「アンダーカバー 二つの顔を持つ女」('24)
実話をもとに、1990年代にテロ組織「バスク祖国と自由」に潜入した女性警官の運命を描いたスペインのアクションサスペンスです。主演はカロリーナ・ユステ、共演はルイス・トサル、ビクトル・クラビホ、ナウシカ・ボニン他。
観る前は「実話をもとにしているとは言っても、所詮はB級アクション映画でしょ?」と舐めてかかっていたのですが、驚くほどリアルで説得力のある内容でした。
主人公がこんな危険な任務を積極的に引き受けた背景はよく分からなかったのですが、彼女の内面の揺れ、葛藤もしっかり描かれており、大変観応えのある作品でした。
ただ、ルイス・トサル扮する上司が、主人公に対して父親のような感情を抱いているように見せながら、主人公を「女」として見ているようにも感じられてしまうところが少しあって、そこはちょっと気持ち悪かったな…。そこはもっと「父性愛」に徹した描き方をして欲しかったです。