久しぶりになってしまった
もう夏休みも半分終わり。
現状を簡単に。
息子は 年長さんになりました。
仲良しのお友達と同じクラスになり、妹やマンション仲間たちと登園することやバス降り後に遊んだりすることに楽しみを見いだしたのか、一度も登園拒否はありません
コロナ自粛中に 時間制限やスケジュールが何もない日々を過ごしたことで、親子がゆとりを持ってしっかり向き合えたことが良かったのか
すっかり息子は精神的に落ち着きました。
家庭内暴力みたいなこともなくなり、進んでお手伝いや片付けをするようになりました。
理解力がアップしたこと、そして いろんな事に興味を持つようになったため 理論で説明すれば納得して苦手だったことも出来るようになりました。
例えば食べ物の好き嫌いも、その食べ物にどんな栄養が含まれているかと説明したら「そっかー、小腸さんが喜ぶね!食べてみる!」と何でも口にするように。
というのも最近は身体のしくみや臓器の役割などに興味を 持って 普段からよく本やテレビを見ていて、そこから 栄養が身体に行き渡る原理や なぜ大切なのかというところに結び付いた感じです。
結果として、食わず嫌いだったものもほとんど食べられるようになりました。
発達障害ならではの興味の深さや勤勉さ、また習慣化すると真面目にこなすという部分が 良い方向に作用し、誉められることで自信に繋がった例かなと思います。
ここ数ヵ月で 息子の正しい扱い?を習得した手応えがあります(笑)
娘は6月に無事に幼稚園デビューしました
奇跡的に、一度も本格的な登園拒否をすることなく、楽しく通っています。
そして心配していた「幼稚園で一言も話せない」「ママと離れられない」についても、問題なくクリアできました。
初日こそ泣いたけど、それ以降は大丈夫でした。
毎日、たくさんのお友達の名前が出てきます。
恥ずかしがりやで表現下手ではあるけれど、社交性は人並み以上ある方だと改めて実感しました。
お友達と手紙を交換したり 髪型を真似したいと言い出したり、何でもママ ママだった娘がすっかり集団生活になじんでいきました。
面談で様子を聞くと、より苦手だった大人とも会話もクリアしていて 先生ともコミュニケーションは取れているようで。
先生の話をきちんと聞いて指示通りに動くことも出来ているそうで、日常的に何の問題もないらしい。
本当に自分の子なのか、と耳を疑わざるを得ない。
息子の年少時代と違いすぎて(笑)
女子ってこうなのか?
いやいや、息子の年少時なんて先生の話はまったく聞かないし 参観では床に転がってたし 写真撮るときは先生にガッチリ押さえ込まれて写ってるし、基本的に何言ってるかわからないから面談するまでは園の様子もまったく不明だし、お友達の名前など冬まで出てこなかったよ?
発達云々というより、男の子はそんなもんだと。
多くの男の子ママが言ってたので どうやら息子だけではなさそう(笑)
たしかに参観で床に転がってるのは息子の他に数人いたし、伝染して最終的には半数が転がって女子に注意されてたし(笑)
とりあえず女子すげえ。
そして集団生活の力ってすごい。
「どんな人見知りの子でも、いざ入園すれば 泣かずに集団に入れることが多いですよ。ギリギリまでママと離れられなくてもいいんです。集団に入れば自然と大丈夫になるんです。入園前から慣れさせようと無理に母子分離の練習なんてしなくても、入園ギリギリまでしっかり一緒に居てあげてください。あとは私たちで何とかしますから安心してくださいね」
プレの終わりに近い頃、母子分離のできない娘に不安MAXだった私の愚痴に 答えてくれた先生の言葉。
そのとおりだった。
先生すげえ。
しかし、ただ1つ 集団生活では解決しない問題が。
偏食ですわ。
なんと娘は入園してから一度もお弁当を口にしていないのです
分散登園の軽食の時のドーナツと、週に一度のパンの時だけは食べるのですが、お弁当は断固食べないのです。
予想はしていましたが、ここまでとは
食べないにしても 女の子だし見た目は可愛い方がいいかとしばらく デコおにぎりやキャラ弁にしていたけど デコ材料のハムとか海苔や 枝豆とかも逆にダメかもしれん、と思ってシンプル白米にふりかけ添付とかににしてみてもダメ。
冷たいのが嫌というのであったかい弁当をお昼直前に何度か届けてみたけど、ダメ。
とにかく色々試しましたが全滅。
箸を使った形跡すらなし 笑
で、どうしているかというと
もう一学期は食べることに期待するのは諦めました。
14時過ぎに帰ってくるので、それから家で食べさせて 続いて少なめのオヤツにします。
嫌いなものを詰め込んでるわけじゃないし 空腹に負けたら食べるだろうし、それでも食べないならお腹すいて可哀想とか知ったこっちゃないわ と。
こういう事に悶々と悩んでもいらぬストレスなだけ、と割りきりました
食べてないお弁当箱を見ても、責めたりしないようには気をつけています。
息子 「今日、お弁当全部食べた!」
私 「全部食べてくれたんや~ありがとう♪」
私 「◯ちゃんは今日のお弁当見てくれた?」
娘 「…みた」
私 「何がおった?」
娘 「うさぎさん」
私 「可愛かった??」
娘 「うん、可愛かった♪」
私 「良かった♪明日も見てね~」
娘 「明日はくまさんがいい♪」
私 「くまさんいいよ~!白くまさんやけど(笑)」
食わねーくせにリクエストかよ
みたいな瞬間もあるけど
とりあえず、お弁当の話をタブーしせず楽しい印象に変えるようにしています。
問題は兄が療育の日。
いままで療育のときは時間的に降園バスには乗らずチャリでお迎え~直行というスタイルだったのですが、お昼を食べてないまま娘を夕方まで連れ回せない、ということで 毎回早退です。
しかも二人揃って。
そもそも息子もそんなにお弁当の時間が好きではないので 娘だけ迎えにいけばブーブー言うし、どうせトレーニングがあるから2回もお迎え行きたくないし。
むしろそれで何とかなってます。
週1回は午前保育、週1回か2回(隔週)は療育で早退、週1回パン食、つまりお弁当は週に1~2回だけ。
食べないお弁当の時間が毎日続くことへのストレスが登園拒否を引き起こすくらいなら、弁当が週に1~2回なら頑張れる。
母である私の「食べてもらえない弁当作り」のストレスも軽減で一石二鳥です。
とにかく、親子ともに どうしようもない事に対して 無駄にストレスを感じないことが大切なのです。
しかしまあこんな生活を年中になってもずっと続けるわけにもいかず。
7月に予約していた発達センターで相談したところ。
「お弁当箱に 確実に食べられる好きなものを入れてみてください。菓子パンでもドーナツでもいいから、園で食べたという自信をつけることが大切」
とのこと。
発達テストの結果もふまえ 今すぐ療育に行くとかのレベルでもなさそうとの話を前提に、発達起因なのか頑固な性格なのかの判別も微妙なところであることをふまえ
これまでの経過から やっぱりこだわりの強さが原因で簡単にはお弁当が食べられる感じではないし、甘やかしに繋がるとは考えずにまずは自信をつけて 自分のタイミングで「食べてみよう」と思うまでは 食べないことを責めたり無理強いはしないようにとの事。
年中までは 今のままの対応で大丈夫だと。
私の対応でどうやら間違ってなかったようで、安心しました。
一緒に心配してくれていた担任の先生にもその旨伝えました。
ただ ドーナツや菓子パンは 他の園児への影響もあるだろうからさすがに無理かなと思っていたのに、先生は
「大丈夫ですよ。家庭の事情や方針でいろんなお弁当のお子さんがいますし、ドーナツでも構いませんよ!◯ちゃんが楽しく食べられるならそれでいきましょう」
と言ってくれました。
いい幼稚園なんですよ…ほんとに。
子どもの個性を大切にして臨機応変にしてくれる。
しかしまあ、ドーナツ丸々一個入れるのも…と思って、早速翌日に娘の好きな ポン◯リングをちぎって丸っこいボールになったものに可愛いピックを差して持たせたら失敗でした
ちぎったのがいけなかったのか
やはり見た目大事、、
ということで次は丸ごと入れてみます(笑)
そんな日々のなか
昨日嬉しいことが。
娘が突然 「今日、お魚さん食べる」 と言い出しました。
自ら言い出して、そして 鮭を 食べました!!
好きだった鮭を食べなくなって5ヶ月。
もはや食卓に置きはすれど誰も娘にはすすめなくなって 他の3人で食べていたのに
自ら突然!!
なんだか急に美味しそうに見えたんだろうか?
オヤツを少なくして空腹作戦も何度やっても食べなかったのに、突然どうしたんだろうか?
まさに、自分のタイミング。
こういうことなのね。
そして
「◯ちゃん、8歳になったら パプリカ食べる」
と言っています。
なぜにパプリカ?
ピーマンではなく?(笑)
よく分からないけど、 娘のタイミングがあるようです。
一筋の光がうっすら見えます…
これだから育児はしんどくても楽しい。
予想もしない大変さと、予想もしない成長。
この調子で、夏休みも乗り切ろう