手書きの領収書でお見掛けする領収書で
気になるなーということがあります。
大体は金額は忘れずに書いているのですが
ほかの大事な情報が抜けてしまっているものを
よくお見掛けします。
インボイス事業者さんで領収書お渡し先もインボイス事業者さんであれば
なお注意事項があります。
抜けている情報があると、
経費としての領収書としては有効だけども
消費税の経費としては認められなくなります。
どういうことかというと、
消費税の納税額を決めるときって
基本的に売上の消費税額から経費の消費税額を引いて決定していきます。
インボイス対応の領収書でない場合には
その経費の消費税額としては全額差し引いてあげなーい!
というルールになっているんです。
これは納税額が増えてしまうということ。
書き損じがあると、
相手側に迷惑をかけることにつながるのですね。
ではNGのケースをご紹介!
①日付がなーい!
【NG】
いつの日のものかわかりません。
いつにいくらもらったということを証明したいのに
書いていない!
領収書として機能していませんね。
日付は必ず書きましょう。
なお日付は
代金をいただいた日(入金日)になります。
【発行者の対策】
とにかく日付は一番最初に書く!
当日に慌ててしまう、事前にもらうことがわかっているときは
事前に記入していきましょう。
【日付のない領収書をもらったら?】
インボイス事業者でない方➡出金伝票や付箋に入金日を書いておく
インボイス事業者➡自分で書き足しNGなので再発行依頼です。
②発行者情報がなーい!
【NG】
誰が受け取ったんだい?となります。
もしかしたら税務調査でつつかれてしまうかも・・
その場合お取引様にご迷惑をおかけしてしまいます。
【発行者の対策】
新しい領収書を用意したときに
最初に全部、自分の情報を書いてしまいます!
住所印を用意して
全部押してしまうとよいですよ!
【注意点】
発行者情報として最低限必要な情報は
住所・名前・連絡先(メールまたは電話番号)です。
【発行者情報のない領収書をもらったら】
インボイス事業者でない方➡出金伝票や付箋に誰に発行してもらったか記載
可能なら再発行してもらいたいところです。
インボイス事業者➡自分で書き足しNGなので再発行依頼です。
③印紙がなーい!
【NG】
5万円以上の金額の領収書に印紙が貼っていない!
税法でもう決まっていることになります。
そして貼り付けするのは領収書の発行者側に義務がありますので
大きな金額を記載するときはご注意ください。
【注意点】
貼り付ける金額は領収書の金額により変わります。
最低ラインは5万円以上100万円未満の記載のものですと
200円です。
コンビニで買えます。
貼ったら印紙に割印をお忘れなくです!
【発行者の対策】
高額な領収書を発行する可能性がある方は
何枚か常備しておくとよいでしょう!
金額を忘れそうな方は領収書の表紙などに
メモしておきましょうね。
【印紙のない領収書をもらったら】
発行者にお願いするか・・
自腹をきって自分で貼るかですね。
万が一税務調査が来た時に、印紙のところをつつかれると
倍額とられるという恐ろしい案件につながります。
ひえ~!!
④インボイス番号がなーい!
【NG】
とーっても大事な情報です!!!
最初に書いておけ!!です。
【発行者の対策】
新しい領収書を用意したときに
最初に全部、自分の情報を書いてしまいます!
住所印にプラスしてインボイス番号の印鑑を用意して
全部押してしまうとよいですよ!
【番号のない領収書をもらったら】
インボイス事業者でない方➡気にしなくて大丈夫です。
インボイス事業者➡お相手がインボイス事業者であれば再発行を
依頼。インボイス事業者でない場合には気にしなくて大丈夫です。
⑤但し書きがなーい!
【NG】
お品代なんて絶対だめです。
きちんと内容がわかるように書きましょうね。
【発行者の対策】
サービスが決まっている人は事前に書いておいたり
但し書き用のスタンプを用意して一気に事前に押しておくことも
できますよね。
【但し書きのない領収書をもらったら】
インボイス事業者でない方➡出金伝票や付箋に不足事項を書いて一緒に保管しておこう、。
インボイス事業者➡お相手がインボイス事業者であれば再発行を依頼。
⑥消費税額の内訳がない!
【NG】
盲点なのですが、
消費税の内訳の記載が必須になっております。
本体価格と消費税額と税率を記載が必須です。
(例)
本体価格 10,000円(税抜)
消費税額10% 1,000円
本体価格 1,000円(税抜)
消費税額8% 800円
こんな情報を領収書に記載しないといけません・・
めんどくさいの極みですが、必須です。
【発行者の対策】
最後に書きますが・・・手書きをやめるのが
一番いい・・と思ってます。
【消費税情報のない領収書をもらったら】
インボイス事業者でない方➡気にしなくて大丈夫です。
インボイス事業者➡お相手がインボイス事業者であれば再発行を依頼です。
おや●選とかいっているけれど・・・
全部じゃん!!!
はい、お察しの通りです。
インボイス事業者さんは
隅から隅まできっちり記載してよね!
ということになります。
ですので手書きが大変なのですよ。
最近スーパー等で手書きの領収書には対応いたしません
となっていませんか?
それは手書きに手間がかかることと
記載漏れが必ず発生してしまうという理由からです。
ですので、
インボイス事業者さんは、領収書を発行できる
システムを使って、
システムで作成して、メールで送るようにするとよいです!
おすすめのツールは会計ソフトに付属しているのであれば
それを活用するのがおすすめ!
会計ソフトについてなくて・・というときは、こちらもおすすめ。
インボイス事業者さんでなくても
請求書・領収書作成ツールは便利なので
おすすめですよ~。
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