「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」 ★★★★☆~これを実現させたMCUに拍手喝采!!! | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2022』の掲載にあたって

 
これを実現させたMCUに拍手喝采!!!
★★★★☆
(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

 

(2021年/アメリカ/149分/Spider-Man: No Way Home)
 
【 監督 】
ジョン・ワッツ
 
【 出演 】
トム・ホランド
ゼンデイヤ
ベネディクト・カンバーバッチ
ジェイコブ・バタロン
アルフレッド・モリーナ
ジョン・ファブロー
ジェイミー・フォックス
ウィレム・デフォー
マリサ・トメイ
J・K・シモンズ
 

 

【あらすじ】

 

 ミステリオを倒した“スパイダーマン”ピーター・パーカー。しかし、ミステリオが残した映像をタブロイド紙が世界に公開したことで正体を暴かれてしまう。

 マスコミに追われる身となってしまったピーターは、MJやメイおばさんに危険がおよばないよう、ドクター・ストレンジに助力を求め、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼む。しかし、魔術が失敗してしまい、他の世界“マルチバース”が繋がってしまい、数々のヴィランがこの世界に集うことになってしまう―

 

 

【コメント】

 

  さあ、2022年の映画鑑賞もいよいよスタート!

 ということで、トップバッターを飾るにふさわしいマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新作であり、2017年『スパイダーマン:ホームカミング』、2019年『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』に続く第3弾である本作を鑑賞。

 僕は常々、「スパイダーマン」シリーズはサム・ライミ版が至高!と言っていたのですが、今回のスパイダーマンは、なんとマルチバースという世界観をうまく利用して、サム・ライミ版とアメイジング版のヴィランたちが一堂に会するというとんでもない内容になっているようで、前評判もかなりよさそうだしこれは絶対に観なきゃ損だぞと一気に期待値がアップ、折しも帰省先・盛岡で友人と観ようと計画していたものの都合が合わず、一週遅れで金曜の仕事帰りに「立川シネマシティ」にて鑑賞した次第です。

 一週遅れが仇だとなったのか、パンフレットが売り切れで入荷も未定。他の劇場に行っても同じ状態で、評判の高さが伺えます。仕方なくパンフレットは割高でしたがAmazonにて購入しました。

 

(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

 

 凄い!これは凄いぞ!!!個人的にはMCU版スパイダーマンはそれほど買っていなかったんですが、ここにきて3部作中どころかMCUシリーズの中でも屈指の完成度を誇る最高傑作がここに誕生しました!!!長尺の2時間半なんてあっという間、僕の中で数あるMCU作品の中でもベスト3に入るくらいの作品だと確信しておりますよ、これは。

 上記でも書いたとおり、サム・ライミ版とアメイジング版のヴィランたちが登場するわけですが、そのヴィランを演じた“グリーン・ゴブリン”ウィレム・デフォーや“ドック・オク”アルフレッド・モリーナ、“エレクトロ”ジェイミー・フォックスたちが本作に集結するんです。全く世界観に繋がりのなかった各シリーズが、マルチバースという世界観の名のもとに演じた本人が集うんです。

 

 これだけでも凄いのに、これだけじゃあないんです。これはおそらく本作における重要機密事項なんだと思いますが、公開されたのでネタバレしちゃいます。ヴィランだけじゃなく、歴代のスパイダーマンも集結するんです!そう、サム・ライミ版のトビー・マグワイア、アメイジング版のアンドリュー・ガーフィールドがピーター・パーカーとして登場するんです!これもマルチバースの影響によるものなんですが、映画後半、MJたちがピーターの居所を探しているところで2人が登場し、本作のトム・ホランドとともに3人のスパイダーマンが共闘してヴィランたちに立ち向かうわけです。

 

 ヴィランだけじゃなく、歴代のスパイダーマンまでもが本作に集う。こんなドリームな映画今まであっただろうか。これまでリブートリブートで“大人の事情”でもって繰り返してきたスパイダーマンというコンテンツが、マルチバースという世界観でそれを逆手にとって一つの作品とする。本作はアイデアもさることながら、これを実現させたMCUの手腕に拍手を送りたいですね!

 しかも単なるドリーム競演だけでなく、ストーリーもほんとに良い。マルチバースの原因ピーターお前だろとか、メチャクチャにしてるのピーターお前じゃねぇかとかツッコミどころがないわけではないが、そこはまだ若さゆえの半端なヒーロー。自分が蒔いた種でメイおばさんが死に、大切な友人も記憶から忘れてしまう。それでもスパイダーマンとして、アベンジャーズの一員として悪に立ち向かっていく雄姿。これでまたピーター・パーカーがまた一回り成長したわけです。そう、スパイダーマンはシリーズ一貫して青春ドラマでありピーターの成長物語なんです。そう思えば、自業自得だろなツッコミなんてどうでもよい。とにかく本作はMCUでも屈指の面白さを誇る作品であることに間違いはありません!

 

(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

 

 最後に、もうひとつ気になっていた『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』とのリンクですが、残念ながら直接的な対峙はありませんでしたね。会話の中でヴェノムらしきヴィランと戦ったという話はあったのでこれで終わりかーと思っていたら映画終了後、確かに登場しました!おまけのお楽しみ映像ですね。

 これでいちおう3部作は完結っぽい感じですが、また近いうちにスパイダーマンは復活するでしょう、必ず。その時こそヴェノムとの戦いが見られるかもしれません。

 

 

【2022年度 Myランキング】(1/14時点)

 

 本作は、本年度のベスト10中1位(暫定)にランクイン。

 幸先の良いスタートですな。 

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ★★★★☆

  2位:

  3位:

  4位:

  5位:

  6位:

  7位:

  8位:

  9位:

 10位:

 次点:

     

     

     

 

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:

  2位:

  3位:

 

<その他ランク外一覧>

 


 
 
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

 

 

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