昨日のつづき。
トーク&ピアノコンサートをやり始めた頃、
初めて知った感覚がありました。
右脳と左脳の違いです。
右脳は芸術的な分野担当で、
左脳は論理的な分野担当だという知識はあったけど、
それまで、
自分の脳を意識したことなんで一度もなかった。
でも、
それ本当だった。
曲について解説し終わってマイクを置き、
ピアノを弾き始めたら、
なんかいつもと違う。
脳内ブレーキがかかって曲の世界に没入できない。
邪魔者は言葉と思考でした。
つまり左脳。
弾く前にしゃべってしまったばっかりに、
左脳が活発になったまま出しゃばってたんですね。
つぎに、
ようやく集中して一曲弾き終わり、
マイクを持って話そうとしたら言葉がすっと出てこない。
さっき邪魔にされた左脳が、
お休みしたままスイッチが入らなかったんですね。
第一回目のトーク&ピアノコンサートは、
本当にたどたどしかった。
その日の私の脳内イメージは、
真逆のキャラの右脳と左脳が、
お互いに足を引っ張り合うという、
殺伐とした図。
仲良くしてくれよ。
ところが、
お客様の反応は良かったんです。
スリルが良かったのかな。
季節は秋、
コンサートの間中ずっと、
ガラス張りの会場から見える表参道の街路樹から枯れ葉がはらはら舞い落ちる、
という自然の演出効果も大きかった。
いまは、
右脳と左脳、
いつどっちを使ってるのかわからないです。
ふたりは仲良くなったのか?
実感としては、
どっちもあんまり仕事してないような。。。
じゃあ、
誰が弾いて誰がしゃべってるんだ?
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★本日の即興演奏★
(一日一即興896日目2019年5月24日)
~ 晩秋の街路樹 street trees in late autumn ~ 枯葉はらはら ~
一日ひとつ即興演奏をしています。
なにも考えず、
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