
ESCALATOR OVER THE HILL/Karla Bley & Paul Haines
Side 1
1.Hotel Overture – 13:11
Side 2
1.This Is Here... – 6:02
2.Like Animals – 1:21
3.Escalator Over the Hill – 4:57
4.Stay Awake – 1:31
5.Ginger and David – 1:39
6.Song to Anything That Moves – 2:22
Side 3
1.Eoth Theme – 0:35
2.Businessmen – 5:38
3.Ginger and David Theme – 0:57
4.Why – 2:19
5.It's Not What You Do – 0:17
6.Detective Writer Daughter – 3:16
7.Doctor Why – 1:28
8.Slow Dance (Transductory Music) – 1:50
9.Smalltown Agonist – 5:24
Side 4
1.End of Head – 0:38
2.Over Her Head – 2:38
3.Little Pony Soldier – 4:36
4.Oh Say Can You Do? – 1:11
5.Holiday in Risk – 3:10
6.Holiday in Risk Theme – 0:52
Side 5
1.A.I.R. (All India Radio) – 3:58
2.Rawalpindi Blues – 12:44
Side 6
1.End of Rawalpindi – 9:40
2.End of Animals – 1:26
3.... And It's Again – 9:55
"... And It's Again" would later be expanded to a length of 27:17 for CD release, with 17:23 minutes of the humming sound found on the inner groove of the LP.
配役(正しいかどうか判らぬ)
ジャック: Jack Bruce
リーダー、ミュータント、ヴォイス: Carla Bley
サンド・シェパード: Don Cherry
ジンジャー: Linda Ronstadt
ジンジャーII: Jeanne Lee
デイビッド: Paul Jones
医者、ライオン: Don Preston
ヴィヴァ: Viva
セシル・クラーク: Tod Papageorge
彼の友人: Charlie Haden, Steve Ferguson
キャリオペ・ビル: Bill Leonard
住人: Bob Stewart
古い住人: Karen Mantler
ラウドスピーカ: Roswell Rudd
女性: Sheila Jordan
オペラ歌手: Rosalind Hupp
看護婦: Jane Blackstone
腹話術師: Howard Johnson
セラピスト: Timothy Marquand
父親: Perry Robinson
幻影、複数の市民、ホテルの連中、女性、男声、蠅、ヒキガエル、盲人:
Jane Blackstone, Carla Bley, Jonathan Cott, Sharon Freeman, Steve Gebhardt, Tyrus Gerlach, Eileen Hale, Rosalind Hupp, Jack Jeffers, Howard Johnson, Sheila Jordan, Michael Mantler, Timothy Marquand, Nancy Newton, Tod Papageorge, Don Preston, Bill Roughen, Phyllis Schneider, Bob Stewart, Pat Stewart, Viva
Musicians
Carla Bley(org, celeste, chimes, calliope, p), Jeanne Lee(vo), Linda Ronstadt(vo), Sheila Jordan(vo), Jimmy Lyons(as), Gato Barbieri(ts), Chris Woods(bs), Souren Baronian, Perry Robinson, Peggy Imig(cl), Don Cherry, Enrico Rava, Michael Snow(tp), Howard Johnson(tuba), Karl Berger(vib), Sam Brown(g), Jack Bruce(b,vo), John Buckingham(tuba), Jimmy Knepper, Sam Burtis, Roswell Rudd(tb), Jack Jeffers(b-tb), Sharon Freeman, Bob Carlisle(french hor), Charlie Haden, Richard Youngstein, Ron McClure(b), John McLaughlin(g), Michael Mantler(prepared p, tp, valve tb), Don Preston(Moog synth), Bill Morimando(orchestra bells, celeste), Paul Motian(ds, dumbec), Roger Dawson(cong, xylop),Leroy Jenkins(vn), Nancy Newton(vla), Calo Scott(celo),
Orchestra (& Hotel Lobby Band)
Carla Bley (p), Jimmy Lyons (as), Gato Barbieri (ts), Chris Woods (bs), Michael Mantler, Enrico Rava (tp), Roswell Rudd, Sam Burtis, Jimmy Knepper (tb), Jack Jeffers (b-tb), Bob Carlisle, Sharon Freeman (French horn), John Buckingham (tuba), Nancy Newton (vla), Karl Berger (vib), Charlie Haden (b), Paul Motian (ds), Roger Dawson (congas), Bill Morimando (orchestra bells, celeste).
Jack's Traveling Band
Carla Bley (org), John McLaughlin (g), Jack Bruce (b), Paul Motian (ds)
Desert Band
Carla Bley (org), Don Cherry (tp), Souren Baronia (cl), Leroy Jenkins (vn), Calo Scott (cello)
Sam Brown (g), Ron McClure (b), Paul Motian (dumbec)
Original Hotel Amateur Band
Carla Bley (p), Michael Snow (tp), Michael Mantler (valve tb), Howard Johnson (tuba), Perry Robinson, Peggy Imig (cl), Nancy Newton (vla), Richard Youngstein (b), Paul Motian (ds)
Phantom Music
Carla Bley (org, celeste, chimes, calliope), Michael Mantler (prepared p), Don Preston (Moog synthesizer)
Recorded 1968–1971
Released by JCOA Records – JCOA 3LP-EOTH ; 1971
今日の仕事はまことに暇でうんざりした。
仕事があるだけ有り難いとは言っても、
朝に書類一つ片付けたらそれで仕事は終わったのはつらい。
社員の邪魔をして一日を終えた。
仕事量が日によっておそろしく違うというのは
コンサルタント嘱託の宿命である。
ま、“三匹のオッサン”生活もいいものだ。
仕事に責任がないことぐらい有り難いものはない。
現役の管理職時代は楽しいことも多かったが
決断を迫られる毎日でもあった。
自分で招いた結果は何の痛痒もない。、
部下の責任を取るのは当然とは言え、つらいものがあるねえ。
でさ、懐かしき青春の“エスカレータ・オン・ザ・ヒル”。
S氏から譲っていただいた。
アタシはウレシサのあまり、阿波踊りを舞い狂った。
佐渡おけさは卒業したからだ。
JCOAの一連のアルバムは、
フリージャズに目覚めていたアタシたちバカたれユニットに
それは大きな衝撃を与えた。
中でも、この“エスカレータ・オン・ザ・ヒル”には躰が震えた。
このアルバムはポール・ハインズが詩を書き、
カーラ・ブレイがまとめたJAZZ OPERAである。
演劇小僧でもあったアタシは、この前衛的な構成に
目を見張り、耳をダンボウサギにして聞き込んだ。
ストーリーはさっぱり判らぬ。
豪勢なパンフレットが付いているが
さすがの独逸盤、アバウトの極み。
日本盤ならもっときちんとするだろうに。
古いホテルで訳のわからぬ騒動があって
丘の上に向かうエスカレータがどうのこうの・・・。
ううむ、さっぱり判らぬストーリー。
いちおう、配役も決まっているようだ。
台詞よりも演奏が長いので
何が何だか判らぬうちにどんどん進んでいく。
やたら声楽っぽく声を張り上げる奴がいれば、
カーラ姐さん、イロっぽい声音でなりきっちゃってる・・・。
うーん、アタイも混ぜてほしかったぞ。
だが、このフリージャズオペラは上演はされることなく
暇を見つけてはメンバーが集まって
三年がかりで作成したアルバムだ。
VINYL盤だってすごいぞ。
Side 1の裏は普通ならば2だ。
しかし、2ではなく、なんと6だ。
つまり三枚の盤を表面だけ順番に掛けていく。
次にそっくり盤を裏返して順番に一枚ずつ掛けていくためだ。
なんだ、これは。
まあ、どこのJAZZ喫茶でもプレイヤは二台あったから
一枚ずつ裏返すことなく、順番に掛けていくのは便利だったがね。
第三面(表)からブラスの演奏がロックに変わっていく。
台詞がないので何がどうなっているのか判らぬ。
ヘンテコとしか言えぬカーラ姐さんのオルガン、イカレている。
まことに冷静な人も居れば、イッちゃってる人も居る。
リンダ・ロンシュタットがやたらきれいな声で歌ってたり
マクラフリンが勝手に盛り上がってたり、
全員がすっかりイカレている。
基本的には、あの当時のフリー・スタイルだ。
恐るべきは第六面(裏)。
なんとこれがエンドレスになっている。
オシマイのリフが延々と繰り返されるので、はっと気がついた。
すっかりカーラ姐さんの仕掛けにやられちまった。
当時アタシは大学の二回生だった。
大学紛争が続いていて授業はなかった。
アタシは学食で飯を喰うことと軽音の部室に行くだけのために
大学に毎日通い、夕方になるとJAZZ喫茶へ繰り出した。
この六面を聴くには二時間くらいかかる。
それでも、客のリクエストを無視して連日、
こいつをターンテーブルに乗っけた店主、長野陽二郎は立派だ。
いやあ、続けて聴いたらアタシゃテンションが上がりっぱなしだ。