中国の色々な噂が出てきているので、簡単に書きます。
中国の最高実力者、習近平氏は2018年に、2期10年という時間的制限があった国家主席の任期を、憲法改正し、終身制にしました。これによって、習近平氏の独裁が可能になったということです。
しかし、ゼロコロナ政策の失敗や、彼自身の健康不安から彼の独裁体制は崩壊しているのは、確実といわれているそうです(今年6月中にも心臓発作が起きたといいます)。
以下はネット上の「噂」から。
<その内容を簡単に言えば、まず老灯らが、5月14日に北京で政治局拡大会議が開催され、長老たち、軍の老幹部たちが勢ぞろい、病身の胡錦涛・元総書記も出席し、胡錦涛と軍事委員会副主席の張又侠らは習近平を批判する発言を行い、引退を迫った、という「噂」を紹介。
胡錦涛の発言の中には、「温家宝と李克強はずっと鄧小平の改革開放路線を継承してきて、大きな成果を得た。しかし、一部の人たち(暗に習近平派閥を指す)は集団指導を無視し、個人崇拝にこだわり、その成果を台無しにして、現在内政にも外交にも困っている」といった内容が含まれていたとか。
さらに、胡錦涛は「たとえ内戦になったとしても、改革開放路線を取り戻さねばならない」と激しい言葉を語ったとか。そして次の四中全会では新しい政治局の人事を行い、共青団派(共産主義青年団出身)を3分の1以上にするように求めたという。
また張又侠も発言を行い、「前回の党大会(第20回党大会)で、習近平の総書記再任を支持したことは間違っていた」と述べたという。さらに、習近平が反腐敗の名の下に軍内反習近平派を粛清したことで軍を混乱させた、習近平夫人の彭麗媛が軍の人事権に関わるようになって、習近平の軍隊になってしまった、などと批判したという。
張又侠は、習近平は総書記、国家主席、軍事委員会主席を引退しなければならない、党と国の未来を極左路線に持っていかれるのを防がねばならない、と呼び掛けたとも。>(福島香織氏による)
胡錦涛や温家宝は、習近平の引退をソフトランディングする方法で考えているそうですが、軍の制服組トップの張又侠(ちょうゆうきょう)は強硬路線を考えているといいます。
↑、張又侠。人民解放軍のトップ。
6月中に出た情報では、この張又侠が、軍隊内の習近平派の幹部39人を粛清したそうです。張又侠も以前は習近平の独裁体制の一部でしたが、習近平氏が権力の掌握が難しくなってからは、自分が軍の実権を握るべく動いているそうです。
<少なくとも習国家主席は人民解放軍を完全に掌握できているとは言えません。どこの国の独裁者でもそうですが、彼らは権力が安定するまで敵対しそうな幹部の粛清を続けるもの。(昨年の李国防相の解任や、今年に入ってから中央軍事委員会委員の苗華の資格剥奪など)粛清を止めようとしないのは、軍における権力が確立できていないことを物語っています
加えて、不動産バブルの崩壊や過剰債務で、中国経済は低迷したまま。最近では習国家主席によって引退に追い込まれた王岐山の部下が天津市で昇進するなど、経済政策に強い“王派”の復権も目立つ。一方、72歳を迎える習国家主席の言動からは、かつての威圧感が伝わってこない。>(福島香織氏による)
中国では年内に「四中全会」という重要な会議があって、そこでもしかしたら習近平の引退が発表されるのではないか、という噂があるそうです。四中全会は8月終わりごろではないか、といわれているそうです。
仮に習近平氏がこのまま居座っても、中国内部の2分化は簡単には収まらないでしょう。
このような情勢では当然台湾侵攻など難しく、米国のシンクタンクは、最低でも2027年まではない、といっているそうです。そうでなくとも中国国内の厳しい経済状況などを見ても、大規模な軍事作戦は今の中国には簡単には起こせないでしょう。やるとしたら、共産党が崩壊しそうになり、指導部が自棄になった時などでしょうか?個人的には、対外的な戦争よりも、中国国内内戦の可能性も充分あると思います。
