こんばんは☆似合う色と形でアラサー・アラフォー女性の
魅力アップを応援しています、カラーチャームコンサルタント
華田真実です(^^)>
かなり空気がひんやりしてきましたね。もうすぐ冬の気配☆彡


さて、今でこそ「ステキな笑顔ですね」などと第一印象をほめ
ていただき、さらに色や形による魅力アップをお仕事にさせて
いただいているラッキーなワタシですが、ついこの間までは、
それはそれはヒドイもので、ズタボロのビリビリでした(><)

そこで、自分の棚卸も兼ねまして、恥をさらしまくる覚悟で
これから、大好きな映画「嫌われ松子の一生」をもじり、
「憎まれまみおの半生」を長編になりますが、お届けして
いこうと思います(^^)>

あなたが「なーんや!こんな人でも何とかなるんや。
そんなら私なんて全然いけてるやん!!」
と元気になって
もらえれば、ワタシもとってもうれしいです(^^)
それでは第14話どーぞー☆彡(文体は小説調になってます♪)

第1話 幼少編:オトナは敵だ!はこちら☆

第2話 小1・2編:宿敵メギツネ!はこちら☆

 

第3話 小3~5編:夢は南野陽子!はこちら☆

第4話 小6前半:虫を見る春夏!はこちら☆
 

第5話 小6後半:ウラハラの秋冬!はこちら☆



第6話 中学生:北野高校を狙え!はこちら☆


第7話 高校生:しょっぱゼリー!はこちら☆


第8話 19~20歳:大学デビュー!はこちら☆ 


第9話 20~21歳:恋愛暗黒時代!はこちら☆


第10話 22~23歳:恋愛色々時代!はこちら☆

 

 

第11話 23~25歳:本気バンド!はこちら☆

     

第12話 26~28歳:あの夢再燃!はこちら☆


第13話 29~31歳:ウツとの遭遇!はこちら☆         

 

                

 

         新しい部署での滑り出しは好調。みんなにこやかで
活気があって、
俄然やる気になった。子ども相手と
いうところに少々不安はあったが、
イベント自体は
好きなのでなんとかなるだろう、とまみおは思った。

 

         翌月桑田くんに「父がガンだから結婚して安心させたい。
これが最後だよ」
と告げられた。まみおはこれまで、
結婚すると自由がなくなるし名字が
変わるのもイヤ
だし、何より自分の家族が大好きだったので、彼が
「いつでもいいよ」と言うのをいいことに、結婚からは
のらくらと逃げ回っていたのだった。


しかし今度ばかりは「最後」という言葉に覚悟を感じ、
彼と一生つきあうか
終わりにするかを真剣に考えた。

そして出た答えは「一生つきあう」。なんと言っても
つらいときに変わらずそばにいてくれた彼は、何者
にも代えがたい大切な人だと気づいたのだった。

          まみおは「そうと決まれば結婚式だ!」と俄然はりきる。

 

          最初桑田くんは「籍だけ入れようか」と言ってきたが
そんなの面白くない。
薄紙に署名するだけで何が
変わるかと、まみおは「式がないなら結婚しない!」

          と一喝。それからはまみおの希望どおり、バリ島で
海外挙式を身内だけで
行ってから、彼の希望どおり
会費制の2次会兼披露宴でレストランを貸し切って、
まみおと
彼を含むバンドで友人をライブでもてなそう!
と決まる。


義理ではなく本当に祝福してくれる人たちに、最小限の
負担で楽しんで
もらいたかった。このときかかった費用は
彼とまみおで6:4ずつ出し合う。

 

           結婚してもしばらくは週末だけ会う形の週末婚。まみおは
相変わらず
自分のマンションで、母と妹と三人で
ボヘーと暮らしていた。

 

          ところが挙式兼新婚旅行から帰ってきたあたりから、
職場の女の先輩の
態度がとげとげしく感じられる
ようになった。ものすごく忙しい時期に
休んだまみおも
悪いかもしれないが、それはもう半年前から告げていた

           ことだし、もちろんおみやげだって買ってきた。しかし
それ以来、
彼女の言動はサボテンのように痛い。

他の人とは楽しげに
話しており、まみおだけに辛辣な
態度なのは明白だった。なぜそんな
仕打ちを受けるか
まったくわからなかった。しかしまみおは悪いことは

           していないはずと思ったので、あえて彼女に「私、何か
しましたか?」と
聞くようなことはしなかった。

 

しかし日に日に彼女のトゲは鋭くなり、仕事上のことを
聞くだけにしても
ものすごく気を遣い「いまは機嫌が
よさそうだからいいかな」とか「今は
まずいかな」などと
その都度ビクビク顔色を窺うのが本当にしんどくて

情けなかった。彼女が休みや出張の日は、心の底から
ほっとしたものだった。

 

仕事に行くのがしんどくなり、次第に夜眠れなくなる。
そんなある朝方4時、
無意味に耳掃除をしていたら
耳かきが奥深く突き刺さり、激痛が走るが
そのまま
寝てしまう。やはり夢ではなくしっかり痛いので病院に
行くと、
なんと鼓膜が完全に破れ耳の中は血の海。
しかし鼓膜は再生
すると聞いてひとまずは安心。
3か月ほど耳鼻科に通い続ける。

       

           一方、直接仕事で組んでいた上司はとてもまみおを
信頼してくれていて、
いつも「あなたにまかせておけば
大丈夫」と言ってくれてうれしかった。


          その上司が年末近くの予算要求時期に、心労のため
1週間休んだ。まみおは上司
の分も働いたが、苦手な
経理関係でもそれはまったく迷惑だと思わなかった。


そして無事に上司は復帰。しかし予算はダメ出しの
連続でまったく通らず、
課題は山積のまま全然前に
すすまなくて、漠とした不安にさいなまれた。
 

            持っていく書類も出すたびに突き返され、指摘箇所を
何度も直して出向く
まみおに、経理担当者は容赦なく、
「あ?日本語わかってます?」などの暴言を浴びせた。

ついに恐怖で経理に行けなくなり「私では無理です」と
なんとか上司に
託そうとするが、誰も経理を納得させ
られず、年度末なのになんにも進んでいかなかった。

           事業実施は楽しいがそれまでの予算獲得は厳しく、
折衝は困難を極めた。


まみおは冬に異動をきかれたが、まだ1年でさすがに
悪いなという思いと、
係長もまだ1年だからなんとか
一緒にがんばっていこうと考え、希望を出さなかった。

しかしふたをあけてみると、サボテン先輩も異動するが
まみおの理解者の上司も
異動することがわかった。
このことを知った瞬間、まみおは

          「一番困ってほしくない人もいなくなるのなら、これ以上
ムリしてがんばる意味がないよな」

           と感じた。そう思ったらもう完全にやる気がなくなった。


あのときと同じだ。
起きられない日が続き、鉛のような
体をひきずって職場に出ても何にも頭に
入ってこない。


ある日布団でダンゴムシになっているまみおを発見し、
妹が
言った。「姉ちゃん。もう仕事やめたら?」まみおも
「時が来たな」と思った。

           もう大阪市でやりたい仕事はできたし、これ以上行き
たい部署もない。
思い残すことは何もないじゃないか。
そう考えたら、フッと気持ちが楽に
なった。

まみおが外へ出てみると、満開の桜が青空に浮かび、
まるで
天国にいるようだと思った。その日は4月8日、
オシャカ様の誕生日だった。まみおは家に帰ってから
A4の白紙を取り出して、力強く退職願いを書いた。

 

 

 

 

 

 

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続きます☆どうぞオタノシミニ~(^^)>

 

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