晴れた午後散歩
昼過ぎに帰宅後、2回目の散歩に行きました。まなは私が少し前に車に乗っていたのを知ってか、車に乗る気満々でした。途中まで車に乗り、駐車場に停めてから坂の上り下りや土の広場で軽く走ったり、木の根を跨いだりしましたが、土の上だと生き生き動き回りますね。今日も休憩所で、売店の方をチラチラ見ていました。優しいおばさんは居ないよ。程なくして、優しい声のおじさんが歩いてきました。おじさんは案内を終えて事務所に戻るところでした。「お疲れ様です」と声をかけると会釈しながら「有り難うございます〜」と返ってきました。木陰ではグレーの帽子のおじさんが何かの木の枝を伐っていましたが、枝が折れそうな為、大事に至る前に取り除いたと言っていました。経験である程度、分かるようです。おじさんにも声をかけると「は〜い、有り難う」と返ってきました。今日の朝は肌寒く感じましたが、日中は晴れて青空が広がっています。ガザニアやマリーゴールドも、まだ花が日差しの下、咲いていました。花壇のマリーゴールドは、モリモリと咲いています。萎れた花もありましたが、橙色と黄色の花は明るい気持ちになります。花を眺めているところに柴犬が好きなおじさんがやって来ました。私「こんにちは」「こんにちは。朝も見かけたで」私「通勤中ですか」「そうやで。この近くで散歩に行きよったやろ」おじさんは、今日の作業の予定場所を通勤中に見回っていたそうです。おじさんが穏やかな表情を浮かべながら、まなの耳の後ろを撫でてくれました。まなも、おじさんに撫でて貰い、気持ちが良さそうに目を閉じていました。おじさんも嬉しそうだったね。おじさんに「マリーゴールドが生い茂っていますね。まだまだ元気いっぱいという感じがします」と声をかけると「そうやろ、地植えで日当たりや風通しがええ場所やから、よう育つんや」と、おじさんは笑っていました。マリーゴールドのガラ摘みも、こまめに行っているそうです。虫除けの意味もありマリーゴールドを植えているものの、11月に違う花を植えるとの事で、もう少しの間、このままだと言っていました。おじさんが裏側に植えた紫陽花の葉が茶色くなっているのを気にしていましたが、今夏は雨量が少なく、暑さが厳しかった為、水やりをしても追いつかなかったと溜め息をついていました。「こんなん初めてやで。今は、しっかり水が行き届いとるけど、夏は土も乾きやすかったし」私「雨が殆ど降りませんでしたね。本当に梅雨かと思いました。最近は過ごしやすくなりましたね」おじさんも、いつまで暑いんやろ?と気になったそうです。「最近は過ごしやすくなったな。今朝はヒヤッとしたから、ジャンパーを着て最初は作業をしとったんや。でも、昼からジャンパー無しで作業をしたけどな」私「その長袖は動きやすそうですね」「もっと寒うなった時は向かへんけどな」おじさんは、まなのバンダナ、リードにハーネスを見て、晴れた空に合わせとんかと尋ねてきました。「私自身は青が好きなんで、青系の色でまとめたいんです。でも、まなを見て青系の色でまとめていたら男の子ですか?と尋ねられる事がたびたびありますよ」と答えると、「青も似合うやんか」と、まなの首周りを撫でてくれました。まながなかなか帰ろうとしないのを見て、おじさんが「帰らんって言いよんな、帰るで〜」と帰るフリをすると、まなが歩き出しました。おじさんにも「お疲れ様です」と声をかけると「お疲れさん、またな〜」と手を軽く振ってくれたね。車に乗って、坂を下りて帰ろうとすると、気さくなおじさんが歩いてくるのを目にしました。徐行運転をしていましたが、おじさんも私に気がついて笑いながら手を振ってくれました。もう少し遅かったら、おじさんにも声をかけて貰えたね。でも優しい人に会えて、まなも楽しいひとときを過ごせたようです。