宗教と暴力 激動する世界と宗教/池上彰 佐藤優 18233 | 年間365冊×今年22年目 武道場主 兼 投資会社・コンサル会社   オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

宗教と暴力 激動する世界と宗教/池上彰 佐藤優 18233


「宗教と暴力」をテーマに、
池上彰さん、佐藤優さん、松岡正剛さん、石川明人さん、高岡豊さん
の五人がパネルディスカッションした本。

それぞれそれなりの方ではあるのだが、
やはり佐藤優さんの発言が抜群に面白い。

 佐藤 
 そのような言葉を使うのは分析放棄です。
 「ロシアだからね」とか「北朝鮮だからね」という言い方も、
 外務省など外交分析をしている組織では絶対に許されない表現です。
 それを使ったら「おまえが分析官である必要はない」と言われて終わりです。
 それから「成り行きが注目される」と言う表現も禁止ですね。
 「成り注」と短縮表現で使われますが
 「そもそも成り行きが注目されるから分析しているのであり、
  それを書いたら分析していないのと同じだ」と。

なるほど。厳しいねぇ。
これは分析官だけではなく、
経営者にとっても禁止すべき言葉なのかもしれないな。

ただ、巻末近くに佐藤優さんが某宗教団体につき、
「興味深く見守っている」と言っているのには笑ってしまった。
注意してても使ってしまう、怖い思考停止ワードなんだな。