Vol. 17 パウロのラザニア
トロントに住んでいて楽しみのひとつにさまざまな国々の料理を食べられるということがあります。コリア・タウンのチヂミ、リトル・イタリーのニョッキ、チャイナ・タウンのディムサム(飲茶)。しかし毎日の主食はご飯粒でおかずの味付けに”お醤油”は欠かせません。今回は、その”醤油”の原料である大豆を生産し、日本に輸出している国・ブラジル出身のパウロをご紹介します。
ブラジルの州立大学を卒業後、コンピュータープログラマーとして5年間働いた後、彼はキャリアチェンジのために今年の5月にトロントにやってきました。ブラジルにはヨーロッパや日本から移民した人たちがたくさん住んでいますが、トロントに住む人たちの文化の多様性に驚いたといいます。ブラジルといえば、「サッカー、アマゾン川やボサ・ノヴァ音楽を連想する」というと、’イパネマの娘’をポルトガル語で歌ってくれました。そんな陽気な彼もホームシックになるらしく、母国の家族と毎日オフィスでチャットをするのが日課だそうです。私と同じくジム通いをする彼は、健康のために自炊もし、おばあちゃんに教えてもらったラザニアを作って食べるたびにブラジルのことを思い出すのだそうです。
何かを成し遂げるために固く決意をし、遠く故郷を離れてトロントで勉強しているひとがたくさんいます。離れてみて家族の大切さを知ったり、自炊をしてみてどれだけ毎日ご飯をつくることが大変かを実感している生徒さんが多いです。海外生活は色んな意味でとてもチャレンジングですが、日本ではなかなか遭遇できない異文化にふれる機会があったり、自分のアイデンティティーをみつめることができる貴重な時間を過ごすことができます。みなさんも新しい発見や自分探しをしにトロントに来ませんか?