南アフリカ出身のピアニスト、CHRIS SCHILDERが22歳で残したファーストアルバム。

 

 

 

「CHRIS SCHILDER QUINTET featuring MANKUNKU/SPRING」(MATSULI MUSIC MM118)

2020年のリイシュー盤、オリジナルは1969年、南アフリカでリリースされました。

リーダーのCHRIS SCHILDERはイスラム名、IBRAHIM KHALILといいます。ダラー・ブランドと同じパターンですね。

メンバー

CHRIS SCHILDER (PIANO)

GARRY KRIEL (GUITAR)

PHILLIP SCHILDER (BASS)

GILBERT MATTHEWS (DRUMS)

WINSTON "MANKUNKU" NGOZI (TS)

収録曲

SIDE ONE 

1. SPRING

2. BEFORE THE RAIN AND AFTER

3. LOOK UP

SIDE TWO

1. THE BIRDS

2. YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS

 

初めて見る盤でした。リーダーのピアニストも初めて、ダラー・ブランドのように世界的に知られることはなく、他に作品があるのかは不明です。タイトル曲はファラオ・サンダースを想わせるスピリチュアルなムードを持っていていい感じです。続いて軽快なワルツ調のナンバー、そしてモーダルなナンバーを経てスタンダードで締めるといった構成もなかなかです。22歳で既にシーンで名を成していたといわれるのも納得です。ただ、ピアニストとしては線が細い、ダラー・ブランドのような強烈な個性がないのが残念です。ちなみにベースを弾いているのは弟君だそうです。この盤での聴きものは、何と言ってもテナーサックスの通称、MANKUNKUのプレイ、コルトレーンの影響もありフリーキーなプレイも聞かせて欧米のプレーヤーに引けをとりません。この盤、南アフリカのオリジナル盤が欲しいけど軽く5桁はいきそうですね。しばらくはこの再発盤で我慢しますか、でも初めての盤で久しぶりに気に入りましたね。