クライシスマネジメントの専門家
元陸上自衛隊将補の矢野義昭さんがご来室されました。
矢野さんは昨年の参議院選挙にて民主党公認候補としても立候補され、御縁の浅からぬ方。
現在は岐阜女子大学にて客員教授をされながら、クライシスマネジメントの専門家として執筆、研究活動等精力的にご活躍されておられます。
本日は危機管理における組織論について、自衛隊時代の経験も踏まえながらお話をお聞きいたしました。
大震災の只中、遅きに過ぎるとのご批判を受けるかもしれませんが、この教訓を活かすための取組みを継続的に行うことが重要です。
東海地震、南海地震など、今回と同様の大災害が発生する恐れは依然高いものがあります。
国民の生命を守ることが国家の最大の役割。
前田武志も引き続き「国民の生活が第一。」を掲げ、働いて参ります。
今週の前田武志
3月
26日(土) 来客応接、地元政務活動
27日(日) 来客応接、今城隆寛氏武道功労賞 受賞記念祝賀会出席、上京
28日(月) 終日予算委員会
29日(火) 予算委員会(締め総括質疑、採決)、参議院本会議(23年度予算、討論、採決)、西岡参議院議長と打ち合わせ、財務省主計局長と打ち合わせ、明日香村村長来室
30日(水) 老朽化マンション対策議連出席、予算委員会委員部と打ち合わせ、国際経済交流財団理事来室、大河原議員と打ち合わせ、環境部門会議出席、山口二郎教授を囲む会、全公連役員と打ち合わせ
31日(木) 水制度改革議連総会出席、全公連役員と打ち合わせ、参議院本会議出席
4月
1日(金) マグ社社長来室、理学療法士会ご来室、フランス環境・運輸・住宅大臣との夕食会出席、名古屋へ移動
震災復興に向けてマグ・イゾベール社長がご来室
震災復興に向けて仮設住宅の建設が進んでいますが、本日、住宅用断熱材(グラスウール)を製造するマグ・イゾベール社のフランソワ・ザベリ・リエナール社長 がご来室になり、自社の取組みを報告に参られました。
同社は岐阜県、茨城県土浦市、茨城県明野町に工場を持ち茨城県の2工場が被災、特に土浦工場は大きな被害を受け、工場の復旧には当分かかるとのこと。
人的な被害はなかったことが不幸中の幸いでした。
さて、今回のご報告の内容についてですが、エコポイントの影響もあり、断熱材が大変な品薄の中、今回の大震災が発生しました。
さらに、マグ社を含め工場が被災して生産力が低下し、ニーズに供給が追い付かない状況です。
そこでマグ社ではまずは仮設住宅対応として世界中の自社在庫を集約するとともに、韓国、アメリカの工場で日本向け断熱材のラインを立ち上げ、できる限り円滑に断熱材を供給できるよう体制を組んだそうです。
アメリカからは5月に入荷が見込めるとのことで、仮設住宅建設を優先にしつつも、これまでの品薄で納品できずにいるお客様にもお納めできるだろうとのことです。
また、1億円を寄付金として拠出する他、これまでの設備投資計画を維持するだけでなく、さらに追加的設備投資を行うとのこと。
しっかりと復興事業を支えて頂ければ幸いです。
また、マグ社のシルビィ・シャルボニエ氏 (2月7日に民主党の健康省エネ住宅推進議連で講師を務めてくださいました)が6月に再来日を予定されておられます。
その時には前田の掲げる住宅政策の柱となる【既存住宅の断熱】について、EUの事例を講演をしてくださるとのことで、今から大変期待が高まります。
大震災という国難を乗り越えなければなりませんが、乗り越え方も考えなければなりません。
旧来の形の復興ではなく、将来を見据えたグランドデザインに沿って、新たな国創りとしてなされなければなりません。
そのためにも前田武志も積極的に多様な情報を収集し、研究を重ねております。
震災復興に向けて、前田武志は全力で取り組んで参ります。
未曾有の国難克服に向けて‐予算委員会
犠牲者が三万人を超えると思われる災害発生から二週間が経ちました。犠牲になられた方々と、そのご遺族に哀悼の誠を捧げるとともに、被災者の皆様にお見舞い申し上げます。
本日予算委員会一般質疑を終了し、明日、総理以下全大臣出席の下に締めの総括質疑を行った後、平成二十三年度予算案を採決することが決まりました。
野党が多数を占めるいわゆる「ねじれ」の参議院では内閣提出の本予算案は否決されますが、衆議院可決の本案が憲法六十条の規定により二十三年度予算となります。
未曽有の災害に政府が直ちに対応するように予算委員会は中断いたしました。マグニチュード9.0という大地震、東北太平洋岸を飲み込んだ大津波、未だ危機的状況の福島原子力発電所事故。
当委員会においても挙国一致でこの国難に当たり、国権の最高機関としての国会の責任を果たそうという意思があって、二十二日から予算委員会を再開させました。委員会質疑では被災地に直接間接に関係する議員も多く、的確かつ前向きの真剣な議論がなされました。厳しい指摘を含めて実行部隊の政府にとって意義深い質疑であったと確信しております。
まず被災者、被災地を支援し、国民が連帯してこの国難を乗り越え新しい日本をつくっていかなければなりません。そのための国会の責任を、予算委員会を通して果たして参りたいと思います。
参議院議員
予算委員長 前田武志
今週の前田武志
19日(土) 地元政務活動
20日(日) 事務所打合せ、奈良県十津川村へ移動
21日(月) 終日十津川村回り(国政報告会)、上京
22日(火) 終日予算委員会(災害関連一般質疑)
23日(水) 終日予算委員会(中央公聴会)、奈良へ移動
24日(木) 支援者弔問、大阪へ移動、支援者告別式出席後、東京へ移動
25日(金) 参議院本会議出席、環境委員会出席(委嘱審査)、政策打合せ、住宅局長レク(被災地住宅の被害判定と状況について)、中小企業庁次長打合せ、政策打合せ、奈良へ移動
東北北関東地方の鉱工業の危機について
津波で流された自動車の所有権に関する問題が報道でも問題になっておりますが、もう一つ大きな問題が生じています。
野菜や牛乳で話題になっている放射能汚染によって鉱工業が麻痺しつつあるという問題です。
福島第1原発の事故により東北、北関東地方で生産される方の工場では製造しても出荷の移動中で被爆してしまい、原材料を持ちこむ段階で被爆してしまい、そもそも原材料が被曝してしまうなど、事実上、鉱工業がストップしつつあるのです。
いま、しっかりと、しかし早急に検討しなければならないことは現行の放射能基準が本当に適正であるのかという確認です。
その上で、規制をより厳しくすることもあるかもしれませんし、緩くするかもしれません。
いずれにせよ、一番重大な事象は鉱工業において統一的な基準がないために無用の混乱を招き、それが東北関東地方の鉱工業を麻痺させているということです。
「国民の生活が第一。」の信念の下、無用な混乱や風評被害によって東北北関東地方の経済が麻痺しないよう、関係各所とともに全力で取り組んで参ります。
震災の復興に向けて-住政策-
前田武志を住政策の観点からお支え頂いている方から以下のようなメールが届きました。
**本文**
何時もお世話になっております。
今回の地震被害により、前田先生もかなりお忙しいかと思います。
くれぐれもお身体ご自愛ください。今回の被災により、壊滅状態の場所が多く、復興までは相当な時間を要することと思います。
現段階では人命救助を早急にする事が一番大切な活動ですが、復興時のことも今から考えなくてはならないかと思います。
復興するに当たり、これまでのような単なる復興ではなく、低炭素なコンパクトシティを創る事がエネルギー問題や国内経済の今後を考えると大切な事です。
単なる家を造って復興してしまえば今までと変わらず、原子力エネルギーを使わないと生活できない状況になります。
今回の原発事故により原発の普及は大変困難であると思います。。。
そうであれば、低炭素な家づくりが基本的な考えになります。
是非建設や都市計画にお詳しい前田先生が先陣をとり今後の復興計画を立てて頂ければ幸いです。
私たちに今できる事は、2年後、10年後50年後の日本の事を考えた復興を計画し実行することです。
**以上**
今回の大震災で、社会としての大変革が迫られています。
そのような状況の下で求められるのは、耐震、低炭素省エネ型の住環境整備、そして大規模なエネルギー転換です。
民主党は再生可能エネルギーの全量買い取り制度を進めていますが、もっと大規模に、もっと徹底したかたちで進めていかなければなりません。
ドイツでは太陽光発電が大いに進んでおり、すでに住戸用の電力は賄われているといいます。
日本でも同様の取り組みが進めば、来夏まで続くと言われる計画停電についても、もっと短縮できるかもしれません。
ドイツでは税理士が(1)費用は損金勘定で扱える上、(2)利益は将来に向かって繰り延べできるので、節税対策としても太陽光発電の設置を提案し、それが太陽光発電普及に大いに役立ったと聞きます。
前田武志は、この大震災の教訓を生かすためにも、大転換に向けて活動して参ります。
今週の前田武志
12日(土) 奈良へ移動、障害者を支援するみんなのNPO奈良会懇談会、森山よしふみ県議の県政報告会出席、月刊奈良インタビュー、地元政務懇談会出席後、上京。
13日(日) 西岡参議院議長と協議
14日(月) 予算委員会事務局と打合せ、予算委員会理事懇談会出席、記者懇談会出席
15日(火) 災害現場関係業界と意見交換、環境省より意見聴取、党事務局打合せ、予算委員会事務局と打合せ
16日(水) 財務省主計局長よりヒアリング、予算委員会与野党筆頭理事と協議、西岡参議院議長と協議
17日(木) 予算委員会事務局と打合せ、福島原発事故報告会出席
18日(金) 参議院本会議出席、予算委員会理事懇談会開催、西岡参議院議長と協議、岡田幹事長と協議後、奈良へ移動
自衛隊の皆様に心より敬意を表します
本日、福島第1原発に陸上自衛隊のヘリ2機が消火活動を行いました。
確実に被爆、それもきわめて多量の放射線を浴びる事が分りながら現場に飛び込まれたパイロット、ロードマスターの皆さまに対し、心より敬意を表します。
また、機材の整備、着陸後の万全な除洗、受け入れ態勢を担当する、今回の消火活動にかかわるすべての皆さまの、自己の犠牲を省みることない救援活動を行ってくださっていることに心より感謝申し上げます。
皆さまが無事、ご家族のもとに健康に帰ることができることを心よりお祈り申し上げます。
警察による消火活動も予定されております。
福島第1原発の事故対処がうまくすすむ事をお祈り申し上げます。