
今回は完全に自分の個人的な趣味で書くブログです。興味ない方はスルーでお願いします。
厨二病全開で書きます。
さて、やっとのことで、「バルダーズゲート3」をプレイ、クリアしました。かかった時間は100時間以上で、非常に良いゲームで感動しました。
やりたいゲームが久しぶりに新作を出したというので、去年PS5を購入。それが先日書いた「ドラゴンエイジ・ヴェイルの守護者」と、この「バルダーズゲート3」です。「ドラゴンエイジ」は実に10年ぶりの新作、「バルダーズゲート」に至っては23年ぶりの新作となりました。
バルダーズゲートは、個人的には首を長くして待っていました。新作を作っている、という情報はずいぶん前から流れてきていました。本当に発売されるのか不安でしたが、遂に2023年に発売。日本語版もローカライズされ、国内でも登場しました。
コテコテの洋ゲーで、日本ではそこまで話題になってはいないと思いますが、世界的には良く売れたようです。2023年のGOTYも獲得しました。期待通りの出来で良かったと思います。
ということで、以下、興味のない人には、どうでも良い解説などを書いていきます。ネタバレなどもありますので、今後初めてやりたい人なども、スルーでお願いします。
バルダーズゲートは米国のTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)、ダンジョンズ&ドラゴンズ(以下D&D)のビデオゲーム版です。まだコンピューターゲームが発達していない時代、人々は会話とサイコロを使ったゲームでこの欧米風のファンタジーを楽しんでいたそうで、それを1人でも楽しめるように、ビデオゲーム化したのが本作です。
おそらく1970年代に登場した、このD&Dシリーズ(コンピューター・ゲームではない)が、本当のRPGシリーズの元祖だと思います。
D&Dの世界は既に細かい世界観があるらしく、自分はそこまで理解していません。ただこのバルダーズゲートが出る前では「ウィザードリィ」(1981年の作品)と呼ばれるビデオゲームが、このD&Dのルールに準拠しており、これはやったことがあります。

↑、初代ファミリーコンピューターに移植されたのを、自分はやったことがあります。簡単なグラフィックでしたが、ゲーム自体は完成されていて、中毒性がありました。レアアイテムのドロップを期待して、何時間もプレイするという、現代のゲームにもあるシステムを、既に構築していました。
この「ウィザードリィ」は、日本の「ドラゴンクエスト」シリーズなどの「元ネタ」とでもいうべき作品(ウィザードリィ自身は米国製)で、3Ⅾダンジョンの中でモンスターを倒しながら冒険するという内容のものでした。しかし、モンスターを倒しつつ、経験値とお金を獲得しながらキャラクターが成長していく様子や、モンスターとのコマンド型の戦闘など、ほぼ完成されたシステムで、D&DというTRPG自体の完成度の高さだったともいえるのでしょう。ドラゴンクエストはこのシステムを、ほぼパクっています。
その後、ビデオゲームの世界では、和製のRPGが発達し世界的にも、一時洋ゲーRPGは下火でしたが、1999年に初代バルダーズゲートが発売され、再びこの手のゲームが外国でも見直されるきっかけになったといわれています。
そんな中、自分がバルダーズゲートをプレイしたのは15年ほど前です。
ローカライズしたのはセガで、パソコンのみの発売でした。今でも公式にはバルダーズゲート1・2は、日本語にローカライズされていないと思います(セガはもう関わっていないようです、しかし、有志たちが作った日本語版パッチがあるらしい)。セガによるPC用のボックスは、CD‐ROM5枚になる大作で、こういう沢山のROMでの構成は、現代では考えられない気もしますね。

↑、セガのバルダーズゲート・シリーズの ゲーム・ボックス。拡張版のテイルズ・オブ・ソード・コースト、アイスウィンドデイルなども持っています。当時のゲームにはちゃんとした取り扱い説明書がついていました。現代ではこういうケースは減りましたね。時代を感じさせます。特にバルダーズゲート・シリーズの説明書は分厚くて、200ページ以上もあります。このシリーズ、セガが再販してくれるのが1番良いのですが、その気配はありません。ライセンスの問題など、どうなっているんでしょうか?
日本のRPGに慣れてしまった、当時の自分が、このバルダーズゲートを始めてやると、驚きの連続でした。登場するNPCキャラクターが各自自分の意思を持っているように制作されていて、当人たちの気にそぐわないことがあると、勝手にパーティーを離脱したり、喧嘩を始めたりします。
また残酷な場面や、血なまぐさい話もあり、日本の子供向けに作られたゲームとは印象がかなり異なりました。自由度も高く、街の中の人を殺したり、仲間も殺すことが可能で、やり方次第では進行が困難になり、ゲームを詰んでしまうこともあります。
日本の「ドラゴンクエスト」などは登場する敵のグラフィックなども可愛く描いてあって、戦いのシーンでも残酷さなど感じさせません。しかし、「バルダーズゲート」シリーズは、現実にこの世界(剣と魔法の世界)が存在していたらこんな具合だろう、と感じさせるようなリアリティのある作りです。
特に2の「シャドウ・オブ・アムン」は傑作とされていて、パーティー内の仲間とロマンスが発生したり、複雑な物語の展開と、登場するキャラクターの個性的な魅力などで、当時としてはひと際際立っていたと思います。
この「バルダーズゲート3」もその延長線上にある作りで、個性豊かなキャラクターたちが登場し、善とも悪ともつかない複雑な物語を、プレイヤーの判断でこなしていかなくてはりません。
バルダーズゲートは2辺りから、元々分岐の多い物語の作りでしたが、今作でも同様に無数に話が分岐し、おそらく100人がプレイすれば100通りの物語が展開されるように作られており、その複雑さや豊かさが見事だと思います。
登場するオリジナルのNPCキャラクターにまつわる物語なども良くできていて、引き込まれるものがありました。
前作をプレイしている人には有名だったキャラクターの、ジャヘイラやミンスク、ヴィコニア、サレヴォクなどが登場し、ジャヘイラとミンスクに限っては今回もパーティーに加えることが可能です。

↑、3でも数人のオリジナルキャラクターが登場します。プレイヤーは、一緒に旅をしながら、彼らの濃い性格を堪能します。
アスタリオンとかシャドウハートみたいな、3でもオリジナル新キャラはゲーム内で楽しめるとして、2以来のキャラについてちょっとだけ書きます。ゲームをクリアした人にしか分からない話なんですがね。しかし自分には、個人的な思い入れがあります。
彼らは、フォゴットン・レルムの英雄たちみたいな感じでしょうか。このキャラクターたちは、基本的に物語の後半にしか出てこないことが多く、製作者側のサービスで登場している感もありました。

↑、マッチョな戦士のミンスク。バルダーズゲートの中で最も人気のあるキャラクターです。123、全てに登場します。ミンスクは、ハムスターのブーと一緒に行動する、頭の弱いキャラでした。上は2の時の画像。下が3でのミンスク。今回は賑やかしの役割でしょうか。3では最後の方にしか登場しません。あんまり使う機会がありませんでした。


↑、初代バルダーズゲートで、ほぼ初めから登場するジャヘイラ。初代は、まだ若い主人公を、夫のカリードと共に守るという役割でした。ただ第2作で夫のカリードは殺されてしまい、女やもめのまま、主人公と共に旅を続けることになります。2でロマンス対象キャラでした。3では年を取った彼女の姿が描かれます。今回はロマンス対象ではありません。


↑、ヴィコニアも123と登場するキャラクターです。ただ今回はプレイヤーが操作できません。2のシャドウ・オブ・アムンでは、これも男性主人公でやると、ロマンスできるセクシーキャラとして有名でした。自分もそれでやっていたんですが、最後までたどり着いても結局結ばれないという結末になります。ちょっとびっくりするんですよね。何十時間もやって来て結ばれないとか、日本のゲームでは中々ありませんね(どうやっても無理なようになっている)。ただ、ヴィコニアはロマンスを最後までやると、彼女の性格の属性が悪から、中立に変化します。良い人に変化する、みたいな感じですかね。そういうのはゲームに直接関係ないんですが、この細かいこだわりが随所に見られるのが、バルダーズゲートかと思います。3のミンサラとキャラクターは被るかもしれません。

前作からやっている人は上のようなキャラクターが出てくるので、感慨深いです。前作が四半世紀前の作品なのに、忘れがたいものがありました(とはいえ、自分は15年ぶりですが・・・)。ただ基本は、3で登場するオリジナルキャラクターの物語で構成されていて、それがこのゲームの面白さの重要な部分だと思います。
しかし最近のゲームはやっていると、本当によくできていて、ゲームでしかできない体験があると感じさせてくれますね。バルダーズゲートについても、正にゲームでしかできない体験があって、素晴らしいと思います。
今回は制作会社が変わりましたが、元々バルダーズゲートはバイオウェア社の制作だったんですね。この作品を元にして、先日書いたドラゴンエイジ・シリーズが誕生しました。実際内容はよく似ていますが、あちらの方は映画的な演出が多めになっています。同様のシステムで世界観をSFにしたのがマス・エフェクト・シリーズですね。
ドラゴンエイジの最新作もDEIのコミットがなかったら、もっと評価されたんでしょうけどね。残念です。
バルダーズ・ゲート1 | ヒマジンノ国
バルダーズ・ゲート2 | ヒマジンノ国
↑、過去記事なんですが、今読むと恥ずかしくて自分は読めません(汗)。15年ぐらい前の記事ですが・・・一応リンクしておきます。