まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,646号)

○新聞に臨床心理士の東畑開人が「ここ数年、本を読めないことについての本の多くがベストセラーになった」と書く。また「『読書離れ』の最終局面かもしれない」と。

 

○どんな本かとアイさんに聞くと(AIのことをアイと言う)稲田豊史『本を読めなくなった人たち』や若松英輔『本を読めなくなった人のための読書論』などがある。本を読まない人や読まなくなった人はこの本も読まない。それが「ベストセラー」だ。はたして誰が読んでいるのか。

 

○「最終局面」で連想するのは、18時以降のスーパーだ。夜近くで割引シールが貼られる。貼るのを横で待ってるおっちゃん(私)まで居る。閉店が決まった百貨店の営業最終日にお客が殺到する。「最終局面」に関する本を買う人が多く「ベストセラー」になるのはそれに近いように思う。

 

○東畑氏は、読書離れは「個人的なものとそれを守る力全般が危機に瀕している兆候」だという。スーパーに行くおっちゃんは、4割引の天ぷらをゲットする力全般が危機に瀕している、屈ッ。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,645号)
 

【金曜日は過去の号を再録します】

○ドイツやデンマークの幼稚園では、雨天でも外で遊ばせる。「天気が悪いのではなく服装が悪い」と、カラフルなヤッケの子が泥んこになってはしゃぐ・遊ぶ。

 

○日本の母親は「汚れる」「不衛生」「風邪ひく」「怪我する」と子供の楽しみを奪い、自分の事しか考えていない理由で反対する。風邪をひいたら「ソレみたことか」と言う。そんな親の子だから風邪をひいたのに。

 

○英国紳士は日々傘を持つが、実際には雨が降ってもあまり使わない。雨の御堂筋(欧陽菲菲)で観察すると、大半がビニル傘。コートの熟女も、背広の紳士もビニル傘。視界が確保できどこに忘れてもよいので気楽であるが、なんだかなぁ。

 

○釣り道具屋の店先で帽子のような笠が置いてあって、思わず買いかけたがアレで電車に乗ると夕刊に載りそうなので止めた。萬屋錦之介は「破れ傘刀舟悪人狩り」で「てめえら人間じゃねえ!叩っ斬ってやる!」と悪人を斬っていくが、いつしか雨がシトシト降るという演出が憎い。「子連れ狼」の主題歌では雨の様子を「しとしとぴっちゃん」としたが、表現が巧いねェ。(2012年2月23日号)

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,644号)
 

○作家の柴崎友香が、新聞に面白いことを書いている。「電子書籍を、音声朗読版ではなくスマホやタブレットの読み上げ機能を使ってときどき聴く」と。その際にAIは漢字の読みを間違えるという。柴崎さんは「不思議な読み方をする」と報告している。

 

○例えば「大西洋」を「おおにしひろし」と読むらしい。柴崎さんは「『洋』を『ひろし』と読む方が難しい気がする」と考えている。で「エリザベス一世」は「エリザベスかずよ」と読むらしい。山田花子の「エリザベスよ!」以上のインパクトがありますな。

 

○あまつさえ、「金持ち」を「きんもち」と読む。柴崎さんは「金」は「かね」「きん」「こん」と読むかは「前後を参照するしかない」と言う。また「黄金」は「おうごん」とも「こがね」とも読め、双方間違いではないだけに奥が深い。

 

○仮に「金水正」という名前の人が居たとしたら「きんすいせい」と読むかも知れない。或いは「こんすいしょう」か。なんだか「こんちくしょう」みたいだね。人の名前で遊んではいけませんよ。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,643号)

○日めくりが大小2つある。小にことわざ、大に格言がある。それを日々書写する。元旦「初心忘れるべからず」に「その日その日が一年中の最善の日である(エマーソン)」だ。

 

○ことわざと格言がリンクする。6月12日「猫の手も借りたい」に「一日延ばしは時の盗人である(上田敏)、5月22日「下手は上手のもと」に「想像力は知識よりも重要である(アインシュタイン)」など。

 

○あまつさえ、新聞トップ記事の見出しを書写するが、それがリンクする。2月15日「男女賃金格差縮小鈍る」に「脱皮できない蛇は滅びる(ニーチェ)」や、2月18日「りくりゅう『金』」に「志を立てるのに遅すぎるということはない(ボールドウィン)」、6月2日「食卓の味方鶏肉が高騰」に「望みを持ちましょうでも望みは多すぎてはいけません(モーツァルト)」など。

 

○奇跡的に見出し、格言、ことわざがリンクする。6月11日「デジタル教科書正式導入」に「子供には全ての最も大きな可能性がある(トルストイ)」に「雨降って地固まる」や、1月30日「中道、巻き返しへ組織戦」に「約束は必ず守りたい(菊池寛)」に「去る者は追わず」だ。教訓萌え。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,642号)

○ボーナスシーズンが到来のようで、多くの量販店ではセールがはじまっている。会社によっては先週末に支給された所もある。役所の賞与はもう少し先か。いずれにしても然るべき組織に居ればボーナスをもらうことができる。

 

○私も38年間に亘り会社から賞与をもらってきた。ドリフのネタでは、割り箸に刺した茄子を支給するシーンを覚えている。経営者の本心を突いているように思う。

 

○49歳時点で引っ越すこととなり、84歳までの35年ローンを組んだ。借りる方も借りる方だけど貸す方も貸す方だね、しかし。ローンはようやく折り返し地点だ。箱根駅伝で言うと芦ノ湖辺りか。

 

○定年し、その後退職した。当然ボーナスは無い。分かっていたことではあるが、悲しいし寂しいし、物理的にヒモじい。あまつさえ住宅ローンの賞与月払いというのが年2回もあり、ボーナスが無いからといって容赦してくれるものではない。月賦だけにゲップが出るぜ。

 

○しかしだ、前期高齢者には年金がある。年金は偶数月の15日に2カ月分貰えるのじゃよ。6月15日という事は、今日じゃないか。いとうれしかなし。わははは。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,641号)

【金曜日は過去の号を再録します】

○新聞や雑誌では写真を適度に配置した方がよい。特に人の顔があると紙面が活きるという。拙宅のあるM駅からD駅まで歩く。その間「顔」に幾つ出会うか。

 

○自転車屋Dに小籔千豊の顔が貼ってある。いつでも出張修理するらしい。共産党の志位和夫が私を見て笑ってる。なかなか見慣れることのできない顔(失礼)だが、もう大丈夫だ。リサイクルショップKの店頭でマフラーみたいなものを巻いた石田純一が笑っている。小籔⇒志位⇒石田と洗練度は上がっている。

 

○次はENEOSのゴリラで、ドンキホーテのペンギンだ。D駅到着寸前にお好み焼き「きん太」の金太郎だ。よくみるとマサカリの代わりにコテをかついでいる。参院選が公示され、選挙ポスターが現れた。大阪選挙区は確か9名出ているのだが、ポスターは8枚。

 

○私が1駅間で出会った顔は、小籔⇒志位⇒石田⇒ゴリラ⇒ペンギン⇒金太郎だ。恐らく渋谷・代官山間では出会わない顔か。どんな顔に出会うかでその町の程度や民度を占うことができる。(2016年6月27日号) 

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,640号)

○「奈良監獄ミュージアム」が開館した。手掛けたのは星野リゾート。奈良監獄は「五大監獄」のひとつで、その中で唯一現存するもの。

 

○設計したのは建築家の山下啓次郎。山下は五大監獄のすべてを設計している。明治政府が司法の近代化の方針を示すため、西洋式の監獄の建設を急いだ。奈良以外には金沢、千葉、長崎、鹿児島にある。

 

○山下啓次郎は、ピアニスト山下洋輔の祖父である。その事実を発見したのは建築史家の藤森照信さんだ。藤森さんのモットーは「現物を見る、資料をすべて調べる、建築家の遺族に会う」だが、山下啓次郎の遺族が分からなかった。冗談で「孫はジャズの洋輔だったりしてね」と言っていたら本当だった。その顛末は山下洋輔の『ドバラダ門』に詳しい。ドバラダ門は鹿児島監獄の正門のこと。この本『ドバラダ門』は世紀の奇書と言ってよい。

 

○有名な網走監獄は、木造建築である。「昭和の脱獄王」と呼ばれた白鳥由栄は、網走からも脱獄している。この脱獄王の顛末は、吉村昭さんの『破獄』に詳しい。五大監獄は石と煉瓦で頑丈に作られており威厳を持つ。脱獄王が五大監獄に入れられていたとしても大人しくしていたと思う。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,639号)

○拙宅は集合住宅の7階にある。因って高さ10m程度までは飛べる蚊はいない。しかし、エレベーターに乗って上がってきたり、風に乗って飛んできたりして、年に数回は屋内にも蚊を見ることがある。

 

○その他、カメムシやゴキブリ、ハエやハチなども時折私を襲撃しにやってくる。その際には必殺技の防虫スプレーをスペシウム光線の様に浴びせ倒し、防御する。私は善良な小市民の庶民の臣民なので、虫さん達を殺戮したい訳ではない。私の眼前から除外したいだけなのだ。しかし、スプレーの缶には「殺虫剤」と書いてある。嗚呼、この不条理この上ない実情よ。

 

○金鳥のホームページには「殺虫剤・虫よけ」と書いてあるが「よけ」るものでも結果的には殺してしまう傾向が強い。アース製薬は近年「殺虫剤」を「虫ケア用品」と言い換えている。金鳥の本社名は「大日本除虫菊株式会社」なので、蚊取り線香は「殺虫線香」ではなく「除虫線香」なのである。

 

○蚊サイドから言うと「除虫とは言え、あれでも死ぬのよワシら」ということにはならぬか。嗚呼、無情。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,638号)
 

○昭和の頃「大統領のように働き、王様のように遊ぶ」のが理想だと言う人が居た。当時の大統領はカーターやレーガンの時代。理知的でジェントルで、ユーモアがあり、世界中に気を配る。王様のイメージはルイ14世などか。

 

○日本には大統領も王様もいない。よって「総理大臣のように働き、天皇のように遊ぶ」か。高市早苗首相は「働いて×5」の人だ。令和の天皇は私と同い歳だ。仕方ない。分母を狭めるとどうか。「知事のように働き、検事のように遊ぶ」か。知事も決してイメージが良いとは言えず、検事が遊ぶと碌なことがない。

 

○分母をもう少し広げるとどうだ。「国連総長のように働き、アラブの石油王のように遊ぶ」。これはいいね。最近不甲斐ないとはいえ国連総長は平和を希求しているし、石油王は湯水のように、あいやガソリンのようにじゃぶじゃぶ大金を使う。

 

○でも共に日本には居ない。時代を変えてみよう。「将軍のように働き、空海のように遊ぶ」。真面目な人だったらごめんなさい、空海さん。

 

○所詮こんなところか。「村長のように働き、老人会会長のように遊ぶ」。オジン臭っ。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,637号)

【金曜日は過去の号を再録します】

○「アップダウンクイズ」では全問正解者にスッチャデスがレイを掛けていた。小池清は「夢のハワイへご招待」と言った。ハワイは夢であった。

 

○私の「世界一周」の夢。ソウルで『練習問題』を解いた。ヨルダンでセンタンのあんまんを食べた。ベーリング海峡で草を刈ったら手が真っ青になった。復活の日は近いぞと思い渡米したらバークレーで卒業していた。

 

○私は戸板に乗って渡イタ(イタリア行き)した。浴衣に着替えてユカタン半島観光をした。ミニスカガイドが「次は豪州です」と言ったのでオーストラリアかと湖で豪州娘を探したがそれは琵琶湖で、ジジババが江州音頭を踊っていた。

 

○私鉄沿線で野口五郎岳に登ったが、寒いので吉村昭を偲んで越後湯沢に行った。キリストの墓参りがしたくなったので、どこ? とミニスカに聞いたら「ヘライ村ですっ」と言ったので行ってみたらそれは青森でもっと寒かった。

 

○ミニスカが「シモキタでイケテルミニスカが買いたい」と言ったので、下北沢か?と思ったら下北半島の先端の万屋だった。「ミス花子」のライブに行ってみたら「ミス花子」は昭和23年生まれの鍵谷和利というオッサンで「河内のオッサンの唄」を歌っていた。私の十八番だったので輪唱しようと馳せ参じたところで目が覚めた。(2009年8月19日号)

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。