 

一見するとたわいないコメディに見えますが、カミングアウトする側とされる側の両方を丁寧に描いていて、現実味も説得力もあり、多くの人に観てもらいたいと思える映画でした。

「炎の人ゴッホ」('56)

 

後期印象派のオランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホを描いた伝記映画です。主演はカーク・ダグラス、共演はアンソニー・クイン、ジェームズ・ドナルド、パメラ・ブラウン他。

 

Wikipedia「炎の人ゴッホ」

 

ゴッホの半生を非常に分かりやすく簡潔に描いていて、世間一般のゴッホのイメージの形成や固定化に、この映画が大いに影響を与えたであろうことは容易に想像できます。また、ゴッホの作品をふんだんに使った映像もグッド!

 

ゴッホを題材にした作品はこれまでにいろいろ観てきましたが、本格的に画家を志す前の聖職者を目指していた時代から描いているのはちょっと新鮮でした。

 

とにかく、「ゴッホ入門」としてはちょうどいい映画だと思います。

 

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「千年女優」('01)

 

戦中・戦後に活躍し、30年前に引退した伝説の大女優が語る半生記をファンタジックに描いた、今敏監督によるアニメーション映画です。声の出演は荘司美代子さん、小山茉美さん、折笠富美子さん、飯塚昭三さん、津田匠子さん、鈴置洋孝さん、京田尚子さん、山寺宏一、津嘉山正種さん他。

 

Wikipedia「千年女優」

 

随分昔に観たはずなのですが、「不思議な映画だったなぁ」という記憶しかなく、内容をすっかり忘れてしまったので久しぶりに再見。

 

自分が内容を忘れちゃったのは納得。

 

主人公にどうしても感情移入できなかったんですよ。なのでストーリー自体が退屈で仕方なかった…。

 

映像と演出は素晴らしいので、最後まで飽きずに観ることはできましたし、高く評価されているのも納得はできるんですけど、とにかく自分には話が本当につまらなかったんです。これは完全に好みの問題。主人公に共感できないし、好感も持てなかったのは致命的でした。

「アンジェントルメン」('24)

 

第2次世界大戦中の英国で秘密裏に結成され、諜報部MI6の前身ともされる特殊作戦執行部SOEの実話をもとに、ジェームズ・ボンドのモデルになったとも言われる少佐とその部下たちの活躍を描いた、ガイ・リッチー監督によるスパイアクションコメディです。主演はヘンリー・カヴィル、共演はエイサ・ゴンサレス、アラン・リッチソン、アレックス・ペティファー、バブス・オルサンモクン、ケイリー・エルウィズ、フレディ・フォックス、ロリー・キニア他。

 

Wikipedia「アンジェントルメン」

 

実話をもとにし、登場人物も多くが実在の人物で、しかも実名で登場していますが、あくまで「ガイ・リッチー監督のスパイアクションコメディ」と割り切って観るべき映画。

 

あまりに主人公たちが無敵すぎて、逆に全然ハラハラドキドキしないという欠点はありますが、その分「安心して」気楽に観られる娯楽映画ではあります。

 

とにかく、ちょっとでも「リアリティ」とか「史実」とかを考えちゃダメ (^^)

 

それにしても、ヘンリー・ゴールディングとロリー・キニアは、メイクのせいもあるけど、あまりに別人で全然気付かなかった (^^;;;

「ロックスミス」('23)

 

仲間の裏切りで刑務所に送られた金庫破りの名人(錠前師:ロックスミス)が10年後に出所し、更生を誓うものの、非情な運命によって再び悪の道へ引きずり込まれていくさまを描いたB級サスペンスです。主演はライアン・フィリップ、共演はケイト・ボスワース、ヴィング・レイムズ、チャーリー・ウェバー、ジェフリー・ノードリング他。

 

キャストは充実しているし、映像自体にチープさはないけれど、昔ながらの典型的なB級映画。それを承知した上で観れば「B級映画としては及第点」ってところかな。

 

でも、良かったのは子役が母親役のケイト・ボスワースにそっくりで「実の娘?」と思ってしまうほどだったことくらいで、他に褒められるところはない (^^;;;

 

それにしても、主演のライアン・フィリップは本当に老けないなぁ…。この映画の撮影時点(2021年から2022年)で47歳だったはずだけど、余裕で10歳以上若く見える。基本的に20代の頃のイメージをずっと維持しているのは驚異的で、同い年のレオナルド・ディカプリオの歳の重ね方とは対照的だけれど、どちらも悪くないと思う。

「Sebastian」('17)

 

カナダ・トロントを舞台に、恋人がいながら、その恋人のいとこと恋に落ちてしまった男性を描いた恋愛映画です。製作・監督・脚本・主演はジェームズ・ファニッツァ、共演はアレックス・ハウス、ブライアン・“カティア”・マクック、ギフレ・バンチェス=ラフォルス他。

 

Wikipedia「Sebastian (2017 film)」

 

はっきり言ってしまうと、どこもかしこも陳腐そのもの。

 

高校時代の辛い恋の経験から、敢えて遊びの恋愛しかして来なかった男の「運命の恋」、しかも1週間という期限付きという王道のメロドラマ設定。どこかで観たことがあるような話。特に捻りも何もなく、全てが予想通りにしか展開しません。

 

それでも、80分という短い尺で気軽に観られるので、時間潰しにはちょうどいいかも。

「Do Começo ao Fim」('09)

 

異父兄弟の愛を描いたブラジルの恋愛ドラマ映画です。主演はハファエル・カルドーゾ、ジョアン・ガブリエル・ヴァスコンセロス、共演はジュリア・レメルツ、ファビオ・アスンソン、ジャン・ピエール・ノエル、ルイーズ・カルドーゾ他。

 

Wikipedia「Do Começo ao Fim」

 

BLファンタジー。

 

主人公の兄弟が、裕福な家庭に生まれ、何不自由なく育ったという設定なので、登場する場面は全てゴージャスで美しく、そして何より主人公兄弟が美形。どこをとっても浮世離れした現実味のない美しい世界。ストーリーらしいストーリーはなく、美しい舞台を背景に美しい2人をひたすら美しく撮ってるだけ。

 

それでも、中途半端に「物語」になどしようとせずに、ここまで徹底して「イメージビデオ」にしているのはむしろ「清々しい」とも言えます。

 

主演2人のルックスが好みという方にはお勧めします (^^)