公立小学校英語、外国人講師が本当に良いのか⁇
愛知県春日井市で、こどもの英語学習のお悩み相談をお受けしています。日本の未来を担う子ども達の子ども×えいごを共に考えるまなびと えいご部 三浦菜凡(なほ)です。点と点と点が繋がって線になったシリーズ。時間が足りずに種明かしを先にしてしまって順番が前後してしまいましたが、次の点について今日はお話します。公立小学校の英語って、ほんと自治体によって様々。規模の小さい自治体ほど、一斉にやるのが楽なのか、2020年の改革を待たずに1年生から英語授業やってます、とか、外国人ALTが常駐してます、とか、移住の目玉にしている町村なんかもあります。公教育で、こんなに違っていいのかしら?と思ってしまう。まあ、担任によって同じ学校でも授業は違うし、とか言い出すとキリはないんだけど…で、小4の我が子の英語授業を見学させてもらったんだけど…顔には出しませんでしたが、あちゃーでした。我が市では、ALT派遣の会社に教育委員会が丸投げなんだそうです。そうすると、各学校はALTには授業内容は口出し不可なんだとか。今年のALTは、教頭先生によると、中学の英語に繋がるような授業をしたいという説明だったらしい。で、実態は。私が30年前に中学1年生で受けた授業みたい。決まった文を先生の後について言って、隣の人とペアになって決まった文を延々繰り返す。途中に、おしゃべりや姿勢なんかについて逐一注意が入って、注意ポイントがたまるとペナルティー。去年までの先生は、ゲームやチャンツが中心のノリノリ授業だったらしい。楽しけりゃいい、ってもんじゃないけど、うちの子も、帰宅するなり英語授業の話をしたり、内容を繰り返したりしていたものです。今年は、言葉非常に悪いですが「今年の先生やん!」特に長男は授業態度が好ましくないので注意をたくさん受けたんでしょうね。でも、そう注意を受けない次男の感想も同じでした。そして、英語授業の話は全くしなくなりました。授業見学に行ったら、顔見知りの男子が、私に向かって、3年生の時に覚えたと思われる英語でふざけながらバンバン話しかけてきてくれました。なのに、授業後は、チーンな顔。授業どうだった?の質問にも、去年の先生がいい!つまらーん。4年生は、現在の学習指導要領によると外国語活動の目的は外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う。なのです。今年のALTの授業はこれを踏まえたものには感じられなかったな。あくまで、個人的感想だけど。前回の記事に書いたんだけど…こういう丸投げで、目的にそった授業がされないなら、外国人講師である必要あるかなー。ありがちな外国人講師信奉かなー、なんて。市町村ごと、学校ごと、に望むような授業を依頼できる日本人講師に依頼することはできないのかしら?その為には、教育委員会の担当者が英語授業に関しての知識を持ち合わせてないと難しいだろうけど。教頭先生は、え?何かあの授業でまずいんですか?むしろ、楽しいだけはね〜、中学を意識した授業は素晴らしいみたいな言いっぷりでしたからね日本人だと、発音が…。外国人に慣れる為に…。その2点は他でカバーできるんじゃないかな。日本語でも通じるという油断が生まれるのは確かで、ここは先生の力量ね。実は、とある市が地域人材の活用、学校と地域の人との交流を、ということで、日本人講師を受け入れしようとしたんだけど、結局叶いませんでした。その理由は、保護者達からのやっぱり外国人講師じゃないと〜の声だったそうです。外国人講師ALTだと皆さんが思っているような利点もあるが、・講師資格を持っていない場合がある。・派遣会社委託の場合は学校側が授業内容に対して何も言えない・アジアの他の国との取り合いで、物価の高い日本に来る人が少なくなっている=数が足りない=学年&授業数の増加に対応できない・英語が苦手な担任の先生との打ち合わせ・意思疎通に問題があるなどの問題点があることをしっかりと理解していただけると嬉しいな、と思います。外国人はその国の言葉を話せるのは当たり前だけど、日本人講師が英語を話してたら、自分も頑張ったら話せるようになれるんじゃないかな、って子ども達にとって、身近なモデル・憧れになる、という利点もあるんですよ。学校は、地域のものですので、地域の方、保護者の声に敏感です。ですから、この問題においては皆さんの理解がほんとにほんとに大事なんです。よろしくお願いしますね。では、授業は誰がするのが一番いいの?日本人専任講師?担任の先生?なかなか深〜い難しい話になりますが、私個人の意見をお話したいと思います。追記: 地域によっては、日本人講師となりうる地域人材がいない、などという問題があります。地域にそったプログラムが必要なのは承知の上での提案です。また、地域人材を活用するにあたっての、予算の問題など、周りを取り巻く問題はいくつもありますが、このblogを読んでくださる層の方にご理解頂きたいのが、上記の内容となります。未来の日本を担う子ども達という視点から、英語学習の家庭での取り入れ方、英語教室の選び方、その他もろもろ、子どもと英語の関わり方についての、ご相談承っています。セミナーやお友達とのお茶会でお話させていただくことも出来ますよ。ご用命はブログメッセージLINE ID saibonE-mail nahochanda@gmail.comFacebookhttps://www.facebook.com/naho.miura3(注:FBでお友達申請される場合は必ずメッセージを合わせて送って下さいね。メッセージのない場合は承認拒否させていただいています。)