COP10、地球環境国際議員連盟会合における写真
月曜日から始まったCOP10における、世界各国の国会議員による合同会議の写真が届きました。
あいさつの内容は先日のブログ で掲載しておりますのでご確認ください。
なお、この間、予算委員会の集中審議など公務のため、名古屋と東京を往復しながらの参加となり、初日のウェルカムパーティには出席できたのですが、世界各国の国会議員団をお見送りすることができなかったことが心残りであったとのこと。
会合自体は非常に盛り上がり、各国議員との交遊も深めることができ、非常に有意義であったそうです。
先週の日米欧総合安全保障議員評議会会合に続き、このような世界各国の議員団との交流を、日本の発展に活かしていきたいと、本日も名古屋に向かいました。
COP10に臨む-地球環境国際議員連盟会長として
GLOBE Japan(地球環境国際議員連盟)会長の前田でございます。
今年は生物多様性条約における現行の戦略計画の目標年であるとともに、国連が定める国際生物多様性年でもあります。
この特別な年に、我が国において生物多様性条約COP10を開催し、生物多様性の保全と持続可能な利用について世界の方々と議論できることは、環境立国を目指す我が国にとって大きな意義あることであります。
特にCOP10の正式なプロセスの一部として世界各国の国会議員との会合を開催することはGLOBE JAPANにとっても大変名誉なことであり、本会合開催にご尽力いただいたすべての方々に厚く御礼申し上げます。
経済がグローバル化した現代において、私たちの生活は互いに世界各地の生物多様性・生態系サービスに依存することで成り立っています。
サステイナビリティのために世界各国が互いに連携し、生物多様性・生態系サービスの回復・保全を目指して、効果的な行動が必要です。
この点、世界各国の国会議員が集まり、地球環境問題に関する立法者間の国際協力を推進する国際的な議員連盟である、GLOBEの役割は、政治プロセスの責任を担うが故にますます高まっています。
今回のGLOBE会合では、自然資本(Natural Capital)が社会の基盤をなし、経済的な価値を生み出す重要なものであるという認識を深め、その価値の評価方法や現状について議論をいたします。
“TOMOIKI(ともいき/共生)”と言う言葉があります。ワンガリマータイさんから教わりました。
「生きとし生けるものは互いにつながりあって生かされている」という意味で、マータイさんが京都で学んだ仏教語です。
人間も生物多様性・生態系サービスの中で生かされていることに思いを致し、COP10の意義を発展させましょう。
NATO議員団との安全保障を巡るミッションが終わりました
北大西洋条約機構(NATO)議員会議の一行が訪日し、外交・防衛・安全保障関係について精力的な日程をこなし、明朝、関西国際空港より帰欧されます。
ドイツのスティナー議員を団長とする11カ国20人の議員団でした。
日本側の受け皿は日米欧総合安全保障議員協議会であり、4月から私が高村前会長(元外相/自民党)の要請を受けて会長を務めています。
その後の参議院選挙や政局もあって事務局長が定まらず、私が兼任いたしました。
事務局の頑張りのお陰で訪日議員団も充実した滞在であったようです。
冷戦終結後、NATOは東欧からトルコまでカバーし、ヨーロッパのみならず世界の安全保障の柱となっています。
米国、カナダも主要構成国とする北大西洋の軍事同盟ですから、アフガニスタン戦争を「米国の戦争だ(ブッシュ大統領)」と位置付けた米国の同盟国として各国ともアフガンに参戦し、それぞれの国で大きな政治問題となっているのです。
私が主催した10月18日(月)朝の日欧議員団会議を皮切りに総理官邸、外務省、防衛省、自衛隊、海上保安庁等と意見交換をしました。
私も予算委員会など国会の合間を縫って会長としての責を果たさせていただきました。
日本のアフガン支援、対中国問題、日本の地域安全保障の方向などが関心事でした。
アフガニスタンに対する日本の大きな民生支援、NATOとも協力してのソマリア沖海賊対策、日本のPKO協力などなど、日本の継続的な世界に対する平和協力を改めて認識したようです。
ヨーロッパ諸国の政治家達にとって極東の大国日本の平和貢献は見えにくいものであるだけに非常に良い機会となりました。
ポーランド、ルーマニア、トルコなど英独仏などと複雑な歴史を持つ国々が一つの軍事同盟に集まってヨーロッパの平和を構築してきた政治プロセスを議員団との交流を通じて学ぶことになりました。
20日の夜は横須賀で自衛艦隊司令官の艦上レセプションがあり、参加いたしました。
最後に世界の平和と繁栄を祈って私が杯を挙げ、別れを惜しみました。
「健康」「省エネ住宅」推進議員連盟
健康・省エネ住宅推進議員連盟の勉強会を実施いたしました。
さて、この健康・省エネ住宅という言葉は、行政の所管としては『健康』は厚生労働省、『省エネ住宅』は国土交通省と、見事に縦割りになっております。
本日はその事を理解していただくために、厚労省に『健康・省エネ住宅』という切り口から、省としてのスタンスをお聞きしようと企画いたしました。
やはり実際にお話を伺っていると、縦割り行政の壁を強く意識され、議連の事務局長である村井議員も途中『縦割りであることがよくわかったのが収穫だ』とご発言頂きました。
住宅政策は統合政策です。
一番の障害は省庁の壁、縦割りの壁です。
そこに注目し、横串となるのが議員の役割との認識を前田武志も示しておりました。
なお、本日、健康・省エネ住宅推進議連の新役員体制が決まりました。
会 長 前田武志
顧 問 川内博史議員
会長代行 樽床伸二議員
幹事長 中村哲治議員
事務局長 村井宗明議員
「国民の生活が第一。」となる住宅政策を実現するために、前田武志も全力で取り組みます。
「安全なまちづくり」づくりに向けて
毎年多くの方が工事現場の仮設足場から墜落し、多くの負傷者と死者が出ています。
その数はなんと10年間で死者2,000人、負傷者(事故後4日以上現場復帰できない者)80,000人にものぼります。
「安全なまちづくり」の実現のためには、まちづくりに従事する現場の皆さまの安全が守られなければならないのは論を待ちません。
鳩山前首相が「友愛」を掲げ、菅首相が「最小不幸社会」を掲げる民主党は、真っ先のこの現場で危険にさらされる命を守らねばならないのではないでしょうか。
ただ、大変残念なことに、国民の財産である議員会館、現在解体作業が進んでいるのですが、その仮設足場は国交省が指導している足場ではありません。
旧式で、危険性の高い足場が利用されているのです。
実際に講演に立たれた小野辰雄さんは過去に2回の墜落経験をお持ちです。
それだけに実感のこもった公演を行ってくださいました。
また実証実験ビデオを通して、法の制定で救える命があるのだということをとても分かり易く伝えてくださいました。
会場の外に出てみると、安全ではないとされる仮設足場に取り巻かれて解体作業の続く議員会館があります。
まずはここから。
国民の命を守るための立法は議員に与えられた最重要の課題です。
いち早くこの問題が解決されるよう、前田武志も全力で取り組みます。
安全なまちづくりに向けて
本日、民主党の二つの議連、「老朽化マンション対策推進議員連盟」、「健康・省エネ住宅推進議員連盟」の合同勉強会を開催いたしました。
講師には上智大学経済学部の山崎福寿先生をお招きし、老朽化マンションの建て替え問題について、講演を頂きました。
マンションの建て替えについては、もちろん個々のマンション所有者の権利が最優先に考えられなければなりません。
一方で、1970年代に建築されたマンションは築後40年を迎え、更新の時期が近づいて来ています。
東海地震をはじめ、いろいろな危険性が高まってきていると言われる昨今において、人命という観点からも建物を見直す必要があります。
今後の活発な議論を期待するとともに「国民の生活が第一。」の政策となるよう努めて参ります。
菅首相代表続投
新聞報道などの通り、菅直人首相が民主党代表として再選されました。
菅代表も臨時党大会での選出が決まり、再選のあいさつで冒頭「ノーサイド」を宣言されましたが、今後、一致団結して国難に立ち向かいます。
この度、前田武志は小沢一郎氏の推薦人となり、党首選に臨みました。
それは小沢氏が危機的状況を突破して日本の将来に展望を開く力量と志を持つリーダーであると考えたからです。
それだけに党代表に再選された菅首相には日本の将来を切り開く民主党政権を作って欲しいと願っています。
戦後60年、日本にはまだ見えて来ぬ新たな展望があります。
それは循環型社会であり、共生(ともいき)社会です。
これら、新たな展望を実現するための具体的な政策が昨夏の衆院選で国民の信を問うたマニフェストにまとめられています。
木の文化の再興、自然エネルギーの利用、既設住宅の価値を最大化する住宅政策。
そして地域主権の実現と政治主導の徹底などです。
代表選を終えこれでノーサイドです。
菅首相には一致団結、国民の期待に応える民主党の核となって貰いたい、またそのために、前田武志も全力を尽くしてまいります。
なお、この度は党員サポーターの皆さまには大変お世話になりました。
今後ともますますのご支援ご鞭撻をいただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。