ヒマジンノ国 -5ページ目

 ヒマジンノ国

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中国の色々な噂が出てきているので、簡単に書きます。

 

中国の最高実力者、習近平氏は2018年に、2期10年という時間的制限があった国家主席の任期を、憲法改正し、終身制にしました。これによって、習近平氏の独裁が可能になったということです。

 

しかし、ゼロコロナ政策の失敗や、彼自身の健康不安から彼の独裁体制は崩壊しているのは、確実といわれているそうです(今年6月中にも心臓発作が起きたといいます)。

 

以下はネット上の「噂」から。

 

<その内容を簡単に言えば、まず老灯らが、5月14日に北京で政治局拡大会議が開催され、長老たち、軍の老幹部たちが勢ぞろい、病身の胡錦涛・元総書記も出席し、胡錦涛と軍事委員会副主席の張又侠らは習近平を批判する発言を行い、引退を迫った、という「噂」を紹介。

 

胡錦涛の発言の中には、「温家宝と李克強はずっと鄧小平の改革開放路線を継承してきて、大きな成果を得た。しかし、一部の人たち(暗に習近平派閥を指す)は集団指導を無視し、個人崇拝にこだわり、その成果を台無しにして、現在内政にも外交にも困っている」といった内容が含まれていたとか。

 

さらに、胡錦涛は「たとえ内戦になったとしても、改革開放路線を取り戻さねばならない」と激しい言葉を語ったとか。そして次の四中全会では新しい政治局の人事を行い、共青団派(共産主義青年団出身)を3分の1以上にするように求めたという。

 

また張又侠も発言を行い、「前回の党大会(第20回党大会)で、習近平の総書記再任を支持したことは間違っていた」と述べたという。さらに、習近平が反腐敗の名の下に軍内反習近平派を粛清したことで軍を混乱させた、習近平夫人の彭麗媛が軍の人事権に関わるようになって、習近平の軍隊になってしまった、などと批判したという。

 

張又侠は、習近平は総書記、国家主席、軍事委員会主席を引退しなければならない、党と国の未来を極左路線に持っていかれるのを防がねばならない、と呼び掛けたとも。>(福島香織氏による)

 

胡錦涛や温家宝は、習近平の引退をソフトランディングする方法で考えているそうですが、軍の制服組トップの張又侠(ちょうゆうきょう)は強硬路線を考えているといいます。

 

 

↑、張又侠。人民解放軍のトップ。

 

6月中に出た情報では、この張又侠が、軍隊内の習近平派の幹部39人を粛清したそうです。張又侠も以前は習近平の独裁体制の一部でしたが、習近平氏が権力の掌握が難しくなってからは、自分が軍の実権を握るべく動いているそうです。

 

<少なくとも習国家主席は人民解放軍を完全に掌握できているとは言えません。どこの国の独裁者でもそうですが、彼らは権力が安定するまで敵対しそうな幹部の粛清を続けるもの。(昨年の李国防相の解任や、今年に入ってから中央軍事委員会委員の苗華の資格剥奪など)粛清を止めようとしないのは、軍における権力が確立できていないことを物語っています

 

加えて、不動産バブルの崩壊や過剰債務で、中国経済は低迷したまま。最近では習国家主席によって引退に追い込まれた王岐山の部下が天津市で昇進するなど、経済政策に強い“王派”の復権も目立つ。一方、72歳を迎える習国家主席の言動からは、かつての威圧感が伝わってこない。>(福島香織氏による)

 

中国では年内に「四中全会」という重要な会議があって、そこでもしかしたら習近平の引退が発表されるのではないか、という噂があるそうです。四中全会は8月終わりごろではないか、といわれているそうです。

 

仮に習近平氏がこのまま居座っても、中国内部の2分化は簡単には収まらないでしょう。

 

このような情勢では当然台湾侵攻など難しく、米国のシンクタンクは、最低でも2027年まではない、といっているそうです。そうでなくとも中国国内の厳しい経済状況などを見ても、大規模な軍事作戦は今の中国には簡単には起こせないでしょう。やるとしたら、共産党が崩壊しそうになり、指導部が自棄になった時などでしょうか?個人的には、対外的な戦争よりも、中国国内内戦の可能性も充分あると思います。

 

最近書いた記事の補足を少し書いていきます。

 

ウクライナ・ロシア紛争で、トランプ氏が戦争の継続を停止できなかったため、イスラエル・イランでの紛争の停戦もいくらか不安視されましたが、終わってみると両国の顔を立てて、負傷者も少なく、イスラエル・イラン紛争は、停戦させたように思えます。こういうのはD・トランプ氏の手腕が発揮された事例のように思えました。

 

しかし、以前書きましたが、シオニストがトランプ政権のアキレス腱なのは間違いないと思います。

 

トランプとガザ |  ヒマジンノ国

 

↑、米国のキリスト教福音派はユダヤ人との関係はマストだといわれているようです。また思想的にも、聖書の言葉を優先するプロテスタントですので、聖書の結論でもある、終末論には傾きやすいそうです。D・トランプ氏がどこまでそういった思想に共鳴しているのか、知りたいところでもあります。

 

 

先日は米国左派の影響力が、日本において、弱まってきているのではないかと書きましたが、未だにジャパン・ハンドラーズとの関係は残っているようです。むしろ日本の政治家は、彼らを頼っている可能性さえあるように思えます。

 

マイケル・グリーンと関係の深かった、小泉進次郎氏が、日本の総理候補として注目される中、彼らの動向はちょっと不気味ではないかな、と思いました。

 

それでもバイデン政権での、公式な圧力は無くなり、むしろトランプ政権による「中国包囲網」に参加しろともとれる、圧力の方が強まっていると思えます。個人的にはトランプ政権のいうことを聞いた方が、今後の日本のためになるのではないかと考えています。

 

 

最後にもう少し浙江財閥について、自分の憶測なども交えながら、簡単に書きたいと思います。あくまで試論ですので、必ずしも「事実」ということではなく、そいういう「可能性」があるのではないか?という内容でもあります。

 

前段で書いたように、米国の政変で米国極左組織の、日本における影響力が弱まってきているのではないかという推測から、今後は同様に、日本における中国の開放路線派から影響を受ける可能性も、排除するべきではないかと思っています。

 

しかし誰が影響力を持っているのかということです。多くの人がこういう話にも興味があるのではないでしょうか?

 

そういう中から、最近は深田萌絵氏などの言説もあり、浙江財閥などの存在が認識されるようになったのだと思います。確かに深田氏は言説は色々問題があるようで、彼女自身の真偽については保留案件です。

 

ただまあ、どうなんでしょう、彼女のいう高市早苗氏や萩生田氏がこの手の大陸系の財閥と関係あるかどうかなどは、個人的にもうちょっと注目したい案件です(現時点で、彼らが浙江財閥などと絶対に関係ある、という話ではありません)。

 

D・トランプ氏が2020年、米国大統領選に負けた際、中国から、米国大統領選挙へ介入があったということを、トランプ氏自身が明言しました。それが事実がどうかは別として、なぜ国家元首が習近平の中国が、米国の大統領選に介入し、習近平を厳しく批判しているはずの米国民主党を応援している、というトランプ氏の言説になるのか?

 

そういう疑問が、日本の一般人にはあったと思います。

 

しかし、以前よりクリントン夫妻によるチャイナマネー問題など、民主党の議員と中国の関係は噂されてきました。

 

それが要は、鄧小平や江沢民らの流れを汲む一派が主流の話であって、習近平の話ではないわけです(習近平が日本や米国に悪さをしていない、とはいっていません)。また、彼らのバックには浙江財閥があるといわれてきました。

 

先日引用させてもらった、大原浩さんからの記事を、再び引用します。

 

<そして、その浙江財閥と戦前から強いむすびつきがあると考えられるのが米国民主党である。だから、バイデン氏と習近平氏の個人的関係は別にして、浙江財閥(江沢民派)とつながっている民主党政権は習近平政権と鋭角に対立するのだ。

 

そして、台湾も蒋介石の国民党は浙江財閥の流れを受け継いでいる。その点を考えると「中国利権」に執着する民主党バイデン政権が「台湾支持」を明確に打ち出す裏事情にも納得できる。>

 

前回書いたようにこの利権構造は台湾を巻き込んでいる可能性もあると思います。

 

2、30年前ぐらい前からですかね、日本は「米中の草刈り場」などといわれてきて、日本国内の富や利権を外国に散々奪われてきたのだと思います。意図的なデフレが作られて、外国人が安く日本買いができるようにされてきたのかもしれません。

 

それを、日本に親身なふりをしたり、あるいは敵対するふりをしながら、行ってきたのが、中国の開放路線の派閥と、米国の左派によると思っています。

 

米国に関することは色々いわれてきましたが、中国に関することは、「媚中」とか「親中」とかいわれる程度で、あまり実態がはっきりしてこなかったものですから、今回の深田氏の言説などは面白いと思った次第です。

 

しかし深田萌絵氏が、信頼に足る人物かどうかは、分けて考えるべき内容かもしれません。個人的にはエルピーダメモリの台湾誘致の話など、割と初期の話はありうると考えていますが、最近の彼女の話は飛躍が多すぎて、良く分かりません。

 

しかも彼女は浙江財閥の話を、やたら台湾限定の話として語っていますが、これも中々引っ掛かります。

 

<習近平氏が狙い撃ちにしている企業のほとんどが浙江財閥系(江沢民派)である。だから、習近平氏が「世界を敵に回す愚行」を行っている背景には、共産主義国家特有の「江沢民派との政治闘争」が存在する。>

 

というのが、先の大原浩さんの意見ですが、深田氏も習近平同様、「浙江財閥関係者」を狙い撃ちしようとしているようにも見えます(最近は飛躍も多い気がしますし、間口も広げすぎなようです)。

 

また彼女は自身の番組で「台湾は中国です。中国共産党と、中華民国で一つの中国という認識はされています。我々日本人が口を挟む余地はないんですよ。」という旨の話をさらっとしたりもします。

 

確かにこういう話を聞いていると「ん?」と思う瞬間はあります。中国共産党のシンパかな?みたいな・・・。

 

まあしかし彼女を擁護する人の話なんかも読みますと、結局「真偽は良く分からない」ということになります。ですので彼女については、前回も書きましたが、保留案件です。

 

ただ、彼女の話を鵜吞みにしないのなら、中国と日本の関係を考える際のたたき台としては、面白いと考えています。

 

最近は、中国の国家元首、習近平の失脚が騒がれているようで、軍部などの、彼の実権も奪われたのではないか、という話が出ているそうです。

 

近いうちに国のトップを退くのではないか?と噂されています。

 

経済成長が著しく、一時期米国の経済力を抜くのではないかといわれていた中国ですが、習近平政権になってから低迷し、コロナのロックダウンなどもあって、不動産バブルが崩壊。習近平の経済政策は素人同然といわれていて、日本の緊縮財政にも似た厳しい政策を施行。おかげで現在、信じがたい額の負債を中国全土が抱えている可能性が指摘されています。

 

かつて中国において、ソヴィエト・スターリン型の社会を模索した毛沢東が死に、共産国ながら、資本主義経済も取り入れた開放路線をおこなったのが、鄧小平でした。これは先見の明のある改革だったでしょう。

 

その後、江沢民がこの路線を引き継ぎ、今の中国の発展の基盤を作りました。

 

さてその過程で指摘されるのが、浙江財閥(上海財閥)の存在で、最近の話題の深田萌絵さんの指摘などを見てみても、彼らの動きは見逃すことができないように思います。この点をざっくりですが、まずは見てみたいと思います。

 

浙江財閥は19世ごろにできた、上海を起点とする、中国の秘密結社だったそうで、元々は水運業者の組織だったそうです。

 

彼らこそが蒋介石の後ろ盾であり、毛沢東らに敗れた蒋介石が、台湾に逃げてからは、彼らの多くも台湾に移動。第2次世界大戦後、この財閥は解体されたとされましたが、実際はまだ活動しており、鄧小平の改革開放路線を支持し、再び中国本土にも影響力を持つようになったといいます。

 

 

また彼らはアヘン戦争で、英国と共にアヘンを中国にばらまいたとされており、以来、国際金融とは旧知ともいえると思います。それ故、米国の民主党と仲が深く、彼らと歩調を合わせて来たともいえると思います。

 

しかし、彼らの作り上げて来た中国経済の腐敗があまりに大きく、これらを是正するために登場したのが、習近平であり、彼は政治的腐敗を厳しく罰し、それは経済分野にまで及びました。おかげで経済成長はストップし、現在権力を失うのではないかという状況になっているそうです。

 

 

台湾の話もここでは書くべきなんでしょうが、書くことが増えすぎるので今日は止めます。ただ少なくとも、台湾にも2つの人種があって、昔から台湾に住んでいる方々(本省人、16世紀から1945年までに入植した中国人)は日本に好意的ですが、国民党とともに台湾にわたって来た人たち(外省人、1945年以降入植した中国人)は必ずしもそうではないといいます。国政選挙に出ないといっていた蓮舫氏ですが、彼女はこの後者の出の確率が高いといわれているようです(外省人)。彼女は次回参議院選挙に出るといいます。本当に自分の利益のためなら、朝令暮改も平気でやる人たちに見えますけどね。

 

 

 

 

↑、萩生田光一氏の件で話題になった深田萌絵氏。いっていることが嘘だ、とか、本当だ、と議論がある人物です。ただ浙江財閥の件などは、他の件とすり合わせて読んでみると、辻褄はあっているので、いっている内容は馬鹿にはできないと思っています。彼女は台湾にいる浙江財閥を台湾版DSとし、彼らが日本の政治と米国へ働きかけたせいで、日本国内の半導体技術が台湾に流れ、その優位性を失ったとしています。その際、金美鈴を通じて、日本の国会で、高市早苗氏に法律を通させたとしています。

 

 

↑、金美鈴氏。台湾独立運動にかかわった人物。蓮舫氏などとは違う立場だとは思います。

 

こうして複雑な状況を見てくると、台湾関係の事案を批判したからといって、必ずしも親中派とはいえないような状況はあるわけで、単純に考えても中国は、毛沢東の流れを汲む習近平派と、鄧小平からの流れを汲む胡錦涛などがいます。台湾にしても、親日である本省人と、旧日本帝国軍と戦ったこともある国民党の流れを汲む人達がいる、ということです。

 

しかし現在、国民党により征服された台湾(中華民国)というアイデンティティーも薄れてきているとされ、台湾は台湾人のものという、認識が強まっているといいます。

 

ただ深田さんの件については、嘘だ、と論駁する意見も当然あり、そちらも説得力があるものも多いので、今のところ保留案件です。ですので、参考までに理解しておいても良いかと考え、ここでも書いてみました。

 

現代においても、深田氏のいう、浙江財閥が存在しているのはほぼ間違いない、と思います。先にも書きましたが、彼らはいわゆる米国のDSと仲が良い、とされているようです。

 

話を元に戻します。

 

さて、自分も習近平は全く好きではないです。しかし別の面を見てみると、彼は国内の腐敗した政治や財閥などと戦っていた、とも見えるわけです。そしてそのせいで、多分失脚するのだろうと、いわれている途次ですね(中国経済を破壊してしまったので当然だと思います)。

 

現在中国の長老ではやはり胡錦涛や、温家宝などが実権を握りつつあり、彼らは浙江財閥とのコネクションがあるとされています。

 

では、再び中国は復活するのか?という話にはなりますが、これもかなり厳しいのではないか?という話になろうかと思います。

 

中国の経済を支えてきたのは、貿易黒字と不動産業界だったといいます。特に不動産業は内陸に住む一般人にとっても利益が大きく、国内産業の30パーセント余りを占める中国の基幹産業でした(日本は20パーセントほど、米国は10パーセントほどらしいです)。

 

特に中国の不動産業を支えてきた「恒大集団」が、2021年ごろから経営が悪化し、最終的に破綻したことによって、中国不動産のバブルがはじけたといわれているようです。

 

実際この恒大集団の負債だけでも50兆円ともいわれ、日本全体でバブルがはじけたときの負債額、100兆円の半分もの額になります。恒大集団だけでなく、その他地方の不動産の負債も合わせると、3000兆円にもなるという話です(中国GDPの200パーセントにもなる)。通常、世界的に見て、バブルの負債の標準が、GDPのおよそ20パーセントぐらいになるのが普通だそうですが、実にその10倍です。

 

中国の経済の裏事情を2018年にリークした人がおり、その人物によると、中国の不動産業界は、なんと30億人を超える人が住める住宅を建設(住宅が投資目的になっている)。しかもその住宅の多くは高価で、一般人には手が出せないといいます。

 

そしてこうした経済の破綻は不動産業だけでなく、その他の産業にも及ぶといわれています。

 

 

電気自動車の開発で世界をリードしてきたBYDですが、その行き先も怪しいといわれています。

 

 

BYDは中国が国の補助なども使って育てて来た、国産自動車メーカーでしたが、近年在庫が非常に余っているといいます。2024年では世界の自動車販売台数第6位にまでなっています。しかし、多くのディーラーが廃業しているそうです。

 

 

BYDも100兆円以上の負債を抱えているのでは?といわれています。

 

その他、デベロッパーの万科企業なども危ないといわれています。

 

中国では若者の失業率は20パーセントにもなり、有名企業の求人は数千倍ともいわれているそうです。

 

先の、2018年に中国の経済状況をリークした人によれば、色々な裏事情を合わせてみると、国や有名企業から、一般の国民を含めた中国の合計負債額は、何と、2017年末において、1京3000億円にもなるのではないかといっているそうです。

 

にわかには信じられないですが、ウーン、どうなんでしょう?

 

まあいずれにせよ、これらの責任を取って習近平は失脚せざるを得ないのではないか?という見立てです。一帯一路構想も2016年をピークに、周辺国を債務漬けにして停滞し、中国はその貸したお金を回収できないでいます。

 

仮に習近平からもっと経済が分かる人物が元首になったとしても、これらの問題を解決するのは容易ではないでしょう。社会の歪みが大きく、暴動などあってもおかしくありません。

 

これらの話は地上波でやらないので、多くの人が知りませんが、今後世界的に大きな問題になってくるかもしれません。

 

昨日は初台にある、タケミツ・メモリアルで、メゾソプラノのエリーナ・ガランチャのリサイタルを聴いてきました。

 

 

今回は1か月を切ってからチケットを購入したので、席は後ろから2列目という後方の席次。サントリー・ホールでやるリサイタルはオケの伴奏つきですが、こちらはピアノの伴奏です。個人的にはサントリー・ホールで聴きたかったけど、すでに売り切れ。

 

ですので正直チケットを買うか迷ったんですが、6月はこれを逃すと聴くコンサートがないので購入しました。ネトレプコを買い損ねた時なども思い出します。

 

今回も色々初めて尽くしで、出かける前はちょっと不安でした。タケミツ・メモリアルは初めての会場で、後方の席で音が聴こえるか不安でしたが、これは全くの杞憂でした。また、恥ずかしながら、ガランチャを初めて聴くのと同時に、並んでいる曲がほとんどなじみのない曲ばかりで、それもちょっと困りました。

 

ブラームスとかラフマニノフの歌曲は自分の守備範囲外で、聴いていても、詩の意味が全く分からなくて、そこは失敗しました。字幕が出るとか、対訳を配られるとかもなく、知ってないと駄目な感じですね。自分の勉強不足で、どうにもなりません(泣)。他にもグノー「サバの女王」、チャイコフスキー「オルレアンの少女」とか、知らない曲ばかり。ロペルト・チャピなんて作曲家も初めて聴きました。

 

しかし、ガランチャを聴きに来る人は皆これらの曲を知っているんでしょうか?知っているのなら、若干「一元さんお断り」、みたいな曲目ですね。

 

初めはブラームスの曲が6曲並んでいて、この辺は正直困ったな、と思っていました。ブラームスの歌曲は、詩の内容知らないで、響きだけ聴いていても厳しいです。歌声はすごいけど、感動に結びつきません。

 

しかし、その後のベルリーズのファウストの劫罰から結構楽しめました。

 

この日1番良かったのは「サムソンとデリラ」だと思います。自分はカミーユ・トマのチェロ版で良く聴いていた曲で、サン・サーンスの名旋律だと思います。ガランチャは深い感情と余裕をもって、感動的に歌い上げました。強めのブラボーも飛んで、これは当然だなという感じでした。

 

後半のチャピとか、ハバネラも良かったです。

 

自分はガランチャのことは良く知らないんですが、ハバネラなど聴いていると、多分彼女の十八番なんでしょうね。いかにもな雰囲気で、最後の音を伸ばして、得意げに歌い上げました。

 

しかしドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語の曲がぞろぞろ並んでいて、びっくり。しかし、イタリア語の曲がないのが寂しいかな、と思っていました。

 

イタリアのオペラの曲なら自分にももっと分かり易いかな、と思っていたら、アンコールの1曲目で「カヴァレリア・ルスティカーナ」のサントゥッツァのアリアをやり、多分3曲目のアンコールだったと思いますが、「ジャンニ・スキッキ」の「私のお父さん」をやりました。個人的にはこの辺の曲の方が、自分の中の記憶のストックも多いので、彼女の実力が良く分かりました。深い感動があると思います。

 

しかしこの日はアンコールを5曲披露。3曲目ぐらいから、お客さんはどよめいて、4曲目からは皆さん総立ちで拍手。歌手は嬉しそうに歌っていたので、機嫌が良かったのでしょうか?見方によっては全員立たせるためにアンコールを繰り返した、みたいに見えなくもないですが。

 

 

↑、パンフレットの一部。

 

パンフレットも早々に売り切れ。自分は買うつもりがなかったんですが、他のお客が買ったのを横目で見ていると、かなりきれいな写真が豊富そうなので、自分も買いました。

 

18時半に始まったリサイタルですが、終わったのは20時40分過ぎ。相当がっつりガランチャの声を堪能しました。

 

アンコールの盛り上がりなど、彼女の人気が分かるリサイタルでした。チケット買っておいてよかったです。

D・トランプ氏が大統領に返り咲いてから、半年近く経ちました。現状どんな感じか、自分なりに考えてみたいと思います。

 

米国内では、D・トランプ氏について、当初ほどの期待値はないという話も聞きましたが、どうなんでしょうか?仲の良かったイーロン・マスクと喧嘩したり、プーチンとも距離ができた、とかいわれているようですが、どうなんでしょうか。

 

今年3月にトランプ氏が約束していたJFKファイルが公開されました。しかしオズワルド単独犯行説を覆すような情報はなく、期待外れとの声もありますね。6万ページを超える内容らしいですが、多くの人の疑問に答えるような内容でもないようです。従来からの陰謀論者は、JFK暗殺を、オズワルドが単独でやったとは信じていません。そういう発想でいうのならば、誰が指示をしたのか?ということを、陰謀論者全員は知りたいんですね。自分も期待していました。しかし、一部新しい内容もあったそうですが、それほどの内容ではなかったようです。

 

ただ、本来8万ページ公開するという話だったらしいので、まだ1万6000ページ足りないといわれているようです。どうなんでしょうね?

 

エプスタイン・ファイルも公開するといって、中々公開されません。イーロン・マスクも喧嘩の流れで、この件に触れているようです。

 

 

 

↑、D・トランプ氏とイーロン・マスク氏が政策をめぐって喧嘩したという話。仲良くしてほしいですね。今は世界の情勢を知るのに、「X」は1番重要な情報源だと思います。マスク氏がトランプ氏と揉めて、別の方向に流れていくのも困りものです。そして、マスク氏がいうように、エプスタイン・ファイルにはトランプ氏の名前があるともいわれています。

 

また、D・トランプのブレーンの1人、ピーター・ティ―ルが関わっているという見方もあります。それでトランプ氏が公開を渋っているという話もあるようです。

 

 

↑、ピーター・ティ―ルに忖度してファイルを公開できないという噂もあります。

 

 

↑、2人の喧嘩はやらせだ、という人も多数います。自分は良く分からないです(今は仲直りしているそうです)。

 

しかし、エプスタイン・ファイルに名前が載っていたからといって、一体何の証明になるのか?という疑問もありますね。エプスタイン島で何をしていたのか、という情報開示も同時にやらないと、ファイルに載っていた人たちが何をしていたのか?が分かりません。だから結局ファイルに執心しすぎてもまた、期待を裏切られるかも、という話でもあります。個人的にはこの問題の本質は、日本でいうジャニーズ事務所の問題とか、また、最近の中井正広氏や松本人志氏のような、性的虐待問題のもっとひどいものなんじゃないかと思っていますが。

 

さてもう1点ですが、ウクライナ戦争を終結させてくれるんじゃないか、という期待もD・トランプ氏にはありました。しかしこれも頓挫したように見えます。現在行われている中東のイラン対イスラエルの紛争に関してもそうです。

 

特にロシア対ウクライナは期待が大きかった分、ちょっと残念ではあります。今後を考えるのならば、ウクライナの政治体制を変える、というのが1番現実的な解決方法になるのかと思います(とりあえず、ロシア・ウクライナどちらが正しいか?という話は棚上げで)。ロシアはプーチンがいなくなったところで、態度を変えないでしょう(多分)。

 

ゼレンスキーが失脚し、政治体制が中立か、あるいは親ロシア政権になれば、ロシア軍はドンバスから兵を引く可能性もあるのでは?と考えています。

 

ゼレンスキー対ヴァンスの口論の直前、米国はゼレンスキーの代わりになる人物を欧州で探していたといいます。これはうまくいかなかったようですが、最近では米国の調査団がウクライナ入りし、米国の寄付金が何に使われているか調査をするという話も聞いています。

 

ウクライナも政治機構がゼレンスキーの遺志を受け継いだまま継続されれば、ドンバスは今後長く紛争地域として残る可能性が大きいと思います。

 

ということでD・トランプが公約したいくつかの約束が、実はそんなに機能していないというので、失望感も出てきているように思えます。

 

ただ、それにしても・・・です。

 

結局それでも、バイデン政権の時より、トランプ政権の方が、ずっと良い傾向だとは、自分には思えます。カマラ・ハリスが大統領になっていたのなら、ウクライナ紛争ではもっと争いを煽っていたでしょう。D・トランプになってからは、少なくとも、争いを止めさせようとしているとは思います。

 

また極左的な政治思想のLGBTQ思想なども、トランプ政権下で下火になりつつあります。

 

日本に関していえば、本当の意味での、独立の機会が高まったといえるでしょう。特に岸田政権では、旧在日米国大使だったラーム・エマニュエルが、日本の総理大臣を上から目線で指示し、顎で使っていました(としか自分には思えませんでした)。そのラーム氏も離任(次期民主党大統領候補に名乗りを上げたといいます)。ですので日本に対する、米国の極左的な指示はほとんどなくなったように思えます。その分、日本の今の政治家の、中国寄りの姿勢が余計に目立つようになってきました。彼らは自分たちの意見で動いていないように見えます。

 

元々米国の左派は、胡錦涛らの上海財閥と緊密であって、その米国左派の流れを受け継いでいる彼らと、日本の政治家は仲が良いのだと思います(いわば中国のグローバリストの流れで、米国のグローバリストの指示が得られなくなった今、日本の政治家は中国のグローバリストからの指示を得ているように見えます。彼らは習近平とは別の派閥です)。これらも止めてもらわなけばなりません。これに関しては、今年7月の参議院選挙がポイントになると思います。

 

派手で見栄の良い公約は中々守られていませんが、USAIDの解体を指示したりなど、D・トランプ氏は、裏では着実に行っている政策もあると思います。そういう部分は時間が経てば経つほど効果が出てくると思います。

 

ただその分、今まで隠れていた旧体制の都合の悪い部分が続々と露見するようになり、混乱が増えるので、世の中が悪くなっているように見えるのかもしれません。しかし見方を変えれば、今ある良くない状況が改善していく「過渡期」と考えることもできると思いますね。

5月は色々大変でした。対処すべきことが多くて、自分のこと以外手が回らなかったです。

 

他人様にはどうでも良いことですが、個人的に大変だったことを、以下に箇条書きにしてみましょう。

 

1、契約していた日本生命から急に電話が何度もかかってくるようになりました。何年も電話なんてなかったのに。多分何かの勧誘だろうと思い無視していました。本当に大事なことなら書類でもよこすだろうと思っていました。繰り返し電話があった後(15回以上)、自分の住んでいる所まで押しかけてきて、色々話しだします。今後のためにプランを変えろという。とりあえずその日は帰ってもらったんですが、また電話がかかってきます。ノルマがあるんでしょうが、ちょっと常識がなさすぎます。しつこすぎて、気色悪いというか。ネットで調べても日本生命の勧誘について、似たようなことが書いてありました。嫌いやわ。

 

ですので契約は解除しました。おかげで、また新しい保険を探さないといけません。

 

2、自分は今借家暮らしですが、家賃を入れようと思ったら、突然その相手側の口座が閉鎖され、銀行から連絡があり、振り込んだ家賃を銀行で返還しますという。何でも大家が亡くなったそうで、当該の口座が使えなくなったようでした。家賃を取り戻しにUFJまで行きました。良く分からないですが、振り込んだ時の明細と暗証番号を教えて返金してもらいました。しかし、明細には自分の口座の残高も書いてあるし(UFJ自体は自分は使ってない、他にメインバンクを持っています)、後で聞くと暗証番号もいらなかったという。明細も返してもらえないし、暗証番号も教えて、気味が悪くなってしまいました。さすがにカードの暗証番号を変更しました。何なん?銀行員もいい加減やな。

 

3、そして、家賃をどこに振り込んだらよいか分からないので、不動産屋に行きます。すると不動産屋が店じまい(!)をしていてびっくり。どうしたら良いか途方にくれます。一応その不動産屋に電話したら、自動音声で別の不動産屋に引継ぎをしてもらっているといいます。仕方なく、隣町の、その引継ぎをしているという不動産屋へ行きまた。しかしその不動産屋は、今自分の住んでいる所は引き継いでいないといいます。マジかよ~。結局新大家に尋ねて行って、新しい不動産屋を紹介してもらい、家賃も払いました。何の連絡もなく不動産屋を畳むとか、本当に困ります。後大家が死んだら、教えてほしいです。

 

4、埼玉の山の方にウォーキングに出かけに行ったときです。空を見ると、いわゆる「ケムトレイル」の、棒状の飛行機雲が沢山ありました。最近USAIDの資金が閉鎖されたせいで、「ケムトレイル」の散布は減ったとか聞いてましたが、本当なのでしょうか。山の中にいたので、急にその場からも去れずに、1日そこにいることになりました。そして2日後喉が痛くなって、風邪らしい症状が出ました。ケムトレイルが原因なのでしょうか?後日、新宿にも出かけていたので、そちらで拾ったのかもしれません。

 

 

↑、当日の写真ではないですが、こういう飛行機雲をケムトレイルという様です。普通の飛行機雲はエンジンの水蒸気が冷却されたもので、15分もあれば消えます。それに対して、ケムトレイルは30分とか40分以上空に漂っている飛行機雲で、何かしらの化学物質を大気に散布しているといわれています(何を撒いているんでしょうか?)。この日は山中にいたので大気に近く、ちょっと困りました。

 

結局、喉が痛くなり、少しお腹もこわして、2日ほど休暇を取っていました。1度だけ血の混じった痰も出ました。その後「X」を見ていると、以下のような文章が。

 

 

症状がめっちゃ良くあてはまるんですが(汗)。「NB181」?コロナなん?今はほとんど治って、症状自体は、大して酷くはなりませんでしたが、倦怠感は結構ありました。熱は全く出ずでしたが・・・何ですか、これ。

 

5、自分はネットショッピングに楽天のデビットカードを使っています。使う分だけネット銀行に入れ、高額な買い物は直ぐに済ますようにしています。先日外国のサイトで買い物をしたら、しばらくして、良く分からない不明の出金が数回発生。数百円とか、二千円とか、そういう細かい金額でちょっとづつ引き出されます。明らかにおかしいので、楽天に連絡して、カードを止めてもらいました。

 

しかし、楽天のカードはこれで5枚目ぐらいでしょうか、期限まで使い切ったことがありません。カードを新しくしても、しばらくすると、大体不正の取引が発生し、そのたびに止めてもらっています。昔は1度に数万円単位で催促が来ていました。しかしネット銀行にはそんなにお金を入れてないので、高額な金額は取られたことはありません。そういう場合は楽天側もおかしいと分かるらしく、すぐに連絡が来てました。最近は詐欺師も賢くなっているようで、細かい金額を繰り返し請求し、気づかれないようにするそうです。

 

とはいえ、いつもながら、楽天のカードのセキュリティーは激甘じゃないのかと感じてます。便利なので、多分また使うんですが、セキュリティーを何とかしてくれないですかね。

 

その他にもパソコンの状態が良くないとか・・・もありましたが、色々面倒なことが沢山起こった5月でした。結構大変でした。

 

自分は辰巳空亡で、今年は大殺界(天中殺とか空亡とも)というやつです。特に5月は巳の月なので、年、月共に殺界です。だからなんか面倒なことが起こるとは思っていたので、仕方ないかなという感じですかね。

 

色々用事が立て込んでいて、しばらくブログを休もうかと思います。6月には戻ってこようかと考えています。

 

よろしくです~。

 

5月5日。今日は近所にN響が来るというので、鑑賞してきました。曲目はブラームス交響曲4番、グリーグのピアノ協奏曲、武満による3つの映画音楽。指揮者はファビオ・ルイージ。ピアニストはフランス人女性、リーズ・ドゥ・ラ・サール。

 

今日も名演でした。とても素晴らしかったです。

 

武満の音楽は映画音楽というので聴きやすく、前説としては充分という印象でした。メインはグリーグとブラームスのロマン派の名曲です。

 

今年N響を聴くのは4回目なんですが、とにかく今日は音色が美しく、終始驚きっぱなしでした。多分コンサートホールのせいかなという感じがします。今年、最初にN響を聴いたのが文化会館の「パルシファル」。これも美しかったんですが、全部聴けなかったので除外します(泣)。その後文化会館での「ミサ・ソレムニス」。これは音色に関しては、汚なかった印象。多分ヤノフスキのアプローチのせいだと思います。あのやり方なら、古楽器なんか使わないと、音色は結晶化しないんじゃないでしょうか。

 

その後ヤルヴィをNHKホールで聴きました。名演でしたが、1週間後にサントリーホールで読響を聴いて、NHKホールの音の悪さを痛感しました。N響をサントリーホールで聴いたことはまだないんですが、NHKホールがホームグラウンドのN響は色々もったいない気がします。NHKホールは全く残響がなく、音が散るのみ、という感じですね。

 

確かにサントリーホールで聴くと、音が上質に聴こえ、1ランク上がった音楽のように聴こえます。サントリーホールは天井が高く、音が上に抜けます。そのせいで、楽器が自然に鳴り切ります。しかし今日の所沢ミューズは天井がそこまで高くなく、幅も狭い。だからといって音が悪いわけではなく、サントリーホールのように、上空に音が散らないので、歯ごたえのある音がします。音を逃さない、というのか。音の輪郭がくっきりとし、前に音が出てくるのが分かります。

 

そのせいなんでしょうか、とにかく今日はN響の響きの美しさに、聴き惚れました。

 

指揮者のルイージと、ピアニストのラ・サールも、とても良かったです。ルイージを聴くのは2回目なんですが、ブラームスなど、どんな解釈なのだろうと興味がありました。勝手に、直線的な解釈をするのでは?と思っていたのですが、さにあらず、かなり常識的な解釈で、良く歌うブラームスでした。

 

去年聴いたマリー・ジャコのブラームスが変わっていて、直線的な筋を通しながら、楽器をセクションごとにまとめて鳴らすんですね。面白い解釈だな、と思って聴いていました(このことを指摘するのは僕しかいないみたいで、色々書いていて不安ですが(汗))。ルイージも、もっと直線的な解釈かな?と勝手に思っていました。

 

そんなルイージの演奏では、4番独特の苦みはほとんどなく、明るい表現で、贅沢かつ引き締まった響きです。輝かしささえ感じました。深みがどうこうというより、美しい表現です。弦楽器の熟した響きも艶があって素晴らしい。

 

特にフィナーレは内向きに引き締まっていく力強さが、音から感じられて感動しました。

 

オケのアンコールでベートーヴェンの、8番第2楽章をやります。前回聴いたときの感想で、ベートーヴェンの8番はルイージに合ってる音楽じゃないかと書きましたが、実際今回、するするっと、アンコールで演奏しました。

 

N響 |  ヒマジンノ国

 

↑、過去記事です。

 

順番が前後しますが、グリーグも美しかったです。

 

前回ルイージを聴いたとき、ピアニストはメルニコフだったんですね。しかし、メルニコフはルイージとは異質なピアニストかと思います。今回のラ・サールはルイージとよく似た個性で、演奏も盛り上がりました。

 

グリーグのコンチェルトは割と誰がやっても失敗しないかな、とは思います。

 

ラ・サールは自然な弾きぶりで、パッションがある人です。第1楽章のカデンツァ辺りから、情熱的な表現を見せてくれました。必要ならピアノから大きな音を響かせて、しっとりとした部分との対比がありました。

 

第2楽章はN響が非常に美しかったです。コクのある柔らかいホルンの音色、涼やかで瑞々しいフルート。この辺も本当にびっくりしながら聴いていました。ノルウェイの自然が目に浮かぶような、清涼な美しさがありました。中々ここまで美しく聴けないかな、と思います。録音したら良いと思います。今さらながら、N響って凄いんだな、て感じた瞬間です。

 

第3楽章はルイージ、ラ・サール共に情熱を爆発させて楽しませてくれました。2人とも似た感情表現で、迫力がありました。

 

しかし、ラ・サールは全身黒づくめ(上腕はむき出し)、下は皮のパンツ、上半身はキラキラのスパンコールだらけで登場してきて驚きました。お前はポップスターか!

 

確かにピアノを弾いていると、スパンコールがキラキラ輝いて、音が輝いているような錯覚を覚えました。面白いですね。

 

会場も盛り上がりましたね。客層も良かったと思います。涼しげな、美しいコンサートだったと思います。

 

 

4月21日、サントリーホールで、オクサーナ・リーニフ指揮、読売交響楽団を鑑賞。曲目はショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲1番」、ボーダナ・フロリャック「光あれ」、ベラ・バルトーク「中国の不思議な役人」組曲。ヴァイオリニスト、ヤメン・サーディ。

 

スラヴ系の曲ばかり、なおかつ、抑圧された人々の作品が多く、演奏家のリーニフがウクライナ人、ヤメン・サーディがアラブ系イスラエル人ということで、政治的な色合いはどうしても感じさせるコンサートでした。

 

フロリャックの「光あれ」は、虐げられた人々の希望を、暗示させようということかもしれません。

 

今回、個人的な目的は、生でショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲を聴くことです。

 

いわゆる旧ソヴィエトの「ジダーノフ批判」により、共産主義の目的に合致しない音楽である「形式主義」と批判された、ショスタコーヴィチは、張り紙1枚で、モスクワとレニングラードの音楽院の職を解かれ、圧力に屈します。「森の歌」などで、スターリン礼賛の音楽を書き、名誉を回復しますが、自身は、恋人の前で枕に顔をうずめて泣いたといいます。

 

そしてそのころ、ショスタコーヴィチが体制に迎合せず、秘密裡に書かれた複数の作品のうちの1つが、このヴァイオリン協奏曲1番です。しかし演奏はスターリンの死後まで待つこととなりました。

 

これは名曲なんですね。自分も好きな曲です。しかし中々平日、精神が安定している時には、聴こうとは思わない曲でもあります。少し録音を聴いて、精神を慣らしてから聴きに出かけました。

 

この曲のソロを弾く、ヴァイオリニストのヤメン・サーディはまだ20代、しかも2022年にはウィーン・フィルのコンマスに選ばれている、という人物だそうです。

 

 

↑、ヤメン・サーディ。

 

今日は全曲名演だったと思います。サーディも素晴らしかったです。

 

ヴァイオリン協奏曲、第1楽章はマーラーの交響曲10番を思わせる、冷え冷えとした響きの中、ヴァイオリンが、憂鬱で緊張感のある世界観を描き出します。正直、サーディが若いので大丈夫かと思っていたんですが、繊細な表現を展開し、素晴らしかったと思います。

 

出始めから、音がかすれるようなキメの細かい表現で、音が小さすぎるかと思ったりもしたんですが、そのような寸評も無いようでしたので、あれでよかったのでしょう。自分は前の方で聴いていたので、音は良く聴こえました。一瞬メニューインを思い出しましたが、メニューインのように自然と音がかすれているのかは良く分かりません。意図的にやっていた可能性もあります。先日聴いたタメスティとは正反対で、このやり方で「イタリアのハロルド」をやったら最悪でしょう。

 

内向きに力が働く演奏ぶりで、内照的なショスタコーヴィチ像を丁寧に描いていました。個人的には、演奏が始まってすぐにウルウル来ました。管弦楽も変に神経質にならず、鳴っており、実演でショスタコーヴィチを聴いているという感じがして良かったです。

 

第2楽章もリーニフとサーディは呼吸が良く合っており、激しいテンポで興奮させてくれました。近くで聴いていた人も、このころから身を乗り出して聴いているのが分かりました。

 

第3楽章はこの曲の核心です。第1、第2、第4楽章はショスタコーヴィチ的な良くある響きで、何かを揶揄しているような音作りかと思います。しかし第3楽章は、音の大きな冒頭のパッサカリア主題から、異様な雰囲気を提示し、ヴァイオリン・ソロでは、明らかに、この作曲家が本心の独白を始めます。ヴァイオリン・ソロは回顧的な響きですが、悲哀の情が偽りなく流れ、心を打ちます。そして後半の長大なカデンツァでは一切の感情が排除され、伴奏の無い虚無的な空間に、ヴァイオリンの音色だけが切々と鳴り続けます。

 

サーディはここでも繊細な表現で通します。カデンツァも場面ごとに表情を変えて、飽きさせません。リーニフによる、初めのパッサカリア主題も雰囲気満点でした。

 

素晴らしい集中力で第3楽章を弾き切ったサーディ、リーニフは抜群の反応速度で、休息なく、第4楽章に突撃、子気味良さを発揮しました。サーディ、リーニフ共々集中力ある名演だったと思います。

 

実演で改めてこの曲を聴くと、そこらに沢山ある交響曲よりも、ずっと感動的だと実感します。とにかくヴァイオリン・ソロにかかる比重は重いと思いますが、その分ショスタコーヴィチの思いがそこに込められているのが分かります。ヤメン・サーディは集中力を切らさず、感動的に弾き切ったと思います。

 

コンサート中間部のフロリャックの曲は、10分程度の曲で、どこかドビュッシーの「海」を思い出しました。「光あれ」は聖書の言葉、そして2023年の作品ということも考えると、どうでしょうか。聴きやすいものの、それほど良い曲とも思えませんで、コンサートにこの曲を挟む、というのはやはり政治的な意味合いの方が強いという気は、コンサート中、ずっとしていました。

 

ラストはバルトークの「中国の不思議な役人」です。舞台音楽らしく、自分は物語の内容を知らないので、音と物語の関係性込みで聴くことができません。しかし、バルトークの音楽としては、比較的有名な曲でもあり、管弦楽の嵐のような響きの面白さがあると思います。

 

女性指揮者のリーニフですが、正直実力は良く分かりません。この曲を聴く限り、彼女は曲の内容を決め打ちでまとめ上げており、ハイスピードのテンポで迷いのない演奏を展開しました。複雑な響きの箇所も決して音が濁らず、透明感を保ちます。読響も良くリーニフの指揮についていったと思います。

 

運動性も高く、統率力は抜群で、複雑に鳴り響く音の嵐を1本の筋にまとめ上げていきました。聴後はスカッとした感じで、晴れ晴れとします。これも良い演奏だったと思います。拍手喝采で終わりました。

 

幾分政治的な感じがありましたが、常識的な範囲だったかと思います。曲目自体、地味な演目ですけど、モダンでスタイリッシュな感じもあり、満足できるコンサートだった様に思います。

 

 

昨日はNHKホールで、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、NHK交響楽団を聴いてきました。曲目はベルリオーズの「イタリアのハロルド」、プロコフィエフの交響曲4番。

 

ヤルヴィの実演は初めて聴きます。彼の音源は少しですが、持っていて、オーケストラから色彩的な音を出す人という印象です。その辺は実際に聴くとどうなんだろうと思い、興味深く聴きました。

 

確かに実演を聴くと、メリハリの利いた、艶のある音を出して、歌心もあって良かったです。先日聴いたヤノフスキの指揮が禁欲的だったのに比べると、開放的にも聴こえます。

 

1曲目のベルリオーズの「イタリアのハロルド」は好きな曲で、デュトワとズーカーマンの録音を愛聴してきました。デュトワの演奏はちょっと立体感に乏しい、平面的な演奏ですが、感性が優れていて、瑞々しい響きがします。実際コリン・デイビスみたいな感じだと地味すぎて、曲の美しさが出ないと思います(こちらの独奏はメニューイン)。

 

この曲は、管弦楽を地中海風のカラッとした感性でやって、ヴィオラの独奏は天から降ってきたように、フワッと弾いてくれると、ベルリオーズの鮮烈な感性に触れるようで、全体に艶やかな美しさが出ると思っています。

 

今回はかなり自分の理想に近い演奏で素晴らしかったです。タメスティの初めのヴィオラの入り方も魅力的で、ヤルヴィはN響から、瑞々しい音を出していました。明確で、鮮明です。これぞ「イタリアのハロルド」、という感じがしました。しかもヤルヴィはデュトワと違って、立体感も出せるので、フィナーレの迫力も理想的でした。ラストのオケの咆哮もバッチリ決まります。

 

個人的には第3楽章が美しく、牧歌的な雰囲気の中、セレナードの懐かしい美しさなども良く描き分けられていて、うっとりできました。

 

ヴィオラを弾く、タメスティは一所にじっとせず、オーケストラ内をうろうろしながら場所を変えて弾く様子は、ちょっとした小芝居で、原作のハロルドがイタリアの山々をうろつく様子を表していたようです。

 

 

↑、アントワン・タメスティ。今回のコンサートで初めて知りました(汗)。世界的にも有名なヴァイオリニストだそうです。「イタリアのハロルド」ではヴィオラの独奏部を彼が演奏しました。アンコールはバッハを披露(ヴァイオリンでやってるのか、と思っていたら、ヴィオラ版だそうです)。

 

後半はプロコフィエフの交響曲4番。自分はプロコフィエフの交響曲はほとんど聴いてこなかったので、今回は音源(マリン・オルソップのもの)を買って2度ほど聴いてから出かけました。録音を聴いて、割と聴きやすい曲だと思いながらも、意味は分からない曲だと思っていました。

 

ヤルヴィの演奏はテンポが良く、メリハリが効き、プロコフィエフの作る多彩な、変わった響きをテキパキと創造していきます。第1楽章はオーケストラが面白く鳴る部分が多数あり、聴き応えもありました。

 

第2楽章ぐらいまでは予想通り、響きは変わっているが、そんなに感動しない曲なんだなという印象でした。

 

大体プロコフィエフという作曲家は、存命当時、前衛といわれた作曲家で、一見聴きやすいメロディかと思わせて、そこに不協和音をつっ込んできて、和音で終わってほしいと持っている大衆を、裏切るような響きを作る人です。しかしそんな響きの音楽も、全体として聴いてみると、決してそこまで崩れ切っていなくて、まとまりがあるように書かれています。結局彼は、常識の範囲内で音楽を崩すのですが、その響きの反古典的な面白さが魅力かと思います。そして、この肩透かし的響きが上手くいくと、ヴァイオリン協奏曲1番のような、掴みどころのない幽玄な美しさとなったりします。

 

この交響曲4番も、掴みどころのない曲のように思えて仕方ありませんでした。

 

しかし第3楽章に入って、割と聴きやすいメヌエット風の音楽が繰り返し登場し、「ああ何かやっているな」と感じます。プロコフィエフはこの曲に自作のバレエ音楽「放蕩息子」からの引用を行っているようで、後で調べてみると、メヌエット風の音楽がその引用部分のようです。(イタリアのハロルドのハロルドと共に、放蕩息子も旅に出るキャラクターのようです)。

 

そして、この幾分滑稽さを湛えた、メヌエットの描写的な音楽を聴いているうちに、自分は引き込まれて、なんだか楽しくなってきました。

 

そして第4楽章、フィナーレですが、複数の変わった響きのメロディがリズムよく繰り返されていきます。ここでもその響きは「肩透かし的」で、聴き手を舐めているとしか思えません。「この人、人を小バカにしているな」という感じが自分の心中で浮かんできます。そしてそのメロディが、次々と継ぎ合わされて、リズムに乗って、遂には陶酔的な響きを作り上げていきます。ヤルヴィの指揮はきびきびとして、楽相の彫りも深く明確です。

 

この第4楽章の後半から自分はおかしくてしょうがなくなってきました。明らかに作曲家は人を小バカにしながら、自分に酔っている風なのです(本物の放蕩息子です)。滑稽な音楽なんですが、熱量が高い。ラストはオーケストラが大音量で鳴りますが、連続で聴いてくると、ここはそんな滑稽な作曲家そのものへの賛歌であることがはっきりします(プロコフィエフは自分で自分を褒めている)。「何この音楽」って自分は正直思いました。言葉にしづらいですが、人をバカにする自分を肯定する音楽、といえば良いのでしょうか?プロコフィエフはそんな変わった音楽を、心から喜んで書いているようです。何だこれ?

 

これは一種の狂気なんでしょうが、こんな音楽を堂々と描くプロコフィエフのシニカルな思考は完全に変わり者のそれです。

 

帰って来てから録音でこの部分をもう1度確かめたのですが、同じ感動は得られません。やはりあの快活なテンポと、メロディの性格を明確に描ける指揮者じゃないと、音楽の意味は浮かび上がってきませんね。

 

まあ、こんな変わった音楽、日常聴く人はほとんどいないとは思いますが。多くの人が思っている、クラシックの理想とは異なる音楽だと思いました。

 

ウーム、なんていって良いのやら。

 

・・・ということで、正直かなり面白いコンサートでした。情報量が結構あって、イタリアのハロルドは理想的な演奏だと感じましたし、プロコフィエフのシニカルな音楽を発見できたのは、ヤルヴィのお陰です。