MORE! カナダ・トロント通信 -27ページ目

Vol. 19 憧れの留学

 

年末は実家で紅白歌合戦をみました。海外にいると日本の音楽シーンに疎くなりますが、紅白歌合戦をみると1年間に誰のどんな歌が流行ったのかがよくわかります。“ドリカム”を久しぶりにみて懐かしくうれしくなりました。さて、今回は日系コミュニティーが催した“トロント紅白歌合戦”の紅組司会を務めた東京都出身のMさんについてです。

彼女は大学卒業後、マスコミ関係の仕事に就き1年後に退職。東京しか知らない自分の視野を広げるため長年憧れていた留学にふみきりました。当時TOEICの点数が600点に達しなかった英語力も4ヶ月のESLを受講後780点を取得。現在は講師がみなMBAをもちビジネス英語をしっかり学習できるLinguabizwww.linguabiz.com)で勉強中の彼女。「授業内容は必ず帰国後に役に立つと思う」という彼女は830点をマークし、「3ヶ月のコースが修了する頃には900点台にのせたい」と意気込んでいます。

留学当初は、英語を話すことに自信がなく携帯にかかってきた電話を出られずにいた彼女。日課として“メトロ”という地元の無料情報誌を読むこととお風呂で本を読むことを決め、単語量を増やす努力をしたといいます。

順風満帆のような彼女の留学生活ですが、この留学で生まれて初めて‘自分の弱さ’を知ったといいます。日本にいれば、物事を決める時には必ず周りに家族や友人がいて当たり前のようにアドバイスを得ることができたのに、トロントではいざ決断となると頼れる人がすぐ側にいない為、くよくよしていた‘弱い自分’にはじめて出会ったといいます。

留学生活で得た語学力やボランティア活動は日々の努力の結果と貴重な体験です。日本にいては出会うことのできなかった‘自分’の発見は必ず彼女の将来プラスになることでしょう。ひとまわりもふたまわりも精神的に強くなりたいひと、今年は留学を真剣に考えてみませんか?

Vol. 18 Ashley Ingram

 

新年の抱負に「英会話の上達」を誓われた方がたくさんおられるのではないでしょうか。私が思う語学の究極の学習法は、通訳者養成学校に通っていた2年間に体験したさまざまな訓練を体験することです。それまで好きだった英語が嫌いになるほど辛くて暗い2年間でしたが、今振り返ればその訓練のおかげで英語をものにできたのだと思います。今回は、発音矯正も勉強できる「Ashley Ingram R&B Vocal School」を近々オープンする音楽プロデューサー、アシュレー・イングラム氏との出会いについてです。

イギリスで生まれ、UK初の黒人ダンスユニットで活躍後、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカや日本で音楽プロデューサーとして楽曲つくりに携わってきた彼。昨年クリスタル・ケイやマライア・キャリーのアルバムに収録された数々の曲をプロデュースしたイングラム氏は、現在トロントに住んでボーカリストを育成するための世界初のR&Bスクール創立のために多忙な毎日を送っています。

イングラム氏による体験レッスンに参加したところ、手鏡とボイスレコーダを手渡されました。手鏡は、彼の大きな唇・舌の動きと同じ動きができているかを確認するためで、ボイスレコーダはあとで客観的に自分の発した発音を聞き、繰り返し正しい発音で歌えるようになるまで練習するための道具でした。この訓練は私が通訳者養成学校で実践した訓練のひとつでした。

「さまざまな言語を母国語とするアーティストの英語の発音を矯正」をした中で「一番興味深かったのは日本人アーティストの発音を矯正することだった」と彼は言います。英語と日本語の違いに興味をもち現在日本語を勉強中の彼。自ら作曲をしたチャラの「Milk」という曲を日本語で歌ってくれました。カラオケ好きで洋楽好きのあなた!本気でボーカルレッスンを受けにトロントに来ませんか?

 

Vol. 17 パウロのラザニア

 

 

トロントに住んでいて楽しみのひとつにさまざまな国々の料理を食べられるということがあります。コリア・タウンのチヂミ、リトル・イタリーのニョッキ、チャイナ・タウンのディムサム(飲茶)。しかし毎日の主食はご飯粒でおかずの味付けにお醤油は欠かせません。今回は、その醤油の原料である大豆を生産し、日本に輸出している国・ブラジル出身のパウロをご紹介します。

 

Pauloブラジルの州立大学を卒業後、コンピュータープログラマーとして5年間働いた後、彼はキャリアチェンジのために今年の5月にトロントにやってきました。ブラジルにはヨーロッパや日本から移民した人たちがたくさん住んでいますが、トロントに住む人たちの文化の多様性に驚いたといいます。ブラジルといえば、「サッカー、アマゾン川やボサ・ノヴァ音楽を連想する」というと、イパネマの娘をポルトガル語で歌ってくれました。そんな陽気な彼もホームシックになるらしく、母国の家族と毎日オフィスでチャットをするのが日課だそうです。私と同じくジム通いをする彼は、健康のために自炊もし、おばあちゃんに教えてもらったラザニアを作って食べるたびにブラジルのことを思い出すのだそうです。

 

何かを成し遂げるために固く決意をし、遠く故郷を離れてトロントで勉強しているひとがたくさんいます。離れてみて家族の大切さを知ったり、自炊をしてみてどれだけ毎日ご飯をつくることが大変かを実感している生徒さんが多いです。海外生活は色んな意味でとてもチャレンジングですが、日本ではなかなか遭遇できない異文化にふれる機会があったり、自分のアイデンティティーをみつめることができる貴重な時間を過ごすことができます。みなさんも新しい発見や自分探しをしにトロントに来ませんか?

Vol. 16 ある秋の一日

pumpkinsトロントも秋。街中でオレンジ色の大小のパンプキンが目につくようになると「今年のハロウィーンは何に仮装する?」という会話がされるようになりました。外が肌寒くなってくるとオフィスに顔をだしてくれる生徒さんが増えてきました。今回は、2人の生徒さんをご紹介します。

元看護士のCさんは、ワーキングホリデービザで渡加。バンクーバーで3ヶ月間語学学校に通ったあと、1ヶ月前にトロントに移動してきました。韓国人と台湾人の友達と一緒にオフィスで楽しそうに毎日持参のランチをたべている彼女は、10月末から受講する医療英語の専門コースの学費を納めに来ました。日本人同士でも積極的に英語で会話をする彼女にはいつも感心します。

st. lawrence market「夏子さーん」と元気よくオフィスにやってきたのは、8月に観光ビザで入国した18歳のJ君。ダウンタウンには程遠いホテルを日本で予約してきたらしく、そのホテルで数日過ごしたあと途方にくれて日本に帰ろうと空港に舞い戻った時に、たまたま仕事で空港にいたツアーコンダクターの私の友人に助けを求め、親切な彼女に連れられてオフィスまでやってきました。「行動力があるんです」という彼に「計画性もないとね」と私。今は宿もみつかり学校にも通い、クラスメートとフレンチカナダに旅行にでかけたりして楽しい毎日を送っているようです。お母さんに送ってもらったヨーグルト味のハイチュウを差し入れしてくれました。

sunset少し残業をしてオフィスをでると外は日が沈んで薄暗くなっていました。地下に入るとコーヒーの臭いが温かい空気と一緒に顔にあたりまた「秋だな。」と感じました。

 

 

 

 

*トロント・国際フィルムフェスティバルの写真*

film festival daytime

filmfestival night time

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*お知らせ*

 

①トロントでの語学留学・来年度9月からのカレッジ進学にご興味のある方は、お問い合わせください。お待ちしてます!

 

②2006年度ワーキングホリデービザ取得の受付がはじまりました。来年度も5000人枠で人数に達しだい締め切りとなります。(詳しくは在日カナダ商工会議所のウェブサイトで。http://www.cccj.or.jp/jwhp.htm

Vol. 15 トロントの夏の思い出

 

harbour夏のトロントはたくさんのストリートフェスティバルで有名ですが、その中のひとつである北米最大の2週間にわたるカリビアンのお祭り「カリバナ」で友人に頼まれ子供たちにフェイスペインティングをするボランティアをしたことは一番の思い出です。子供たちが自分たちの名前を腕に日本語で書いてほしいと次々にやってきて、仕上がりをみて「Cool!」と言ったときの笑顔がとてもかわいかったです。

土曜日に同僚おすすめのベーグルを買いに友人とセントローレンスマーケットに夕方5時すぎにつくとみな店を閉めて片付けをしていました。「情報誌には7時まで開いているって書いてあったのにね」と間違った情報だったのかと思いましたが、外の少し冷たくなった風にあたると、「あれは夏の営業時間だったのか」と納得。その後劇場caribana1街まで歩いていくと、トロント国際映画祭の一会場であるロイ・トンプソンホールの前にたくさんの人と報道関係者がレッドカーペットを囲んでいました。フェンスに上り4時間弱待った結果、新作映画「エリザベスタウン」出演のオーランド・ブルームとクリステン・ダンストを10メートル先にみることができました。地元の女子高校生たちに混ざって気がつけば「オーランドー!」と何度も叫んでいました。彼の人の良さそうな笑顔が素敵でした。

空腹だったせいもあり、余計に冷えた体を温めるために夜遅くまで営業をしているチャイナタウンまで歩いてカナダ首相もお気に入りの「餃子楼」でワンタンスープと焼き餃子をたべました。アパートのあるミッドタウンに着くと、12度気温がさらに低いのを感じまた夏を恋しく思いました。

ストリートフェスティバルでボランティアをしたり映画祭に参加をしたりしてトロントならではの体験をし、地元の人たちと触れ合うことは一生の思い出になるはず。そんな町トロントにあなたも来ませんか?

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