息子、来年入園の小学校では特別支援学級にてお世話になることになりました



いや~、就学前健診までバタバタの日々でしたわ笑い泣き






普通級か支援級か。



療育に通う子、特に知的に問題のない発達障害やグレーな子どもをもつ親としては誰もが悩むところだと思います。



というのも、誰かが

「この子は普通級でやっていけます」
「この子は支援級にした方が良い」

みたいな事を判定してくれる機会がないのですゲッソリ




療育の先生、発達センター、主治医、幼稚園の担任、身近に専門家が揃っていても 誰もどっちがいいとはハッキリ言ってくれないからです。


結局は親の希望になるのですよね。






我が子が特別支援学級に所属する。

ということについて、親がどう考えるか。




勿論、人それぞれだと思うのですが

昔のイメージが残っていて抵抗を感じる人もそれなりにいるだろうと思います。




というのも、私達世代の子ども時代における特別支援学級には、障害があることが比較的分かりやすい子や重めの子が所属しているクラスであるという認識だったと思います。


脳性麻痺などで身体が不自由であったり 知的障害などあることが前提であり、今で言う発達障害はまだ障害とはほぼ認識されておらず、皆 普通級にいました。


自身の子ども時代からさらに10年経ち教育実習でお世話になった20年前も、普通級に 今思えば明らかに発達障害であったろう子が、授業中に脱走したり窓から荷物を放り投げたりクラスメイトにケンカ売ったりしていました。

もう一人、もしかしたら学習障害ではなかろうかと思われる子が全然勉強についていけず、どこが分からないのかも分からない状態で鼻をほじりながら毎日先生にフォローされていましたが、なにも頭に入っていない様子でした。




変わりゆく教育現場や発達支援に日々関わっていない人にとって「特別支援学級」とは 当時の記憶のままの状態になっていて

それを突然我が子の所属先として提案されたら戸惑ってしまうのも当然かと思います。

特に父親には。





療育に関わっている母親は 発達支援の最新の情報に接する機会も多く、現在の支援級のイメージが昔とは違うことを知っている人も多いです。

ただ、父親はそうではない人が多い印象でした。



母親→ こんないい環境があるなら是非利用して、この子の能力を無理なく引き出してあげてほしい。一番に考えるべきなのは、この子がストレスなく学校に通えること。そして周りに迷惑をかけないこと。


父親→ うちの子はそんな障害って感じでもないのに支援級なんて必要か?俺らが子ども時代なんてとんでもないヤンチャが普通級にゴロゴロいたぞ。第一、支援級なんか通ってたら将来就職に響かないのか?



療育仲間のママ友と話していて、数人がパパに言われたと同じようなことを言っていて どこも似たようなもんやな~と苦笑しましたニヤリ



だけどそれは決して父親が悪いわけではなくて。

将来や社会的地位を意識した男親ならではの愛情と、我が子が障害である事実をあまり受け入れたくない心理が入り雑じった状態なんだろうと。

かつ、普段から子どもに接する時間が少ないから 母親より 育てにくさを実感しにくいこともあるかと思います。




最終的には、子どもの状態や障害のレベルが一番考慮されるべきであるのは当然ながら

実際に生の声を聞いていると それが基準というよりは、親である2人の意見のバランス関係や 家庭の方針、教育理念、将来に向けてのビジョンなどで決定されていくような印象もありました。



難しいのは

診断があっても普通級でやっていける子もいる。
逆に診断がなくても 色々しんどい子がいる。

という事実。


結局入ってみなきゃ分からないし、どちらかに入れば 入ってない方の選択肢は経験できないからどっちが正しかったのかは永久にわからないということ。



とにかく親の決断にかかっている感じですよねチーンヒィ-





いろんな人がいました。

結局、パパの意見を汲んで普通級を選んだ人。
小学校見学や相談を経て なんとなく普通級でいけそうだと実感して普通級を選んだ人。
普通級ではやはり不安があるから支援級に籍を置くために診断書を取りに行った人。
支援級に籍を置きたいのにグレーだからと診断書がつかず、でも子どもは教室にも入れないほどの対人嫌いで普通級でやっていける想像がつかないと途方にくれている人。
普通級に入ってすぐに学校中で有名になるほどトラブル多発し 支援級に移った子(一つ先輩)。




我が家の場合はもう、私の感覚オンリーです(笑)


・診断がついている (特性は一生もの)
・まだ少し言葉の遅れがあり相手に伝わりにくいこと
・コミュニケーション能力が低いこと(相手によって閉ざすか、または積極的に一方的になりがち)
・耳からの情報に弱い(集中して話を聞けない)、視覚優位
・一斉指示に弱い
・理解力が低め
・できないことをやりたくない
・誉めると伸びるタイプ、自信をなくすと荒れる
・競争心は少なくマイペース
・個別対応だと集中できる



診断がついているかどうかより、この状態で普通級は あまり考えられないと 以前から思っていました。


・ひらがなや一部の漢字は読める。
・言語社会以外のIQは年齢相応か以上である。
・立ち歩きや他人を叩いたりなどはない。
・身辺自立ができていて集団行動は一応できる。


これだけで見ると普通級にまったく行けなくはないと思うのですが、やはりコミュニケーション下手で人間関係に苦労する可能性と 一斉授業についていけず自信をなくす可能性が非常に高く、個別指導の支援級の方が 自己肯定感を保って楽しく通える気がしたので、支援級を選びました。


旦那も最初は前例のパパ達と同じようなことを言っていましたが、私に「発達障害の本読んだ?読んでから意見聞かせてな」 と言われたっきり何も言わなくなりました(笑)


父親って そんな感じが多いみたいです。

なかには熱心な人もいるけど、発達関係の事に関してはあんまり詳しく知りたがらない傾向というか 。気のせいにしておきたいのかな。


私も最初は、我が子が発達障害なのに知識や情報を積極的に取り入れようとしていない旦那にイライラしていたけど、最近では何も思わなくなりました。



むしろ、あんまり知識はないのに息子の診断や私の決断を受け入れてそれなりに子どもに愛情を注いでくれていることに感謝というか

知識を増やすより、愛情で包むことも 同じくらい大事なのかもしれないと思ったり。



そんなこんなで私はずっと支援級在籍を念頭に動いてました。



幸運なことにうちの小学校は発達支援関係にとても進んだ考えの校長がいて、支援クラスの制度がとても充実していました。


授業見学、課外授業への参加、支援の担任相談、校長面談などを繰り返し、不安はほぼ解消されました。


支援級に在籍することにより基本的な勉強の遅れが生じるのでは?普通級との連携は?普通級にいる時間フォローはあるのか?などなど 色々と質問しました。

ここに回答も書きたいのですが、この辺は学校によってまったく制度や設備も違うので 参考にはならないかと…



何より校長先生が 療育関係かと思うほど発達支援に詳しくて、面接も自らしてもらえました。

素晴らしい環境すぎて 涙が出てきそうになりましたえーん





相談の際、支援級に来年入学予定の人数は10人ほどと聞いていました。



そして就学前健診当日、近所の子育て支援センターや公園などで知り合ったいろんなママたちと久しぶりに同窓会的な雰囲気になりつつ知った事実。

10人中、半数が知り合いの子でした(笑)



お互いの子が3歳頃、「うちの子 言葉が遅くて~」 「うちもだよ~」と言い合ってたママたちの子が、どうやら同じクラスに来るようです爆笑

同じマンションの療育仲間二人も同じクラス。




とても心強い小学校デビューになりそうですウインク





次回は 就学までに必要なこと、教育相談などの流れについて書こうと思います。








久しぶりになってしまった滝汗


もう夏休みも半分終わり。







現状を簡単に。





息子は 年長さんになりました。


仲良しのお友達と同じクラスになり、妹やマンション仲間たちと登園することやバス降り後に遊んだりすることに楽しみを見いだしたのか、一度も登園拒否はありません照れ


コロナ自粛中に 時間制限やスケジュールが何もない日々を過ごしたことで、親子がゆとりを持ってしっかり向き合えたことが良かったのか

すっかり息子は精神的に落ち着きました。


家庭内暴力みたいなこともなくなり、進んでお手伝いや片付けをするようになりました。


理解力がアップしたこと、そして いろんな事に興味を持つようになったため 理論で説明すれば納得して苦手だったことも出来るようになりました。


例えば食べ物の好き嫌いも、その食べ物にどんな栄養が含まれているかと説明したら「そっかー、小腸さんが喜ぶね!食べてみる!」と何でも口にするように。

というのも最近は身体のしくみや臓器の役割などに興味を 持って 普段からよく本やテレビを見ていて、そこから 栄養が身体に行き渡る原理や なぜ大切なのかというところに結び付いた感じです。

結果として、食わず嫌いだったものもほとんど食べられるようになりました。



発達障害ならではの興味の深さや勤勉さ、また習慣化すると真面目にこなすという部分が 良い方向に作用し、誉められることで自信に繋がった例かなと思います。

ここ数ヵ月で 息子の正しい扱い?を習得した手応えがあります(笑)








娘は6月に無事に幼稚園デビューしましたニコニコ




奇跡的に、一度も本格的な登園拒否をすることなく、楽しく通っています。


そして心配していた「幼稚園で一言も話せない」「ママと離れられない」についても、問題なくクリアできました。



初日こそ泣いたけど、それ以降は大丈夫でした。


毎日、たくさんのお友達の名前が出てきます。
恥ずかしがりやで表現下手ではあるけれど、社交性は人並み以上ある方だと改めて実感しました。

お友達と手紙を交換したり 髪型を真似したいと言い出したり、何でもママ ママだった娘がすっかり集団生活になじんでいきました。


面談で様子を聞くと、より苦手だった大人とも会話もクリアしていて 先生ともコミュニケーションは取れているようで。

先生の話をきちんと聞いて指示通りに動くことも出来ているそうで、日常的に何の問題もないらしい。



本当に自分の子なのか、と耳を疑わざるを得ない。

息子の年少時代と違いすぎて(笑)



女子ってこうなのか?


いやいや、息子の年少時なんて先生の話はまったく聞かないし 参観では床に転がってたし 写真撮るときは先生にガッチリ押さえ込まれて写ってるし、基本的に何言ってるかわからないから面談するまでは園の様子もまったく不明だし、お友達の名前など冬まで出てこなかったよ?


 
発達云々というより、男の子はそんなもんだと。

多くの男の子ママが言ってたので どうやら息子だけではなさそう(笑)


たしかに参観で床に転がってるのは息子の他に数人いたし、伝染して最終的には半数が転がって女子に注意されてたし(笑)




とりあえず女子すげえ。

そして集団生活の力ってすごい。



「どんな人見知りの子でも、いざ入園すれば 泣かずに集団に入れることが多いですよ。ギリギリまでママと離れられなくてもいいんです。集団に入れば自然と大丈夫になるんです。入園前から慣れさせようと無理に母子分離の練習なんてしなくても、入園ギリギリまでしっかり一緒に居てあげてください。あとは私たちで何とかしますから安心してくださいね」


プレの終わりに近い頃、母子分離のできない娘に不安MAXだった私の愚痴に 答えてくれた先生の言葉。




そのとおりだった。

先生すげえ。





しかし、ただ1つ 集団生活では解決しない問題が。





偏食ですわ。




なんと娘は入園してから一度もお弁当を口にしていないのですチーン




分散登園の軽食の時のドーナツと、週に一度のパンの時だけは食べるのですが、お弁当は断固食べないのです。

予想はしていましたが、ここまでとはゲッソリ



食べないにしても 女の子だし見た目は可愛い方がいいかとしばらく デコおにぎりやキャラ弁にしていたけど デコ材料のハムとか海苔や 枝豆とかも逆にダメかもしれん、と思ってシンプル白米にふりかけ添付とかににしてみてもダメ。


冷たいのが嫌というのであったかい弁当をお昼直前に何度か届けてみたけど、ダメ。



とにかく色々試しましたが全滅。

箸を使った形跡すらなし笑い泣き 笑






で、どうしているかというと

もう一学期は食べることに期待するのは諦めました。




14時過ぎに帰ってくるので、それから家で食べさせて 続いて少なめのオヤツにします。

嫌いなものを詰め込んでるわけじゃないし 空腹に負けたら食べるだろうし、それでも食べないならお腹すいて可哀想とか知ったこっちゃないわ と。


こういう事に悶々と悩んでもいらぬストレスなだけ、と割りきりましたニヤリ





食べてないお弁当箱を見ても、責めたりしないようには気をつけています。



息子 「今日、お弁当全部食べた!」

私 「全部食べてくれたんや~ありがとう♪」



私 「◯ちゃんは今日のお弁当見てくれた?」

娘 「…みた」

私 「何がおった?」

娘 「うさぎさん」

私 「可愛かった??」

娘 「うん、可愛かった♪」

私 「良かった♪明日も見てね~」

娘 「明日はくまさんがいい♪」

私 「くまさんいいよ~!白くまさんやけど(笑)」



食わねーくせにリクエストかよ笑い泣き

みたいな瞬間もあるけど



とりあえず、お弁当の話をタブーしせず楽しい印象に変えるようにしています。




問題は兄が療育の日。

いままで療育のときは時間的に降園バスには乗らずチャリでお迎え~直行というスタイルだったのですが、お昼を食べてないまま娘を夕方まで連れ回せない、ということで 毎回早退です。

しかも二人揃って。


そもそも息子もそんなにお弁当の時間が好きではないので 娘だけ迎えにいけばブーブー言うし、どうせトレーニングがあるから2回もお迎え行きたくないし。




むしろそれで何とかなってます。

週1回は午前保育、週1回か2回(隔週)は療育で早退、週1回パン食、つまりお弁当は週に1~2回だけ。


食べないお弁当の時間が毎日続くことへのストレスが登園拒否を引き起こすくらいなら、弁当が週に1~2回なら頑張れる。

母である私の「食べてもらえない弁当作り」のストレスも軽減で一石二鳥です。



とにかく、親子ともに どうしようもない事に対して 無駄にストレスを感じないことが大切なのです。





しかしまあこんな生活を年中になってもずっと続けるわけにもいかず。



7月に予約していた発達センターで相談したところ。

「お弁当箱に 確実に食べられる好きなものを入れてみてください。菓子パンでもドーナツでもいいから、園で食べたという自信をつけることが大切」

とのこと。



発達テストの結果もふまえ 今すぐ療育に行くとかのレベルでもなさそうとの話を前提に、発達起因なのか頑固な性格なのかの判別も微妙なところであることをふまえ

これまでの経過から やっぱりこだわりの強さが原因で簡単にはお弁当が食べられる感じではないし、甘やかしに繋がるとは考えずにまずは自信をつけて 自分のタイミングで「食べてみよう」と思うまでは 食べないことを責めたり無理強いはしないようにとの事。

年中までは 今のままの対応で大丈夫だと。



私の対応でどうやら間違ってなかったようで、安心しました。




一緒に心配してくれていた担任の先生にもその旨伝えました。

ただ ドーナツや菓子パンは 他の園児への影響もあるだろうからさすがに無理かなと思っていたのに、先生は
「大丈夫ですよ。家庭の事情や方針でいろんなお弁当のお子さんがいますし、ドーナツでも構いませんよ!◯ちゃんが楽しく食べられるならそれでいきましょう」

と言ってくれました。



いい幼稚園なんですよ…ほんとに。

子どもの個性を大切にして臨機応変にしてくれる。




しかしまあ、ドーナツ丸々一個入れるのも…と思って、早速翌日に娘の好きな ポン◯リングをちぎって丸っこいボールになったものに可愛いピックを差して持たせたら失敗でしたゲッソリ



ちぎったのがいけなかったのか滝汗

やはり見た目大事、、



ということで次は丸ごと入れてみます(笑)





そんな日々のなか

昨日嬉しいことが。




娘が突然 「今日、お魚さん食べる」 と言い出しました。


自ら言い出して、そして 鮭を 食べました!!





好きだった鮭を食べなくなって5ヶ月。

もはや食卓に置きはすれど誰も娘にはすすめなくなって 他の3人で食べていたのに

自ら突然!!



なんだか急に美味しそうに見えたんだろうか?

オヤツを少なくして空腹作戦も何度やっても食べなかったのに、突然どうしたんだろうか?




まさに、自分のタイミング。

こういうことなのね。




そして

「◯ちゃん、8歳になったら パプリカ食べる」

と言っています。



なぜにパプリカ?

ピーマンではなく?(笑)




よく分からないけど、 娘のタイミングがあるようです。




一筋の光がうっすら見えます…






これだから育児はしんどくても楽しい。

予想もしない大変さと、予想もしない成長。





この調子で、夏休みも乗り切ろう爆笑








娘は今、3歳10ヶ月の年少さん。

(といっても入園式以来 一度も登園できてないのですが)



以前の記事に書いたとおり、息子まではいかずとも 発達に問題があるのでは?と心配要素があり 経過観察中です。


娘の心配事は主に2つに尽きます。



●偏食

●人見知り



同じ親から生まれたのに、こんなに違うもんかね。

とはよく聞かれる言葉ですが、本っっ当に不思議です。


息子にあった要素はほとんど無く、代わりに息子になかった要素が娘にはありましたニヤリ




偏食と人見知りくらいなり、幼児なら普通でしょ、それだけなら全然 障害とかじゃないでしょ!

と思いたいのですが、、



娘の場合 レベルがちょっと、極端すぎて、、

何もないとは思えないのです滝汗





まずは、偏食。



離乳食は快調にスタート。

離乳食卒業とともに大人と同じようなおかずも食べ始める。



当時は何でも食べていた。

一歳7ヶ月あたりまでは。



筑前煮の里芋やにんじん、カボチャ煮物、ハンバーグ、卵焼き、何でも美味しそうに頬張っていた。



で、そのへんから急に どんどん食べなくなっていって。



とはいえ、3歳くらいまでは 焼き魚や一部の加工食品や揚げ物はわりと口にしていたのですが

だんだんそれもダメになり。



息子もイヤイヤ期には急に食べない時期があって また少しずつ色々食べるようになってきたので、まあそんなもんかなと思ってたのですが

娘はもう、食べない直線まっしぐら。



どんどん食べるものが減りに減り続け。

魚アウト、加工食品アウト、揚げ物アウトに。




今では


白米、ポテト、味のり、ホットケーキ、ファミマのポケチキ

しか食べない。




ここ1ヶ月は、ほぼそれしか食べない。

本当に食べない。



毎日ポテトなんか食べさせたくないから 食べない覚悟で他のおかずを並べて、案の定食べなくて 1日中 白米オンリーという日も。


パンもうどんもそうめんも食べない。


あとは飲み物 (ビタミン補助剤、豆乳入りジュースや牛乳、ヤクルトなど)と栄養系オヤツを摂っている感じ。

オヤツも選りごのみが激しく 見た目でアウトなものが多く、食べてくれても 翌日からはいらないと言われ、また何かをよい商品を探しに行く日々。


何をどう工夫しても食べない。





思い当たる原因は特にないのです。


二人目なので離乳食にたまに市販のベビーフードを使ったこと以外、ほぼ息子と同じ条件での食育です。

あとはお菓子などの嗜好品デビューも息子より少し早めではありましたが特に与えすぎたわけでもなく、外食やジャンクフードを多用していたほどでもなく、一般的な家庭料理で育てたつもりでした。



自分で言うのも情けない話ですが、とりあえず

私のせいじゃないはず 


と強調したい(笑)



でもまぁ、これくらないなら 美味しいと感じる嗜好品を好むようになったことや イヤイヤ期の延長として年齢的なワガママである可能性も まだ考えられると思うのです。



ただ、私がすごく気になるの以下のこと。



白米に何か混ざっていたらアウト。

冷めていたらアウト(ここ数ヶ月で出現)。

皿に食べたくないものが乗っていたりすると「どけて!」と泣きわめき、自分で触るのも嫌な様子。

炊き込みご飯はおろか、ご飯にゴマ程度の何か一粒でも混入していると発狂→ごちそうさま 。



おにぎりも 冷めていたり のりがふやけていたりするとアウトで、息子の運動会やお花見や行楽でみんなでお弁当広げても、何一つ口にしない。


どんなに空腹でも、断固食べない。

お腹すいた とも言わず じーっと大人しくしてる。

それを見かねて誰か大人がオヤツや コンビニに走ってポテトなりを買ってあげたりしてしまう、というお決まりコース。




こんなんで幼稚園行けるんか?

弁当に入れるもん無いやん💢


と一時期やさぐれました(笑)




外食もそう。


ポテトしか食べない。

なぜか丸亀製麺のおにぎりだけは食べる。

つまり丸亀製麺か細切りポテトがある店しか行けない。

しかし久しく外食していないので、丸亀すらダメになっている可能性ゲッソリ



ピザや寿司やオードブルを広げてパーティーしても、白米かポテトしか食べない。


どんな味付けの工夫や声かけや楽しい雰囲気づくり、みんなで囲う食卓、もはや関係なし。




家族も慣れてるので「かわいそう」とか「●ちゃんにも食べてほしい!」とか思わなくなってきていて。

フツーの光景になりつつあります滝汗




なんで食べないのか聞いても「いらん」しかない。

特別言葉が遅いわけでもないのに、そこの説明はしてくれない。


もう、謎。



少食というわけではなく、食べたいものはすごく食べます。


体重も問題なく増えています。

風邪も全然ひきません。




なんていうか、「好きなもの以外は食べない」という鬼気迫るほどの意思に異常さを感じてしまう。

これはもう ワガママを通り越して 発達に問題がある可能性を考えずにはいられない案件じゃないかと。。




なぜそう思うか。


発達障害による偏食として一般的によく聞くのは 味覚過敏や触覚過敏によるもの。


これは、特定の食べものの味や食感が 健常者の感じるそれとは違った不快な刺激に感じてしまい どうしても食べられない、というもの。

一貫してその食材が食べられないのが特徴なのですが。


娘はそういうのとはまた違っていて。


食べず嫌い、見た目のこだわり、未知の食べものへの嫌悪感、とにかく今食べたくないという強いこだわり。

とにかくこだわりが強いのです。



ピーマン苦いからやだ!→苦くないような味付けにしたら食べられた!

牛乳おいしくない!→ ココアに混ぜたら飲めた!


みたいに、一般的な味の好き嫌いの範疇でなら 、味つけや あからさまな形が見えなくすることで解決なのです。



前提として、一度食べたうえで 嫌だと思う理由があってその食品を避ける。

というのが一般的な好き嫌いだとしたら、

娘はもう、今は 白米とポテトとのり以外のものは食べないと決めつけてかかっているようで、それ以外は絶対に口にしないのです。



お菓子も、クッキーとチョコレートは食べるけど ナッツとか何か入ったりするとダメ。

ドーナツ(ポンデリング限定)は食べるけど、バームクーヘンやケーキやプリンは食べない。

ゼリーはスティックのはOK、カップに入ってるとダメ。



なんで?
おんなじような味やん?ゲッソリ

みたいな案件続出。


明らかに見た目で決めているとしか思えない。




ただ強いこだわりから 口にしないことにより偏食になっている。


そのこだわりの強さこそが、また違った形として発達障害の要素からくるものではないかという気がしています。

実際にそのような文献にも出会って、確信めいたものも感じます。



健診などで相談したこともありますが、具体的な対処は見つかっていません。


なので、今は発達障害の可能性も前提に 「無理強いしない」  「食べないことを責めない」 「たとえ白米だけでも残さず食べられたら褒める」 を実行し、食に対するマイナス感情を残さないように気をつけています。

もちろん、娘が興味を示す可能性を捨てずに 何かしらレシピを工夫することは続けていますが、期待しないようにしつつ、何かの形で栄養をおぎなうことに工夫を凝らしています。


何かのきっかけで突然 自分から食べてくれる日がくるかもしれないと。


たとえば入園とか入園とか入園とか…

 (めっちゃ期待しとるやん)





次に、人見知りについて。



息子にはいっさい無かった人見知り。


はじめて娘が人見知りのそぶりを見せたとき感動すら覚えました。


未就園の息子を遊ばせるために子育て支援センターに毎日のように通っていたため、娘は生後2ヶ月から にぎやかな交流の場にデビューしていました。


娘が生後9ヶ月頃には息子のトイトレが始まり、支援の先生に見ててもらって少し長めに席を外して戻ったとき、廊下にまで響き渡る絶叫が。

誰かケガでもしたのかなと部屋を覗くと、うちの娘が号泣している。



先生 「●ちゃん(娘)、お母さんが部屋出てすぐに気づいて泣いたよ、人見知り始まったね~!
○くん(息子)は全然泣かなかったから新鮮じゃない?」

私 「私を求めて泣いたんですか?感動です~!って、泣きすぎちゃいます??」


娘は、母親がしばらく居なかったショックに号泣止んでからも呆然とし、その後は床に降りようともしなかったのでずっと抱っこ紐で過ごしました。



いつもの先生、しょっちゅう会うママや子どもたち。なじみの環境。

これでもだめなのか。人見知りっつーのは。

一瞬でも母がいないとだめなのか。



私は必要とされている…!

と初めての感覚に一種の感動から始まった娘の人見知り。




しかし一歳過ぎから、娘の人見知りはどうやら激しい方の部類に入るのでは?と思う場面が増えてくる。


初対面&知り合い含む何組かの親子たちと過ごすキッズルームでは床に置いただけで号泣。私が側に居ても全然ダメ。終始抱っこ紐。

息子の健診に付き添いで来てくれたばーちゃんと共に、私と息子が不在の間キッズルームに入ろうとするも号泣し床にも降りず、瞬間退場。



見知らぬ場所、母親がいない、大勢の人、のどれか一つでも当てはまるとアウトなのかなと。



ここまでは、まあよくある話ですよ。


そして、2歳半くらいには 同年代の子どもたちにはさほど人見知りはしなくなっていました。




問題は ここからで。



ようやく幼稚園プレに通う時期になり。


同じマンションから 仲の良い親子二組とともに 同じクラスのプレに通えることになり一安心。

子ども同士もしょっちゅう一緒に外遊びしていて安心できる仲。初めての幼稚園にママもお友達も一緒という娘にとっては好環境。



一年通えば、幼稚園の環境にも慣れて人見知りも少しはなくなるだろうと構えていたのです。



初日、娘は教室に入るなり 下を向いてずっと緊張した様子。


名前を呼ばれても返事しない。

劇や歌の時間にも身体を動かさず じっとしている。

先生の問いかけに周りの子が元気に答えるも、下を向いてじっとしていた。

工作や外遊びになると、楽しげに作業していた。



まあ初日やからね。緊張してるんやねチューと。




それにしてもなんて楽なんやろうか。



ずっと椅子に座って静かにしているし、先生の話をちゃんと聞いている。

隣にいるなじみのママたちとお喋りしながら、優雅に子どもを観察。


園中を鬼ごっこさせられた 脱走癖の息子のプレと比べ、ラク過ぎる。

極楽じゃ~!と思ったのですが…




夏になっても、娘はまったく 名前を呼ばれても先生に話しかけられても、返事ができないままでした。



秋には、返事しないのは 娘だけになり さすがに何かおかしいのかなと焦りましたアセアセ



そして気づいたのですが

点呼の返事だけでなく 先生や在園生など誰に何を話しかけられても 娘が幼稚園のなかで何か言葉を発する場面を見たことがないこと。


同じマンションのお友達は 冬生まれが一人と、超軽度難聴による言葉の遅れがある一人だったので、言葉を交わさなくても一緒に楽しく走り回っていれば通じ合えていたようなので、気にしていなかったものありました。



う~ん…

娘も、ちょっと怪しいな。


とその辺りで思いました。



正直、息子のことに気を取られ、娘の発達には問題ないとなんとなく勝手に思っていたところがあり。


息子と比較すると言葉も遅くはなく、会話もそこそこ成り立っていたし、なにより 娘には社会性がありました。


お友達や歳の近い女の子を見つけるとそれとなく近寄っていって、言葉はなくともいつの間にか一緒に走り回ったりしている事が多いこと。


あとはおままごとやごっこ遊び大好きで、とりわけ人間関係にすごく興味があるようでした。

 「○○ちゃんだいすき」 「△△ちゃんにもらったの」 などとお友達の話をいつも家でしていて、おままごとにもたくさんお友達が登場します。


マイペースで一人遊びが好きな 「人より物」に興味を示しやすい息子とは正反対で、お友達や他人にすごく興味を持っていたからです。



ただ、大好きなお友達に 「おはよう」と言われても娘はもじもじするだけで答えていませんでした。


そして、プレも毎回「たのしかった、ようちえんまたいきたい!」と 帰宅後に言うのですが、その場では全然楽しんでいるようには見えず、ただただうつむいて固まっているだけなのです。


なんというか、内にある気持ちが 外に発信できていないというか伝わらない感じ?

人見知り、恥ずかしがり屋さん、内に秘めるタイプ?
そういう性格なんだと思っていたのですが。




また、母子分離がなかなかできず。

二学期から外遊び限定で母親と離れて 先生の引率で園庭に出るのですが、強制ではなくママと一緒がいいという子は 母親も園庭についていくことになっており、二学期の最後まで、娘は私と一緒でした。


在園である息子のクラスの役が重なったことがあり、プレの教室を抜けて すぐ隣のスペースで 作業をしていたときも、離れるとすぐに泣いて追ってきました。

なじみの先生、友達、マンションのママたちもいるのに、私が隣の部屋にいると説明してもダメでした。



冬になり、いよいよ色んなことに不安が募り。

娘の状態を真剣に考えてみました。



結局プレが始まって以来、私以外とは誰とも一言も話さないままだった。

プレや先生やお友達が好きなのに、表情に出せない、話せない。

身内(母、父、兄、祖父祖母)としか話さない。一部のお友達&お友達ママとはごくたまに、話せる。

家では言葉も年齢相応に話すし、元気いっぱいのおてんばである。




これらのことから私が考えたのは、場面緘黙(かんもく) の可能性です。


場面緘黙とは、集団生活の場などにおいて、緊張から 普段通りに話したり身体を動かしたりすることができなくなる症状のことです。


場面緘黙=障害ではないのですが、対人における強い緊張や不安によって 社会生活に支障が出ることから 精神科での診断や治療対象となりますが、程度により 必ずしも治療を必要とする病気というわけではなさそうです。


園や学校で一言も話さずに何年も過ごすこともあるようで、長引くと学生時代すべてや大人になるまでという例もあるようですが、年齢とともに話せるようになったり、何かのきっかけで 突然話せるようにことも割とあるようです。


場面緘黙=発達障害ではないけれど、発達障害がある子どもに場面緘黙が併発することも多いようで。

可能性は充分にあると考えています。



こちらも対応としては、話せないことを責めず無理に促さず本人のタイミングに任せつつ、周りに事情を話してフォローを求めたり、本人を積極的に変えようとするのではなく周りが合わせて気長に見守ること。


なんとなく、発達障害のフォローとよく似ています。





さて。



偏食、人見知り、話せない、という状態を どう対処すべきか。


息子と同じように、診断より前に療育に通わせるか。


もしくは対処などしなくても、成長の過程と見守るだけにするか、悩みました。






そんな時に ちょうど三歳半健診があり。



そこで奇跡が起きました。



健診中 3回の面談があり、奇跡的に最後の保健師さんと少し話が出来たのです。

最初の二人のときは予想どおりまったく口を開かずで質問に対する回答でぬやな判定ができず再面談で3回目となったわけなのですが。



最初にその保健師さんが自由にお絵かきさせてくれて、それを誉めてくれたのですが


保健師 「●ちゃん、すごく上手だね!!これは誰かな?」

娘 「……うさぎさん」


私 「!!!ポーン



喋った!!

娘が初対面の大人と喋った!!!



私としてはクララが立った位の衝撃でした。


そのあとも

名前や、年齢、好きな色、どちらが大きいか、など、質問に対して小さな声でポツリポツリと答えていました。


私 「!!!ポーンポーンポーン



事前に「発達の心配」と記入していたり、最初の面談でも偏食と人見知りや場面緘黙ではないかと心配と話していたので、情報の引き継ぎで 最後の保健師さんもそれを前提に観察してくれていたと思います。


そのうえで、保健師さんからこのようなアドバイスをいただきました。


今はすごく伸びる時期でもあり、できなかったことが急にできるようになることもあります。
なので●ちゃんにおいても、今日はじめて初対面の人と話せたことも、成長の過程の一つだったと思います。

印象としては、発達障害を強く疑って療育などに急ぎ紹介するべき というほどではなく、園に入ってからの様子見でも良いような気がします。

ただ、プレの様子などを聞いていると園に入ってからも先生やお友達に自分の意思を伝えることが苦手であることは確かで、それにより困り事が出てくる可能性は高いと思います。

ですから、お母さんがそこがどうしても心配であれば、発達センターなどに相談して巡回やアドバイスを受けられても良いと思います。

偏食の件も、聞いているとこだわりによるもののような気もします。
栄養士のアドバイスは 調理や食べ方の工夫の提案などになるので それではあまり対処できないと思われる場合は、併せて発達センターで相談されても良いかなと思います。


とのことでした。

とても的確なアドバイスで、納得できました。



そうなのです。


少しでも話せたんだから場面緘黙じゃない。

質問に全部答えられたから発達障害じゃない。

というわけではなく。



というかそもそも

病気か、病気じゃないか

障害か、障害じゃないか

ではなく


娘が生活に不自由を感じてしんどいかどうか、が重要なのです。



息子のこともあり、この考え方はすぐに腑に落ちました。


確かに娘は息子とはまったく違う要素の育てにくさであり、娘に至ってはまだ診断も受けていないので 障害かどうかも不明です。


ただ、息子や娘がしんどさや生きづらさを感じているかどうか、それが本人の努力ではどうにもならないレベルなのかどうか。

そこが重要。



これは、息子の発達の問題がなければ気づき得なかったことであり、息子のことで悩んだ経験が生かされる瞬間でもありました。



療育で知り合ったママが嘆いていました。


人見知りが酷すぎて、一年お世話になってる療育でも先生とまともに話せない、初めは部屋にも入れなかった、なじみのない子とはまったく話せない、登園拒否、運動会でもいっさい動かない、行事やイベントも全部固まったまま。

こんなんじゃ小学生になっても絶対 親子ともに苦労するから 早く診断をもらって支援学級を考えたいと思っていたら、なんと発達テストでも診断でも「健常」と判断され、支援学級には入れないので どうしてもというなら自分で教育委員会に掛け合うように言われたと。



そんなこともあるんですよね。

明らかに本人が苦労していても、診断はつかないケース。ちなみにうちの息子と同じ主治医です。


その子を見ていても、たしかにうちの子の方が社交的に見えるほど。

でもそれは主治医いわく障害ではなく性格らしく。




いわゆるグレーなのかもしれないけど、そういう子が実は一番苦労するのかもしれない。

しんどさがあるのに、社会的な対応を手厚く受けられない。



ただ、その子の場合、親が必死になってこの先の事を考えてくれることが救いだと思います。



私もそうありたいと思ったし、そのママと話した内容からもヒントをもらった気がして色々考えました。



そしてプレも終わりに近づいた頃、初めて母子分離が出来るようになりました。

言葉は発していなかったようですが、ニコニコと、先生と友達と一緒砂場やブランコを楽しんだようです。

成長を確信した瞬間でした。



とりあえず入園して少し様子見ができた頃に発達テストを受け、詳しく相談し、療育を検討しようと思いました。

発達テストは5月に予約ていましたが、コロナの影響で7月に延期となりました。




とにかく、親としてできることは


子どもの可能性をつぶさない。

子どもをよく理解する。

子どもに合った環境を用意する。

子どものしんどさに気づき、対処する。




過干渉、過保護になりすぎず、かといって無知や無関過ぎてはいけない。

子育ては、さじ加減が難しい。



と、実感します。






なんか偉そうに言いましたが

普段はそんなシリアスな感じではなく、もっとふざけた感じです。




いやいや、もし下の子も発達障害やったとしてさ、それは百歩譲るとしてさ、


同じタイプで来いよーー!!


息子で慣れた対応、全然娘に通用せんとか!
時間返せー!笑い泣き笑い泣き


てな具合です(笑)




でも、それなりに楽しいです照れ


息子にイライラしたときは娘に癒され

娘にイライラしたときは息子に癒されるからです。



違うタイプだからこそです。





そんな娘ですが、いよいよ火曜日に初登園です。


ずっと嫌だママと行くと言っていたのに最近になって「ママはおうちで待っててね」 と言い出しました。


「はやく幼稚園いきたい」と言っています。

「お弁当は食べない」 と言っています。

「先生におはよう言わない」と言っています。

「おへんじしない」と言っています。



期待と不安と矛盾を容赦なく与えてくれます笑い泣き





さて、どうなるんでしょうか…

不安すぎて、通り越して、楽しみですらあります(笑)







子どもと家にこもる生活が続いております。



3月頭に休園が決まってから すでに1ヶ月半が過ぎ、GW明けまであと約20日。その先も分からない…
 


コロナで沢山の人が困窮しているなか、自分が何か発言しようという気にもあまりなれないのですが…

専業主婦の立場から、幼児期の子どもたちとの家での過ごし方について 触れてみようかと思います。




子どもと家にずっといると何が起こるか。


子ども退屈 → いろいろ邪魔してくる → 家事できない → 用事したくて邪険にしてしまう → 子どもストレス → いらんことばっかりする → 叱る → 言うこときかない → 母キレる → 子どもキレる → 放置  → 子ども退屈



まさに悪循環ですな。

恥ずかしながら、私も自粛中は何度かこの悪ループに陥ったことがあります。



そして、夫婦と同じで 子どもとも 一度イライラすると立て直すのが難しいと気づいたのです。



おまけに4月から在宅ワークになった旦那まで居るのです。

平日も旦那の居る、どこにも行けない、夏休みより長い連休チーン



そんな経験は今までにない。

我が家はイライラ製造工場と化する寸前。




これは頭をひねって工夫していかなければと思いましたね滝汗





そもそも悪循環の始まりは「子ども退屈」 となってます。

まずはここの回避です。



とはいえ、子どもというのは常に退屈している生き物です笑い泣き

なんでそんな退屈なんでしょう?



大人には自分の興味対象を把握しそれに対応したツールを手に入れて使いこなす能力があります。

スマホがあれば その中の世界で何時間過ごせたりします。



幼児には、それがありません。

自分たちで稼いだお金もなく、知識も、一人で買い物に行くこともできないのです。


家にあるオモチャに飽き、好きなテレビが終われば、もう退屈です。

代わりに有り余る体力と好奇心をもて余し、常に「遊んで遊んで~」と絡んでくるのです。




だから、退屈を回避するには ある程度 大人が一緒に遊んでやらねばならないと思うのです。

オモチャも渡すだけでは、次第に飽きます。
遊びの広げ方がわからないのです。




では、子どもの退屈を回避するには。
親も家事をこなせる時間を持つには。

共にストレスフリーな遊びとは。



集中して継続没頭できて、ずっとついててあげなくても良いような、さらに子どもが満足感味わいつつ、親子が笑顔で仲良くなれるような、そんな遊び。



とにかく、まずはおうち遊びのネタを集めます。

これまでも雨季や風邪のときにはネットで「子ども  室内遊び」と検索しまくったり いろんなネタを探しては試し追究してきたので、ネタはたくさんありました。



子どもたちはすべての遊びに良い反応をするとは限りません。

興味の対象、性格、兄弟の年齢差、そのときの機嫌にによっても色々化学反応が違ってきますので ネタはどれだけたくさんあっても良い!

たくさんのカードをもっていて、状況によりタイミングよく繰り出して 子どもの機嫌が悪くなる隙を与えないこと。


これが親子ともにイライラの渦に飲み込まれない策だと思います。




たとえば 実際にうちが家でよくやっている室内遊びでが、おおまかには、こんな感じになります。


●工作系
●ストレス発散系
●オモチャ系
●お手伝い系
●学習系
●コミュニケーション系


これらの中には、子育て支援センターや療育での遊びや学びを参考にしたものもあったり、それを自分なりにアレンジしたものもあります。


幼児期の療育は、そもそも 遊びやゲームを通して 感覚統合やコミュニケーション能力を養うことが多いです。

たかだか遊び、ではないのだと 思っております。


家庭で過ごす時間を少しでも療育的に有意義に、と 何かの参考になれば幸いです爆笑

以下に少し詳しく書きます⤵️



●工作系

こちらは、とにかく100均でいつも気分に応じて何かに使えるような工作グッズを買いそろえておきます。

折り紙、絵の具セット、粘土、模造紙、段ボール、厚紙、紙コップ、色画用紙、クリップ、マグネット、シール、など。

あとは牛乳パックやトイレットペーパーの芯や何かの空箱など、とりあえず捨てずに取っておきます。



これを使って遊んだり、簡単な工作したりは、ほとんどの人がもうやっているかと思います。


でも、例えば 折り紙は普通に折ったり、シールは普通に貼ったりしていては すぐ飽きたり30分ももたなかったりしますよね。

また何か一つ二つ作品を作っても、簡単なものだとすぐ出来た~で終わったり。

うちはそうです。


5歳くらいになると上に書いたような事は普段から 園などでだいたい経験していて、作業すること自体が楽しい!とはならない可能性も。




大事なのは「時間を稼ぐ」こと、そして「飽きずに夢中になる」ことです。



まずは何かつくるにあたり、自分は何をしたらいいのか、何のためにその作業をしてるのか。

を意識させると集中力がアップするように思います。



そこでうちは、まずテーマを決めて子どもたちに提案しています。


☆八百屋さんを作ろう!

☆魚つりゲームを作ろう!

☆ペーパークラフトで街をつくろう!

☆ビー玉を転がすコースを作ろう!

☆宝の地図と宝箱を作って、宝探しをしよう!


などなど、テーマは たまたまアニメでみたシーンや子どもが興味を持ちそうなことなら何でもいいです。


子どもが興味を持ち、ノッてきたら


どんなお店にする?
どんな商品がある?
看板もつくる?

宝の地図ってどんなんやっけ?
宝箱って何色やっけ?
どんな宝物入ってたかな?


絵本や図鑑や Yahoo画像なども参考にしながら、イメージを固めていきます。



そしてそれに使えそうな道具や材料をもってきて、どうやって作ろうか?と子どもと一緒に考えます。


例えば八百屋で売る野菜なら、画用紙を切り貼りして作るのか、それとも 紙をクシャクシャに丸めて 折り紙で包んで上に葉っぱを貼りつけるのか。

魚釣りなら竿は割りばしにして、先はマグネットか クリップで引っかけ式か。どちらがやりやすいか。

などなど。


話し合うことで頭のなかのイメージを言葉の表現する訓練になり、語彙を増やします。

「画用紙でやったら 立ってくれない」 と息子が言うと、「なるほど~、立体的にしたいってことね」 と言い換えつつ新しい言葉もついでにインプットします。



また、息子には簡単でも 下の娘には難しい場合、両方ができるような工程にするとか、分担するとか、そのあたりも息子に考えてもらいます。

「●ちゃん(妹)もやりたいと思うけど、ちょっと難しいかな?どうしたらいいかな?」と聞くと

「じゃあ ママが絵かいて、ぼくが切って、●ちゃんがのりで貼っていったら?」    などと 積極的に提案してくれます。


3歳娘は文房具に触れるならなんでも喜びますからテキトーに遊ばせておき、5歳の方ををうまく操っておけばほぼ勝利です(笑)



大切なのは、イメージすることで作る意欲を湧かせて、手段を自分の頭で考えて、完成の達成感を味わうことです。


お店に並べる野菜や果物、宝箱に入っている金貨や財宝、魚つりの魚たち、作り終えてそれで遊ぶ!という目的があると、それなりの数を作ることに納得して飽きずに作業ができるようです。

また、ハサミや筆などを使うことは 手先の動きや手加減の訓練として療育でもよく用いられていて、数をこなせばこなすほど上達し、脳と指先のトレーニングになります。



ひたすら切り貼りなど単純作業に入ったら、私は家事をするため そっと抜け出します。


この時間は、私は居ると逆にいろいろ口出ししちゃいそうになるし、子どもも集中していて私を求めてこないので ゆったりと用事をこなせます。

ついでに息子には 妹にやり方教えてあげるよう 頼んでおくと 使命感に燃えて張り切ります(笑)


しばらく放置して、完成を報告してきたら これでもかというほど大袈裟に褒め、最後は一緒に遊びます。



●ストレス発散系

ストレス発散系は、落ち着きがなく暴れていたり、今やってる事に飽きてグタグタになってたり、なぜだか不明だけど不機嫌なとき、などに効果的です。

気分を変えて、笑顔を増やし、ギスギス感をなくす目的です。


☆新聞ちぎり

   これはもう やりたい放題にさせるだけ。新聞やチラシを細かくちぎって部屋にばらまく。
自分も一緒になってばらまき、テンションを共有し、途中ですっと抜けて家事をします(笑) 
30分は飽きずに暴れていますウシシ

最後は子どもたちに ブルドーザーごっこで競争して片付けさせ、袋にいれて空気とともに口を縛り、巨大ボールにして遊ばせ、そのまま廃棄または保管。


☆模造紙にでっかいお絵描き

  どデカイ紙というだけで興奮し、とにかく 夢中で描いてます。30分は放置できます。


☆風船でバレーボール

  狭い家でのボール遊びの代わりです。風船だと家具も傷つけず安全に遊べます。
距離感や、相手の動きを見て身体を動かす訓練にもなります。
100均ラケットで風船テニスもありです。


☆ベランダでシャボン玉

  ただただ外の空気を吸うため。放置はできないけど、部屋に戻ると すべてのものが新鮮に映るようで 飽きていたオモチャでまた楽しく遊び始めるので、ラクになります。
「誰が一番大きいの作れるか競争!」 など提案すると子どもは張り切ります。

ポイントは、自分から「もう部屋入ろうよー」と誘うのではなく子どもが飽きるまで出来る限り待つこと。
好きにさせてもらえた!満足した!という感覚が大切です。


☆変顔大会

突然 「見てニヒヒ」 と変顔をして子どもに見せると、100%ノッてきます。そこから変顔大会が始まり、爆笑し、全員疲れて終わります。


☆福笑い

左右の認識や、言葉の指示を聞いて動作する、という訓練になりつつ  単純に盛り上がります。

変な顔に仕上がるとテンションあがって、目隠しも取り払い、ひたすら変な配置の顔をつくっては騒ぎ始めるので、私はそっと抜け出し家事をします。

福笑いも子どもに描かせて作ると楽しいです。
彼らが作ると そもそものパーツのクオリティがアレなので配置次第でかなりヤバいものになります(笑)



●オモチャ系

☆トミカタウン

☆プラレール

☆シルバニアファミリー

☆LEGO やその他ブロック


他にも色々とオモチャはあるけど、基本はベタ中のベタな上の4つを パーツやアイテムを少しずつ増やして何年も飽きずに遊んでます。
とにかく形を変えて何度も遊べること、そして親が遊びを広げてあげるのがポイントです。

4種を融合して、シルバニアの街にプラレールの線路や道路を走らせたり、足らないアイテムや建物はLEGOやで作ったり、なんでもありです。


また、街づくりに欠かせない情景部品を 子どもたちと一緒に手作りするのもオススメです。

・草花や花壇 → 100均のフェイクグリーンを切って粘土に刺す
・街路樹 → トイレットペーパー芯に絵の具で色を塗ったものを幹にしてフェイクグリーンをかぶせる
・海や川や池 → 水色のフェルト布を切る
・橋や柵 → 100均で使えそうなものを調達

これらもすべてのオモチャに使い回せます。
わざわざ買わなくても、こういうのを少しずつ追加すると雰囲気が変わって飽きずに遊べたりします。


 
●お手伝い系

やりたがれば、積極的にやらせています。
掃除機、ベランダ掃除、洗濯たたみ などなど。
料理系は パンケーキ、クッキー、ゼリー、お好み焼き、など。


その際、たとえば床に物があると掃除機かけにくいとか そういった実感をもって、相手の立場を考えるきっかけになるように促しています。

そしてその結果、まったく片付けは身についていません。子どもなんかそんなもんです笑い泣き


また料理も、自分で作ったものは興味をもって食べてくれると思い始めました。

結果、食べないものは食べません笑い泣き
作るのが楽しいようです。


すべて、結果やクオリティは問いません。
こぼしても叱らないようにし、「どうしたらこぼれないかな?もうちょっと手前に置けば大丈夫じゃない?」と提案するようします。

とりあえず 「叱らず、褒めて」 を心がけて、お手伝いに対する自己肯定感につなげます。



●学習系

 年齢別のドリルやパズルや迷路、ひらがな練習などもちょこちょこと。

学習系は、ノルマを決めず 別に正解できなくてもいいと割りきります。

機嫌がよく落ち着いてるときや身体を動かしたあとにやるとスムーズで、本人の自信につながります。



●コミュニケーション系

☆かるた
☆トランプ
☆ひらがなカードゲーム


私を含め3人、しかも一人は3歳なので スムーズなゲーム展開にはならないのですがそこは気にせず。

目的としては

・ルールや順番の理解
・あえて勝ち負けを競わせて、負けたときの悔しさに対する気持ちの切り替えの訓練


通っている療育には、気持ちの切り替えが苦手で ゲームに負けて暴れ狂ったり 何十分も号泣したりする子がよくいます。

うちの息子も、家では負けるとかなり荒れます。
(娘も最近 急にそんな感じになってきました)

そこで、負けたときに「まいっか」と明るく諦めるというやり方を導入し(療育で教えてもらいました)、「まいっかって言えたらかっこいいね!」と毎回言います。

すると、だいぶ言えるようになってきましたよ爆笑

負けてもいいんだ、次頑張れば!負けに対する耐性というか、気持ちのもって行き方を少しずつ習得できています。

自信喪失していたら逆に私がわざと負け、キャバクラ方式で持ち上げます(笑)



●その他

☆お部屋でお家やテント作り

椅子や脚立などをあつめ、その上にシーツを張って屋根にして、隠れ家をつくります。
インテリアや観葉植物も飾り、本格的な家にします。

「ママも入って」と激しく誘われますが、腰が痛いので長居は辛く、出稼ぎにいってる設定で逃げます(笑)


新聞紙でつくるテントもあります。
これは工作になるけど、破壊されるまでしばらく数日は遊べますウインク




これくらいかな。





あと個人的に重要なのが、片付け環境。


壮絶に散らかった部屋では、イライラが絶対的に増しますゲッソリ

料理中も、シンクに洗い物が溜まりまくってるのとそうでない時とでは、気持ちの落ち着きも段取りの良さも変わってきたりしますよね。



「ちょこちょこ片付けながら、気持ちよい環境で子ども過ごしたい!」という願いもあり、子どもの遊び部屋を使いやすく改造し終わったところでコロナ騒動。


夏休みにDIYにハマり、100均すのことカラーボックスと  リメイクシートで お店屋さんカウンターを作りました。

これがあるとまず、なんとなく楽しい雰囲気になり子どものテンションがあがります。
カウンターなので いろんなお店として活躍し、おままごとが広がります。


カウンターの土台はカラーボックスなので裏側は全部収納になっており、ケースには種類別のオモチャがかなりの量入り、押し入れと合わせると むき出しのオモチャはほぼゼロでスッキリし、かつ部屋の仕切りにもなります。
ついでにお店の中側にはジョイントを敷いて、すのこでドアをつくり、和室を本格的な子ども部屋に仕立てました。

お店の中と外、という仕切りができると ガチャガチャしたものを中に押し込めて部屋を小綺麗に見せることができ、大人のストレスも軽減です。



あともうひとつ便利なのが、プレイテーブル。

普通に買ったら何万もするのですが、うちは机サイズのコルクボードに ジオラマなどに使う芝生色のシートをボンドで貼った自作ものですが、シルバニア、LEGO、トミカ と何にでも使えます。

芝生があると世界観が引き立つし、掃除のときには作った街や作品を毎回壊すことなくそのまま移動できます。




こういうアイテムがあると、遊びがスムーズになり、ストレスが減りますので かなりおすすめウインク


身バレ防止の為 我が家の画像は乗せられませんが 、「DIY お店屋さん」 「手作り プレイテーブル」などでネット画像検索すると、素敵なアイデア満載ですので是非とも爆笑






子どもと遊ぶ、というのはそれなりの仕事です。

どうせやるなら環境も整えてストレスも軽減し、要領よくこなした方が得だと、実感します。



最初の導入は自分も参加して一緒に楽しむ。
そして子どもが集中したところで抜ける。

これが重要かと。



邪険にしている、めんどくさがってる、というのに子どもはとても敏感なのだと、この自粛中に実感しました。


幼稚園や療育など予定が詰まっていた日々に比べ、親と過ごす時間が増えたんだからいいじゃない、と思ってたら そうではなくて、さらに甘えたも遊んで遊んでもパワーアップしました滝汗


やはり、しっかり向き合ってあげないと、満足は得られないとだなと。



子どもと真剣に向き合い、一緒に楽しみ、子どもの満足を引き出してからだと 離れてもブーブー言わないのです。

本当に不思議なことに。




ただ

この好循環を保てる日がけっこう続いて自信がついても、生理前などにはすべてが崩れ去ってしまうこともあります。


工作に付き合うテンションがあがらない。
喋るのがめんどくさい。
一人になりたい。

チーンチーンチーン



まさに昨日がそれでした。

息子に「ママ今日笑ってない」と言われました。


そこで必死に笑顔で「そんなことないよー、楽しいよ チュー」と取り繕って、あとで「ママ失格だわ」と落ち込むような 母性の強い私ではありません。


とりあえず「ママちょっと疲れてん」とありのままに伝えておきました。それが限界。



イライラしたり、テンション低かったり、ムラがあったり。


しゃーない。人間だもの。

菩薩ではないんですよ。




自己嫌悪をなくすと、人生とても楽です(笑)





長くなりましたが、皆さまも体調に気をつけて乗りきりましょう!




●3歳後半

幼稚園に入園。母子分離に問題なくしばらくはスムーズに登園。
GW明けから理由不明の登園拒否始まる。

相変わらず言葉遅く、園での様子を聞いても何を言ってるかわからない。
「なんで?」に対する理由付けが説明できないため、本人の要望や困り感が伝わりにくい。
表現できないだけというよりオウム返し。(「なんで泣いてたの?」に対して「泣いてたから」 など)。

参観で見た姿は、先生の指示を聞かず 友達を真似て床にゴロゴロしたり かなりマイペースにやっていた。
急に怖がりになり (暗いところ、オバケ)恐怖感や不安感を引きずり、日中の生活に支障。



●4歳前半

運動会や遠足などのイベントも皆と同じように楽しんでやっていた。
幼稚園バスの仲間と、一学期はほとんど関わらず一人遊びしていたが 秋ごろには一緒に遊ぶように。簡単な言葉も交わしている。
クラスに特定の仲良しの友達ができ毎日一緒に遊んでいると先生から報告がある。
相変わらず言葉はたどたどしいが、なんとなく説明したいことはわかるし、人の言うことを聞く姿勢が見られた。

精神の安定とともに 社会性の成長も見られ、療育でも トラブルを起こすことなく課題をこなし、なんとなく発達障害の可能性は低いのかもしれないと思えてくる時期だった。

一つだけ気になったのは、風邪をこじらせて入院したとき 医師や看護師さんの問いかけに一切答えず 3日間目も合わせなかった。人見知りが激しくなっていることに気づく。



●4歳後半

滑舌の悪さと言葉の遅さに特化して対策するため、療育とは別に病院にて言語聴覚士のスキルトレーニングを始める。

冬になり、突然の激しい登園拒否。
理由を聞いてもわからないが マイペースに行動できないことと、着替えや支度など不器用で苦手なことを時間内にこなすなどの集団生活に疲れたような感じと受ける。クラスの仲良しの友達とトラブルはなし。

換気扇などのモーター音に敏感になったり自動洗浄トイレに恐怖を覚え、自宅と幼稚園以外の洋式トイレに入れなくなる。
食べものや服装の色形、嫌な音や感触など、今までになかったこだわりの強さが出てくる。
初対面や馴染みのない人に対して、話さず目を合わさずがひどくなる。

この頃、発達障害の診断を受ける。
主治医に紹介され療育を増やす。

発達検査(2回目)で DQ103で年齢相応となる。
言語・社会性と比較して 認知・適応能力など得意分野の伸びが顕著となる。

春休みになり、苛立ちを覚えると ドアや壁を蹴ったり 母親を叩いたりするように。
他の子どもに対して、手を出したりはないが 不満や不快をハッキリと口に出すように。「◯◯して遊ぼう」と誘われても、「僕はやりたくない」など。

年中になり、登園拒否はおさまる。
参観では、大人しく座り、課題をこなしていた。


受け身で穏やかだった性格が、攻撃的で自己中心的になり、気を遣ったり空気を読んだりが一切ない発言が増える。
また集団生活で感じたストレスや、何かがうまくできない自分への苛立ちを身内にぶちまけている様子。
一気に「やはり発達障害」という実感が増してきた時期。



●5歳前半

数ヶ月続いた 身内への暴力(叩く、蹴る、噛みつく)が少しずつ落ち着き、苛立ちを大声や言葉で表現するように。

新しいクラスの友達に興味を示さず、秋まで名前を覚えなかったり外で会って挨拶されてもスルーしたりがある。
特に皆で同じ遊びをしたり 人の決めたルールのある遊びに入るのが嫌な様子で、気の許せるお気に入りの友達といるか一人で好きなことをして遊ぶ傾向。
年少で仲良しだった友達クラスが離れても自由時間とずっと一緒に過ごしている。

近所やお気に入りの友達には積極的で友好的であるが自己中心で自分ペースになりがち。まあ年齢的にお互い様で気になるほどではない。

発達センターに園巡回で視察してもらい、担任とともにアドバイスをもらう。

相変わらず運動会やクリスマスお遊戯などイベントは熱心にこなし、園や療育の課題は真面目に取り組んでいる。

パズル、数字、地図や方角など位置関係を把握すること、見たものの細部の記憶が得意である。
見たもので印象に残ったものは毎日帰ってきたら必ず絵に描いて再現する。細部を強調するためバランスはおかしいが、とにかく細かいところをよく覚えている。

国語は期待できないと諦めていたが、自らひらがなに興味を示し始めたため、練習をはじめる。




●5歳後半(現在)

発達検査(3回目)で DQ104、昨年と同じく総合的には年齢相応であるが、言語・社会性が82と低く、代わりに認知・適応が128と高く、かなりアンバランスでありいかにも典型的な感じ。

視覚からの情報にめっぽう強く、聴覚からの情報にめっぽう弱い。人の話は半分くらい聞いておらず悪意のないスルー頻発。

相変わらず言葉が遅い。長文になると文法が滅茶苦茶で言いたいことが伝わらない。
なので色々苛立ちを覚えやすく基本家ではキレやすい。外では大人しい。典型的な内弁慶。

ひらがなが読めるようになり、かるた大会で小学生相手にかなり頑張りを見せ身内を驚かせる。
興味を持ち自信がつくとものすごい成長だが 不得意だったり興味がないと壊滅的。(私やないか)

絵を描くだけでなく、日中見たものを 製作でどんなものでも再現しようとするため、工作スキルがかなり上がってきている。文房具や工具なども危なっかしさなく扱えるように。
料理にもとても興味をもっている。
とにかく一から物をつくる意欲というか創造力が豊かだと感じる。

創造力は豊かだが、人の気持ちを察する想像力は相変わらず乏しく(笑)

ただ 友達とのコミュニケーションが少しマイルドになり、相手を気遣ったり (泣いていたらどうしたの?と声をかけたり)、そんなに気の合う相手じゃなかったり知らない子どもや話しかけられたらそれなりに合わせて遊べるシーンが出てくる。

しかし内弁慶はエスカレート、春休みに入り またワガママと暴力が炸裂。

暴力はいけないと理解しているが欲求が通らない不満で衝動が抑えられないことに本人が悩み 叩いたあとで後悔しているのが見えるので、こちらの対応次第で冷静になれることも増える。




こんな感じですニヤリ




総合的にみると、対人的には扱いにくくて面倒くさい奴なのですが、課題や物作りに真剣に取り組んでいる姿には、私も共感するところがあり。

自分も昔、絵を描いたり絵本や小説を自作したり、とにかく創造するのが大好きな人間でしたので。


まだまだスキルやツールや情報が足りないため私に協力を求めてくる息子とあれやこれや言いながら、工作で何かを再現さしたり壮大なトミカタウンを一緒に作り上げたりするのが凄く楽しいのです。

子どものわりによく考えてるな、言葉は遅いけど考えてることはそれなりに高度なんだな、と思わされる瞬間もあり。
また良いアイデアが浮かんだときに目を輝かせて取りつかれたように一心に何かを作り上げている息子が、ほんとに昔の自分のようでいとおしく。

その瞬間は、本気で意見を交わせる手応えのある相手として息子を対等に見られるというか。




息子の良い部分も悪い部分も含め 受け入れる。

というよりは、悪い部分で受けたストレスを 楽しい瞬間で相殺して 息子とうまくやれている、といった感じですかねにやり



親子として相性は良くも悪くもないし、良くも悪くもある。


私と実父との関係に すごく似ていて驚きます。

気質的に 血の気が多く自分の意見を解らせようとケンカや口論が多いが、お互いの本質や才能を理解して、年齢差に関係なく時には対等な親友のように語り合える。

しっかり見ていてくれている、という信頼はありました。



息子ともそういう風になれたら、とは思いますが、まあ息子から見たらただの口うるさい母親に映っているかも。


私は「黙って見守る」ことがなかなかできず、すぐ言葉が口をついて出てくるタイプなので、男子に嫌われる母親になりがちかと、、




思春期にはどうなってることやら、、

二次障害を防ぐ!とか張り切っていっておきながら、防ぎきれず家庭内暴力で警察の世話になっている我が家の10年後がなんとなく想像できておそろしい滝汗滝汗




息子の状態を分析するつもりが、最後はグチと弱音になってまいりましたが


まあ、とりあえずそんな感じの現在です。






発達障害の家族をもつことはストレスとの戦いです。



夫婦の場合は配偶者、子どもの場合は主に母親がストレスにつぶされないことが 家庭を守る一番の対策の鍵となります。



本人のストレスを軽減するために、母親がストレスで倒れたら本末転倒でしかない。



子どもが叩いてくることに対して「外でストレスを感動てるんだから家のなかでは、私が我慢すれば良いだけ」と おとなしく我慢している母親もいるようです。



発達障害児の扱いとしては、してはいけないことを教えるのは大切だが、声や態度を荒げてはいけない、というマニュアルがあります。

冷静に、手短に、●●するな(禁止)ではなく●●して、とわかりやすく指示を、ということになっています。




しかし私はまず性格的に、我慢できません真顔


今のようにコロナ騒動で毎日家にいて1日に何度も修羅場が起こったら、1日のどっかで一回はぶちキレてます笑い泣き




でも、そのことで未熟な自分を責めたりしていたら 私がうつになるわ!という話です。



こっちだって人間なのです。




イラつく事をされたらイラっとする。

笑かされたら笑う。



私も当たり前の感情を持ってます。




イラつくことを悪意なしに延々仕掛けてくるのが うちの息子ですが、それに対してイライラしない方が逆に不自然ではないか?


息子だから、愛してるから、障害だから悪意はないから、あれは本人に自制できない衝動だから、イライラしてはいけない。いかなるときも声を荒げず冷静に対応しなければならない。



できるか!!!





えらそうに発達障害との向き合い方云々述べてきましたが 正直、私も1日に何回も




こんのクソガキっっムキームキームキー

いらんことばっかりしやがってムキームキー





と思ってますし、全然愛せない瞬間も多いです。



またこいつとの1日が始まるのかー…チーン

と、毎朝起こすのが億劫だったりもします。




この二年間、それなりに勉強したことで知識や情報はたくさん頭に入りましたが、それをすべて実行できるのはAIしか居ないと思います。


多少なりとも、母は皆 自分を抑え子どものためにと誰しも基本的にはそう目指しているとして、その個人差ははかり知れず。




ほぼ完璧にできる人もなかにはいるかもしれませんが、感情のコントロールが上手だったり穏やかな人だったり。




しかし私はできないのです。

私自身がとにかく感情のコントロールが苦手なところがあるからです。


息子だけでなく、旦那にも、会社のおっさんにも、身近で自分の生活に影響する人間が自分の価値観と合わない言動をすること対して、イライラの感情が我慢できず表面化してしまうのです。


自分にも何か問題があるのかもしれませんが今すぐ自分でそれをどうこうする余裕もない。




私はもう、息子に対して理想的な発達障害の子をもつ母親になるとか、そういう風に考えるのはずいぶん前にやめてます。



そこはもう、私は私の気質にともなった人生しか歩めない、ここからはマニュアルから多少外れても、自分なりの方法で乗り切るべきだと。

マニュアルに忠実になることのストレスに負けて自分が倒れたら、家族連れが共倒れです。




具体的には、息子の悪い部分に目をつぶることができず感情的になってしまったぶん、良い部分にいっそう目を向けて誉めたり共感したりする機会を増やすスタンスです。

あとはもう、良い部分で一緒に楽しむこと。
自分も、ではなく自分が楽しむこと。そこでストレス発散です。

子どもより私が真剣にLEGOをやっていて、そのパーツ使うから返して!とか言っちゃうヒドイ瞬間すらあります(笑)



そして 悪い部分というのも、「あなたのことは嫌いじゃないけど、あなたの今の行動は嫌い」という意味合いで、こちらからも不満の感情をぶつけることも解禁しています。




ただ、存在否定や 出ていけなどの禁句は絶対出さないようにしています。

お前なんか居なければ、というのだけは避けてます。
それは、それ自体思ったことがないです。




やっぱり、居て欲しいです。




そう思えるくらいなら、まだまだうちなんかは楽な方かと思ったり。


重度な関わらず、もっとしんどい方はたくさんいるはず。





とりあえず、自己肯定感だけは絶やさぬよう。

やっちみようと思ってます。





これが正解か不正解かは十何年後とかに答えが出るのかな。


もう、ぶっちゃけ どっちゃでも。




日々を生きるのみ(笑)








前回、息子が自閉スペクトラム障害であること、そして自閉症とはなんぞや、について語りました。

そして そのタイプや度合いは様々だ、と。





息子は、こんな感じでした。



※発達障害の特徴として現れる症状は、ある年齢で限定的に見られ その後消失し、成長とともにまた違う問題が現れてくることも多いといいます。

年齢的な一時期なものだった、今大丈夫だから正常であると結論づけるには少し短絡的であり、当時の年齢においての遅延や異常が見られた場合は、その情報も診断の大切な鍵となるそうです。



なので、下記に 過去を含め年齢ごとの息子の特徴を記しておきます。




●赤ちゃん時代

首座り、寝返り、お座り、つかまり立ち、自立歩行、すべて平均ど真ん中。
健診異常なし。
よく目が合い、よく笑う。
離乳食もなんでもよく食べる。
人見知り、後追いがまったくない。


総合的な印象として、いつも愛想がよくニコニコしている 育てやすい赤ちゃんだった。
今思えば人見知りがなさすぎるのが怪しく、まさに赤ちゃんから出ていた特徴だった気がニヤリ



●1歳

外やスーパーなどで走り回る。
手を繋いでくれず、ちょっと目を離すと行方不明。
一歳半健診で単語が少なめと指摘あり、その後も2歳まであまり変わらず。
「コップ持ってきて」などいう指示は理解している。
指差しあり。バイバイできる。
相変わらず人見知りなし。
子育て支援センターなどでは、お友達と関わらせても特にトラブルなし。


一人目なので、こんなもんかと。言葉が遅いのもあまり気にしていなかった真顔
愛想はいいが、人の呼びかけに反応はあまりよくないというか、何かに夢中で聞こえてない感じが多い。



●2歳前半

「ブーブー」「ガオ(ショベルカー)」「ワンワン」や、「まんま(ごはん)」「ちゃっちゃ(茶)」など、好きなものを見たときや 必要なものを単語でたまに言うくらい、あとは宇宙語や奇声で感情を表している。
2歳3ヶ月で初めて 「ママ」と言う。
2歳6ヶ月で初めての二語文「ちゃっちゃ、ほしい」。

支援センターなどの皆でやる手遊びやダンスにまったく興味なしで、離れて一人遊び。
相変わらず店で走り回り、母から離れても不安がない様子。人見知りなし。



●2歳後半

基本 2語文で話せるようになる。
簡単なこちらの質問に答えたり、少し会話がつながる。
相変わらず落ち着きはないが、手を繋いで外を歩けるようになってくる。
幼稚園プレで皆と同じことをせず一人遊び、脱走を繰り返す。
初対面の人に、人見知りのそぶりを見せる。


3歳直前になり、はじめて人見知りの兆候が出るびっくり
これまでは初対面でも こんにちはと言われればニコニコと答えていたのが、黙って目を反らすことが増える。



●3歳(前半)
3~4語文で話せるようになる。
しかし会話があまり噛み合わない、人の話を聞かないのが目立つ。
発達テストで 約一年の遅れを指摘される(IQ76)。
プレでは相変わらず脱走や一人遊びだが、少しずつ座っていられる時間が増える。
名前と年齢が言えるようになる。



●3歳(後半)
4~5語文で話せるが、やはり一方的で会話になりにくく、質問に対して内容がオウム返しなことが多く回答に信憑性がない。
3歳半で療育スタート。
3歳半健診、特に指摘課題なし。
プレや療育で、座って課題をこなすことができるようになる。
友達と一緒に走り回る。特にどのお友達が好きとか特定の感情はない、受け身で穏やか。




入園までは、このような感じでした。



今思えば、人見知りがなかったことや 言葉が遅かったこと、人の呼びかけへの反応薄く、集団遊びへの興味がなく、自分のしたいことに夢中なマイペースだったことが特徴だったかなと。


しかしこれらは、単体で見れば幼児の性格や別の原因からくるものもあり、また成長過程であり短期間で大きく変わる可能性もあり、これがあるから発達障害 と直結する要素ではないのです。




だから、この時期は様子見とさせる時期でもあり、まだまだ気づかれにくい時期でもあります。


2~3歳で診断がつく子もいますが、その場合はもっと幼少から顕著な症状が表れているか、親が何かしら不安を覚えて早期に行動を起こした場合に限られるかと思います。

いずれにせよ、想像を超えてあまりの育てにくさに母親が耐えられなくなるパターンが多いかと思いますゲッソリ





多くは、自閉スペクトラムが顕著に現れてくるのは本格的に集団に入ってからだと思います。


それはやはり、社会性の問題がが浮き彫りになり、そして何より 同年代の子どもと比べられる機会が増えるから。





子どもの成長を 他人と比べてはいけない。

よく言われています。私も思っていました。




でも、今は ある程度比べることも必要かなと思います。

比べて 出来ていないと責めたりするのではなく、平均的なものがどんなものか知り、遅れている可能性があるのか知るというか。

遅れているなら、それが子どものこれからの集団生活に影響してくるのか、対策すべきなのかを考える。





とはいえ周りにいる子が平均的発達の子どもとは限らない。

比べる対象もまた、みな個性的であり 一長一短あるので難しい部分でもあります。





私がオススメするのは、自分の持てる時間の多くを 子どもを誰かと交流させることです。

公園、子育て支援センター、散歩など、人と交流できる場を多くもつことです。



見えてくるのは、我が子のコミュニケーション能力、他の子どもたちのコミュニケーションや言葉のレベル、他の子どもたちの遊び方と、集団への興味、他の母親からの情報。


もちろん、公園遊び中 ずっとそんな目で見ている訳ではありませんがにやり



たくさんの人と接するほど 自然な形でいろいろ見えてきて、我が子が心配するレベルなのか、なんとなく勘が働いてきます。


集団に入ると、園でお友達とどう過ごしているのか 自分の目で確認する機会がまったくなくなるので、そこを補います。




また、交流が増えることにより 自然とコミュニケーションの場数を増やすことになり、社会性のトレーニングとなります。親の気晴らしにもなります。




お仕事をされていて子どもと過ごす時間が限られる方は、保育園の先生に 社会性の発達について少し気になると 自ら相談してみるのも良いのでは、と思います。



保育園でも幼稚園でも、先生は保育のプロではあっても発達関係の専門ではありません。

それは前提なのですが、見てきている幼児の数が圧倒的に多いのです。



また、特に保育園では 生活時間が長いこともあり、親に代わって子どもの発達の遅延などに気づきやすく、また保育中の困りごとを先生が実感する機会が多いと思われます。


ただ、何か困りごとを感じていても よほどでない限り「お子さんの発達が心配です」などと いきなり親に切り出すのはなかなか難しく。



以前にも書いたように、我が子の発達に問題があることを受け入れられず、相談や検査などを拒否する方も実際に多く、トラブルを招きかねない例もあるので園によっても対応が違うようです。

(もちろん そういった親御さんの気持ちとして、個性として子どもを受け入れて色んな経験をさせてあげたいという親心の一面でもあると思うので、間違っているという訳ではありません。)



だからこそ、自分から「心配である」と申し出ておけば、先生も気にかけてくれるし 気がかりな点は小さな情報ももらいやすくなるのです。

保育のプロの目から、多数の子どもたちの集団のなかでの行動を客観的に見てもらえるというのは、とても大切な情報です。






早期対策が素晴らしく 遅れればもう手遅れ、という訳ではなく。

なるべく早い方が 色んな対処がしやすいのです。





①子どもが育てにくく、育児がつらい。

②異常なのか正常なのか、わからない。

③発達が心配だが、どうしていいかわからない。

④もし発達に問題があるとしたら、まだ受け入れる覚悟ができていない。

⑤発達障害と言われたが、受け入れられない。

⑥発達障害児との向き合い方を模索中。





私は今、⑥の段階です。




育てにくさを感じてから約2年、私にも①から順に そういう時期がありました。

療育を始めた時点である程度覚悟ができていたせいか、⑤だけはなかったのですがニヤニヤ




相談~発達検査~療育開始~診断~就学決定の流れを、子ども自身にまだ自覚がない幼児期に済ませられたことは、ある意味大きいと思っています。



大きくなり、子ども自身がいろいろ理解する時期に、そういった機関に連れ回すのは なかなか大変だと思うのです。



療育って何?

なんで僕だけ療育に行くの?

僕はみんなと違うの?

病院って、僕は病気なの?

自閉症って何?





このような疑問や不安を、どう子どもに説明し理解させるのか、という難問があります。

どちらにせよいずれ、告知の問題は出てきますが、少なくとも小学生以下である程度済ませていた場合は、子どももたいした疑問も抱かず 生活のなかに取り入れてくれやすいかと思います。



親自身が 発達障害を勉強しながら、段階を経て心の整理や療育や通院をこなして生活していくなかで、子どもへのフォローも必要なのです。

それが、新生活と重なったり、思いもよらぬ時期に突然指摘されたりすると パニックになりがちかと思います。


だからこそ、早期に気づいて少しずつ対処していければ、親子ともに心の乱れに倒れることなく過ごしやすいと思われるのですウインク









息子は5歳7ヶ月の年中さん。



4歳半で発達障害の診断を受けています。






診断名は「自閉スペクトラム障害」というもので、いわゆる自閉症です。





自閉症、と聞いて あまり詳しくない方はどういった印象を持つのだろうか?と考えてみたところ



暗い、もの静か、目を合わせない、友達がいない、作ろうともしない、自分の世界に閉じこもり他人を寄せ付けない

みたいなイメージかな~と想像しますニヤリ





特にひと昔前なら、皆がそういうイメージを持っていてもおかしくないかと。




そうそう、超人気漫画 「花より男子」に花沢類って居たけど、彼は幼少期に自閉症だった設定でしたね。




昔自閉症だった、ということは治ったんですかね?

いやいや、今の時代なら色んなとこから総ツッコミを受ける案件ですが…滝汗




今ほど発達障害への理解が進んでいなかった当時をよく表していて面白いな~と。





※決して漫画を批判してるわけではありません

ちなみに私は花沢類の大ファンで、リア恋がまったく実らない中高時代はずっと彼に恋してました

青春を捧げた大好きな漫画です。







がしかし、息子の件で知識を得たことで、自閉症は 実際はそんなイメージとは違うのだと知ることになったのです。






自閉症とは何か。



診断を受ける前から可能性として勉強をはじめて初めて知った、世間のイメージとは違う 驚くほど多岐にわたる特性。




とにかく一言では表せない。





が、無理やり表すとすれば

「集団や社会のなかで生きづらい人たち」



が妥当かなと思っています。






文献ではだいたいこのように書かれています。



●社会的コミュニケーションと対人関係を築くのが困難:

他者と関わるのが苦手で、考えや感情の共有が困難

言葉によらないコミュニケーション(例、アイコンタクトをとる、身振りや顔の表情を理解しまたそれらを用いる)が困難

対人関係を発展させる、維持する、理解するのが困難


●行動、興味の対象、動作のパターンが限られていて、それを繰り返す:

反復動作や復唱

頑固にいつもの習慣を守り、変更に抵抗する

興味の範囲が非常に狭く、それだけに集中する

味覚、嗅覚、触覚などの身体感覚が非常に鋭い、または鈍い





こう書かれるとなんのこっちゃ、具体的にどんな言動を指すのか分かりにくいところですが

それはまた追々、後の記事でくわしく書いていくとして。




共通しているのは、社会的コミュニケーションの不得意、こだわりがとても強い、ってことかな。







ちなみに

自閉スペクトラム障害というのは、タイプや重度によっていくつかに分けられる自閉症の分類の総称です。

知的障害がともなうタイプ、知的障害がともなわないタイプ、というタイプ別が横軸だとしたら、縦軸は軽度~重度となります。



まったく話せない人から、普通に働いたり結婚したりしている人も、すべて含めて「自閉スペクトラム障害」とされています。







ただ、コミュニケーションが苦手だからといって、孤立していて静かで大人しいとは限らないのです。




静かで、誰とも関わらず、ずっと一人で好きなことをしている典型的なイメージのタイプ

積極的にいくんだけど空気が読めてなくてうまく友達と付き合えないタイプ

自己主張が強くてグイグイいきすぎて すぐトラブルになっちゃうタイプ

逆に自分の意見を言えなくて極端な受け身になってしまうタイプ






これらのすべてが自閉スペクトラム障害の特性なのです。


まあ全体的に、努力しても 人とうまく付き合えなくて、孤立やトラブルという結果になりやすい人たち、という説明が分かりやすいかな。





また、こだわりが強すぎて生活に支障がでてしまったりすることも。



味覚や視覚や聴覚などが過敏なため、偏食、光や特定の音が苦手、触感が過敏で 着られる衣服が限られるなど

具体的には、学校生活では 給食に苦労し、運動会のピストル音がこわくて参加できない、光が異常に苦手で授業に集中できない、などなど 他人には理解できない感覚に苦しむこともあります。




もちろん、これらがあれば自閉スペクトラムというわけではなく、まったく関係のない原因の場合もあるし、またこれらの要素が重複して、医師の定めるところの数と条件を満たし 生活に支障が出るレベルと判断したら発達障害の診断となるわけです。






本っっ当に 色んな人がいます。


そしてお気づきのように、「そんな人周りにけっこういるよね」  「昔クラスにそんな子いたいた~」というレベルの話でもありますニヤリ




なので軽度なら、ちょっとワガママな性格として扱われたり、空気読めなくて天然扱いされたり、頑固、神経質、そんな程度で済むこともあります。

勿論、昔など よほどの重度でなければ診断を受ける子どももほとんど居なかったので、気づかれず健常者として生活してきた人も多いでしょう。





はっきりいって「個性」 で片付ければ簡単な話です。


障害だったとしても 個性といえば聞こえは良いし、基本的には私もそう思いたいのですよ真顔






ただ、だから放置して良いのか、何もフォローしなくて良いのか、というのはまた違う。







自閉症は医学的には 脳機能の問題とされています。


相手の気持ちを想像し汲み取り、対人や集団において 健常の人が普通にできるコミュニケーションが 努力してもうまくできなかったり、強いこだわりにとらわれて生活に支障が出たりする、一生治ることのない、目には見えない障害なのです。




ここで湧いてくるのが

そもそも4歳なんて集団生活のスタート切ったばかりの人間界初心者で なんの経験も積んでない幼子に対して「コミュニケーションが苦手」なんてレッテル貼るなんて馬鹿らしい、まだ発展途上なだけでしょうが?

という疑問。



しかしながら、自閉スペクトラム障害はそんな幼少期から 現れている兆候がしっかりとあり、それはやっぱり 専門的な視点で健常の子どもと比べるとわかるものなのです。

だからこそ、ただの発展途上との識別は繊細に行われる。




それでも診断に至った場合。


「本人の努力だけではどうにもならない」という部分を強調すべきだと思います。


これが重要だと私は思うのです。




うつ病の人に頑張れと言ってはいけない。

これに似ている気がします。




しかし、周りからすると甘やかしに見える恐れもある。障害なら何でも許されるのか?

健常だって生きてりゃしんどい。




ここの主張は、発達障害に詳しくない人に話すときにはすごく難しいのですよ。

実感がないと、理解されにくい。






でも、やっぱり私は周りの理解が必要だと思うのです。

また理由は後に語りますが。





で、幼少のうちに診断を受けることにより、「これからこういう問題が起こってくる可能性がある」 ので、「それを回避緩和していこう」というスタンスです。




息子の場合は、知的障害のないタイプで、自閉レベルとしては軽度~中度程度くらいかなと言われているので、おそらく自立は出来るけど、人間関係や集団生活ではやはり苦労するだろうと言われています。




それをどう捉えるか。



健常であっても、社会や人間関係に苦労する人はたくさんいる。

自分自身が素晴らしくあっても、出会う相手によって人生は大きく左右されることもある。




だからこそ経験に揉まれ、ハンデがどうこう関係なくそこで生きる力を身につけてほしい。


そう願うのも、親として間違いではないのです。







今、私にとっては 息子が障害でも個性でもどっちでもよかったりします。



例えば あのときの診断が間違いだったとかで診断が取り消されたとしても 全然、気持ちは楽にならないと思うのです。





それはつまり、日々の 「育てにくさ」 が何も変わらないからです。




幼少期には私にとっての「育てにくさ」が

将来的には本人にとっての「生きづらさ」になる。



間違いなくそういう時期が近い将来におとずれると、やはり息子の言動を見ていて実感せざるを得ませんニヤリ








じゃあ診断を受けたことは無駄なのか?



それでもやっぱり診断を受けて良かったと思うのは、下記の事があるからです。




●息子に合った療育が受けられる



療育に通うことは、そもそも治すことではないのです。

その特性で生活に支障が出ている部分を和らげたり、何かができないなら普通とは違うアプローチで理解させたり、逆に得意な部分を発見したり伸ばしたり。
早期であるほど効果はあると言われています。


身体でいえば、治ることのない慢性病とのつきあい方を学び、対処療法をしていくことのような感じかと思っています。

診断があることにより、一層 具体化した支援計画が立てやすくなります。




●親が子どもへの接し方を学ぶきっかけになる


発達障害とわかるまで、子どもを叱ったり怒鳴ったりばかりだった母親は多いと思います。

発達障害の子どもはやはり、手がかかります。

だからこそ しっかり躾をしないとと つい熱くなったり、しまいにはただただ子どもの行動にイライラして自分の感情をぶつけるだけの叱り方になり、自己嫌悪を繰り返す母親たち。


私もそうでしたが、診断を受けて少しずつ変わりました。いまだに安定しませんが笑い泣き




●二次障害を防ぐ手立てが考えられる


生きづらさを抱えたまま それに気づかれず、集団生活で健常と同じペースを求められ続けたり、親に期待されたり 叱責されたりし続けた結果、下記のようなことが起こり得ます。


家庭内暴力
引きこもり
不登校
非行
うつ病
パニック障害


いずれも、その子の将来に関わる問題です。



お友達と仲良く
ちゃんと座って
みんなと同じように
先生の指示をよく聞いて
思いやりのある行動を
空気を乱さず
集団生活やイベントを楽しんで

という周りの強要。


それが普通に出来ないから困ってるのにえーん

親も先生も、できない自分を叱ったり、友達ともうまくいかなくて孤立したりいじめられたり、嫌いな食べもの無理に食べさせられて、ワガママって責められて、好きなことに集中して現実逃避してたらまた勉強しろばかり言われて…


もう、心が壊れました。

という状態です。



発達障害だから必ずしも辛い人生なのではなく、周りの理解がなく 二次障害を発症するから辛い人生になるのではないかと私は思っています。







上記のことに気づき、育児の方向性を自分なりに見いだせたことが、診断がついて良かったと思えることです。




私の育児の目的は 「自己肯定感」 を育てること。

そして最終的には、個性的でありながらも周りに迷惑をかけないような大人になって自立してほしい。





普通は望まず、息子に合った、息子にしかできない仕事をしてほしい。

好きなことで、自信をもって開花してほしい。




こういう風になってほしい、という親の願望はもはや捨て去りました。


まあ、もともとお受験とかは考えてなかったのですがニヤニヤ






とりあえず 今差し迫っているのは、普通学級にするか支援学級にするかを考えること。



さっそく、人生の分岐点ですわ

ああ、責任重っチーン







まだ始まったばかりの息子の人生。




せっかくならば、楽しい人生にしようではないかチュー













本当に久しぶりになってしまった~!






まあその間 色々あり、、




落ち着いていた産後クライシスもさらにパワーアップして復活し 笑い泣き


というかもう下の子も三歳半となり 産後でもなんでもないので、ただ夫婦仲がよろしくないだけなんやけど(笑)





それもこれもやはり原因は



子どもたちが ややこしい

一人時間が無さすぎる




それに尽きる。




で、無事に転職し 夢の21時帰宅と完全土日休を手に入れた旦那が 自室でテレビを観てゆったりくつろいでいる姿にぶちキレて。



前よりパワーアップした夫婦喧嘩で、狂ったように訴えた。



平日何もせんなら土日のどっちか子ども連れて一時間でもいいからどっか消えてくれ!!ちょっとでいいから一人にさせてくれ!!

自分もこないだまでブラック企業におったのになんでわからん!?人が休みなしやというのに見て見ぬ振りとか、まさにあんたがブラック企業の社長やないかい!!ムキームキームキー





そのような事を叫んだ。


で、今日は旦那が子どもを連れて出かけていった(笑)







ブログのお引っ越しをきっかけに、自分の書いた記事を少し読み返してみて

2年前の自分が書いた記事にいろいろ思うことがあった。




こちらの記事↓↓




自分の過去の記事を読むと、熱く、独りよがり感が溢れていて そして無駄に長く、なかなか恥ずかしい。


時間おいて客観的に読むと、すごくアラが見えるというか最後まで読めないときがある(笑)




ただ、この記事については すごいスッと心に入ってきたのね。


2年経って、当時より色んな経験したうえで 「まだ何も経験してない奴が何をほざいとる、青臭いことを…」 とはならず。


その考えというか方向で、間違ってなかった気がすると思えた。






あれから子ども関係ではまあ色々ありニヤリ



息子は昨年、正式に発達障害の診断がついて、引き続き 療育を頑張ってる。


娘は 幼稚園プレで これまた息子とはまったく違った問題が出てきて、私の勘では息子ほどではないがグレー疑惑、療育を検討しつつ先日の三歳半検診では様子見で大丈夫ではと言われつつ 念のため発達検査を予約してきたところ。



まあ、兄妹そろって なかなか悩みが尽きない日々ですが、、

子どもの発達に問題があったことに関しては、以前と変わらず 不思議とまったく悲観的に思わない自分がいる。



受け入れは驚くほど早かったし、もともと自分にそういう偏見はなかったから、全然OK。



問題は、ではどうやって目の前で暴れてる子どもを落ち着かせるか、どうやってこの指示を理解させるか、具体的なことなのね。



それはもう、健常の子どもたちベースの集団生活に入ると 普通と同じようにはできない事も多く、親子ともども ストレスだらけゲッソリ💦




このストレスのどう向き合うか。



健常だったらこんな事で悩むこともなかったはず…

とか思ってしまうとね、もう終わりな気がして。



だったら、障害があるからこその成長に喜びを見いだそう。発達障害に興味をもち、実体験を何かに役立てよう。

私にしかできない面白い人生にしてやろう!




それに尽きる。



私のもとから持っているプラス思考パワーが、人生で一番の全開になっております。





実際にけっこう、喜びに満ちた生活を出来てたりする。

息子がお友達と楽しそうに遊んでたり、娘が初めて初対面の人と小さい声でお話できたり、それだけでいちいち喜びの涙 笑い泣き




今は 療育仲間や先生に助けられ、戦友であるママ友やその子どもたちと毎日ワイワイやりながら、なかなか賑やかで充実した日々を送っております照れ






子どもと向き合うことは、健常であっても毎日がイライラでストレスではあるけど、成長が見えたふとした瞬間にすべてが吹き飛ぶ達成感がある。

とはいえ、それも目の前のストレスにすぐ埋もれる。



子どもが可愛いとか愛してるとか、一緒に居すぎると正直わからなくなる。

基本的には愛してるけど、拷問かというくらいの自由のなさや睡眠不足、やることなすこと予定を狂わされるストレスに 瞬間的に憎悪に変わったりすることもあり、こんなストレスが長期的に続けば、状態がもっと悪くなれば、世の中のニュースで目にする親子の事件なんかも決して他人事ではないと実感するよね。



でもこうやって一人時間を設けて、子どもと離れて子どもを想うと、いとおしく、間違いなく自分の生き甲斐であることが実感できる。

自分の子育て環境や、旦那がそんなに悪いわけじゃないことも実感する。




旦那よ、今日はありがとう。

面と向かって笑顔で言うべきなのは分かってるけど、今までの鬱憤がたまりすぎてまだ素直に言えない(笑)

来週も再来週も自ら行ってくれたら言えるかなニヤニヤ




そう、子どものために 夫婦関係を良好に保つ努力も並行してしかないといけないし、それも課題であります…

これはもう最重要課題であり、最難関。



なにせ今は子どものことで精一杯で、私の容量の少ないキャパがすでにいっぱいいっぱいで…


まあ気長に見守っていただけたらと(  ̄▽ ̄)






さて、シリーズ化とまではいかないけれど 今後は「子どもの発達障害」のテーマで語ることが増えそうです。


発達障害とはなんぞや、息子や娘の個性的な部分、診断までの経緯、療育の成果、将来について、そして親としての発達障害との向き合い方(ペアレントトレーニング)などなど、発達について悩みを抱えるママの参考に少しでもなればと思います~照れ



そしてときどき、くだらない小話も。




ではでは、またにやり

 





こんばんは照れ


ヤプログからお引っ越ししてまいりました。

mairaと申します。



約10年、激しい更新ムラありでなんとか続けてきたブログでしたが、ヤプログさんがサービス終了とのことで、、



お引っ越し。

やらねばやらねばと 8月から考えていて、実行したのが今月中旬。


ギリギリにならないと動けないんですわ笑い泣き




相変わらず自己満足のためだけのブログになるかと思いますが、猫のようにマイペースに続けていけたらと思っております!!


今後ともよろしくお願いします。









やっと週末、、



このブログを放置し過ぎてて存在を忘れ去られたんじゃなかろうかと思って たまにログインするけど

ちらほらと見にきてくださっている方がまだいることに感謝(T△T)




いや書きたいことがありすぎて。




仕事、結婚、不妊 等 様々なテーマで長々と 時にはシリーズ化までして何かと語り尽くしてきたブログでありますが

今後、長きにわたって語っていきたいテーマがまた出現していまして




ただ問題は時間がないこと゜゜(´O`)°゜






でも書きたい。


書かねばやっていけん。





近いうちにまた。