子どもと家にこもる生活が続いております。



3月頭に休園が決まってから すでに1ヶ月半が過ぎ、GW明けまであと約20日。その先も分からない…
 


コロナで沢山の人が困窮しているなか、自分が何か発言しようという気にもあまりなれないのですが…

専業主婦の立場から、幼児期の子どもたちとの家での過ごし方について 触れてみようかと思います。




子どもと家にずっといると何が起こるか。


子ども退屈 → いろいろ邪魔してくる → 家事できない → 用事したくて邪険にしてしまう → 子どもストレス → いらんことばっかりする → 叱る → 言うこときかない → 母キレる → 子どもキレる → 放置  → 子ども退屈



まさに悪循環ですな。

恥ずかしながら、私も自粛中は何度かこの悪ループに陥ったことがあります。



そして、夫婦と同じで 子どもとも 一度イライラすると立て直すのが難しいと気づいたのです。



おまけに4月から在宅ワークになった旦那まで居るのです。

平日も旦那の居る、どこにも行けない、夏休みより長い連休チーン



そんな経験は今までにない。

我が家はイライラ製造工場と化する寸前。




これは頭をひねって工夫していかなければと思いましたね滝汗





そもそも悪循環の始まりは「子ども退屈」 となってます。

まずはここの回避です。



とはいえ、子どもというのは常に退屈している生き物です笑い泣き

なんでそんな退屈なんでしょう?



大人には自分の興味対象を把握しそれに対応したツールを手に入れて使いこなす能力があります。

スマホがあれば その中の世界で何時間過ごせたりします。



幼児には、それがありません。

自分たちで稼いだお金もなく、知識も、一人で買い物に行くこともできないのです。


家にあるオモチャに飽き、好きなテレビが終われば、もう退屈です。

代わりに有り余る体力と好奇心をもて余し、常に「遊んで遊んで~」と絡んでくるのです。




だから、退屈を回避するには ある程度 大人が一緒に遊んでやらねばならないと思うのです。

オモチャも渡すだけでは、次第に飽きます。
遊びの広げ方がわからないのです。




では、子どもの退屈を回避するには。
親も家事をこなせる時間を持つには。

共にストレスフリーな遊びとは。



集中して継続没頭できて、ずっとついててあげなくても良いような、さらに子どもが満足感味わいつつ、親子が笑顔で仲良くなれるような、そんな遊び。



とにかく、まずはおうち遊びのネタを集めます。

これまでも雨季や風邪のときにはネットで「子ども  室内遊び」と検索しまくったり いろんなネタを探しては試し追究してきたので、ネタはたくさんありました。



子どもたちはすべての遊びに良い反応をするとは限りません。

興味の対象、性格、兄弟の年齢差、そのときの機嫌にによっても色々化学反応が違ってきますので ネタはどれだけたくさんあっても良い!

たくさんのカードをもっていて、状況によりタイミングよく繰り出して 子どもの機嫌が悪くなる隙を与えないこと。


これが親子ともにイライラの渦に飲み込まれない策だと思います。




たとえば 実際にうちが家でよくやっている室内遊びでが、おおまかには、こんな感じになります。


●工作系
●ストレス発散系
●オモチャ系
●お手伝い系
●学習系
●コミュニケーション系


これらの中には、子育て支援センターや療育での遊びや学びを参考にしたものもあったり、それを自分なりにアレンジしたものもあります。


幼児期の療育は、そもそも 遊びやゲームを通して 感覚統合やコミュニケーション能力を養うことが多いです。

たかだか遊び、ではないのだと 思っております。


家庭で過ごす時間を少しでも療育的に有意義に、と 何かの参考になれば幸いです爆笑

以下に少し詳しく書きます⤵️



●工作系

こちらは、とにかく100均でいつも気分に応じて何かに使えるような工作グッズを買いそろえておきます。

折り紙、絵の具セット、粘土、模造紙、段ボール、厚紙、紙コップ、色画用紙、クリップ、マグネット、シール、など。

あとは牛乳パックやトイレットペーパーの芯や何かの空箱など、とりあえず捨てずに取っておきます。



これを使って遊んだり、簡単な工作したりは、ほとんどの人がもうやっているかと思います。


でも、例えば 折り紙は普通に折ったり、シールは普通に貼ったりしていては すぐ飽きたり30分ももたなかったりしますよね。

また何か一つ二つ作品を作っても、簡単なものだとすぐ出来た~で終わったり。

うちはそうです。


5歳くらいになると上に書いたような事は普段から 園などでだいたい経験していて、作業すること自体が楽しい!とはならない可能性も。




大事なのは「時間を稼ぐ」こと、そして「飽きずに夢中になる」ことです。



まずは何かつくるにあたり、自分は何をしたらいいのか、何のためにその作業をしてるのか。

を意識させると集中力がアップするように思います。



そこでうちは、まずテーマを決めて子どもたちに提案しています。


☆八百屋さんを作ろう!

☆魚つりゲームを作ろう!

☆ペーパークラフトで街をつくろう!

☆ビー玉を転がすコースを作ろう!

☆宝の地図と宝箱を作って、宝探しをしよう!


などなど、テーマは たまたまアニメでみたシーンや子どもが興味を持ちそうなことなら何でもいいです。


子どもが興味を持ち、ノッてきたら


どんなお店にする?
どんな商品がある?
看板もつくる?

宝の地図ってどんなんやっけ?
宝箱って何色やっけ?
どんな宝物入ってたかな?


絵本や図鑑や Yahoo画像なども参考にしながら、イメージを固めていきます。



そしてそれに使えそうな道具や材料をもってきて、どうやって作ろうか?と子どもと一緒に考えます。


例えば八百屋で売る野菜なら、画用紙を切り貼りして作るのか、それとも 紙をクシャクシャに丸めて 折り紙で包んで上に葉っぱを貼りつけるのか。

魚釣りなら竿は割りばしにして、先はマグネットか クリップで引っかけ式か。どちらがやりやすいか。

などなど。


話し合うことで頭のなかのイメージを言葉の表現する訓練になり、語彙を増やします。

「画用紙でやったら 立ってくれない」 と息子が言うと、「なるほど~、立体的にしたいってことね」 と言い換えつつ新しい言葉もついでにインプットします。



また、息子には簡単でも 下の娘には難しい場合、両方ができるような工程にするとか、分担するとか、そのあたりも息子に考えてもらいます。

「●ちゃん(妹)もやりたいと思うけど、ちょっと難しいかな?どうしたらいいかな?」と聞くと

「じゃあ ママが絵かいて、ぼくが切って、●ちゃんがのりで貼っていったら?」    などと 積極的に提案してくれます。


3歳娘は文房具に触れるならなんでも喜びますからテキトーに遊ばせておき、5歳の方ををうまく操っておけばほぼ勝利です(笑)



大切なのは、イメージすることで作る意欲を湧かせて、手段を自分の頭で考えて、完成の達成感を味わうことです。


お店に並べる野菜や果物、宝箱に入っている金貨や財宝、魚つりの魚たち、作り終えてそれで遊ぶ!という目的があると、それなりの数を作ることに納得して飽きずに作業ができるようです。

また、ハサミや筆などを使うことは 手先の動きや手加減の訓練として療育でもよく用いられていて、数をこなせばこなすほど上達し、脳と指先のトレーニングになります。



ひたすら切り貼りなど単純作業に入ったら、私は家事をするため そっと抜け出します。


この時間は、私は居ると逆にいろいろ口出ししちゃいそうになるし、子どもも集中していて私を求めてこないので ゆったりと用事をこなせます。

ついでに息子には 妹にやり方教えてあげるよう 頼んでおくと 使命感に燃えて張り切ります(笑)


しばらく放置して、完成を報告してきたら これでもかというほど大袈裟に褒め、最後は一緒に遊びます。



●ストレス発散系

ストレス発散系は、落ち着きがなく暴れていたり、今やってる事に飽きてグタグタになってたり、なぜだか不明だけど不機嫌なとき、などに効果的です。

気分を変えて、笑顔を増やし、ギスギス感をなくす目的です。


☆新聞ちぎり

   これはもう やりたい放題にさせるだけ。新聞やチラシを細かくちぎって部屋にばらまく。
自分も一緒になってばらまき、テンションを共有し、途中ですっと抜けて家事をします(笑) 
30分は飽きずに暴れていますウシシ

最後は子どもたちに ブルドーザーごっこで競争して片付けさせ、袋にいれて空気とともに口を縛り、巨大ボールにして遊ばせ、そのまま廃棄または保管。


☆模造紙にでっかいお絵描き

  どデカイ紙というだけで興奮し、とにかく 夢中で描いてます。30分は放置できます。


☆風船でバレーボール

  狭い家でのボール遊びの代わりです。風船だと家具も傷つけず安全に遊べます。
距離感や、相手の動きを見て身体を動かす訓練にもなります。
100均ラケットで風船テニスもありです。


☆ベランダでシャボン玉

  ただただ外の空気を吸うため。放置はできないけど、部屋に戻ると すべてのものが新鮮に映るようで 飽きていたオモチャでまた楽しく遊び始めるので、ラクになります。
「誰が一番大きいの作れるか競争!」 など提案すると子どもは張り切ります。

ポイントは、自分から「もう部屋入ろうよー」と誘うのではなく子どもが飽きるまで出来る限り待つこと。
好きにさせてもらえた!満足した!という感覚が大切です。


☆変顔大会

突然 「見てニヒヒ」 と変顔をして子どもに見せると、100%ノッてきます。そこから変顔大会が始まり、爆笑し、全員疲れて終わります。


☆福笑い

左右の認識や、言葉の指示を聞いて動作する、という訓練になりつつ  単純に盛り上がります。

変な顔に仕上がるとテンションあがって、目隠しも取り払い、ひたすら変な配置の顔をつくっては騒ぎ始めるので、私はそっと抜け出し家事をします。

福笑いも子どもに描かせて作ると楽しいです。
彼らが作ると そもそものパーツのクオリティがアレなので配置次第でかなりヤバいものになります(笑)



●オモチャ系

☆トミカタウン

☆プラレール

☆シルバニアファミリー

☆LEGO やその他ブロック


他にも色々とオモチャはあるけど、基本はベタ中のベタな上の4つを パーツやアイテムを少しずつ増やして何年も飽きずに遊んでます。
とにかく形を変えて何度も遊べること、そして親が遊びを広げてあげるのがポイントです。

4種を融合して、シルバニアの街にプラレールの線路や道路を走らせたり、足らないアイテムや建物はLEGOやで作ったり、なんでもありです。


また、街づくりに欠かせない情景部品を 子どもたちと一緒に手作りするのもオススメです。

・草花や花壇 → 100均のフェイクグリーンを切って粘土に刺す
・街路樹 → トイレットペーパー芯に絵の具で色を塗ったものを幹にしてフェイクグリーンをかぶせる
・海や川や池 → 水色のフェルト布を切る
・橋や柵 → 100均で使えそうなものを調達

これらもすべてのオモチャに使い回せます。
わざわざ買わなくても、こういうのを少しずつ追加すると雰囲気が変わって飽きずに遊べたりします。


 
●お手伝い系

やりたがれば、積極的にやらせています。
掃除機、ベランダ掃除、洗濯たたみ などなど。
料理系は パンケーキ、クッキー、ゼリー、お好み焼き、など。


その際、たとえば床に物があると掃除機かけにくいとか そういった実感をもって、相手の立場を考えるきっかけになるように促しています。

そしてその結果、まったく片付けは身についていません。子どもなんかそんなもんです笑い泣き


また料理も、自分で作ったものは興味をもって食べてくれると思い始めました。

結果、食べないものは食べません笑い泣き
作るのが楽しいようです。


すべて、結果やクオリティは問いません。
こぼしても叱らないようにし、「どうしたらこぼれないかな?もうちょっと手前に置けば大丈夫じゃない?」と提案するようします。

とりあえず 「叱らず、褒めて」 を心がけて、お手伝いに対する自己肯定感につなげます。



●学習系

 年齢別のドリルやパズルや迷路、ひらがな練習などもちょこちょこと。

学習系は、ノルマを決めず 別に正解できなくてもいいと割りきります。

機嫌がよく落ち着いてるときや身体を動かしたあとにやるとスムーズで、本人の自信につながります。



●コミュニケーション系

☆かるた
☆トランプ
☆ひらがなカードゲーム


私を含め3人、しかも一人は3歳なので スムーズなゲーム展開にはならないのですがそこは気にせず。

目的としては

・ルールや順番の理解
・あえて勝ち負けを競わせて、負けたときの悔しさに対する気持ちの切り替えの訓練


通っている療育には、気持ちの切り替えが苦手で ゲームに負けて暴れ狂ったり 何十分も号泣したりする子がよくいます。

うちの息子も、家では負けるとかなり荒れます。
(娘も最近 急にそんな感じになってきました)

そこで、負けたときに「まいっか」と明るく諦めるというやり方を導入し(療育で教えてもらいました)、「まいっかって言えたらかっこいいね!」と毎回言います。

すると、だいぶ言えるようになってきましたよ爆笑

負けてもいいんだ、次頑張れば!負けに対する耐性というか、気持ちのもって行き方を少しずつ習得できています。

自信喪失していたら逆に私がわざと負け、キャバクラ方式で持ち上げます(笑)



●その他

☆お部屋でお家やテント作り

椅子や脚立などをあつめ、その上にシーツを張って屋根にして、隠れ家をつくります。
インテリアや観葉植物も飾り、本格的な家にします。

「ママも入って」と激しく誘われますが、腰が痛いので長居は辛く、出稼ぎにいってる設定で逃げます(笑)


新聞紙でつくるテントもあります。
これは工作になるけど、破壊されるまでしばらく数日は遊べますウインク




これくらいかな。





あと個人的に重要なのが、片付け環境。


壮絶に散らかった部屋では、イライラが絶対的に増しますゲッソリ

料理中も、シンクに洗い物が溜まりまくってるのとそうでない時とでは、気持ちの落ち着きも段取りの良さも変わってきたりしますよね。



「ちょこちょこ片付けながら、気持ちよい環境で子ども過ごしたい!」という願いもあり、子どもの遊び部屋を使いやすく改造し終わったところでコロナ騒動。


夏休みにDIYにハマり、100均すのことカラーボックスと  リメイクシートで お店屋さんカウンターを作りました。

これがあるとまず、なんとなく楽しい雰囲気になり子どものテンションがあがります。
カウンターなので いろんなお店として活躍し、おままごとが広がります。


カウンターの土台はカラーボックスなので裏側は全部収納になっており、ケースには種類別のオモチャがかなりの量入り、押し入れと合わせると むき出しのオモチャはほぼゼロでスッキリし、かつ部屋の仕切りにもなります。
ついでにお店の中側にはジョイントを敷いて、すのこでドアをつくり、和室を本格的な子ども部屋に仕立てました。

お店の中と外、という仕切りができると ガチャガチャしたものを中に押し込めて部屋を小綺麗に見せることができ、大人のストレスも軽減です。



あともうひとつ便利なのが、プレイテーブル。

普通に買ったら何万もするのですが、うちは机サイズのコルクボードに ジオラマなどに使う芝生色のシートをボンドで貼った自作ものですが、シルバニア、LEGO、トミカ と何にでも使えます。

芝生があると世界観が引き立つし、掃除のときには作った街や作品を毎回壊すことなくそのまま移動できます。




こういうアイテムがあると、遊びがスムーズになり、ストレスが減りますので かなりおすすめウインク


身バレ防止の為 我が家の画像は乗せられませんが 、「DIY お店屋さん」 「手作り プレイテーブル」などでネット画像検索すると、素敵なアイデア満載ですので是非とも爆笑






子どもと遊ぶ、というのはそれなりの仕事です。

どうせやるなら環境も整えてストレスも軽減し、要領よくこなした方が得だと、実感します。



最初の導入は自分も参加して一緒に楽しむ。
そして子どもが集中したところで抜ける。

これが重要かと。



邪険にしている、めんどくさがってる、というのに子どもはとても敏感なのだと、この自粛中に実感しました。


幼稚園や療育など予定が詰まっていた日々に比べ、親と過ごす時間が増えたんだからいいじゃない、と思ってたら そうではなくて、さらに甘えたも遊んで遊んでもパワーアップしました滝汗


やはり、しっかり向き合ってあげないと、満足は得られないとだなと。



子どもと真剣に向き合い、一緒に楽しみ、子どもの満足を引き出してからだと 離れてもブーブー言わないのです。

本当に不思議なことに。




ただ

この好循環を保てる日がけっこう続いて自信がついても、生理前などにはすべてが崩れ去ってしまうこともあります。


工作に付き合うテンションがあがらない。
喋るのがめんどくさい。
一人になりたい。

チーンチーンチーン



まさに昨日がそれでした。

息子に「ママ今日笑ってない」と言われました。


そこで必死に笑顔で「そんなことないよー、楽しいよ チュー」と取り繕って、あとで「ママ失格だわ」と落ち込むような 母性の強い私ではありません。


とりあえず「ママちょっと疲れてん」とありのままに伝えておきました。それが限界。



イライラしたり、テンション低かったり、ムラがあったり。


しゃーない。人間だもの。

菩薩ではないんですよ。




自己嫌悪をなくすと、人生とても楽です(笑)





長くなりましたが、皆さまも体調に気をつけて乗りきりましょう!