「ミッドナイト・エスケープ」('23)
警察から麻薬密売組織への潜入を迫られたシングルマザーを描いた犯罪サスペンスアクションです。主演はマイキー・マディソン、共演はジー=イージー、サミュエル・ルーキン、ミア・ラヴ・ディズナード他。
観ている間は細かいところで「それはちょっと無理があるだろ…」などと突っ込みたくなることが多々ありましたが、エンドクレジットを入れても80分程度と短く、結末はそれなりにすっきりするので、娯楽映画としては充分な出来だと思います。
主演のマイキー・マディソンの個性や魅力も活かされていますし。
でも、ストーリー自体はあまりに平凡なので、たぶん明日にも忘れちゃうと思います (^^;;;
「ジュラシック・ワールド/復活の大地」('25)
バイオテクノロジーを駆使して蘇らせた恐竜による騒動を描いたマイケル・クライトンのSF小説を原作とした人気パニックサスペンス映画シリーズの7作目で、4作目から6作目である「ジュラシック・ワールド」3部作の5年後の世界を舞台とした続編です。主演はスカーレット・ヨハンソン、共演はジョナサン・ベイリー、マハーシャラ・アリ、ルパート・フレンド、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、エド・スクレイン他。
→ Wikipedia「ジュラシック・ワールド/復活の大地」
冒険アクションとしては充分な出来だし、実際に「ちゃんと」楽しめたけれど新鮮味に欠ける上にストーリーも凡庸で明日にも内容を忘れちゃいそうなほど薄い。
それでも、映画館の大スクリーンで観るにはピッタリで、こういう映画は作られ続けないと映画館の意味がなるなくよなぁと思いながら観ていました。
そして、いつもながらマハーシャラ・アリは美味しい役。
でも、一番印象的だったのはマヌエル・ガルシア=ルルフォの「普通のお父さん」役でした (^^)v
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「REVENGE リベンジ」('17)
フランスの女性監督コラリー・ファルジャの長編第1作で、自分を凌辱した男たちへの復讐に挑む女性の戦いを描いたアクション映画です。主演はマチルダ・ルッツ、共演はケヴィン・ヤンセンス、ヴァンサン・コロンブ、ギヨーム・ブシェード他。
めっちゃ面白かった (^O^)
題材はありきたりだし、ストーリーもあってないようなものだけれど、とにかく痛快。
あれだけの大怪我をしていながら、死ななかっただけでなく、動けちゃうとか、いくらなんでも現実離れしているけれど、それも含めて一種の「ファンタジー」として作り手側の「こうあって欲しい、こうあるべき」との想いが感じられます。
とにかく、スプラッタホラー並みのグロテスクで残酷な血みどろシーンが多いので、観る人を選びますが、耐性があり、且つアクション映画が好きな人にはお勧め (^^)v
「サブスタンス」('24)
最新の再生医療「サブスタンス」によって美しく若返った50歳の元人気女優が辿る残酷な運命を描いたSFスリラーです。主演はデミ・ムーア、共演はマーガレット・クアリー、デニス・クエイド、エドワード・ハミルトン=クラーク、ゴア・エイブラムズ他。
若さや美しさへの執着という普遍的なテーマであり、ストーリー展開自体は予測可能で「そりゃ、そうなるよね」としか言いようがないのですが、とにかく見せ方が見事。
鮮やかな色彩による華やかな美しさとグロテスクで悪趣味な醜さのコントラストが素晴らしく、終盤の無茶苦茶な展開の勢いにはただただ圧倒されるばかり。
とにかく、フランスの女性監督コラリー・ファルジャの演出力に感服するしかない映画でした。
「アイリス:嘆きの暗号」('25)
イタリアを舞台に、謎解きの天才アイリスが人類の運命を握る暗号の解読を依頼されたことから次々と危機に巻き込まれていくさまを描いた英国のアクションスリラーシリーズ全8話です。主演はニアフ・アルガー、共演はトム・ホランダー、メレアナ・トムリンソン、サッシャ・ダーワン、マヤ・サンサ、クリストファー・ヒヴュ、アンジェラ・ブルース他。
キャラクター造形が「興味深い」。
主人公を含めたメインの登場人物たちが必ずしも共感しやすいキャラクターではなく、むしろ嫌悪感を抱かせる部分が多々あるにもかかわらず、その複雑なキャラクターがあまりに「興味深い」ので、その言動を追ってしまう…。
ストーリーそのものの面白さよりも、登場人物たちの「魅力」で最後まで飽きずに観ることができるドラマでした。
一応、物語としては完結していますが、あきらかに続編を意図した終わり方をしており、もし続編が作られるようであれば、是非とも観たいです (^^)v
連続ドラマW「BLOOD & SWEAT」
日本とフィンランドを舞台に、2人の刑事が国を越えて連続猟奇殺人事件の真相に迫るさまを描いたサスペンスドラマシリーズ全8話です。主演は杏さん、共演は濱田岳さん、高杉真宙さん、早乙女太一さん、國村隼さん、時任勇気さん他。フィンランドなど海外からの出演はヤスペル・ペーコネン、エリアス・サロネン、マーリン・ローズ、ミッコ・ノウシアイネン、アリナ・トムニコフ、ゼファン・スミス=グナイスト他。
エグゼクティブ・プロデューサーの1人であり、脚本(他3名と共同)と第5話・第7話の演出を務めたダニエル・トイヴォネンは日本での留学経験があり、日本語が驚くほど堪能で日本文化にも精通しているようなので、ちょっと期待して観てみました。
確かに、昔の海外作品で描かれる「トンデモ日本」という感じは全くありませんし、日本と日本人の描き方自体にはさほど違和感はありません。
が、日本の地方に根付いた伝統的な信仰をカルトとして描くのはともかく、その描き方が日本的カルトではなく、西洋的カルトなので、微妙に変なのです。例えば、「血(というよりも出血)」は神道では「穢れ」と見なされるものなので、このドラマでの描き方は、絶対におかしいとまでは言わないまでも、「違う」と思うのです。
とにかく、話が進むにつれて、そういった違和感が積み重なっていき、荒唐無稽さも増していくので、観ているこちらの気持ちはどんどん冷めていき、最終話では完全に「無」の気持ちで画面が流れていくのをただ「見る」だけの状態に。
期待していただけに「何でこうなった?」という残念感でいっぱいになりました。
「ロイ・コーンの真実」('19)
人を操る天才として知られ「現代のマキャヴェリ」とも称された悪徳弁護士ロイ・コーンの生涯を描いたドキュメンタリー映画です。出演はロイ・M・コーン、バーバラ・ウォルターズ、ロジャー・ストーン他。
ロイ・コーンの「悪名」は充分に知っていたつもりですが、こうやって1本の映画としてまとめたものを観ると、その「倫理観のなさ」には恐ろしさしか感じません。しかも、その性質が彼を溺愛していた母親譲りのものであることには戦慄するしかありません。そして、こんな人間が現実に存在したことには、人類に対する絶望すら抱いてしまいます。
それでも、彼のおぞましい「悪相」が彼の内面を如実に表していることや、最終的に「天罰」を受けたことには救いを感じます。
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「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」('23)
15年ぶりに作られた人気アドベンチャーシリーズ「インディ・ジョーンズ」の第5作です。主演はハリソン・フォード、共演はフィービー・ウォーラー=ブリッジ、マッツ・ミケルセン、ジョン・リス=デイヴィス、アントニオ・バンデラス、ボイド・ホルブルック、シャウネット・レネー・ウィルソン、トーマス・クレッチマン、トビー・ジョーンズ、イーサン・イシドール、イーサン・イシドール他。
→ Wikipedia「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
ノーテンキなご都合主義が気にならないほどのスピードで突っ走る思い切りの良さ、観終わった後に「あぁ、面白かった」となりつつも、ストーリーそのものはすぐに忘れちゃいそうな薄っぺらさなど、「インディ・ジョーンズ」シリーズらしさは健在で充分に楽しめることは確か。
でも、初期の2作品ほどの面白さがあるかと言われると、そこまでではないし、人の死の描き方のノーテンキさに、本作ではちょっと「ひっかかる」感じがあって、もやもやしちゃったのも事実。「作品が」というよりも「観る側の感覚の変化」のような気もしますけどね。
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「見えない真実」('10)
幼い頃からの親友で心の支えだった従姉妹の突然の自殺の真相を知ることになる盲目の女性を描いたドラマ映画です。主演はマルタ・イガレータ、共演はロージー・ペレス、ベニート・マルティネス、チャド・マイケル・マーレイ、ユル・ヴァスケス、クリストフ・サンダース他。
主人公の恋愛要素は陳腐で「邪魔」でしかありませんし、テレビ映画らしいチープな映像はダメダメですが、題材は悪くありませんでした。
とにかく、世界中のどこでも起きうる話ですが、ここまでストレートに描いた作品をテレビ映画として放映したのにはちょっと驚き。
劇場映画向きの題材のような気もしますが、社会問題として考えた場合、確かにテレビで放映した方がよいのかもしれません。その意味では「価値のある」作品なのでしょう。
ただ、社会に向けたメッセージとして、あの結末で良かったのかなという疑問はあります。







