知性とは何か/佐藤優 24061
★★★★★
いろいろ疑問や反発も覚えつつも、
定期的に触れたくなる佐藤優さんの本。
イシュー、主義主張が明快なのが心地よい。
今回のテーマは「知性」。
また大きく漠然としたテーマだな。。
このテーマでどのように「佐藤優節」が出てくるのかな??
で、登場するのが「反知性主義」。
手ごわい敵でもありなかなか更生も難しい、と。
反知性主義とは、
「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、
自分が欲するように世界を理解する態度」だ。
うわっ、、いるいる。こういう方々。
なるべく近づかないようにしているけれど、
無視できないほどの存在感はある。
私の中での彼ら彼女らの定義は
「スターウォーズ的史観、パラダイムを持つ人」
世の中は善と悪に完全に区別できる。
自分は常に正義であり、
自分のことを悪などと微塵も疑わない人、だ。
そうかぁ、これを反知性主義、と捉えれば良いのか。
彼ら彼女らへの接し方、のヒントを少し頂けた氣がする。
基本原則は「危うきに近づかず」。
何とかして自分の手で変えて差し上げよう、
などは更に思えなくなってきた。。