皆さまの想いを被災地に届けます
防衛省より被災地域へ各種救急物資を輸送するため、自衛隊が輸送体制を整えたと報告がありました。
具体的には救援物資を寄付・提供して下さる方に、指定した日時に指定の駐屯所、基地等へ物資を持ちこんで頂くと、被災地域に自衛隊が輸送するというものです。
生モノやガスボンベなどは受け付けれないとのことですが、水やレトルト食品、日用雑貨など各種生活用品を被災地に届けてくれるそうです。
なお、窓口は都道府県が中心となることが決定しております。
皆さまの町で、回覧板などで、この情報が伝わった際は、ぜひ、被災地の皆さまへ応援をいただけますよう宜しくお願い申し上げます。
フランス外務省のアドバイス
フランス外務省が日本に滞在するフランス人に以下のようなメッセージを出しています。
・福島原発より250キロ離れている東京においては放射能に対して特別の防護措置は不要であるが、【水】【食糧】の調達を怠らず、状況に応じて【家屋の隙間を埋め】きれるよう準備すること。
・不要不急の在留フランス人は、関東地方から離れることを勧める。
「福島原発はチェルノブイリ原発事故未満、アメリカスリーマイル島事故以上」と危機を表明する原子力先進国・フランスが客観的な指摘をしております。
状況を甘く見てはいけない、しかし、必要以上におびえてはいけないというメッセージを出しています。
前田武志にとってもなじみ深いフランスですが、この具体的な指摘を真摯に受け止めなければなりません。
福島第一原発の危機が回避されるよう
自衛隊は14日20:56「福島第1原発2号機が危険な状態のため、オフサイトセンターから郡山駐屯地へ移動(但し、CRF副司令以下14名はオフサイトセンターに残留)」と活動状況を報告しました。
毎日新聞には移動したのが中央特殊武器防護隊150人など計180人となっております 。
福島第1原発4号機の火災が起きた際は消防に報告するも自然鎮火との報告と放射能が危険で近づけないという報告が同時になされました。
東電の職員も放射能が危険すぎて70名ほどを残して、後方に撤退したと報道がされています。
米軍も風向きが変わり空母の放射能汚染を避けるために仙台沖から移動を開始しています。
福島第一原発の現場で実際に事態を鎮静化できる能力を持っているのは誰なのでしょうか。
安全、心配ないとの報道の下で避難地域、屋内退避地域は順次拡大し、遂に半径30キロ、約1350平方㌔もの広大な地域が対象となってしまいました。
現場で頑張ってくださっておられる皆様に心より敬意を表するとともに、命を掛けた現場の努力をどのように活かすかは行政の長たる菅内閣総理大臣の手腕次第です。
情報を並べる限り、福島第1原発は極めて危険な状況にあると判断されます。
この危機が回避されることを心より祈るとともに、震災支援のための立法、予算措置などにはそう急に対処し、「国民の生活が第一。」の信念の下、活動して参ります。
福島の現場の写真が世界を駆け巡っています
このような写真を映画以外で見たことがあるでしょうか。
これが首都東京からたった250キロ離れた福島第一原発の周辺の状況です。
フランス政府は東京から脱出するよう呼び掛けています。
特段の要件がない限り、とりあえず数日間、東京を離れることが必要なのではないでしょうか。
国内の情報は非常に限られています。
是非、海外の情報も参考にしながら、行動してください。
なお、福岡行きの飛行機はすでに今日、明日とも満席ということです。
動く時は素早い対応をお願いいたします。
(前田武志秘書記)
被災地周辺で経産省が安全を確認している発電所について
経済産業省資源エネルギー庁より発電所に関する情報が届きました。
【すでに安全が確認されている発電所】
下記の発電所については、すでに経産省から安全との確認情報が届いています。
・東通発電所 (青森県下北郡東通村大字白糠字前坂下34-4)
・六ヶ所再処理工場 (青森県上北郡六ヶ所村弥栄平地区)
・東海第二発電所 (那珂郡東海村)
・浜岡発電所 (静岡県御前崎市)
・柏崎刈羽発電所 (新潟県柏崎市と同県刈羽郡刈羽村)
・泊発電所 (北海道古宇郡泊村大字堀株(ほりかっぷ)村)
【女川原発と福島第2原発について】
● 女川原発は1,2,3号機まであるようですが、3機とも自動停止し、1,3号機については既に冷温停止済みとのこと。最後の2号機も早々に冷温停止がなされることを祈ります。
● 福島第2原発は1,2,3,4号機まであるようですが、4機とも自動停止し、1,2,3号機についてはすでに冷温停止済みとのこと。最後の4号機も早々に冷温停止がなされることを祈ります。
福島第一原発の惨状はすでにマスコミ等にてご存じの通りです。
これ以上被害者を出すことなく事態が収拾されることを心よりお祈り申し上げます。
各国大使館の情報より
外務省から取り寄せた情報をお知らせします。
【フランス】
・自国民に対して日本への渡航は控え、延期するよう強く勧告。
・特段の要件がない限り日本在留フランス人は関東地方から数日程度離れるよう強く勧告。
【韓国(3/13)】
以下の三段階で対応を呼びかけ。
・福島原発より30キロ圏内への旅行制限。
・茨城、岩手、青森、福島、宮城5県への旅行自制。
・東京、千葉への旅行留意。
【米国(3/13)】
・日本への渡航自粛要請。
・出国希望の際は航空会社へ相談すること。
【ドイツ(3/13)】
・東北地方での滞在を警告。
・渡航自粛要請。
・福島原発周辺、東京・横浜県内いるドイツ人に対し、日本滞在の必要性を検討し、不要の場合、特に子持ち世帯は民間航空会社を利用して出国するべき。
【ロシア(3/13)】
・日本滞在ロシア人の安否確認支援作業を実施。特に仙台市地域に注力。13日には衛星通信設備を持った領事館員が仙台入り。
・ロシア政府は帰国に際してはアエロフロートで速やかに帰還できるよう努めている。
上記、特にドイツ、フランス外務省の見地に基づき、特段の要件がない場合は関東地方から数日間(週末まで)離れ、様子を見ることが良いと判断されます。
なお、すでに永田町のコンビニでは夜の配達がなかったようで、食品類の供給が細っている可能性があります。
また、買占め活動も各種マスコミで報道されております。
まずは何も起きないことを期待しておりますが、印鑑、通帳、現金を準備し、移動できる用意だけはされることを御検討される方が良いものと思われます。
(前田武志秘書記)
被災地域復興のためのボランティアをお考えの皆さまへ
常時流れる被災現場の悲惨さは筆舌に尽くしがたいものがあり、前田武志も大変心を痛めております。
また、多くの方が災害復興のために被災現場でのボランティア活動をご検討のことと思います。
しかしながら、被災現場への交通は制限され、現場の安全が未だ確保されておりません。
特に通信環境については、自前の装備を持つ警察、自衛隊、米軍を除けば、大変貧弱な状況にあると予想されます。
そのため、ボランティア活動に向かうことが二次災害の引き金になりかねない状況です。
民主党政権は辻本清美氏を災害ボランティア担当補佐官に任命し、復興へ向けて大きな一歩を踏み出しましたが、現時点においては、ボランティア活動をご検討されておられる皆さまに対し、何ができるか、そのための万全の準備を整えて頂きつつも、警察、自衛隊、米軍による現地での活動を注意深くご覧いただき、活動の環境が整うタイミングをお待ちいただけますようお願い申し上げます。
特に本日、福島第1原発3号機において爆発が生じ、放射能被害の状況もこれから詳しく調べなければならないという状況にあります。
大規模な余震の発生する確率も依然非常に高い状況にあります。
現場で被災した皆さまへの想いは前田武志も同じです。
それだけに皆さまにおかれては、特に安全が確保されるまでの今後数日から一週間、何卒、自制心を持って、復興支援活動に向けた準備にあたっていただけますようお願い申し上げます。
通信回線、ゆうちょ払い戻しについて
総務省より、以下のような情報提供を受けております。
・NTT東日本より以下が利用不可とのこと。
◆加入電話 約88万回線(13日15時)
◆ISDN 約12万回線(13日15時)
◆フレッツ光り 約51万回線(13日15時)
・NTT東日本より新潟、長野、山梨、神奈川県以東17都道府県において無料化されたとのこと。(13日15時)
・NTTコミュニケーションズより仙台の中継回線が切断された状況にあるとのこと。(13日15時)
・KDDIは約22万回線が利用不可とのこと。(13日15時)
・NTTドコモより基地局約4900局が停波中とのこと。(13日15時)
・AUより基地局約2600局が停波中とのこと。(13日15時)
・ソフトバンクより基地局約1900局が停波中とのこと。(13日15時)
・イーモバイルより基地局約300局が停波中とのこと。(13日15時)
【ゆうちょ銀行での貯金の払い戻しについて】(13日15時)
以下のゆうちょ店舗は被災したため、払い戻しできません。該当店舗以外のゆうちょ銀行をご活用下さい。
(北海道)フィッシャーマンズワーフ局
(青森県)二川目局
(岩手県)八木局、大船渡大通局、赤崎局、陸前小友局、細浦局、広田局、綾里局、大船渡猪川局、吉浜局、今泉局、米崎局、竹駒局、島越局、平井賀局、三陸局、陸前高田局、野田局、釜石局、小本局、久慈湊局、大船渡局
(宮城県)仙台南局、気仙沼南町局、気仙沼市場前局、気仙沼浜町局、大谷局、?上局、仙台荒浜局、仙台蒲生局、浦戸局、塩釜局、吉田浜局、大代局、塩釜新浜町局、下郷野局、仙台空港内局、玉浦局、下の郷局、多賀城名月局、山元局、坂元局、浜吉田局、荒浜局、亘理局
(福島県)真野局、原釜局、松川港局、豊間局、請戸局、釣師浜局、磯部局、新地局、江名局、蛯沢局、飯?局、久ノ浜局、四倉新町局
(茨城県)川尻局、大洗局
(千葉県)飯岡局、浦安富岡局、市川塩浜局、新浦安北局、日向局
(東京都)石神井公園前局
(神奈川県)川崎駅西口局
(長野県)堺局、野田沢局、平滝局
航空自衛隊松島基地、警察について
防衛省より情報がありました。
・松島基地は休暇等の10名を除き、隊員と連絡が取れたそう、現在のところ死者はいないそうです。
・松島基地の滑走路の一部が復旧し、ヘリが救援活動を開始したそうです。
・通信環境は限定的。
警察庁より情報がありました。
・警察は独自回線が確保されており、被災地との指揮系統は維持されているそうです。
心配されておられる方々のことを鑑み、情報を公開させて頂きました。
引き続き、鋭意状況の確認を進めて参ります。