「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」 ★★★☆~サム・ライミ節満載のホラー系 | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2022』の掲載にあたって

 
サム・ライミ節満載のホラー系ヒーロー
★★★☆
(C)Marvel Studios 2022
 
(2022年/アメリカ/126分/Doctor Strange in the Multiverse of Madness
 
【 製作 】
ケビン・ファイギ
 
【 監督 】
サム・ライミ
 
【 出演 】
ベネディクト・カンバーバッチ

エリザベス・オルセン

キウェテル・イジョフォー

ベネディクト・ウォン

ソーチー・ゴメス

マイケル・スタールバーグ

レイチェル・マクアダムス

 


 

【あらすじ】

 

 スパイダーマンの願いをきっかけにマルチバースに接続してしまってから5か月後。

 かつての恋人クリスティーンの結婚式に出席していたストレンジは、怪物に襲われている少女アメリカを救う、彼女はマルチバース間を移動する能力を持っているが、まだ自分で制御できなかった。

 何者かがアメリカの命を狙っていると確信したストレンジは、仲間のワンダに協力を依頼するが、実はワンダこそがアメリカの能力を狙った黒幕だった。

 ストレンジはワンダの暴走を止めるべく、マルチバースを駆け巡るのだがー

 

 

【コメント】

 

 ゴールデンウィーク十連休という大型連休を実家・盛岡で満喫中の今日この頃。大雨でクソ寒かったり27度の夏日だったりとせわしない気温でありますが、仕事を忘れてゆったりと過ごしております。

 そんな中、地元の親友と観に行くぞとスケジュールされていたのが、お待ちかねマーベル・シネマティック・ユニバースの最新作である本作です。

 本作は言わずもがな2017年『ドクター・ストレンジ』の続編であり、年初めに公開されたMCUの傑作『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』に続く作品で、マルチバースが開かれてしまいとりあえずは閉じた状態からどうなっていくのかが非常に気になるとともに、あの旧「スパイダーマン」シリーズの監督であるサム・ライミが監督したということで、とても楽しみにしていた作品であります。

 しかも!“あの”マーベルキャラクターがサプライズ登場するとの情報を得ていたので、公開初日、さっそく友人と「盛岡フォーラム」に足を運んだ次第です。ちなみに今回は時間調整上吹き替え版での鑑賞と相成りました。

 

(C)Marvel Studios 2022

 

 いや~満足満足、とても面白かったです!『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』から続く“マルチバース”の世界観が本作ではこれでもかというくらいふんだんに盛り込まれ、あれよあれよという間に急ピッチで話が進んでいく。2時間なんてあっという間に過ぎるくらいテンポが速く片時も目が離せない。しかも、これぞサム・ライミと思わせるホラー展開が後半に行くにつれて表現されていて、サム・ライミ節が炸裂したホラーテイストのアメコミヒーローとなっていて、ある意味MCU作品群の中でも異色作と言っても過言ではないでしょう。

 

 とにかくテンポがとても早いうえに、聞いたこともないマルチバース特有の固有名詞が飛び交うし、あらゆるマルチバースに飛び回ったりするので、頭の中で整理ししながら見るのが結構大変なのは確か。そんな中で、これまでアベンジャーズとして戦ってきたワンダ(スカーレットウィッチ)がまさかのヴィラン化で大暴れ、血みどろでストレンジたちに襲い掛かったかと思えば、ゾンビストレンジが墓中から飛び出してワンダと対峙するというトンデモ展開があったり(ここら辺がサム・ライミ節炸裂シーン)と、とにかくこれまでのMCUにはないぶっ飛んだ感じが詰め込まれていて、サム・ライミという監督の手腕を知らない真摯な?MCUファンは、あるいは受け入れられない仕上がりになっているかもしれません。サム・ライミ好きの僕としては終始ニヤニヤしながら観ていましたが。

 

 しかも!本作では、なんとあの「X-MEN」シリーズのハゲ爺さん“プロフェッサーX”がサプライズ登場!大人事情でいうと、マーベルヒーローでありながらX-MENは20世紀フォックスが版権を所持しているため、これまでのMCUには登場してこなかった(ワンダ=スカーレットウィッチはX-MENですが登場している)わけですが、ここへ来てまさかの合流。背景としては、20世紀フォックスがディズニー傘下に入ったことにより(今は20世紀スタジオ)、同じ傘下のマーベル・スタジオと連携しやすくなったわけですね。

 プロフェッサーXは本作ではマルチバースの住人として“イルミナティ”のトップとして登場して、意外とあっさり殺されてしまうわけですが、スパイダーマンと同じように今後X-MENと同じ世界観を共有することができれば、MCUはさらに面白くなっていくことと期待しています。

 

(C)Marvel Studios 2022

 

 ちなみに、本作はネットドラマ「ワンダビジョン」の続編的位置づけでもあって、ワンダがいかにして本作のようにヴィランと化してしまったかが分かるようです。残念ながら僕は未見のため、機会があればぜひとも視聴したいと思っておりますが、映画以外とのリンクが多くなると、ちょっとMCUに付いてくの大変だなーとも感じている今日この頃です。

 そんなMCUですが、本作のラストではまた新たな謎のキャラクターが登場して続編を匂わせておりますので、更なる展開に期待が持てますね。とりあえずは、7月に公開の『ソー:ラブ・アンド・サンダー』を待つこととします。

 

 

【2022年度 Myランキング】(5/4時点)

 

 本作は、本年度のベスト10中4位(暫定)にランクイン。

 盛岡寒かったり暑かったり。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ★★★★☆

  2位:さがす ★★★★

  3位:ザ・バットマン ★★★★

  4位:ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス ★★★☆

  5位:ウエスト・サイド・ストーリー ★★★☆

  6位:SING シング ネクストステージ ★★★☆

  7位:TITANE チタン ★★★☆

  8位:ゴーストバスターズ アフターライフ ★★★☆

  9位:ナイル殺人事件 ★★★☆

 10位:ブラックボックス 音声分析捜査 ★★★☆

 次点:クライ・マッチョ ★★★☆

     

     

     

 

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:大怪獣のあとしまつ ★★☆

  2位:ホリック xxxHOLiC ★★☆

  3位:

 

<その他ランク外一覧>

ノイズバイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ嘘喰いコーダ あいのうたヤクザプリンセスHOMESTAY ホームステイアクセル・フォールレッド・ブレイクガンパウダー・ミルクシェイクKAPPEI カッペイ特捜部Q 知りすぎたマルコモービウスナイトメア・アリーTUBE チューブ 死の脱出


 
 
『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

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