COP10に臨む-地球環境国際議員連盟会長として | 前田武志オフィシャルブログ「まえたけだよりweb版」Powered by Ameba

COP10に臨む-地球環境国際議員連盟会長として

GLOBE Japan(地球環境国際議員連盟)会長の前田でございます。


今年は生物多様性条約における現行の戦略計画の目標年であるとともに、国連が定める国際生物多様性年でもあります。


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(グローブジャパン会長として)


この特別な年に、我が国において生物多様性条約COP10を開催し、生物多様性の保全と持続可能な利用について世界の方々と議論できることは、環境立国を目指す我が国にとって大きな意義あることであります。


特にCOP10の正式なプロセスの一部として世界各国の国会議員との会合を開催することはGLOBE JAPANにとっても大変名誉なことであり、本会合開催にご尽力いただいたすべての方々に厚く御礼申し上げます。


経済がグローバル化した現代において、私たちの生活は互いに世界各地の生物多様性・生態系サービスに依存することで成り立っています。


サステイナビリティのために世界各国が互いに連携し、生物多様性・生態系サービスの回復・保全を目指して、効果的な行動が必要です。


この点、世界各国の国会議員が集まり、地球環境問題に関する立法者間の国際協力を推進する国際的な議員連盟である、GLOBEの役割は、政治プロセスの責任を担うが故にますます高まっています。


今回のGLOBE会合では、自然資本(Natural Capital)が社会の基盤をなし、経済的な価値を生み出す重要なものであるという認識を深め、その価値の評価方法や現状について議論をいたします。


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(2月に来日したワンガリ・マータイさん)


“TOMOIKI(ともいき/共生)”と言う言葉があります。ワンガリマータイさんから教わりました。


「生きとし生けるものは互いにつながりあって生かされている」という意味で、マータイさんが京都で学んだ仏教語です。


人間も生物多様性・生態系サービスの中で生かされていることに思いを致し、COP10の意義を発展させましょう。