まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,517号)

○新聞によりますと、昨日行われた茨城県神栖市の市長選挙で、現職の石田進氏と新人の木内敏之氏の得票が1万6724票で同数となり、くじ引きで木内氏が当選した。

 

○得票が同数の場合はくじ引きということになっている。まず、くじを引く順番を決める予備抽選のあとに本抽選をするらしい。予備抽選をどちらが先に引くかの抽選は要らないのか。

 

○本抽選では若い数字を引いた方が当選となるらしい。石田氏には「2」が鬼門になった。「だから予備抽選をどっちが先にするかの予予備抽選をして呉れっつーたろーがっ!」等と暴れることなく幕は閉じた。

 

○神栖市の人口は9万3388人で、有権者数は7万6130人。投票率44%で3万3667票あり、無効の219票を引いた3万3448票が真っ二つに割れた。投票率が過去最低だったことで「あと一人投票していれば」という意見があるが、それはアフターフェスティバル、あとの祭りだ。

 

○無効票の中に白紙や自分の名前を書いたものを除き紛らわしいものはなかったのか。「右田」や「本内」はなかったのか。

 

○今はそれが見たくて仕方がない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,516号)

  【金曜日は過去の号を再録します】

○私は毎晩自作詩「ありがとう、お酒の神さん」を斉唱してから眠ることにしている。

 

○お酒の神様。今日もお酒を楽しく、そして美味しく飲ましてくださりました。いつもありがとうございます。楽しくお酒を飲むことができ、本当にうれしいです。

 

○疲れた身体、悲しいこと、辛い思い、出会いと別れ、本当に痛い日々の連続。お酒の神様はそんな私に、優しく、厳しく、そして包み込むように乾いた心に沁みる、柔らかいうるおいを与えてくださいます。

 

○病んだ心ではお酒は美味しくありません。酔いたいお酒では酔えません。神様はそんな私の心を読み、司っておられます。

 

○おぉ、お酒の神よ。神様よ。もしもし神よ神さんよ。世界の内に私ほど、お酒の好きな者はない。どうしてこんなに旨いのか。

 

○そうだ、お酒の神様じゃなくて、もっと親しみを込めて「お酒の神さん」と呼んでもいいですかねぇ。刑事コロンボも言ってました。「ウチのカミさんがね」って。

 

○お酒の神さん、改めてありがとう。そして、できれば明日も、あさっても美味しいお酒を飲ませてくださいませね。

 

○美味しいお酒のためには一所懸命働きます。前向きに勉強します。皆と楽しく前進します。そして明るい明日を創ります。

 

○飲んで飲んで飲まれて飲んで。お酒の神さん、重ね重ね、ありがとう。飲んで飲み潰れて寝むるまで飲んで。お酒の神さん、いつもいつもありがとう。

 

○やがて男は静かに寝むります。やがて女も静かに寝むります。ほんとうに、ありがとうございます、お酒の神さん。

 

○お酒の神様に愛を込めて。アーメンソーメンひやソーメン。(2015年9月8日号) 

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,515号)

○本を読む。本は紙を束ねて冊子状にし、そこの活字を読むものだ。昨今、デジタル化が進み、本が読まれなくなったという。実際に2013年をピークに出版点数が減り続けている。新聞も2008年に世帯あたり部数が1を割り、現在は1世帯あたり0.4部である。

 

○事程左様に本はぐんぐん読まれなくなっているが、さのみ今更驚くこともない。電車内では犬もお玉もスマホスマホである。天邪鬼で意固地で反体制派な私は電車内でも新聞や本を読む。本は兎も角、新聞を広げているのは私だけだ。

 

○私は何故本を読むのか。理由のひとつは成人するまでほぼ何も読まずにいたことの反省と劣等感だ。そして裸眼でも文字が読める老眼であること。理由のもうひとつは「独り」になれることだ。スマホは独り感が薄い。私は独りになりたいんだ。私を独りにしておくれ。

 

○私もかつて定期購読していた「日本古書通信」が年内で終刊するという。遂に終わるのか。あの古書目録は宝探し的な喜びに満ちていた。今は定期購読者ではないが、たいへんに寂しい。

 

○9日まで読書週間。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,514号)
 

○音楽チャートで有名なあのビルボードが、読まれている本の「ブックチャート」を6日から開始する。通常は今何がどれだけ売れているかなどで示されるが、ここではリアルやネット書店の売上に加えて図書館貸出数・閲覧数や電子書籍のダウンロード数も指標に加わる。

 

○噂によると、文芸やカルチャー、漫画やエコノミーといった分野別のチャートに加えて「昭和以前」「平成」「令和」など出版年代毎のチャートも発表するらしい。

 

○椎名誠が初代編集長の『本の雑誌』では時折「オールタイムベスト」という、時代に関係なく良かった本を紹介していた。今から考えると現代の「ブックチャート」に近いことを昭和時代に開始していたのだ。「ブックチャート」では20位までは情報が無償提供され、月額300円で100位まで閲覧できるらしい。

 

○「読む」ことが多様化した現代に、改めて「本」が面白いことを伝える機会にもなる。記事には「既刊本が再注目されたり、復刊されたりすることもあるかも」と書いてあった。どんな本がランクされるのだろうか。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,513号)

○映画「スノードロップ」。生活保護がテーマである。フィクションであるが、実在の事件がアイデアの元になっている。生活保護制度は「文化的な最低限度の生活」を国が保障するもの。

 

○国に保障されれば何となく安心である。が、「文化的」或いは「最低限度」とはどのような水準のものなのか。昨日は「文化の日」であったが、その文化が分からない。あまつさえ「文化住宅」「文化包丁」「文化鍋」と聞くと、高尚なものというよりもキッチュな感じがしてしまう。

 

○そも「文明」と違い「文化」は形のないものだ。国はそういう認識を設置することで「生活」の解釈に定義の幅を持たせるのだ。認知症の母を抱えた父娘は、父の怪我により困窮を極め、保護を申請する。

 

○生活保護を受けるために係官の訪問審査を迎え、ほぼ保護が確定した夜、父は「母と死のうと思う」と娘に伝える。

 

○生活保護の実態がもう少し正しく父に伝わっていれば、母の認知症がもう少し軽度であれば、姉の助けがもう少しあれば……。多くの「もう少し」と「れば」の果てに事件は起こる。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,512号)
 

○1970年の大阪吹田で開催された万博で小学4年のガキ(私)は「動く歩道」に驚いた。これまでそんなものを見たことがなかった。エスカレーターやエレベーターはあちこちにあったが、身近な所に動く歩道はなかった。

 

○しかし、よく考えるとエスカレーターに比べると動く歩道はそれほどの発明とは思えない。エレベーターは箱を上下させ、動く歩道は帯を左右させるという発想で、何となく誰でも考え付くもののように思う(失礼)。だが、エスカレーターは発想がまったく違う。階段を動かすのだぜ。

 

○あまつさえ、ステップをスムーズに繰り出して水平に保てないと、安全とは言えない。あの仕組みを考案した人は天才以外の何者でもない。

 

○だのに、私は帯をスライドさせるだけの動く歩道に驚き、超もの凄い発明のエスカレーターには見向きもせずに居たのです。嗚呼。

 

○今日から私はエスカレーターのことを尊敬と親しみを込めて「エスカさん」と呼びたいと思います。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,511号)
 

○N氏はカフェでモーニング中。トーストに煮抜きで511円。昭和には珈琲価格350円で同じものが出た。だから「モーニングサービス」と言うのではないのか。

 

○プラ製のバターナイフでジャムを塗る。耳に沿ってナイフを入れ、耳と身に分ける。耳を分割してそこにもジャムを塗る。

 

○パンを切っているとフト気付く。「パンの目」に。すぅと切ることが出来る方向とそうでない方向がある。紙の縦目と横目のようなものか。

 

○ミシンは「蛇の目」だし、ケチャップは「カゴメ」だ。碁盤にも目があり、編み物でも目を読む。ウオノメがあればイボコロリだ。

 

○桂米朝師「悋気の独楽」のマクラでは二号さんのことを大阪では「おてかけさん」と言い、東京では「おめかけさん」と説く。関東では見ているだけだが、大阪では手も出す。

 

○そういえば台風にも目があり、障子にも目がある。「壁に耳ありクロードチアリ」あいや「壁に耳あり障子に目あり」だ。クワバラクワバラ桑原和男。

 

○小市民のN氏は煮抜きは持ち帰って晩に食べよ、と考えている。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,510号)

○伊東市の田久保眞紀市長は東洋大学法学部卒業と記載していたが、実は除籍されていた。これでは当然中退だが「東洋大学法学部入学」でもよかったのではないか。除籍されているので、入学した事には間違いない。

 

○市会議長に「卒業証書」を19.2秒見せた。男子200mの日本記録は20.03秒だ。2003年に末續慎吾が出した記録がいまだに更新されていない。ボルトが2019年に出した世界記録は19.19秒で、私は「これだな」と思う。何がや!

 

○前橋市の小川晶市長は市役所の職員とラブホに通っていた。2カ月で9回行ったらしい。毎週行っとるやないか。小川市長は独身だが、相手が既婚者だったために問題となり「仕事に関する相談であった」と説明した。何がや!

 

○全国には1,741の市町村があり、その内女性首長は71人である。4%である。国内希少女性首長属種としてレッドデータに載る。

 

○この2人のことで他の女性首長の評価が下がらぬことを祈る。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,509号)

○高市早苗が働いて働いて働いて八面六臂の働きを見せている。首相就任僅か5日でマレーシアのASEAN(東南アジア諸国連合)に出席。トランプ大統領が訪日するのでASEANを中座して帰国し本日会談する。木曜には韓国のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に出席し、日韓首脳会談をおこなう。あまつさえ中国の習近平国家主席との会談も調整している。

 

○総裁選出後「ワークライフバランスという言葉を捨てる」と発言したが、その通りの働きである。あの発言は何を非難されたのか。「この時代に合わない」「国のリーダーが言うことか」「むしろ働き過ぎている」か。

 

○政局も大変であるが、国民が精神的経済的に疲弊していることが問題だ。国民民主党のことを略して「国民」という場合があるが、非常にややこしい。今の国民は、国民の国民なのか国民民主の国民なのかどちらの国民なのだろうか、と。

 

○「憲法民主党」と「市民党」という新党が出来「コクミンとケンミンとシミンの代表がケンミンの焼きビーフンを食べ会談した。3人ともチョン・ソミンが好き」というニュースがあればややこしい。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,508号)
 

○「食べる」という行為は、元来野蛮なものだ。「ギャートルズ」をみてもマンモスを狩り、皮に毛の付いた骨付きの肉を嬉々として持ち帰る。それを猟奇的だとは思わない。佐川一政が元恋人を食べるとそれは異常であり、カニバリズムと呼ばれ非難される。縁日で持ち帰った金魚の数が翌日減っていても「共喰いか」と思うだけだ。

 

○最近では熊に襲われる人が激増している。熊との闘いは、かねて吉村昭さんが物語り、警告をしていたがあれを読む人も減っているのであろう。

 

○香港で「満漢全席」という珍なるフルコースを食べた事がある。燕の巣、鶴のスープ、蚊の目などの珍なるメニューが続く。メーンディッシュは熊の手であった。よく使い蜜などが染みている右手が良いという話を聞いたが、その熊が左利きであればどうするのか。

 

○事程左様に熊側からすればこれまで散々食われてきたことへの逆襲か。熊が人の生活圏に近づく要因はひとつではないが、野犬が減り、犬を室内で飼うようになった事も要因のひとつではないか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。